「歯科医院でキャッシュレス決済を導入するか悩んでいる……」
「歯科医院でキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリットを知りたい……」
このような悩みを抱えていませんか?
近年ではキャッシュレス決済を導入している歯科医院も増えており、患者満足度が向上しています。しかし、キャッシュレス決済の導入はメリットだけでなくデメリットも有るため、どちらも把握したうえで検討すると良いでしょう。
そこで本記事では、歯科医院でキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリットについて解説します。
キャッシュレス決済システムの選び方やおすすめのシステムを含めて解説しているので、導入を検討している方は参考にしてみてください。
この記事の内容
歯科医院のキャッシュレス決済の普及率はどのくらい?
厚生労働省が発表している、医療機関のキャッシュレス決済の種類別の普及率は、以下のとおりです。
キャッシュレス決済の種類 | 導入割合 |
---|---|
クレジットカード決済 | 57.4% |
QRコード決済 | 3.7% |
電子マネー決済 | 5.7% |
その他の決済サービス | 89.9% |
参照:「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査結果報告書」厚生労働省
医療機関全体でクレジットカード決済を導入している割合は、約5院に3院であることがわかります。
しかし、クレジットカード決済以外のQRコード決済や、電子マネー決済は10%を下回っており、あまり普及していません。
歯科医院でクレジットカード決済に対応している医院は多いものの、QRコードや電子マネー決済を導入している医院が少ないため、他院との差別化を図りたい方におすすめです。
歯科医院が導入できるキャッシュレス決済の種類
歯科医院が導入できるキャッシュレス決済の種類は、5つあります。
- クレジットカード決済
- 電子マネー
- QRコード決済
- Apple Pay・Google Pay
- デンタルローン
それぞれの種類について解説します。
クレジットカード決済
クレジットカード決済は対応している歯科医院も多く、VISA・Mastercard・JCBなどがあげられます。
一括・分割・リボ払いなどが選択でき、柔軟な支払いが可能です。キャッシュレス決済の中でも、利用者が最も慣れている手段の一つで、安心感があるでしょう。
また、高額治療にも対応しやすく、患者の経済的負担を軽減できる点が魅力です。
さらに、カード会社によっては、ポイントやマイルが貯まるため、患者の満足度も高まりやすいでしょう。
電子マネー
電子マネー決済は、交通系ICやiD、QUICPayなどがあげられます。
専用のカードやスマホをかざすだけで即時決済ができ、会計業務をスムーズにしたい患者の満足度を高めやすいです。
電子マネー決済は少額決済に強く、若年層から中高年層まで幅広い層に普及しています。
また、チャージ式なので使いすぎてしまう状態を防げる点がメリットです。
虫歯や歯周病トラブルが起きる前の予防通院や、メンテナンスなどの少額治療で通っている方が利用しやすいでしょう。
QRコード決済
QRコード決済は、PayPayやLINE Pay、楽天ペイなどがあげられます。
患者のスマホを使ってQRコードを読み取って決済する方法で、会計時間が短縮できる点が魅力です。
スマホ一つで決済できるため、財布を持ち歩かないという方でも利用しやすいでしょう。
また、各企業がキャンペーンを実施しているケースも多く、ポイントが蓄積される場合もあるため患者の満足度も高まりやすいです。
Apple Pay・Google Pay
歯科医院で導入できるキャッシュレス決済には、Apple Pay・Google Payもあげられます。
Apple PayやGoogle Payは、スマホやスマートウォッチの非接触決済で、クレジットカードや電子マネーを紐づけて利用できます。
非接触で決済ができるため、感染症対策を強化したいという医院に向いているでしょう。
デンタルローン
自由診療などが多い場合は、デンタルローンの導入もおすすめです。
アプラスやオリコなどの医療ローンがあげられます。
たとえば、インプラント治療や、矯正などの高額治療をする場合、デンタルローンがあると患者の経済的負担を軽減できるでしょう。
保険適用外の自由診療の提案がしやすくなるため、矯正やインプラント治療を率先して行っている歯科医院にもおすすめです。
歯科医院でキャッシュレス決済を導入する5つのメリット
歯科医院でキャッシュレス決済を導入するメリットは、5つあります。
- 非接触で支払いができるため感染症予防ができる
- 会計業務の負担を減らせる
- 患者は自身にあった支払い方法を選択できる
- 治療費未回収リスクを軽減できる
- 他院との差別化を図れる
それぞれのメリットについて解説していきます。
非接触で支払いができるため感染症予防ができる
