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整骨院のブランディング方法とは?|ファン化を目指す!成功法を紹介

整骨院でどのように集患したらよいかわからない、幅広い世代の方に来院してほしいけど、どのように認知をふやせばいいのかと悩む経営者は多いのではないでしょうか。

整骨院でのブランディングにおいては、ターゲット層を明確にする分析をおこない、広告・CMでの認知やSNSを活用した情報の拡散が重要です。

本記事では、整骨院のブランディング方法を解説します。時代にあったファン化を狙うブランディング方法やポイント、成功事例を紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

整骨院でブランディングが必要な理由は?

整骨院でブランディングが必要な理由は?

近年増加傾向にある整骨院業界において、競合との差別化は必須項目です。
健康や美容志向が向上しているため若い世代も来院するようになっており、独自のイメージを浸透させることが重要になります。
整骨院のファンを獲得し、新規顧客の増加やリピート率の向上を目指しましょう。

整骨院の名前自体へのファン化を狙う|大規模な整骨院向け

大規模な整骨院である場合は、整骨院の名前を有名にしてファン化を狙います。
駅や街角で見かける看板、電車内の吊り下げ広告、テレビやラジオ、SNSで流すCMなどを通じて整骨院の名前をユーザーに定着させます。
来院経験がない、整骨院に興味がない層にも名前を認知してもらうことで、新規ユーザーが比較対象に挙げやすくなるメリットがあります。

ただし広告やCMは莫大な費用が必要なため、予算が確保できる大規模な整骨院での活用をおすすめします。名前が有名になり口コミ数も増えれば、より高品質なサービスの提供が求められるでしょう。

特定の整体師へのファン化を狙う|小規模〜中規模な整骨院向け

一方で小規模〜中規模な整骨院は、整体師へのファン化を狙うことで集患につなげます。
というのも、近年は多くのユーザーがSNSを利用しており、TikTokやInstagramなどから得た情報を基に整骨院を選択する傾向にあります。
有名なインフルエンサーが施術を受けた体験を投稿することで、視聴者が動画に登場した整体師に施術してもらいたいと思うようになるという流れが重要です。

SNSを活用したブランディングは、インターネット環境さえあれば費用をかけずにおこなえるため、小規模な整骨院でも導入しやすいでしょう。

【2023年〜2024年】整骨院のブランディングは特定の整体師へのファン化が主流

【2023年〜2024年】整骨院のブランディングは特定の整体師へのファン化が主流

ファン化を狙うには、以下のようなSNSを活用して整骨院のイメージを浸透させることが重要です。

  • TikTok
  • YouTube
  • Instagram

集客の主流である特定の整体師へのファン化によって、整骨院のブランディングを成功させましょう。

TikTok

TikTokは15秒~3分の短い動画を投稿できるSNSツールで、2017年に日本でサービスを開始しました。ショート動画を閲覧する機会が多い傾向がある10~20代の若い世代の利用者が多いことが特徴です。
撮影や編集が誰でも簡単にでき、トレンドの把握がしやすいというメリットから、整骨院でも導入しやすいと言えるでしょう。

また、スワイプすると次の動画に移るTikTokのシステムなら広告を挟みやすく、興味のないユーザーはすぐにほかの動画に飛べるため、嫌悪感が少ないのも魅力です。
ほかのSNSと比較して、フォローしていないユーザーへもおすすめ動画として表示される確率が高いため、認知度の拡散につながります。

YouTube

YouTubeは世界最大の動画配信サービスであり、ユーザー数がとにかく多いのが特徴です。動画の投稿や閲覧ができ、ショート動画やライブ配信のサービスも充実しています。
YouTubeは利用する年齢層が幅広いことから整骨院でも導入しやすく、ターゲットに適した複数の動画を投稿できるでしょう。

整骨院の概要や施術内容の説明、販売する商品の紹介動画などを投稿することで、整骨院内や整体師の雰囲気をあわせて伝えられます。事務所に所属する有名なYouTuberにあやかり、公式にプロモーションをするPR配信も活用できるとよいでしょう。

