コロナ禍を経て、感染対策や業務効率化の観点から自動精算機を導入するクリニックは増えています。
しかし、多くのメーカーが自動精算機を販売しているため、自院に適した機種を選ぶのは簡単ではありません。
本記事では、自動精算機の基礎知識を解説し、クリニック向けのおすすめメーカー15選をご紹介します。
選ぶ際に役立つポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
- 自動精算機の基礎知識
- 自動精算機のメーカーおすすめ15選
- 1.NOMOCa-Stand(株式会社GENOVA)
- 2.ハヤレジスタンド(ハヤレジ株式会社)
- 3.Clinic KIOSK(株式会社クリニックキオスクBIZ)
- 4.テマサックプロ(株式会社カワニシバークメド)
- 5.Flexcom Pay(日本金銭機械株式会社)
- 6.診療支払機 FHP-S11(グローリー株式会社)
- 7.セルフォート(日立チャネルソリューションズ株式会社)
- 8.FIT-A(株式会社アルメックス)
- 9.Mer’C(島津メディカルシステムズ株式会社)
- 10.ハッピーセルフ(株式会社寺岡精工)
- 11.卓上再来受付自動精算機(オーミケンシ株式会社)
- 12.SMA SEL Q1(株式会社インテクア)
- 13.MEDIREGIフル(株式会社HERO innovation)
- 14.クリニック・調剤薬局向け セミセルフレジ(株式会社ビジコム)
- 15.スマレジ(株式会社スマレジ)
- クリニックに合った自動精算機メーカーの選び方
- まとめ:自動精算機は自院に合ったメーカーから選ぼう
自動精算機の基礎知識
コンビニ、スーパーをはじめ、街の至る所で目にする機会が増えた自動精算機。まずは、自動精算機がどのようなものなのか、基礎知識を解説します。
自動精算機とは?
自動精算機とは、人の手を介することなく会計を自動で行う機械のことです。
これにより、受付スタッフの業務が軽減され、会計処理がスムーズに進むことで患者の待ち時間も短縮されます。
会計にかかる手間や時間だけでなく、精算ミスを大幅に削減しクリニックの運営を効率化するため、導入する医療機関が増えています。
自動精算機の種類
自動精算機には主に「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」の2種類があります。
「フルセルフレジ」は、スタッフの介入がなく、金額の提示や金銭の授受など精算に関わる業務をすべて自動化しているので、患者だけで会計を簡潔できるシステムです。
「セミセルフレジ」は、金額の提示はスタッフが行い、金銭の授受のみ患者が行うシステムです。コンビニで使われているレジを想像するとわかりやすいでしょう。
この2種類の中でも「自立型」や「卓上型」があり、機能のオプションなども含めると自動精算機の種類はさまざまです。
導入にかかる費用目安
自動精算機の導入費用は、機器の種類や機能によって大きく異なります。
一般的に、本体価格の相場は200万〜450万円ほどとされていますが、システム連携や追加オプションにより変動します。
各メーカーのサイトにも、導入費用が記載されていない場合が多いので、まずは問い合わせてみましょう。
また、初期費用だけでなく、メンテナンスやサポート費用などランニングコストも考慮する必要があります。
補助金や助成金を活用すれば、導入コストが抑えられるケースもありますので、導入前に各メーカーの見積もりを比較し、自院の予算に合った機器を選定することが大切です。
自動精算機のメーカーおすすめ15選
ここからは、クリニック向け自動精算機メーカーのおすすめ15選をご紹介します。
- NOMOCa-Stand(株式会社GENOVA)
- ハヤレジスタンド(ハヤレジ株式会社)
- Clinic KIOSK(株式会社クリニックキオスクBIZ)
- テマサックプロ(株式会社カワニシバークメド)
- Flexcom Pay(日本金銭機械株式会社)
- 診療支払機 FHP-S11(グローリー株式会社)
- セルフォート(日立チャネルソリューションズ株式会社)
- FIT-A(株式会社アルメックス)
- Mer’C(島津メディカルシステムズ株式会社)
- ハッピーセルフ(株式会社寺岡精工)
- 卓上再来受付自動精算機(オーミケンシ株式会社)
- SMA SEL Q1(株式会社インテクア)
- MEDIREGIフル(株式会社HERO innovation)
- クリニック・調剤薬局向け セミセルフレジ(株式会社ビジコム)
- スマレジ(株式会社スマレジ)
1.NOMOCa-Stand(株式会社GENOVA)
出典:NOMOCa-Stand
運営会社 | 株式会社GENOVA |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | 460mm×298mm×1,420mm |
重量 | 約80kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード、電子マネー |
外国語対応 | ✕ |
サポート体制 | オンライン、リモート |
公式HP | NOMOCa-Stand |
導入実績1,604件(2023年6月末時点)を誇るNOMOCa-Stand。95%以上の電子カルテ・レセコンとの連動が可能で、領収書、明細書、お薬引換券の発行、既存の診察券にも対応しています。オプションで自動再来受付機能も搭載できるので、会計以外の業務も大幅に効率化できます。
2.ハヤレジスタンド(ハヤレジ株式会社)
出典:ハヤレジスタンド
運営会社 | ハヤレジ株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 536mm×490mm×1,400mm |
