東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

527件中421~435件を表示

  • パーキンソン病

薬の服用が有効。少しでも症状があれば医師に相談を

パーキンソン病とは脳のドーパミンという神経伝達物質の働きが悪くなり、手が震える、体が動かしにくくなる、転びやすくなる、声が小さくなるなどの症状が出ます。声が小さくなるのは高齢者によく見られる症状ですが、若い方でもかかることはあります。神経難病と言われています、他の神経難病と違ってお薬が有効です。完全に治すことはできなくとも薬の服用で症状が軽減したり、進行を遅くしたりできます。パーキンソン病は現在かなり周知されてきている一方「もう歳だから」と手の震えなどを見過ごされている方も多く見受けられます。そういった方こそ受診し医師に相談してほしいですね。治療は薬が基本となり、進行状況によって薬も変わってきます。在宅医療でも、医師が薬剤調整をして医療機関と連携を取りながら対処することができます。発症前からの発見など、少しずつ研究も進んでいますので、今後はもっと治療法が発展していくと見られます。手が震える、転びやすいなど少しでもおかしいなと感じたら、医師に相談してください。

黒木 卓馬 院長
あすかホームケアクリニック
黒木 卓馬 院長
北区/十条仲原/十条駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
  • 広場恐怖症

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

大和 行男 院長
池上おひさまクリニック
大和 行男 院長
大田区/池上/池上駅
●児童精神科 ●皮膚科 ●小児科 ●内科 ●精神科
  • 腰部脊柱管狭窄症

間欠性跛行は危険サイン。「休めば大丈夫」と思わずに受診を

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が腰の部分で狭くなる病気です。症状としてはまず腰の痛みや足への放散痛が表れます。また間欠性跛行といって、しばらく歩くと徐々に足の痛みや痺れが強くなって歩行が困難になり、少し休むと治まるという繰り返しで、間欠的に休みながらでないと歩けなくなる症状が出ます。腰部脊柱管狭窄症の原因は加齢の影響もありますが、一番大きい理由としては脊柱の変形が背景にあります。特徴としては男性の高齢者に多く、過去に非常な重労働をしてきた、長時間座る仕事をしてきたなどが挙げられます。治療法としては、リハビリテーションと投薬、人によっては手術療法になります。しかし手術をして一時的に良くなっても、再発をするケースもあります。できれば手術に至る前の段階で、リハビリで緩和していきたいところです。腰部脊柱管狭窄症は日常生活にもかなり影響が出てしまう病気なので、腰の痛みや痺れがあればまず医師に相談してほしいです。間欠性跛行の症状が出たら「休めば大丈夫だから」と看過せずに、一度すぐに病院で診ていただくことが望ましいです。

澤田 晶夫 院長
和光整形外科内科
澤田 晶夫 院長
和光市/本町/和光市駅
●内科 ●整形外科 ●皮膚科 ●リハビリテーション科
  • 痛風

尿酸が高い状態が続くと、より重大な結果を生む可能性がある

足の親指の付け根が腫れて痛みを持つのが典型的な症状で、人によっては肘や膝が腫れる方もいらっしゃいます。原因は尿酸です。尿酸とは、プリン体が肝臓で分解されることによって生じる最終代謝産物で、血中尿酸値という値で評価されます。この尿酸値ですが、男性は5前後、女性は4前後が平均なのですが、平均を超えていくと尿酸は結晶化します。道端で鳩のフンを見かけますよね。あの“白”は、結晶化した尿酸によって生じたものです。その結晶化した尿酸が親指の付け根の関節内などにでき、炎症を起こすのが痛風という疾患です。
痛いのは辛いですが、痛み止めで治すことができれば、見方によってはまだマシ、と言えるかもしれません。と言いますのも、尿酸が高い状況が続くと動脈硬化症の原因の1つとなると言われています。それは大きなリスクであり、だからこそ日頃から気をつけていただくことが大切です。具体的には魚卵やレバーなどのプリン体を多く含む食物を避けることがまず肝要になります。そしてもちろん、お酒もです。また、アルカリ性食品として生野菜を多く摂ることも大切ですね。

内田 俊也 院長
神田西口うちだ内科
内田 俊也 院長
千代田区/内神田/神田駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科 ●糖尿病内科 ●アレルギー科
  • 糖尿病