キャッシュレス決済を導入することにより、非接触で支払いができるため感染症予防ができるという点がメリットです。
現金で支払いをする場合は、硬貨や紙幣の受け渡しがあり、感染につながってしまう可能性があります。
キャッシュレス決済の場合は、患者とスタッフの物理的な接触を避けられるため、感染リスクを軽減させることが可能です。
感染症対策として安心感を提供できるので、キャッシュレス決済の導入は歯科医院におすすめです。
会計業務の負担を減らせる
歯科医院が、キャッシュレス決済を導入するメリットとして、会計業務の負担を減らせるでしょう。
たとえば、キャッシュレス決済は、お釣りの準備や確認、現金のカウント作業が不要になります。
そのため、受付スタッフの負担を軽減できるでしょう。
さらに、金額の入力ミスや現金紛失のリスクも抑えられるため、業務の効率化とミスの防止にもつながります。
患者は自身にあった支払い方法を選択できる
歯科医院がキャッシュレス決済を導入するメリットとして、患者は自身にあった支払い方法を選択できます。
キャッシュレス決済は、クレジットカード決済や電子マネー決済、デンタルローンなど、さまざまな方法があります。
自分にあった支払い方法を選択できるため、「通いやすい」「続けやすい」という印象を与えることが可能です。
方法によっては後払い・スマホで完結できるなど、患者の利便性と満足度が向上しやすいでしょう。
治療費未回収リスクを軽減できる
キャッシュレス決済を導入すると、治療費の未回収リスクを軽減できる点がメリットです。
キャッシュレス決済のなかでも、デンタルローンやクレジットカード決済は、信用会社またはカード会社から医院へ即時支払が行われます。
そのため、高額な自由診療などの回収漏れの心配がない点が魅力です。
治療費の回収業務に時間や労力を割く必要がないので、業務効率も高まりやすいでしょう。
他院との差別化を図れる
他院との差別化を図れる点は、歯科医院でキャッシュレス決済を導入するメリットです。
キャッシュレス決済に対応していない医院も多く、先進的で便利な医院という印象を与えられます。
なかでも現金を持たない派の方や、若年層・都市部ではキャッシュレスに対する意識が高く、医院選びの決め手になることもあります。
そのため、他院との差別化を図りたいときは、キャッシュレス決済の導入を検討してみてください。
歯科医院でキャッシュレス決済を導入するデメリット・注意点
歯科医院でキャッシュレス決済を導入するデメリット・注意点は、3つあります。
- 初期導入費用や決済手数料などのコストがかかる
- 入金までにタイムラグがある
- スタッフの研修が必須
それぞれのデメリット・注意点について解説します。
初期導入費用や決済手数料などのコストがかかる
歯科医院で、キャッシュレス決済を導入する際には、初期費用や決済手数料などのコストがかかります。たとえば、決済端末の購入費用や、POSシステムとの連携費用などが必要です。
ほかにも、キャッシュレス決済は、クレジットカード会社や電子マネーなど、各決済会社への手数料が発生します。一般的には、売上に対して2~5%程度差し引かれます。
ほかにも、キャッシュレス決済サービスの中には、端末利用料や管理費用が毎月かかることも多いです。
手数料の支払いなどがあることから利益率が下がるため、価格設定や経営計画の見直しが必要です。
入金までにタイムラグがある
キャッシュレス決済のデメリットでは、入金までにタイムラグがある点もあげられます。
現金の場合は、患者との受け渡しが終わったあと、手元に残ります。
しかし、キャッシュレス決済は決済代行会社経由での入金になるため、数日から1か月のラグが発生するケースも少なくありません。
たとえば、クレジットカードは、締め日から入金までが遅くなる傾向があり、QRコード決済や電子マネーの方が比較的早いです。
入金の遅れから、資金繰りに影響が出る可能性があるため、会計管理やキャッシュフローの見直し、余裕を持った資金計画を立てるとよいでしょう。
スタッフの研修が必須
歯科医院が、キャッシュレス決済を導入する際の注意点として、スタッフの研修が必須です。
スタッフの研修をせずに導入してしまうと、取り扱い方法がわからず、会計業務時に決済エラーやトラブルが起きる可能性があります。
また、多種多様な決済方法に対応できず、スタッフ間の対応力に差が出てしまい、クレームにつながる可能性があるでしょう。
キャッシュレス決済を導入したいときは、入念に事前研修とマニュアル整備を行うようにしてください。
歯科医院がキャッシュレス決済システムを選ぶ際のポイント
歯科医院で、キャッシュレス決済システムを選ぶ際のポイントは、3つあります。
- 決済手数料
- システム障害やネットワークトラブル時の対応
- セキュリティの信頼性
それぞれのポイントについて解説していきます。
決済手数料
歯科医院で、キャッシュレス決済システムを選ぶときは、会計時に発生する決済手数料に注目しましょう。
キャッシュレス決済サービスごとに、決済手数料は変わります。
