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オンライン診療で支払いはどうする?オンライン決済サービスを10個紹介

近年、オンライン診療が急速に普及しています。

しかし、オンライン診療では対面での支払いができないため、決済方法をどうすればよいのかわからない方もいるのではないでしょうか?

時代の流れに置いていかれないためには、オンライン診療も導入する必要があるため、決済方法についての理解も深めておくことが大切です。

本記事では、オンライン診療が急速に普及している理由オンライン診療で用いられる支払い方法おすすめのオンライン決済サービスを紹介します。

オンライン診療の導入に向けて、ぜひ参考にしてみてください。

オンライン診療が急速に普及しているわけ

昨今、オンライン診療が急速に普及しています。

まずは、オンライン診療がここまで急速に普及している理由について解説します。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響

1つ目に考えられる理由は、新型コロナウイルスの感染拡大です。

2020年春から、日本でも感染拡大が見られ、多くの学校は休校となり、多くの会社はリモートワークへと移行しました。

それに伴い、医療機関への向き合い方も大きく変わり、「なるべく感染しないように、家で受診したい」と考える患者が増加しました。

そこで、オンライン診療への移行を希望する患者の増加を受け、オンライン診療が急速に普及しています。

初診でもオンライン診療が可能に

その流れに拍車をかけたのが、厚生労働省によるオンライン診療の緩和措置です。

2020年4月10日、厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」との事務連絡が発せられました。

これにより、一時的にオンライン診療の規制が緩和し、多くの医療機関にてオンライン診療の導入が加速しました。

また、従来のガイドラインでは、初診患者のオンライン診療は認められておらず、再診患者の中で一定の条件を満たした人のみにオンラインが認められていました。

しかし、今回の規制緩和においては、初診患者でもオンライン診療が認められることとなり、一層導入が加速しました。

オンライン診療で用いられる支払い方法とは?

では、オンライン診療において、支払いはどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、オンライン診療で用いられる支払い方法の5つを紹介します。

  • クレジットカード
  • モバイル決済
  • 銀行振込
  • 銀行口座引き落とし
  • 窓口決済

1つずつ解説します。

クレジットカード

1つ目の支払い方法は、クレジットカードです。

クレジットカードを利用する際は、クレジット会社と提携する必要がありますが、その手続きはかなり面倒なものとなっています。

そのため、クレジット決済代行業者を通しての決済が一般的です。

なお、オンライン決済サービスの多くは、クレジットカードでの支払いとなっています。

モバイル決済

2つ目の支払い方法は、モバイル決済です。

主にPayPayなどのQRコード決済が挙げられますが、診療中に支払いができるので、導入しやすい方法だといえます。

診療中に、患者にQRコードを提示し、患者がそれを読み取って、手続きを行うことで支払いが可能になります。

必要な手続きが少なく、簡単に導入できるでしょう。

銀行振込

3つ目の支払い方法は、銀行振込です。

新たな決済サービスを利用することなく導入できる方法なので、簡単に導入できます。

しかし、患者に振り込みをしてもらう手間がかかるため、患者目線での利便性は高くありません。

利便性が低いと満足度も低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。

銀行口座引き落とし

4つ目の支払いは、銀行口座引き落としです。

患者から銀行口座情報を提供してもらい、口座から料金を引き落とします。

患者は口座情報を提供するだけで済みますが、いちいち口座から引き落とさなければならず、手間がかかってしまう可能性があります。

コロナ禍で経営が苦しい中、なるべく手間を省くことが経営改善への王道なので、利用する際は注意してください。

窓口決済

5つ目の支払い方法は、窓口決済です。

オンライン診療は、場合によっては全面オンラインでの診療も可能ですが、対面と組み合わせての診療が基本となっています。

そこで、オンライン診療をするたびに決済するのではなく、対面診療の際にまとめて窓口で決済する方法が考えられます。

今までのシステムを大幅に変更することなく導入できるので、ハードルはかなり低いといえるでしょう。

おすすめのオンライン決済サービス

ここでは、主な決済サービスを10個紹介します。

オンライン診療と一体となったサービスと、オンライン決済のみのサービスの2種類があるので、それぞれ特徴を解説します。

オンライン診療との一体型

まずは、オンライン診療と一体となっているサービスを7つ紹介します。

  • リモートドクター
  • ポケットドクター
  • curon(クロン)
  • CLINICS(クリニクス)
  • YaDoc(ヤードック)
  • CARADAオンライン診療
  • LINEドクター

それぞれの特徴を以下で解説します。

リモートドクター

項目 内容
特徴 カード情報の流失の心配なし
予約から支払いまでをワンストップ
自己管理データの共有
決済の種類 PayPalでのクレジット決済
初期費用 要問い合わせ
月額利用料  要問い合わせ
運営会社 株式会社アイソル
ホームページ https://remodoc.net/

1つ目は、リモートドクターです。

リモートドクターでは、カードの情報が流出する心配がないため、安心して利用できます。

また、予約から支払いまでをワンストップで提供しているため、利便性が非常に高いでしょう。

公式HPはこちら

ポケットドクター

項目 内容
特徴 医師紹介実績100万件超
1万施設との連携
対面決済・クレジットカード決済の選択可能
決済の種類 対面決済
クレジットカード決済
初期費用 0円
月額利用料 33,000円
運営会社 MRT株式会社
ホームページ https://www.pocketdoctor.jp/

