自動再来受付機の導入を検討しているものの、どんな製品を選べば良いのかわからないという方は多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめの自動再来受付機や導入するメリット、製品の選び方などについて解説していきます。
それぞれの病院やクリニックの条件に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
自動再来受付機とは?
自動再来受付機とは、過去に来院したことがあり、すでに診察券を所持している人の受付を自動で行える機器のことです。
再来するにあたって、わざわざ受付に並んでスタッフとやりとりをする必要はありません。患者が自分の診察券を機械に通すだけで受付が完了できるので、スタッフと患者両方の負担を削減できます。
限られたスペースや理想としている導入スタイルに合わせて、設置タイプやサイズを選ぶことが可能となっています。
自動再来受付機を導入するメリット
自動再来受付機を導入することで得られるメリットは、主に以下の4つです。
- 患者にかかるストレスや負担を軽減できる
- スタッフや患者の感染リスクを抑えられる
- スタッフの業務負担を軽減できる
- 患者のプライバシーを保護できる
ここでは、これらのメリットについて一つひとつ解説していきます。
患者にかかるストレスや負担を軽減できる
自動再来受付機を導入することで、患者にかかるストレスや負担を軽減できます。
患者が診察券を機械に通すだけという手間の少なさはもちろん、受付業務が省略されることでスタッフは他の業務に時間を当てられるため、待ち時間の削減につながります。
待ち時間が短くなれば、病院に滞在する時間も短くなり患者への負担をさらに軽減できます。
スタッフや患者の感染リスクを抑えられる
スタッフや患者の感染リスクを軽減することも期待できるでしょう。
自動再来受付機を利用することで、スタッフと患者が接触するタイミングを減らし、同時に待ち時間を短くできます。それにより患者が待合室にいる時間が短くなり、感染リスク軽減につながります。
スタッフの業務負担を軽減できる
自動再来受付機は、患者自身で受付をしてもらう機器のため、スタッフの業務負担を軽減してくれます。
受付時の対応業務が省け、その他の業務に時間を割けるため業務の効率化にもなります。患者1人の受付自体にはさほど時間はかかりませんが、それが何十人分ともなれば手間を大幅に減らせるでしょう。
また業務に余裕ができれば、患者に対して丁寧に対応できるようになるので、病院やクリニックとしてのサービス向上にも寄与するでしょう。
患者のプライバシーを保護できる
自動再来受付機は、受付した患者に番号をつけて管理し、番号の書かれた受付票を配布します。そのため、院内の案内画面に呼び出し番号を表示すれば、名前を呼ぶことなく案内可能です。
導入すれば、人前で名前を呼ばれるのが苦手な方や耳の聞こえにくい患者にも安心して来院してもらえるようになるでしょう。
自動再来受付機の選び方
自動再来受付機を選ぶ際のポイントは、主に以下の3つです。
- 設置するスペースにあったサイズで選ぶ
- 予約システムなど他のシステムとの連携有無で選ぶ
- サポート内容の充実度で選ぶ
設置するスペースにあったサイズで選ぶ
まず、設置するスペースにあったサイズの機器を選びましょう。
事前に確認せずに、スペースに見合わないサイズの機器を選んでしまうと「置けない」「使いづらい」などと満足に運用できなくなってしまいます。
また、自動再来受付機は机に置く卓上タイプやスタンドタイプなど設置タイプにも種類があります。
サイズの確認も重要ですが、導入後どういう運用をしていきたいのかをイメージして設置タイプを選択するのも重要なポイントです。
予約システムなど他のシステムとの連携有無で選ぶ
すでに病院・クリニックに導入されている、もしくは導入予定の他のシステムと連携できるかどうかも確認してください。
例えば、予約システムと連携できれば新しい予約や予約の変更・キャンセルが出た場合でも自動で更新してもらえるので、スタッフの負担をさらに減らせます。
なお、すべての自動再来受付機に、同じ連携機能が搭載されているわけではありません。予約システムなどと連携させたい場合は、あらかじめ確認しておく必要があります。
サポート内容の充実度で選ぶ
導入後のことも考えて、サポート内容の充実度を確認しておいてください。
導入後に故障や不具合が生じた場合、修理・メンテナンスをしてくれるのかどうかは重要なポイントです。いざという時にどういった対応を取ってくれるのかあらかじめ知っておけば、安心して運用していけるでしょう。
クリニック・病院向け自動再来受付機のおすすめ11選
ここでは、病院やクリニックにおすすめの自動再来受付機を11製品ご紹介していきます。
- AUTOLITE
- APS-NEXT
- 卓上再来受付自動精算機
- Clinic KIOSK
- Bee患者自動受付機
- ADC-3100 Type-M
- MELTH ACCEPT
- NOMOCa-Stand
- 自動再来受付機PA-600
- HOPE
- 小型受付SCS-S01
AUTOLITE
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | 要問い合わせ |
AUTOLITEは、クリニック向けの自動再来受付機であり、低コストかつコンパクトなのが特徴です。
受付業務の自動化によってスタッフの負担を軽減してくれるのはもちろん、拡張性にも優れています。オプション機能を活用することで、医療機関ごとに使いやすいようにシステムの構成を設定できます。
APS-NEXT
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 要問い合わせ |
サポート内容 | 要問い合わせ |
APS-NEXTは、どんな人でも簡単に扱えるようユニバーサルデザインと視認性にこだわって開発された自動再来受付機です。
モニターは大画面で見やすく、下にスペースを設けることで車椅子に乗っている人も正面から操作できる作りになっています。
また設置タイプが複数展開されており、スタンドタイプか卓上タイプかだけでなく、レーザーの搭載位置も選べるのでそれぞれの医療機関に合った形で導入できます。
卓上再来受付自動精算機
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | W:508mm×D:691mm×H:645mm |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | 要問い合わせ |
卓上再来受付自動精算機は、再来の受付だけでなく自動精算機能も備えている自動再来受付機です。