一般的には、売上に対して2.5~3.5%の決済手数料が会計のたびに発生します。
決済手数料に関しては医院側が負担する必要があり、利益率が下がるため、価格設定や経営計画の見直しが必要です。
具体的に、どのような決済手段が多く使われるかを想定したうえで、トータルの手数料負担を計算すると良いでしょう。
システム障害やネットワークトラブル時の対応
歯科医院がキャッシュレス決済システムを導入する際には、システム障害やネットワークトラブル時の対応などを確認しましょう。
一部の決済システムでは、ネットワークが一時的に切れてしまったとしても、一定時間オンラインで決済できる機能を備えているサービスもあります。
決済ができない状態ができてしまうと、会計がストップして患者や医師・スタッフの大きなストレスになってしまう可能性があります。
そのため、万が一に備えてシステム障害やネットワークトラブル時の対応を確認するようにしてください。
セキュリティの信頼性
キャッシュレス決済システムを選ぶときは、セキュリティの信頼性をチェックしましょう。
歯科医院は、患者の大切な個人情報を取り扱うため、情報漏洩のリスク対策が欠かせません。
悪質なサイバー攻撃の中には、決済システムを利用して個人情報などを抜き取る場合があります。
そのため、決済情報は端末やネットワーク上で暗号化され、第三者に読まれない仕組みがあるか確認するのがおすすめです。
また、国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」を満たしている決済サービスであれば、安心して運用できるでしょう。
歯科医院におすすめのキャッシュレス決済システム10選
歯科医院におすすめのキャッシュレス決済システムは、以下の10社です。
- PAYGATE
- PAYLIGHT
- STORE決済
- Square
- AirPAY
- 楽天ペイ
- Feedデンタル
- USEN PAY
- stera pack
- アルファノート
それぞれの特徴・魅力について解説します。
1.PAYGATE
引用:PAYGATE公式サイト
運営会社 | 株式会社スマレジ |
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費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・さまざまな決済方法に対応 ・カード情報は瞬時に暗号化 ・POSや基幹システムと連携可能 |
公式サイト | https://www.paygate.ne.jp/ |
PAYGATEは、株式会社スマレジが提供しているキャッシュレス決済システムです。
クレジットカードやNFCなどのタッチ決済、電子マネーなど、さまざまな決済方法に対応しています。多種多様な決済方法が選択できるため、患者は自分にあった支払い方法を選択しやすいでしょう。
また、カード情報は瞬時に暗号化して送信されるため、外部からの攻撃にも強いです。カード情報は端末に情報を残さないため、患者・医院ともに安心して使えるでしょう。
2.PAYLIGHT
運営会社 | 株式会社SCOグループ |
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費用 | 無料 |
特徴 | ・全国15,000院以上が利用 ・導入費・月額費用がかからない ・手数料が1.2%からと低い |
公式サイト | https://www.pay-light.com/ |
PAYLIGHTは、キャッシュレス決済をはじめとした歯科医院の経営ソリューションに特化したサービスです。
キャッシュレス決済は、全国の15,000院以上が利用しており、多くの歯科医院が導入しています。
また、初期費用と端末費用が不要で、導入費や月額費用がかからない点が魅力です。さらに、手数料は決済方法によって異なりますが、1.2%からと低く、利益率を大幅に下げない点もメリットになります。
申し込みから1か月半から2か月程度かかるため、導入を検討している場合は、早めに申し込みをしましょう。
3.STORE決済
引用:STORE決済公式サイト
運営会社 | STORES株式会社 |
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費用 | フリープラン:月額0円 スタンダードプラン:3,300円/月額 |
特徴 | ・柔軟な売上管理が可能 ・最短3営業日で利用開始できる ・世界標準のセキュリティ |
公式サイト | https://stores.fun/payments |
STORE決済は、クレジットカード、電子マネー、QRコードなどのさまざまな決済手段を選択できます。
また、多種多様な決済方法を選択できるだけでなく、手動入金と自動入金を選ぶことが可能です。
たとえば、手動入金を選択すると、決済日から最短翌々日には入金をしてもらえます。経営状況に合わせて振込してもらえるため、売上管理をしやすいでしょう。