2つ目は、ポケットドクターです。

医師の紹介実績が100万件を超えており、多くの方に利用されていることがわかるでしょう。

連携している医療施設も1万を超えているため、安心して利用できます。

公式HPはこちら

curon(クロン)

項目 内容
特徴 予約から配送まで
初期費用・月額利用料は0円で決済手数料のみ必要
充実したサポート
決済の種類 クレジットカード決済
初期費用 0円
月額利用料 0円
運営会社 株式会社MICIN(マイシン)
ホームページ https://curon.co/

3つ目は、curon(クロン)です。

初期費用と月額利用料がかからないシステムであり、格安で利用できます。

サポート体制が充実しているため、不安な点や疑問点があればすぐに解消できるでしょう。

公式HPはこちら

CLINICS(クリニクス)

項目 内容
特徴 カルテ・オンライン診療・予約・問診のラインナップ
オンライン診療・予約・問診・ビデオ通話・支払まで一元管理
専属の導入支援担当が徹底サポート
決済の種類 クレジットカード決済
初期費用 要問い合わせ
月額利用料 要問い合わせ
運営会社 株式会社メドレー
ホームページ https://clinics-app.com/

4つ目は、CLINICS(クリニクス)です。

カルテ・オンライン診療・予約・問診が1つになったシステムで、利便性が高いです。

専属のサポートがついているため、安心して利用できるでしょう。

公式HPはこちら

YaDoc(ヤードック)

項目 内容
特徴 3,000以上の医療機関で使用
各患者の疾患管理機能
カスタマイズ可能な問診票機能
決済の種類 クレジットカード決済、銀行振り込み、代金引換、次回対面時から選択可
初期費用 QUICK:無料
YADOC:11,000円
PLUS:要問い合わせ
月額利用料 QUICK:無料
YADOC:33,000円
PLUS:要問い合わせ
運営会社 株式会社インテグリティ・ヘルスケア
ホームページ https://www.yadoc.jp/

5つ目は、YaDoc(ヤードック)です。

3,000以上の医療機関で使われているシステムです。

疾患管理機能や問診票機能なども搭載されているので、各機能の連携が簡単になります。

公式HPはこちら

CARADAオンライン診療

項目 内容
特徴 シンプルな操作性
他システムとのシームレスな連携
手厚いサポート
決済の種類 クレジットカード決済
初期費用 要問い合わせ
月額利用料 要問い合わせ
運営会社 株式会社エムティーアイ
ホームページ https://lp.telemedicine.carada.jp/

6つ目は、CARADAオンライン診療です。

シンプルな操作性が特徴で、使いやすいシステムです。

他のシステムともシームレスな連携ができるため、非常に利用しやすいと言えるでしょう。

公式HPはこちら

LINEドクター

項目 内容
特徴 患者への導入も簡単
予約管理〜決済を一元管理
使いやすいデザイン
決済の種類 LINE Pay
クレジットカード
初期費用 0円〜
月額利用料 0円〜
運営会社 LINEヘルスケア株式会社
ホームページ https://doctor.line.me/clinic

7つ目は、LINEドクターです。

LINEを使用するため、患者への導入が容易にできます。

予約管理から決済までを一元管理できるので、業務の効率化が図れるでしょう。

公式HPはこちら

オンライン決済のみ

続いて、オンライン決済のみのサービスを3つ紹介します。

  • オンライン診療Pay
  • GMO後払い
  • PayPay

それぞれの特徴を以下で解説します。

オンライン診療Pay

項目 内容
特徴 シンプルで使いやすい
2営業日から導入可能
30,000店舗以上に導入
決済の種類 クレジットカード決済(VISA、MasterCardに厳選)
初期費用 22,000円
月額利用料 8,800円
運営会社 アルファノート株式会社
ホームページ https://www.alpha-note.co.jp/online_pay/medical/

1つ目は、オンライン診療Payです。

30,000店舗で導入されている支払いシステムです。

シンプルで使いやすいシステムであることが人気の秘訣でしょう。

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GMO後払い

項目 内容
特徴 リアルタイム与信が可能なAPI
2種類の請求書を用意
業界最低水準の料金
決済の種類 請求書・LINE Pay
初期費用 Aプラン:0円
Bプラン:4,500円
Cプラン:18,000円
Dプラン:45,000円
決済手数料 Aプラン:4.7%
Bプラン:4.2%
Cプラン:3.4%
Dプラン:2.7%
運営会社 GMOペイメントサービス株式会社
ホームページ https://www.gmo-ps.com/service/feature_ab/

2つ目は、GMO後払いです。

業界最低水準の利用料金であるため、予算を圧迫せずに利用できます。

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PayPay

項目 内容
特徴 QRコードでかんたん支払い
低コストで導入可能
決済の種類 PayPay
初期費用 0円
手数料 1.98%
運営会社 PayPay株式会社
ホームページ https://paypay.ne.jp/

3つ目は、PayPayです。

多くの方がすでに利用しているサービスなので、利用に抵抗のない方が多いでしょう。

QRコードにて簡単に支払いが終わらせられるので、業務の効率化にもつながります。

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まとめ

今回は、オンライン診療での支払い方法について解説しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、急速に普及しているオンライン診療では、クレジットカードやモバイル決済などの支払い方法があります。

しかし、これらの決済方法に対応できない方もいます。

そのような方でも等しく治療が受けられるように、窓口決済での対応も可能にするなど、体制を構築することが大切です。