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美容外科の広告のコツは?医療広告ガイドラインを守り集患するポイントを紹介!

美容外科を運営していて、広告を打ちたいなと思っていませんか。最近では、看板やチラシなどのオフライン広告ではなく、Webサイトでのオンライン広告が主流になってきました。

本記事では、Web集客の概要から、美容外科と医療広告のガイドライン、オンライン広告での集客を効果的にするポイントを解説します。

美容外科の広告はWeb集客のひとつ!そもそもWeb集客とは?

Web集客は、インターネットを利用して、さまざまなオンラインサービスからユーザーを集客する方法のことを指します。主に、GoogleやYahoo!などの検索エンジンや、TwitterやInstagramなどのSNS、Web広告からの集客を狙います。

スマートフォンを持っていることが当たり前になり、日常的にオンラインサービスを活用する人が多くなった現代では、情報収集をしたいと考えたときに、インターネットを用いることが一般的となりました。そのため、呼び込みたい顧客はオンライン上に存在していることとなり、Web集客の重要性が高まっていると言えるでしょう。

美容外科と医療広告のガイドライン

2018年6月、医療法における病院等の広告規制について厚生労働省所管のガイドラインが更新され、病院HPの記載に制約がつきました。2022年5月現在、以下の医療広告ガイドラインが最新版となっています。

※厚生労働省:医療広告ガイドライン

禁止されている表現は以下の通りです。

  • 虚偽広告
  • 比較優良広告
  • 誇大広告
  • 公序良俗違反広告
  • 治療の内容・体験談
  • 治療のビフォーアフター写真
  • 品位を損ねる広告

一つずつ解説していきます。

禁止されている表現1:虚偽広告

「どんなに難しい症例でも必ず成功させます」「100%安全です」など、広告の内容が虚偽で、事実と異なる情報だった場合、適切な医療を受けられない可能性があるため、虚偽広告は禁止されています。

禁止されている表現2:比較優良広告

他の病院やクリニックと比較して、自院がより優れているという広告は禁止されています。また、事実であったとしても「最高」「日本一」「No.1」「100%」などの最上級を表す言葉の使用は禁止されています。

禁止されている表現3:誇大広告

禁止されている表現1で解説した虚偽広告ではないが、事実を不当に誇張して表現したり、人を誤認させたりする広告は禁止されています。

二重整形が2万円から可能と広告を打っているのに、、カウンセリングを受講したら20万円の高額な見積もりを出されたなども誇大広告に値します。

禁止されている表現4:公序良俗違反広告

わいせつもしくは残虐な図画や映像、または差別的な表現をもちいた広告は公序良俗に反する広告として禁止されています。

禁止されている表現5:治療の内容・体験談

体験談は個々の患者の状態等により当然その感想は異なるものであり、誤認を与えるおそれがあるため禁止されています。なお、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する詳細な説明を付けている場合にはウェブサイトに掲載可能となっています。

禁止されている表現6:治療のビフォーアフター写真

ビフォーアフターの写真やイラスト等のみで説明が不十分なものは禁止されています。なお、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する詳細な説明を付けている場合にはウェブサイトに掲載可能となっています。