重量 | 89kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード、
電子マネー(交通系IC)※オプション |
外国語対応 | 要問い合わせ |
サポート体制 | 電話、リモート |
公式HP | ハヤレジスタンド |
90%以上の電子カルテ・レセコンとの連動が可能で、自動釣銭機はシェアNO.1のグローリー社製を採用しているハヤレジスタンド。硬貨出金スピードは業界最速の約1秒です。
歯科医院・薬局・クリニックに特化した簡易自動精算機で、キャッシュレス決済や自動再来受付、会計待ち表示システムなどのオプションもあります。
3.Clinic KIOSK(株式会社クリニックキオスクBIZ)
出典:Clinic KIOSK
運営会社株式会社クリニックキオスクBIZサイズ(幅×奥行×高さ)460mm×295mm×1,390mm重量90kg電子カルテ・レセコン連携〇5,000円札対応〇キャッシュレス決済クレジットカード、QRコード外国語対応✕サポート体制リモート公式HPClinic KIOSK
業界で初めて、クリニック・診療所専用に設計されたClinic KIOSK。95%以上の電子カルテ・レセコンと接続することが可能で、領収書・明細書・お薬引換券の標準発行に加え、予防接種券売モードも標準搭載されています。
コンパクト設計で高機能、さらにコスパも良いと人気の機種です。
4.テマサックプロ(株式会社カワニシバークメド)
出典:テマサックプロ
運営会社 | 株式会社カワニシバークメド |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | 400mm×600mm×1,570mm |
重量 | ー |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 (新紙幣・新硬貨にも対応) |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード
電子マネー、交通系電子マネー |
外国語対応 | 多言語 |
サポート体制 | 土日祝含む362日対応/電話、リモート、訪問 |
公式HP | テマサックプロ |
キャッシュレス決済や多言語対応機能が標準仕様のテマサックプロ。1,000色以上の豊富なカラーバリエーションから選べるため、自院のインテリアに合わせられます。
また、デジタルサイネージ機能搭載なので、患者向けにお知らせを表示できるのもうれしいポイント。
5.Flexcom Pay(日本金銭機械株式会社)
出典:Flexcom Pay
運営会社 | 日本金銭機械株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 自立型:360mm×250mm×1,525mm
卓上型:360mm×250mm×798mm |
重量 | 自立型:約49kg
卓上型:約30.4kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード、電子マネー |
外国語対応 | 英語(音声含む) |
サポート体制 | コールセンター、訪問 |
公式HP | Flexcom Pay |
Flexcom Payは、業界最小のコンパクトサイズで、自立タイプと卓上タイプから選べます。
自社で開発、生産することによりリーズナブルな価格設定を実現。また、スマートフォンで設置シミュレーションができるので、事前に設置イメージを掴めます。
6.診療支払機 FHP-S11(グローリー株式会社)
運営会社 | グローリー株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 530mm×720mm×1,345mm |
重量 | 約250kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇(新紙幣対応) |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、デビットカード |
外国語対応 | 英語(音声含む) |
サポート体制 | 全国100カ所以上の保守拠点からアフターフォロー |
公式HP | 診療支払機 FHP-S11 |
FHP-S11は、釣銭機シェアNO.1のグローリー株式会社が販売している自動精算機のスタンダードモデルです。
大規模病院でも多数導入されています。
レーザープリンターが標準搭載されているので、A4,B5,A5など普通紙の領収書に対応。
7.セルフォート(日立チャネルソリューションズ株式会社)
出典:セルフォート
運営会社 | 日立チャネルソリューションズ株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 560mm×659mm×580mm(卓上型)
※自立設置する場合はオプションの設置台を使用 |
重量 | 約65kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、電子マネー ※オプション |
外国語対応 | 英語 |
サポート体制 | 全国約300カ所の保守拠点 |
公式HP | セルフォート |
セルフォートは「卓上設置」「カウンタ設置」「自立設置」の3パターンがあり、自院の環境に合わせて選べます。
タッチパネルに触れずに操作できる空中入力装置や、自動受付機能もオプションで搭載可能。
シンプルで見やすい15インチの画面とイラストによる操作サポートで、高齢者や機械が苦手な方でも簡単に操作できます。