非常にコンパクトな卓上型でスペースの限られているクリニックでも導入しやすいサイズになっています。
精算業務も自動化することで、会計でのトラブルを最低限に抑えつつ、さらに窓口での業務を効率化してくれます。
Clinic KIOSK
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | PUSH型
リモート オンサイト保守全国対応 |
Clinic KIOSKはクリニックや診療所などの小規模医療機関向けの自動再来受付機です。
電子カルテやレセコンなど他システムとの連携機能を標準搭載しており、低コストで幅広い機能を使えるのが特徴です。
また自動精算機能も搭載しており、クレジットカードやQRコード決済も可能なため、現金払い以外の会計業務も自動化できます。
Bee患者自動受付機
価格(税込) | 初期費用:539,000円~
月額費用:13,200円~ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 要問い合わせ |
サポート内容 | 要問い合わせ |
Bee患者自動受付機は、オンラインでの診療予約が可能で予約から受付まで全てをデジタル管理できる自動再来受付機です。
予約した患者はスマホから常に予約の進み具合を確認できるため、自身の順番に合わせて来院することで待ち時間を最小限に抑えることができます。
受付はスマホをかざすだけで完了し、その情報はデジタルで一元管理されるため、予約管理の効率化にもつながるでしょう。
ADC-3100 Type-M
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | W:600mm×D:660mm×H:1260mm |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | オンサイト保守
リモート保守 定期点検 システムの運用サポートなど |
ADC-3100 Type-Mは、再来患者の受付を自動で行うことで、待ち時間を削減し素早くご案内できる自動再来受付機です。
操作性の優れたタッチパネルのため、年配の方など操作の仕方に不安がある場合でも安心して利用できます。
また予約システムと連携させて活用することで、常に予約情報を更新し最新の情報を確認できるようになっています。
MELTH ACCEPT
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | センドバック保守
オンサイト保守 リモート保守 |
MELTH ACCEPTは、3種類の設置タイプが用意されており、それぞれの用途に合わせて導入できる自動再来受付機です。
受付から呼び出しまでを自動化してくれるだけでなく、会計や薬の待ち時間や進み具合を確認できるようになっているので、待ち時間の不安感を軽減できます。
NOMOCa-Stand
価格 | 要問い合わせ |
---|---|
サイズ | W:460mm×D:298mm×H:1420mm |
他システムとの連携有無 | 〇 |
サポート内容 | 全国オンライン対応
自社サポートセンターからの定期連絡・リモートサポート |
NOMOCa-Standは、幅広い電子カルテやレセコンと連携し自動で精算や受付を行ってくれる自動再来受付機です。
これまで設置スペースが限られていて導入できていなかった医療機関でも運用可能なほどコンパクトなサイズで、場所を問わず活用できます。
患者が行う操作もシンプルで、診察券をかざすだけで受付ができるなど老若男女誰でも使いこなせる仕様になっています。
自動再来受付機PA-600
自動再来受付機PA-600 株式会社ドッドウエルビー・エム・エス
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | ・専用スタンド付タイプ
W:380mm×D:387mm×H:1373mm
・カウンター設置タイプ W:380mm×D:387mm×H:661mm
・レーザープリンター内蔵スタンド付タイプ W:380mm×D:557mm×H:1305mm |
他システムとの連携有無 | 要問い合わせ |
サポート内容 | 要問い合わせ |
PA-600は、タッチパネルが大きく優れた操作性を備えた自動再来受付機です。
画面にはのぞき見防止のフィルター加工が施されており、プライバシー保護の観点でも優れているのが特徴です。
また設置タイプが複数あり、大きな病院からクリニックなど小規模な病院まで幅広く対応できます。
HOPE
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | 要問い合わせ |
他システムとの連携有無 | 要問い合わせ |
サポート内容 | 要問い合わせ |
HOPEは、受付業務や確認作業など窓口で行われる業務を自動で行い、効率化を図ってくれる自動再来受付システムです。
人々が持つ様々な色覚に合わせて設計されたカラーユニバーサルデザインであり、あらゆる人に寄り添い使いやすいデザインになっています。
小型受付SCS-S01
価格 | 要問い合わせ |
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サイズ | W:280mm×D:360mm×H:310mm |
他システムとの連携有無 | 要問い合わせ |
サポート内容 | 要問い合わせ |
SCS-S01はコンパクトなサイズが特徴で、卓上などどこにでも簡単に設置できる自動再来受付機です。
必要な設置スペースは最小限に抑えつつ、機能性・操作性に優れており、患者と病院両方のニーズに応えてくれます。
小型の他にもスタンドタイプや大型タイプがあり、医療機関ごとの条件に合った製品を選べるようになっています。
自動再来受付機の基本的な使い方
自動再来受付機の基本的な使い方としては、以下3つのステップがあります。
- 自動再来受付機に診察券を入れる
- 画面に診療料が表示され、変更などがない場合は「確認」を押す
- 番号札、外来基本伝票が発行され、受付完了
たったこれだけの作業で手続きを完了できます。
ただし、初来院の患者や他の病院から紹介されてきた患者などは、自動再来受付機を使用できない場合もあります。使い方についてはしっかりと把握しておきましょう。
まとめ:自動再来受付機の導入で患者の満足度を高めよう
自動再来受付機は、患者とスタッフ両方にかかる作業の負担を削減するだけでなく、感染リスクの軽減にもなります。
自動再来受付機があれば、2回目以降の患者をスムーズに案内できるでしょう。
受付業務の負担が大きい場合や患者の待ち時間を削減したい場合には、ぜひ自動再来受付機の導入を検討してみてください。