歯が重なり合った部分は細菌の温床に。リスク回避のためにも積極的な治療を
叢生(そうせい)とは顎のスペースと歯の大きさのバランスが悪く、歯が折り重なって生えてしまっている状態をいいます。歯が重なり合った部分にはむし歯菌や歯周病菌がたまりやすく、むし歯や歯周病の発症リスクが高まります。
でこぼこした歯並び(叢生)の患者さんと健康的な歯並びの患者さんを比較した報告では、叢生の患者さんのほうが歯周病の進行速度が速いことが分かっています。きれいな歯並びはお手入れがしやすい一方、叢生の患者さんは歯が重なり合っている部分をチェックしたりブラッシングしたりするのが難しいからです。
歯が重なり合った部分にむし歯菌や歯周病菌が付着すると、やがてプラークとなって炎症を起こすようになります。放っておくと口臭の原因になるだけでなく、歯を失うことにもなりかねませんので、できるだけ早めの治療をおすすめします。
- ハリウッド・スマイル矯正歯科
- 宮島 桜 院長
- 新宿区/新宿/新宿駅
- ●矯正歯科