さらに、国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」に準拠しており、高いセキュリティで決済情報を守ってくれます。
4.Square
引用:Square
運営会社 | Block, Inc. |
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費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・入金は最短翌営業日 ・初期費用や月額料金が発生しない ・レポート作成機能などもある |
公式サイト | https://squareup.com/jp/ja |
Squareは、初期費用や月額料金が発生しないキャッシュレス決済システムです。
登録口座が、三井住友銀行かみずほ銀行の場合は、売上の入金が翌営業日と早いです。
また、売上管理機能が備わっており、売上情報を始めとしたさまざまな情報をレポート化できます。たとえば、決済や振込みの履歴なども一目で確認できるほか、請求書の支払いや未払状況も把握できます。
機能性に優れたキャッシュレス決済システムを利用したい方に、おすすめです。
5.AirPAY
引用:AirPAY
運営会社 | 株式会社リクルート |
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費用 | 初期費用や月額費用、振込手数料0円 |
特徴 | ・77種類の決済ブランドに対応 ・手数料が0.99%と低い ・入金サイクルを選択できる |
公式サイト | https://airregi.jp/payment/ |
AirPAYは、77種類の決済ブランドに対応しているキャッシュレス決済システムです。
多種多様な決済ブランドに対応しているため、患者は自分にあった支払い方法を選択しやすいでしょう。
また、決済手数料が0.99%と低いので、売上があるのに手数料が多く取られてしまうという状態を避けられます。
さらに、入金サイクルは月3回と6回が選択できるため、経営状況に合わせて振込してもらうことが可能です。
6.楽天ペイ
引用:楽天ペイ
運営会社 | 楽天ペイメント株式会社 |
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費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・楽天ポイントが貯まる ・決済手数料が一律で計算しやすい ・支払い手続きが簡単 |
公式サイト | https://pay.rakuten.co.jp/ |
楽天ペイは、クレジットカードや電子マネー、QRコードなどに対応しているキャッシュレス決済システムです。
インバウンドにも対応しており、幅広い決済方法から多くの医療機関で利用されています。
また、患者は利用することによって楽天ポイントが貯まるため、楽天ユーザーの方から利用されやすいでしょう。さらに決済手数料は、クレジットカード・電子マネー、QRコードが2.20%と一律なので、売上を計算しやすいです。
決済機能やプリンター、通信機能を搭載した細心の一体型決済端末を利用できるため、決済証明書などすばやく提供できます。
7.Feedデンタル
引用:Feedデンタル
運営会社 | フィード株式会社 |
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費用 | 基本無料 |
特徴 | ・初年度の年間決済金額が250万円以上であれば決済端末代金が無料 ・保険診療でもクレジットカード決済可能 ・初期費用と月額固定費が不要 |
公式サイト | https://dental.feed.jp/contents/page/credit/ |
Feedデンタルは、初期費用と月額固定費用が不要で、コストを抑えながら導入したい方に向いています。
初年度の年間決済金額が250万円以上の場合であれば、決済端末代金が無料です。また、保険診療もクレジットカード決済が可能で、自由診療の割合が少ない歯科医院にも向いています。
入金は15日締め当月末払いと、月末締め翌月15日払いの月2回があり、売上の管理をしやすいでしょう。
8.USEN PAY
引用:USEN PAY
運営会社 | 株式会社 U-NEXT HOLDINGS |
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費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・71種類のブランドに対応 ・スタイルに合わせて4種類のサービスを選べる ・故障時は無償交換 |
公式サイト | https://usen.com/service/payment/ |
USEN PAYは、71種類のブランドに対応しているキャッシュレス決済システムです。
クレジットカードや電子マネーだけでなく、Google PayやApple Payなどを選択できます。また、キャッシュレス決済システムも、シンプルなものから多機能モデルなどもあり、スタイルに合わせて選びやすいです。
