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  • 前庭神経炎

激しい症状は数日以内に治まるものの「ふらつき感」が長引くことも

前庭神経炎とは、あるとき突然に激しいめまいが生じる病気です。同じくめまいの症状で知られる「メニエール病」では繰り返し症状が現れるのに対して前庭神経炎は1回だけ、回転性の強いめまいとともに嘔吐などを伴う場合もあります。前庭神経炎の患者さんは自分で歩くことができないため、救急車などで医療機関へ運ばれることが一般的です。激しいめまいの症状は数日のうちに治まることがほとんどですが、三半規管など左右のバランスが崩れているため、長引くふらつき感に悩む患者さんも少なくありません。前庭神経炎を発症する原因は、何らかのウイルスが神経に作用し、炎症を起こすことだと考えられています。そのため急激な症状が現れているとき(急性期)には、抗ウイルス剤や副腎皮質ホルモン剤を使用して症状を抑える治療が行われます。なお、前庭神経炎については明確な予防法が確立されていません。ただしウイルスに起因する病気であることから、日頃から生活習慣を整えて自己免疫を高めておくことで一定の予防効果が期待できるでしょう。

室伏 利久 理事長/院長
二木・深谷耳鼻咽喉科医院
室伏 利久 理事長/院長
江戸川区/東葛西/葛西駅
●耳鼻咽喉科
  • むち打ち損傷[頸椎ねんざ]

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

湯澤 久徳 院長
湯澤整形外科リハビリクリニック
湯澤 久徳 院長
さいたま市西区/西遊馬/指扇駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • パーキンソン病

薬の服用が有効。少しでも症状があれば医師に相談を

パーキンソン病とは脳のドーパミンという神経伝達物質の働きが悪くなり、手が震える、体が動かしにくくなる、転びやすくなる、声が小さくなるなどの症状が出ます。声が小さくなるのは高齢者によく見られる症状ですが、若い方でもかかることはあります。神経難病と言われています、他の神経難病と違ってお薬が有効です。完全に治すことはできなくとも薬の服用で症状が軽減したり、進行を遅くしたりできます。パーキンソン病は現在かなり周知されてきている一方「もう歳だから」と手の震えなどを見過ごされている方も多く見受けられます。そういった方こそ受診し医師に相談してほしいですね。治療は薬が基本となり、進行状況によって薬も変わってきます。在宅医療でも、医師が薬剤調整をして医療機関と連携を取りながら対処することができます。発症前からの発見など、少しずつ研究も進んでいますので、今後はもっと治療法が発展していくと見られます。手が震える、転びやすいなど少しでもおかしいなと感じたら、医師に相談してください。

黒木 卓馬 院長
あすかホームケアクリニック
黒木 卓馬 院長
北区/十条仲原/十条駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
  • 肥厚性瘢痕

傷あとを目立たなくするためには術後の適切なケアが重要

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは手術などで生じた傷の治りが遅く、傷あとが目立ってしまう状態を指します。傷あとの範囲を超えて赤い盛り上がりが広がっていくケロイドに対して、肥厚性瘢痕の場合は赤い盛り上がりが傷あとの範囲に収まっていることが特徴です。

肥厚性瘢痕においては、術前のデザイン、手術手技、術後のケアが大事になります。患部を保護するためによく使用されるのが茶色いテープで、このほかにシリコン製のテープやステロイド剤が入ったテープが使用されるほか、ステロイド注射が検討されることもあります。

日本人は手術などでできた傷あとが目立ちやすいと言われますが、日本の形成外科にはこの分野の第一人者といえる先生がいらっしゃいます。手術時のテクニックでいかに傷あとを目立たなくさせるかなどを解説した書籍も存在するので、外科系の医師としてまずは肥厚性瘢痕の病態を理解し、体質の要素ではない要素では肥厚性瘢痕を作らない知識が大切です。肥厚性瘢痕に悩む患者さんが一人でも少なくなることを期待しています。

柴田 智一 院長
Bloom Delight Clinic(ブルームデライトクリニック)
柴田 智一 院長
新宿区/新宿/新宿三丁目駅
●美容外科 ●美容皮膚科
  • 手足口病

夏に流行しやすい手足口病は手洗いと次亜塩素酸消毒で予防を

手足口病は、コクサッキーウイルスとエンテロウイルスによる感染が原因となり発症します。ワンシーズンに1回または2回、感染する可能性がある病気です。5歳以下が90%を占めていますが、大人でも発症する場合もあります。また、感染しても発症しないケースもあるでしょう。特に、夏場に流行りやすく、ウイルスの特性によっても症状は変化します。一般的には3人に1人程度は発熱し、手の平や足の裏、口の中に発疹がみられることが特徴的です。四肢や肛門周辺にも発疹が出る場合も多くみられます。この発疹は赤いだけの場合や、膨らんで水疱のようになる場合もあります。
ウイルスによる感染であり、治療法はありません。対症療法が基本となります。エンテロウイルスは腸内で増えやすい特性があり、下痢などのお腹の症状を伴う子どもが多くみられます。その子の症状に合わせた対症療法を行うことになるでしょう。
これらのウイルスは、アルコール消毒による効果がないため、予防法としては手洗いと次亜塩素酸による消毒が大切になります。手足口病は発症すると、幼稚園や保育園の登園停止になる感染症です。登園再開の目安として、発疹の有無に関係なく「24時間熱がないこと」「いつも通りにごはんが食べられること」が基準となります。とは言え、1~2週間ほどは口や鼻から排菌され、1ヵ月ほどは便から排菌されており、感染力がある状態ということを知っておきましょう。

