歯の修復の原因・症状とは?
歯の修復(ハノシュウフク)の概要
歯が割れたり、欠けたり、むし歯を削った部分を放置しておくと、その箇所から細菌が入り込んで炎症を起こす恐れがある。修復治療は感染リスクを回避し、歯の機能や見た目を元の状態に戻すために行われる治療と言える。修復治療で使用される材料には樹脂(コンポジットレジン)やセラミック、金属などがあり、患者の希望に沿った治療が行われる。使用する材料によっては保険適用とならず、自費診療になるケースもあるため、患者の理解と納得のもとに行われることが求められる。
【受診科目】
- 歯科
※3人の医師がこの病気について述べています
歯科医師に聞いた
歯の修復の原因・症状・治療方法
3件中 1 ~3 件を表示
快適で安全に長持ちする審美的修復治療
歯の修復治療は、割れた歯や欠けた歯、ヒビが入った歯に対して、歯の機能と見た目を元の状態に戻す治療のことです。破折した部分から細菌が入り込み、炎症を起こして感染するのを予防します。
歯の修復は力学であり、工学的な知識が分かっていないと歯が取れたり割れたりするでしょう。また、修復治療を行う上で、生物学的に安全な材料や力学的に壊れないもの、感染が起こりにくい清潔さを保てるものを使うことが大切です。もちろん、審美的に見た目や色彩に満足していただけるようなものに仕上げることが大切です。このような点や適切な噛み合わせを取り戻すことを重視し、修復部位に隙間を与えず密着させます。知識と経験そして技術で、さまざまな要素のバランスを考えながら、治療後に破折や再感染によって治療のやり直しがないように、長持ちできる修復を心がけています。
一人ひとり違う歯の状態を修復することは、与えられた条件の中でできるかぎり快適に長く使い続けられる状態を目指すことが重要です。そのため患者さんは、さまざまな歯科医院からご自分に合った医院を選び、納得のいく修復治療を受けてください。
市が尾駅前プラーザ歯科
森 到 院長
- 横浜市青葉区/市ケ尾町/市が尾駅
- 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
再治療を防ぐための選択
歯の修復とは、むし歯や欠けた歯を治し、本来の機能と形を取り戻す治療です。方法には保険で行えるコンポジットレジン(樹脂)や銀歯、自費で選べるセラミック(ジルコニア)やゴールドなどがあります。小さなむし歯には即日で行える樹脂治療が適していますが、範囲が広がると保険材料では適合が不十分で、再発のリスクが高まります。そのため精度の高いセラミックやゴールドを選ぶことで、再治療の繰り返しを防ぐことにつながります。
患者さんごとに異なる条件の中で、長持ちし快適に使える状態を目指すことが大切であり、納得できる材料や方法を選ぶことが重要です。
横浜駅前しらゆり歯科
青山 卓弘 院長
- 横浜市神奈川区/鶴屋町/横浜駅
- 歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
むし歯を削って詰めるとき、どんな素材を選ぶ?
歯の修復とは、むし歯を削った部分を人工物で補う作業のことを言い、さまざまな素材があります。
保険が適用される素材としては大きく2つ、レジンと銀歯があります。白いプラスチック製のレジンは、歯を削る量を最小限に抑えられる反面、強度には不安があります。一方の銀歯は口元で目立ってしまう難点はあるものの、強度的には申し分ありません。
保険が適用されない自由診療では、セラミック、ジルコニア、ゴールドなど選択肢が広がります。セラミックは安定性に優れるもののジルコニアほどの強度はなく、ジルコニアは硬い素材であるため接着に不安が残ります。
これらを踏まえて個人的にはゴールドをおすすめしますが、あくまでも人工物のため、100点満点の結果を得られるとは言い切れません。治療を受ける際は、むし歯の位置や大きさなどに合わせて、ご自身が納得できる素材を選ぶことが大切です。
hitoiki DENTAL CLINIC
吉井 嗣人 院長
- 北区/滝野川/板橋駅
- 歯科 ●小児歯科