さらに、故障時は無償で交換してくれるため、万が一の際にもコストが掛かりすぎてしまう心配がありません。
9.stera pack
引用:stera pack
運営会社 | SMBC GMO PAYMENT株式会社 |
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費用 | 初期費用:無料 月額:3,300円 |
特徴 | ・30種類以上のキャッシュレス決済 ・初年度はサービス利用料が無料 ・自動音声機能がある |
公式サイト | https://www.smbc-gp.co.jp/stera/ |
stera packは、30種類以上のブランドに対応しているキャッシュレス決済システムです。
初年度はサービス料が無料で、開院してまもない歯科医院にも向いているでしょう。
また、自動音声機能が備わっているので、スタッフによる案内が不要で、患者との会話が途切れない状態を作れます。さらに、レシート排出用プリンタも付いているため、決済処理からレシート排出までワンストップでできます。
24時間365日受付のヘルプデスクがあるので、トラブルが起きた際に問い合わせやすいです。
10.アルファノート
引用:アルファノート
運営会社 | アルファノート株式会社 |
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費用 | 初期費用:無料 月額費用:無料 端末費用:無料 |
特徴 | ・業種にあった決済プランを提案してもらえる ・担当者が各医院ごとに付いてくれる ・契約期間の縛りなし |
公式サイト | https://www.alpha-note.co.jp/ |
アルファノートは、月額費用や初期費用、端末費用などが無料で、利用コストを抑えたい方におすすめです。
申し込みをすることで、各歯科医院ごとに担当者が付いてくれます。業種や経営スタイルにあった決済プランを提案してもらうことができるので、初めてキャッシュレス決済システムを導入する方にもおすすめです。
契約期間の縛りもないため、実際に導入してイマイチだった場合でも、辞めやすいでしょう。
歯科医院でキャッシュレス決済を導入するときの流れ
歯科医院で、キャッシュレス決済を導入するときは、4つの流れで進みます。
- 利用するキャッシュレス決済システムを選ぶ
- 契約を締結して導入に向けた準備をする
- スタッフの研修・マニュアルの共有
- 患者に周知する
それぞれの流れについて解説します。
STEP.1 利用するキャッシュレス決済システムを選ぶ
歯科医院がキャッシュレス決済を導入したいときは、まずどの企業のキャッシュレス決済システムを利用するか選びましょう。
たとえば、来院する患者層が高齢者が多い場合はシンプルな決済方法、若年層が多い場合は、QRコード決済を選ぶのがおすすめです。
またキャッシュレス決済ごとに決済手数料や振込サイクル、導入コストなどが異なるため、入念に利用するキャッシュレス決済システムを選ぶと良いでしょう。
STEP.2 契約を締結して導入に向けた準備をする
導入するキャッシュレス決済システムが決まったあとは、契約を締結して導入に向けた準備をしましょう。
キャッシュレス決済システムによって、契約に必要な書類が異なります。
また、導入する際に、設置する場所の準備やインターネット環境などを確認しましょう。
事前に操作の確認や、テスト決済などを実施しておくのがおすすめです。
STEP.3 スタッフの研修・マニュアルの共有
キャッシュレス決済システムを導入するときは、スタッフの研修やマニュアルの共有をしましょう。
スタッフ全員が対応できるように、研修・マニュアルの共有をしておくと、患者の満足度を落とすことなく対応しやすいです。
具体的には、各決済方法の使い方や、トラブル時の対応、会計ソフトとの連携などを確認しておくと良いでしょう。
マニュアルを作成する際には、写真付きで作成するとわかりやすいです。
STEP.4 患者に周知する
スタッフへの研修・マニュアルの共有が終わったあとは、患者に周知しましょう。
たとえば、院内掲示板やポスターを活用したり、ホームページ・SNSなどで告知する方法があげられます。
ほかにも、会計業務を行う際に、スタッフがキャッシュレス決済も選択できる点を伝えると、認知度も広がるでしょう。
毎日の会計業務・売上集計を行う際に、キャッシュレス分も含めるようにしてください。
まとめ:キャッシュレス決済を導入して利便性の高い歯科医院に!
キャッシュレス決済を導入すると、患者は自分にあった支払い方法を選択でき、医院は会計業務の負担を下げ、業務の効率化を図れます。
また、キャッシュレス決済を導入している歯科医院はまだ少ないため、他院との差別化を図りたいときにもおすすめです。
多くのメリットがあるので、キャッシュレス決済の導入を検討している方は、本記事でご紹介した選び方やおすすめキャッシュレス決済システムを参考にしてみてください。