吉岡  淑隆 院長
つむぎこどもクリニック
吉岡 淑隆 院長
越谷市/レイクタウン/越谷レイクタウン駅
●小児科
  • 閉塞性動脈硬化症

生活習慣病に起因し、複数の疾患で重症化リスクが高まる

動脈硬化は、糖尿病、高血圧、脂質異常などにより血管が長期的にダメージを受けることで血管の壁に傷がつく事から始まります。進行すると、プラークと呼ばれるコレステロールの局所への蓄積である動脈硬化巣が徐々に肥大化し、血管内部が狭くなったり破裂して血の塊ができて閉塞してしまう病態です。閉塞が心臓の冠動脈に起これば心筋梗塞、脳の血管に起これば脳梗塞になります。動脈硬化の原因は加齢だけではなく、リスク因子である糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病が挙げられ、特に内臓脂肪の過剰蓄積である腹部肥満が大きく影響します。ただ、肥満でない人の中にも内臓脂肪が溜まっている場合(かくれ肥満)もあるので注意が必要です。メタボリック・シンドローム(俗に言う“メタボ”)として知られるようになりましたが、マルチプルリスクファクター症候群とも呼ばれ、各々のリスク因子は軽度であっても同じ人に複数存在すると動脈硬化性疾患のリスクが高まってしまう病態です。治療は糖尿病、高血圧、脂質異常症の個々の治療の前に肥満のある人であれば肥満を是正する、つまり生活習慣を改善する食事療法や運動療法にも取り組むことが重要です。残念ながら現在の医学では、この薬だけ飲めば全て解決できるといった魔法の治療方法はありません。従って、動脈硬化を予防するためにも、日頃から食生活に気を配り適度な運動を心がけ、生活習慣を整えつつ肥満を防止することが肝要です。

岡本 芳久 院長
溝の口おかもと糖尿病内科
岡本 芳久 院長
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●老年内科
  • PMS(月経前症候群)

月経前の女性ホルモンの急激な変動が原因。症状と生活スタイルに合った漢方薬で緩和を。

PMSとは月経前症候群とも呼ばれ、生理前の時期に出る不定愁訴のことで、頭痛・便秘・下痢・肩こり・肌荒れ・むくみ・情緒不安定など、人によってさまざまな身体的・精神的な症状が出ます。PMSに精神的な困難さが顕著になったものをPMDDすなわち月経前不快気分障害と呼びます。これらは、排卵後に「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンの急激な変動により起こります。生理が始まるとともに楽になることが多いのですが、平均28日~40日周期でやってくる症状は生活に支障をきたすため、酷いケースですと痛み止めや抗うつ剤などで和らげたいと考える患者さんがほとんどです。西洋医学であれば、主にピルや抗うつ剤を処方するところを、東洋医学では漢方によるアプローチをしていきます。当院では、患者さんの症状に合わせたオーダーメイド治療なので、例えば、血の巡りが悪いもしくは血が汚れている「汚血(おけつ)」が原因であれば、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯などの駆於血剤を処方するというような治療をしていきます。汚血→精神不安が伴えば、理気作用のある半夏厚朴湯、抑肝散化凍皮半夏、香蘇散、手足の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯、胃腸機能には六君子湯エキス顆粒、生理痛・排卵痛は芍薬甘草湯エキス顆粒など。生理周期による不快症状は、成人女性のみならず成長期のお子様も経験することなので、よりいっそう慎重になるのではないでしょうか。漢方は副作用が少なく、長期的なスパンでみると免疫力の向上や体質改善も期待できるので、どんな些細なことでもご相談ください。悩んだままで過ごすことが、最も女性ホルモンに悪影響ですから。

齋藤 竜太郎 院長
東西医学ビルクリニック
齋藤 竜太郎 院長
さいたま市中央区/上落合/大宮駅
●内科 ●心療内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●整形外科 ●婦人科
  • 適応障害

就職・転職・転勤などの環境変化はメンタルに悪影響を及ぼすことも

適応障害は職場内の配置転換や転職といった環境の変化がストレスになり、不安感やうつ症状が現れる病気です。パニック障害と診断されないまでも、極度の緊張状態から動悸やめまいを引き起こしたり、うつ病とは言えないものの気分が落ち込んでしまったり。これらの症状によって仕事をするのが難しかったり、お酒の量が増えてしまったりしている場合は適応障害の可能性があるかもしれません。

治療をスタートする際には、正しい診断と職場に復帰する/しないの判断が重要になります。もしも2~3か月程度の休養を経て職場復帰するのであれば、会社側には労働内容の見直しや部署の変更、復職に向けた環境づくりに取り組んでもらう必要があります。せっかく治療をしても、元の職場にそのまま戻るようなことがあっては、症状が再燃する恐れがあるためです。

適応障害は職場環境が引き金となって発症するケースが多いですが、会社側が社員に売上アップや生産性アップを求めるのは当然のことでもあり、病気を完全に予防することは難しいと言えます。そのためまずは社員である前に一人の人間として「自分の幸せとは何か」を考え、その幸せを大切にしていただきたいと思います。

石垣 達也 院長
おまもりクリニック
石垣 達也 院長
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
●精神科 ●心療内科
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