深刻な合併症を防ぐためには、定期的にクリニックを受診し、血糖や血圧、コレステロールを良いレベルに保つことが大切

糖尿病はインスリン(膵臓から出ている血糖値を下げるホルモン)作用の不足に基づく慢性の高血糖の病気です。自覚症状のない方が多く、血糖がかなり高い時は、のどの渇き、頻尿、体重減少といった症状が現れます。治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事については、バランスの良い適切な量の食事をするのが大事です。薬物療法は、内服と⾃⼰注射があります。自己注射の薬には、インスリン製剤とインスリン分泌促進と食欲抑制作用効果を両方持つ薬があります。インスリンの⾃⼰注射は、全ての患者さんが⼀度始めると⼀⽣続けなければならないというわけではなく、体からインスリン分泌が十分に出ている方は、血糖コントロールが良好になってから徐々にイン スリンを減量し、内服薬に切り替えることも可能です。

糖尿病合併症は多様で、放置すると腎不全から透析になったり、視力低下や失明したり、下肢の切断に至る場合もあります。ただ、良好な血糖コントロールすれば、合併症なく糖尿病ではない人と同じような生活が出来ます。糖尿病合併症を予防するのは、自己中断しないで、定期的に受診、血糖、血圧、コレステロールを良いレベルにするのが大切です。

張 宇 院長
わらび内科・糖尿病クリニック
張 宇 院長
川口市/芝新町/蕨駅
●内科 ●糖尿病内科
  • 手足口病

夏に流行しやすい手足口病は手洗いと次亜塩素酸消毒で予防を

手足口病は、コクサッキーウイルスとエンテロウイルスによる感染が原因となり発症します。ワンシーズンに1回または2回、感染する可能性がある病気です。5歳以下が90%を占めていますが、大人でも発症する場合もあります。また、感染しても発症しないケースもあるでしょう。特に、夏場に流行りやすく、ウイルスの特性によっても症状は変化します。一般的には3人に1人程度は発熱し、手の平や足の裏、口の中に発疹がみられることが特徴的です。四肢や肛門周辺にも発疹が出る場合も多くみられます。この発疹は赤いだけの場合や、膨らんで水疱のようになる場合もあります。
ウイルスによる感染であり、治療法はありません。対症療法が基本となります。エンテロウイルスは腸内で増えやすい特性があり、下痢などのお腹の症状を伴う子どもが多くみられます。その子の症状に合わせた対症療法を行うことになるでしょう。
これらのウイルスは、アルコール消毒による効果がないため、予防法としては手洗いと次亜塩素酸による消毒が大切になります。手足口病は発症すると、幼稚園や保育園の登園停止になる感染症です。登園再開の目安として、発疹の有無に関係なく「24時間熱がないこと」「いつも通りにごはんが食べられること」が基準となります。とは言え、1~2週間ほどは口や鼻から排菌され、1ヵ月ほどは便から排菌されており、感染力がある状態ということを知っておきましょう。

吉岡  淑隆 院長
つむぎこどもクリニック
吉岡 淑隆 院長
越谷市/レイクタウン/越谷レイクタウン駅
●小児科
  • 切迫早産

無理は禁物だが、それ以前に環境を整えることが大切

ひと昔前は「動き過ぎ」や「歩き過ぎ」が切迫早産の原因だと言われていました。もちろんその側面はあるのですが、最も大きな要因は子宮の出口である子宮頸管の炎症と考えられています。妊娠中は免疫力が一時的に低下し、感染しやすくなるため、頸管炎を引き起こすことがあります。この炎症が進行すると、羊膜まで広がり、最悪の場合、破水や早産に至るリスクが高まります。膣炎を予防するには、規則正しい生活が大切とされており、膣内の環境を整えることが必要です。
さらに歯周病も切迫早産と関連があることがわかっています。妊娠中はホルモンの変動により歯周病のリスクが高まり、歯周病による炎症が体内に広がることで、子宮収縮や羊膜に影響を与え、早産のリスクを高める可能性があります。また、口腔内には多くの細菌が存在しており、口腔衛生が全身の健康に影響を与えることが知られています。そのため、妊娠中は口腔ケアや定期的な歯科検診が特に重要です。産婦人科医も歯科医と連携して管理することが大切と考えています。無理をせずに安心して過ごせる環境を整えることが、母子ともに健康な妊娠生活を送るための第一歩です。

阿部 俊之 院長
阿部産婦人科
阿部 俊之 院長
東大和市/中央/東大和市駅
●産婦人科 ●婦人科
1 PAGE 29/36 36