禁止されている表現7:品位を損ねる広告

「今なら○円でキャンペーン実施中!」「○○治療し放題プラン」 などの医療機関の医療内容の品位を損ねる、あるいはそのおそれのある広告は禁止されています。

美容外科のオフライン広告3つ

昔ながらの広告手法ですが現代でも有効なオフライン広告は以下のものがあります。

  • 交通インフラ広告(電車・バスの広告)
  • 野立て看板
  • チラシ広告

あなたの医院で上記のオフライン施策がちゃんとできているか改めて確認しましょう。

交通インフラ広告

交通インフラ広告とは、電車やバスに掲載する広告です。

広告を出す際は交通量を考えましょう。「交通量=広告を見てくれる人数」と考えます。交通量が多いところが良い場所になります。

野立て看板

看板を出す場合は「単純接触効果」を狙います。単純接触効果とは、最初は何も感じなくても何度も接しているうちに親しみが増して好意を持つ現象のことです。

単純接触効果を利用してあらかじめ心理的ハードルを下げておけば美容外科に来院する可能性が高まるでしょう。

チラシ広告

紙媒体の広告は年配の方に向けて有効な広告手段です。チラシの効果は「チラシ1万枚で来院者10人」といわれています。

一般的にチラシの反応率は0.1%でチラシを撒く場合はこの数値を考えてチラシの枚数を決めると良いでしょう。ょう。

美容外科のHP集客を広告で行うポイント6つ

ここからは、HPで効率的に集客を行うための6つのポイントについて解説します。ポイントは以下の6つです。

  • ブラウザバックされないページを作成する
  • キャッチコピーを作成する
  • 診療内容を明記する
  • アクセスマップを作成する
  • 院長のプロフィールを作成する
  • 診療内容を明記する

一つずつ解説します。

ポイント1:ブラウザバックされないページを作成する

ブラウザバックとは、Webサイト閲覧者が「戻るボタン」をクリックすることです。Webサイトを訪問して、そのサイトを閲覧するかどうかは最初の5秒で決まると言われています。つまり、最初の5秒さえ耐えてしまえば、Webサイトを閲覧してもらえるということ人らいます。

この5秒を耐えるために必要なのは、適切なコンテンツ配置です。コンテンツは以下のような内容を指します。

  • キャッチコピー
  • 美容外科医院情報
  • 院長のプロフィール
  • 診療内容
  • 診療理念

コンテンツの配置を考えるときは、ユーザーの体験を考えるとうまくいきます。患者は、興味をもち、その後行動できるか(今回の場合は来院できるか)という思考になります。

「興味」はキャッチコピー「来院できるか」は美容外科医院情報に相当します。患者は複数の医院のなかから、どの歯科医院に行くか検討します。患者に選ばれる歯科医院になるには、まず患者の選択肢のなかに入る必要があります。

キャッチコピーで興味をひき、患者が自分が行ける場所、時間で診療しているか美容外科医院かどうかを判断します。ここまでで5秒です。おさえるべきポイントはキャッチコピーと美容外科医院情報だけで問題ありません。

ポイント2:キャッチコピーを作成する

先ほど興味を持ってもらうのに、キャッチコピーが重要だと解説しました。

キャッチコピーは広告において最も大事な要素になります。美容外科医院を一言で表現できれば患者にとってもわかりやすいものになるでしょう。

次の要素を組み合わせて表現することをおすすめします。

  • ターゲット
  • メリット
  • 数字
  • 診療内容

ポイント3:診療内容を明記する

診療内容をキャッチコピーとして使用することもできます。例えば、「二重整形」なら、それを希望し実際に受けられる美容外科医院を探している患者がターゲットになります。診療内容をキャッチコピーにすると来院後のカウンセリングの時間の短縮にもなるため、時間を短縮したい美容外科・クリニックに向いているでしょう。

ポイント4:アクセスマップを作成する

スマートフォンで美容外科医院の所在地を示す地図を見れるようにしておきましょう。住所のみを載せている美容外科医院もありますが、Google Mapなどで地図も掲載しておく方が、患者にとっても親切です。

ポイント5:院長のプロフィールを作成する

院長のプロフィールはキャッチコピーとリンクさせて作成しましょう。たとえば、キャッチコピーで二重整形を使うのなら、院長のプロフィールにも二重整形を盛り込みます。診療理念という言葉で、院長の思いを掲載しても、患者にとっては難しそうな内容のコンテンツと受け取られ、なかなか読んでもらえないものです。親近感の湧く、院長プロフィールを作成して患者との心理的距離を縮めましょう。

ポイント6:診療内容を明記する

キャッチコピーとプロフィールがしっかりしていれば、診療内容は補足程度で構いません。実際のところ、美容外科はカウンセリングをしないとどのメニューが自分に合っているかわからないためです。

まとめ:美容外科は広告で集客できる。

集患のできるHPを持つことは今後ますます重要になっていくと考えられます。

適切な施策をとりながら集患のできるホームページを運用することが、美容整形外科を経営していく上で大切です。

もし、HPの運用や制作に割く時間がないという場合は、プロに依頼してみてはいかがでしょうか。