8.FIT-A(株式会社アルメックス)
出典:FIT-A
運営会社 | 株式会社アルメックス |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 650mm×350mm×1,503mm(突起物含まず) |
重量 | 150kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 要問い合わせ |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、電子マネー、QRコード |
外国語対応 | ✕ |
サポート体制 | 24時間365日の電話対応、遠隔サポート
訪問、保守点検 |
公式HP | FIT-A |
FIT-Aは、奥行わずか350mmのコンパクトサイズで、小規模医療施設向けの自動精算機です。
磁気カードリーダー、一次元・二次元(QR)バーコードリーダー、サーマルプリンターを標準搭載し、クリニックに必要な機能をパッケージ化しています。
9.Mer’C(島津メディカルシステムズ株式会社)
出典:Mer’C
運営会社 | 島津メディカルシステムズ株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 460mm×320mm×626mm |
重量 | 約34kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | ー |
キャッシュレス決済 | クレジットカード ※オプション |
外国語対応 | ✕ |
サポート体制 | コールセンター |
公式HP | Mer’C |
中小規模病院向け自動精算機と比較して、設置面積を60%以上低減したコンパクトデザインのMer’C。
受付カウンターにも設置可能で、4色のカラーバリエーションから選べます。
タッチパネルと音声による支払いガイド機能付きです。
10.ハッピーセルフ(株式会社寺岡精工)
出典:ハッピーセルフ
運営会社 | 株式会社寺岡精工 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 480mm×760mm×1,400mm |
重量 | 約89kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、電子マネー、モバイル
※オプション |
外国語対応 | 英語、韓国語、中国語 |
サポート体制 | 365日24時間フリーダイヤルで対応 |
公式HP | ハッピーセルフ |
「フルセルフレジ」「セミセルフレジ」「セルフ精算機」の3機能がボタンを押すだけで切り替え可能なハッピーセルフ。自立する一体型とカウンターに置けるタイプの2種類から選べます。
英語をはじめ、韓国語や中国語の多言語に対応し、365日24時間対応のサポート体制も安心です。
11.卓上再来受付自動精算機(オーミケンシ株式会社)
出典:卓上再来受付自動精算機
運営会社 | オーミケンシ株式会社 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 508mm×691mm×645mm |
重量 | 約60kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード ※オプション |
外国語対応 | 〇 ※オプション |
サポート体制 | メール、電話 |
公式HP | 卓上再来受付自動精算機 |
オーミケンシ株式会社の卓上再来受付自動精算機は、再来受付と自動精算の2役を担います。専用台をつければ自立も可能です。
顔認証システムのオプションを連携すれば、診察券がなくても受付・精算が可能になります。
12.SMA SEL Q1(株式会社インテクア)
出典:SMA SEL Q1
運営会社 | 株式会社インテクア |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 530mm×430mm×345mm |
重量 | 36.5kg |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、電子マネー、QRコード
※オプション |
外国語対応 | ✕ |
サポート体制 | 電話、リモート |
公式HP | SMA SEL Q1 |
スマセルシリーズのSMA SEL Q1は、省スペースとコストパフォーマンスを兼ね備えたクリニック向けの小型自動精算機です。専用台を使用すれば、自立型にもカスタマイズできます。
コンパクトデザインながら、現金の保管量が多い大容量設計で釣銭切れの心配が少ないところも魅力でしょう。
13.MEDIREGIフル(株式会社HERO innovation)
出典:MEDIREGIフル
運営会社 | 株式会社HERO innovation |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 530mm×345mm×430mm |
重量 | ー |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード、電子マネー
※オプション |
外国語対応 | ✕ |
サポート体制 | 遠隔、訪問 |
公式HP | MEDIREGIフル |
MEDIREGIフルは、クリニック・診療所に特化した自動精算機です。
オプションの専用台を使用すれば自立も可能。釣銭取り忘れはもちろん、釣銭が切れる前のアラートや、処方箋引換券発行など、使い勝手の良い機能が充実しています。
14.クリニック・調剤薬局向け セミセルフレジ(株式会社ビジコム)
