知覚過敏の原因・症状とは?

知覚過敏(チカクカビン)の原因

歯の表面のエナメル質が欠損し、中の象牙質が露出することで起こる。エナメル質が欠損する原因としては、歯の破折、歯ぎしりや噛み締めなどによる摩耗、加齢や歯周病による歯肉の退縮などがあげられる。

知覚過敏(チカクカビン)の症状

むし歯や歯の神経の炎症などが見られないにもかかわらず、温水や冷水、冷たい風などの刺激により、歯と歯肉の境目にしみや痛みを感じるもの。多くは1分以内に症状がなくなるのが特徴。

知覚過敏(チカクカビン)の治療

軽度の場合、唾液やフッ素等による歯の再石灰化によって治療を経ることなく改善することがある。改善が見られない場合、欠損したエナメル質の代用となるものを補う治療がおこなわれる。

【受診科目】

  • 歯科
  • 歯科口腔外科

7人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
知覚過敏の原因・症状・治療方法

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歯への圧力を軽減させることで知覚過敏を予防する

知覚過敏の原因は、力加減が分からず過度な歯みがきの圧によるもの、歯ぎしりによるものが影響しています。症状としては、冷たいものがしみることが特徴的です。知覚過敏の治療としては、しみている部分に薬を塗り、知覚過敏用の歯みがき粉を使用します。また、歯ぎしりに対しては、マウスピースを装着してもらい歯への負担を抑えます。
歯ぎしりは、8割ほどの方々が無意識的に行っています。現代はみんながいろいろなストレスにさらされており、歯ぎしりを予防することは難しいでしょう。そのため、マウスピースにより咬合圧を軽減させることや、咬合圧をかけ過ぎない歯みがきの仕方を覚えてもらうことが大切です。

堂 智行 院長

芝西歯科医院

堂 智行 院長

  • 川口市/芝西/蕨駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

神経の炎症に発展する前に治療を。毎日の歯磨きと歯石の除去が効果あり

知覚過敏とは、冷たい飲み物や歯ブラシの毛先などで歯が染みる、痛みを感じる症状を指します。歯の構造は一番外側からエナメル質、象牙質、歯髄となっています。外側のエナメル質が失われると、象牙質の細管が露出する状態になるのです。そこに甘いものだったり、冷たいものが直接当たると、細管を通って刺激が神経に伝わって染みるというのが知覚過敏です。虫歯や歯周病で歯茎が痩せるなど、歯の健康状態が良くないと知覚過敏はかなり起こりやすくなってきます。そのまま放置してしまうと、歯髄炎といって神経の炎症を引き起こすこともあり、虫歯ではないのに神経を抜かなければならない事態に発展することもあり得ます。知覚過敏の対処としては、歯に薬を塗る、レーザーを当てるなどが代表的な治療法になります。侵襲性は低い治療とはなりますが、患者さんの個人差もありますので、何度か繰り返し処置が必要になる場合もあります。知覚過敏の予防としては、歯周病にならないことです。毎日の歯磨きをしっかりして歯垢を残さないこと、定期的な歯石の除去が肝要です。また、うがいをする際は冷たい水ではなくぬるま湯を使うなどして、歯への刺激を減らすことも効果的です。

片山 裕基 院長

LeaLea歯科・矯正歯科クリニック

片山 裕基 院長

  • 八潮市/中央/八潮駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

なぜ「知覚過敏」になるの?

知覚過敏の原因は歯周病にあります。歯茎が下がることで根っこが現れてセメント質と呼ばれる部分が出るのですが、神経に近くて組織が異なるため歯がしみるのです。セメント質のところを歯ブラシで強く磨いてしまうと、歯が削れて刺激が神経にあたりやすくなってくるため、歯がしみやすくなります。症状は歯みがきや冷たい飲食物などの刺激を受けたときに一時的に歯の痛みがありますが、刺激を取り除くとすぐに治まります。治療法は歯茎にできた隙間を埋めていくこと、知覚過敏用の薬を塗ること、レーザーで歯の質を強めることでしみづらくすることもできます。予防法は歯肉炎や歯周病にならないように、歯茎が下がらないように歯磨きをしっかりすること、強い力で歯を磨かないことが大切です。日頃から歯間ブラシやデンタルフロスを使うことは必須であり、歯ブラシだけで磨くとどんなに完璧に磨いたとしても60%程度しか磨けていません。100%にするためにも日頃から歯間ブラシやデンタルフロスは絶対に使うべきものです。