Instagram

写真や動画を投稿できるInstagramは、国内での利用者数がかなり多いSNSのひとつです。ほかのSNSと連携して利用するユーザーが多く、Instagramを利用しない顧客への共有ができる点もメリットでしょう。
Instagramはハッシュタグを利用し、関連するキーワードで検索できます。アカウントではなくハッシュタグをフォローし、自分が興味のある投稿だけをチェックするユーザーもいます。
整骨院の特徴的な施術内容や地域、整体師の名前など、検索数の多いキーワードを投稿すると多くの人の目に留まりやすいでしょう。

また、24時間経つと投稿内容が消えるストーリーや60秒の動画を投稿するリール、アンケート、質問投稿などの機能を活用するのもおすすめです。
限定の割引サービスやユーザーとのやりとりをおこなうことで、顧客のニーズに適したサービスを提供できます。

整骨院でブランディングに必要な分析内容

整骨院でブランディングに必要な分析内容

整骨院でのブランディングでは、顧客の需要や競合整骨院のサービス内容の分析が必要です。自院の得意分野やアピールポイントを把握することで、ブランディング成功につながります。
以下、具体的な分析内容について解説していきます。

顧客の求めるサービスを分析する

既存の顧客が、数多くある整骨院からなぜその整骨院を選択したのかを分析しましょう。
顧客は整骨院を選択する際、自分に適したサービス内容であるか、必要な費用はどれくらいか、通いやすい距離に立地しているかというアクセス面などを比較します。

また、整骨院が立地している場所の地域性の分析も重要です。学校があって若い子育て世代の住人が多い、ターミナル駅が近く仕事終わりで立ち寄りやすい、夜間の人通りが少ないなどの事情も集客に関連しています。
顧客ニーズを把握することで、ターゲット層を絞り、ブランディング方法を明確にしましょう。

競合整骨院のサービス内容を分析する

競合整骨院のサービス内容は、自院との差別化を図るために重要です。施術内容や得意とする分野、通院しやすい予約システム、スタッフの雰囲気などのサービス内容をチェックしてみましょう。
また、ターゲットの年齢や性別、価格帯、アクセスなどの分析もおこないます。公式サイトやチラシ、看板で情報を得て、実際に患者として利用してみる方法も有効でしょう。
多くの店舗を比較する際は、チェック項目を明確にしてデータをまとめると、内容を分析しやすくなります。

整骨院のブランディングを図るポイント

整骨院のブランディングを図るポイント

整骨院のブランディングを図るためには、次のポイントが重要です。

  • サービス内容
  • 価格設定
  • アクセス
  • 営業時間
  • 集客方法

それぞれ解説するので、内容を確認してみてください。

サービス内容

ブランディングにおいては、顧客が来院する目的に適しているサービス内容であることが重要になります。
整体師の得意とする施術内容や整骨院の特徴を明確にし、スタッフ全員で治療コンセプトを正しく理解しておきましょう。
治療コンセプトとは、顧客に提供するサービスを一貫させておくことです。施術の内容や回数、費用を統一させ、狙いたいターゲットに適した方法でブランディングをおこないます。
施術で目指す目標や施術効果の可視化させておくことで、顧客の満足度を高める効果が期待できるでしょう。

価格設定

サービス内容が競合整骨院と同じ場合、顧客は必要費用がより安い方を選択するケースがほとんどでしょう。付随するサービスの内容を充実させても、顧客の予算内で施術できない場合は来院につながりません。
ターゲットに適した予算の設定をおこなうためには、相場の理解や分析が求められます。