運営会社 | 株式会社ビジコム |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | ー |
重量 | ー |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 (新紙幣対応) |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、QRコード |
外国語対応 | ー |
サポート体制 | 電話 |
公式HP | クリニック・調剤薬局向け セミセルフレジ |
ビジコムのセミセルフレジは、POSシステムに自動釣銭機をセットにすることで構成されています。
この「クリニック・調剤薬局向けセミセルフレジセット」は、グローリーまたは富士電機製の自動釣銭機が選べ、96万円(税別)から導入可能です。
15.スマレジ(株式会社スマレジ)
出典:スマレジ
運営会社 | 株式会社スマレジ |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | ー |
重量 | ー |
電子カルテ・レセコン連携 | 〇 |
5,000円札対応 | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 ※オプション |
外国語対応 | ー |
サポート体制 | 電話、チャット、メール |
公式HP | スマレジ |
スマレジは、各種レセコン・電子カルテと連携可能な医療システム対応のPOSレジです。
自動釣銭機やキャッシュレス端末と連携して、セミセルフレジとして使用できます。
クリニック向けには、365日受付の電話サポート付きプレミアプラスプラン(月額8,800円)がおすすめです。
クリニックに合った自動精算機メーカーの選び方
さまざまなメーカーや種類がある自動精算機は、クリニックの運営に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、クリニックに合った自動精算機の選び方を解説します。
- 電子カルテやレセコンと連携できるか確認する
- クリニックのスペースに入るサイズか確認する
- 導入業種を確認する
- 操作性で選ぶ
- 機能数の充実度で選ぶ
- 豊富な決済手段に対応しているか確認する
電子カルテやレセコンと連携できるか確認する
自動精算機を導入する際に、クリニックの電子カルテやレセプトコンピューターとの連携が可能かは非常に重要です。
システムが連携していれば、診療費の計算が自動化されるので、会計処理が迅速かつ正確に行われ、業務の効率化につながります。
特に、レセコンとのデータ連携がスムーズであれば、スタッフの負担も大幅に軽減されます。
導入前に、自院で使用している電子カルテやレセコンと互換性があるか、各メーカーに必ず確認しましょう。
クリニックのスペースに入るサイズか確認する
自動精算機は、クリニックの受付や待合スペースに適したサイズであることが大切です。
特に小規模なクリニックでは、設置場所が限られているため、コンパクトなモデルや省スペース設計の自動精算機が求められます。
メーカーによっては、幅や奥行きが異なる多様なサイズの機器が提供されているため、事前に設置場所を確認し、それに合った製品を選ぶことが必要です。
また、スペースの確保だけでなく、スタッフや患者の導線も考慮しておくと良いでしょう。
導入業種を確認する
自動精算機は、さまざまな業種で導入が進められています。
業種や業態によって求められる機能が異なるため、医療機関に特化した製品を選ぶことが重要です。
医療専用モデルは、診療報酬の計算や電子カルテとの連携に特化しており、医療現場での利用に適した設計が施されています。
多くのメーカーが医療向けの自動精算機を提供しているので、医療機関の導入実績が豊富な製品を選ぶことで、安心して運用できます。
操作性で選ぶ
自動精算機の操作性は、患者とスタッフの両方にとって重要な要素です。
高齢者や機械が苦手な患者でも簡単に操作できるように、以下を考慮して選ぶと良いでしょう。
- タッチパネル式
- シンプルなボタン配置
- 画面の大きさ
- 音声ガイダンスの有無など
また、スタッフがメンテナンスや設定変更をする際にも、直感的に操作できるシステムが理想的です。
実際にデモ機を試して、使いやすさを確認することをおすすめします。
機能数の充実度で選ぶ
自動精算機は、機能の種類もさまざまです。
例えば、再来受付機能や処方箋引換券発行機能、外国語対応など、自院の患者層に合った機能を選びましょう。
また、必要な機能が標準装備かオプションかを確認することが大切です。
逆に不要な機能が含まれていないかも考慮し、コストパフォーマンスを考えた選択が重要です。
豊富な決済手段に対応しているか確認する
近年では、現金以外の支払い方法が増えており、年齢に関係なく多くの人がキャッシュレス決済へ移行しています。
特に、医療費は高額なことも多いので、キャッシュレス決済の需要は今後も高まるでしょう。
そのため、自動精算機を選ぶ際も、現金のみならずクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多様な支払い方法に対応しているかの確認が重要です。
幅広い決済手段がある自動精算機を選ぶことで、より多くの患者に対応できるようになります。
まとめ:自動精算機は自院に合ったメーカーから選ぼう
自動精算機は、クリニックの運営を効率化し、患者の満足度を向上させるために非常に有効です。
この記事でご紹介したおすすめメーカーや選び方のポイントを参考に、自院に最適な自動精算機を見つけてください。
適切な機種を導入することで、業務のスマート化が実現し、クリニック全体の運営がスムーズになるでしょう。