梅原 久嗣 院長

草加デンタルクリニック

梅原 久嗣 院長

  • 草加市/住吉/草加駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

歯の象牙質が露出する知覚過敏。原因に合わせた対処で改善。

知覚過敏は、歯ぎしりや食いしばりで歯に負荷がかかることで、歯がしみたり痛みを感じたりする症状がある状態です。その症状から、虫歯だと思って歯医者に来院される人が多くいますが、実際には知覚過敏であるケースがみられます。その原因として、歯の食いしばりや姿勢の問題、無意識に不適切な噛み合わせになっていること、細かな作業やパソコンを常に使うIT系の職業の人、ストレスが多い人などが背景に挙げられます。健康な歯の場合はエナメル質によって歯が覆われているのですが、知覚過敏の場合は内部の象牙質が露出してしまい、痛みやしみが出てくることが特徴的です。
歯がすり減ってしまうと、より歯に力がかかり症状が強まることもあります。そこで、無意識下に行っている習慣として、日中に自分が食いしばりをしていないか、セルフチェックすると良いでしょう。意識して生活するだけで食いしばりを減らし、知覚過敏を改善できるケースもよくあります。また、治療としては基本的にしみ止め塗ること、睡眠中の食いしばりが強い場合はマウスピースを装着することを行います。歯が割れたり、改善が見られない場合は、個々に合わせて治療方法を検討していきます。まずは、知覚過敏にならないように歯に負荷をかけない生活やブラッシングを習慣づけ、症状がひどい場合は歯科医院に相談してください。

吉田 啓之 院長

デンタルタイム大森駅前歯科

吉田 啓之 院長

  • 品川区/南大井/大森駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

知覚過敏は治るまでに時間がかかるケースも

知覚過敏は、治るまでに時間がかかるケースがあります。染みる症状がある場合、例えば、むし歯や歯周病、あるいは酸蝕症などによる影響が考えられます。また、歯みがきの際のブラッシング圧が強すぎ、歯ぐきが下がってしまったことによる影響も考えられます。原因が明らかな場合、その治療をまず優先しておこなっていきます。その次のステージとして、知覚過敏が生じるリスクを減らす方法が採られます。高濃度フッ素や硝酸カリウムが含有された歯みがき粉を使用することもその1つです。さらに、歯の表面にコーティング剤を塗布し、知覚を鈍くし、症状を抑える方法もあります。当院の場合、多くはコーティング剤で改善するケースが多いのですけども、それでも長引く場合では、歯ぎしりや食いしばりによる影響が考えられます。歯ぎしりや食いしばりは、歯を失う「第三の原因」とも言われており、多方面に影響をもたらします。知覚過敏もその1つの症状であり、保険診療で可能なマウスピースによる治療をおこないます。

安東 未央 院長

ステラデンタルクリニック

安東 未央 院長

  • 文京区/千石/千石駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

「歯がしみる」と感じたら早めの受診を心がけてほしい

知覚過敏とは「冷たいものを飲む」など何らかの刺激によって、しみるような痛みを感じることを言います。むし歯がないにもかかわらず症状が現れる場合は、知覚過敏が疑われます。

原因としては噛み合わせの問題や歯周炎であることが多く、歯の表面を覆っているエナメル質が削られたり、歯肉が下がって象牙細管が露出したりして、痛みを感じやすくなります。

知覚過敏の治療には、患部をコーティングする方法があります。一方で、複数の原因が重なり合っている場合には、原因に合わせたアプローチが必要です。「歯がしみる」と感じるときは、何らかの病気が隠れている可能性もありますから、早めの受診をおすすめします。

新井 和宏 院長

クイーンズ歯科

新井 和宏 院長

  • 町田市/原町田/町田駅
  • 歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科 ●矯正歯科

「しみる」と感じたら早めに歯科医院で診てもらうことが大切

知覚過敏は、冷たいものや熱いもの、甘味・酸味の刺激、あるいは歯ブラシが当たった際に「キーン」としみるような痛みを感じる症状です。これは歯の内部にある象牙質が露出し、刺激が神経に伝わることで起こります。主な原因には、歯周病や加齢、強いブラッシングによる歯肉の退縮、歯ぎしりや酸性飲食物によるエナメル質の摩耗、むし歯や歯のひび割れ、治療後の一時的な刺激などが挙げられます。
軽度の知覚過敏であれば、知覚過敏用歯磨き粉の使用や、柔らかい歯ブラシで軽い力で磨くことで改善が期待できます。中等度以上の場合は、歯科医院でコーティング剤を塗布して神経への刺激を遮断したり、欠損部を詰め物で補修したり、マウスピースで歯の摩耗を防ぐ治療を行います。
むし歯との見分けが難しい場合もあるため、「しみる」と感じたら早めに歯科を受診することが大切です。

小森 由幸 院長

せんげん通り歯科

小森 由幸 院長

  • 千葉市稲毛区/稲毛東/京成稲毛駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
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