また、理想のサービスや予算は顧客により差があるため、選択肢が多いコースの設定や顧客ニーズに適したカスタマイズができるサービスもおすすめです。

アクセス

整骨院への通いやすさは、集患につながる重要なポイントです。整骨院では1度のみの施術よりも、複数回の通院で完治する場合が多いため、リピーターを増やすためにはアクセス面のブランディングをおこないましょう。
駅やバス停が近く、駐車場が完備されていると利便性が高く、リピートにつながります。
また、ターゲット層が多く住む地域で開業する場合は、看板の設置や住民同士の口コミで新規顧客の獲得につなげます。

営業時間

ターゲット層に適した営業時間であることも、集患につながるでしょう。
子どもが学校へ通う昼間の利用が多い主婦や、仕事帰りの利用が多いサラリーマンなど、ターゲットにより利用時間の傾向は変わります。
夜間も遅くまで営業していることで、利用客が増えるケースも多いでしょう。
また、競合整骨院の休業日に営業することで集患できる場合もあります。ターゲット層の求める営業時間を確保して、差別化を図りましょう。

集患方法

集患に有効な方法は、ターゲット層により差があります。整骨院のブランディングでは、顧客に整骨院を認知してもらう、来院の比較対象になることが重要です。

集患方法は大きく分けるとオフライン、オンラインに分類できます。
ターゲット層が高齢者の場合は、オフラインの広告が適しているでしょう。目に留まりやすい場所に看板を設置する、スーパーマーケットやドラッグストアなどの利用頻度が高い店舗に広告を掲示する、特定の地域にチラシをポスティングするなどの方法が挙げられます。

一方で若い世代がターゲットの場合は、SNSやメールマガジンの活用したオンラインがおすすめです。
利用頻度の高いInstagramやTikTokで、頻繁に情報や口コミを投稿し認知度を高めましょう。

整骨院のブランディング成功への方法

整骨院のブランディング成功の方法

ここからは整骨院のブランディングの成功事例を紹介します。

  • リピート客を増やすマーケティング戦略
  • プロモーションイベントの開催

ブランディングを成功させるには、顧客の求めるサービスを分析し、認知度を高めることが重要です。

リピート客を増やすマーケティング戦略

リピート客が多い整骨院は、売上が固定されるため経営が安定しやすく、ブランディングが成功している整骨院といえるでしょう。
リピート率を高めるためには、一度施術をおこなったユーザーに対するフォローが重要です。アンケートで施術の満足度を調査したり、悩みや質問へ真摯に寄り添うことで、また来ようと思わせる対応を心がけましょう。
口コミは新規顧客の獲得のみならず、改善点を明確化して整骨院全体のサービスの質を向上させる効果もあります。

また、顧客が来院しやすい予約システムやニーズにあわせたオリジナルプラン、クーポンやポイントシステムの導入も戦略としておすすめです。

プロモーションイベントの開催

プロモーションイベントの開催は、地域住民への認知度を高める絶好の機会といえるでしょう。プロモーションイベントとは販売促進のことであり、顧客に直接自院を紹介できる機会です。
整骨院なら施術の無料体験や、販売する商品を手に取って確かめられるイベント内容が良いでしょう。施術をおこなう整体師やスタッフの雰囲気も伝わりやすく、初回来院のハードルを下げられるメリットもあります。

また、子どもに向けた授業やデスクワークが多い会社での講習、スポーツジムや運動教室での教育事業をおこなうのもおすすめです。
地域のコミュニティに参加できるので、来院を検討している新規顧客はもちろん、物理的に通院しやすいターゲットへのアピールもできます。

まとめ:整骨院のブランディングを成功させ、差別化を図ろう

本記事では、整骨院のブランディング方法を解説しました。集患につながるブランディングにおいては、競合や顧客ニーズの分析が大切です。
また、時代に適した整骨院のブランディング方法として、特定の整体師に対するファンの獲得も重要となります。SNSを活用して情報の発信や良質な口コミの増加、オリジナリティのあるサービスの提供を心がけましょう。

リピート客を増やすためのサービスの向上やプロモーションイベントの開催も重要です。ターゲットとなる顧客のニーズや競合の分析をおこない、ほかの整骨院との差別化を図りましょう。