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【眼科の広告】注意点と広告活用のポイントを解説

「眼科の広告で気をつけなければいけないことはなんだろう?」

「眼科でどのように広告を活用すれば良いのかわからない」

このような疑問やお悩みを抱えているのではありませんか?

広告における注意点を全て理解するのは難しいですし、広告の活用も難しく感じられる方が多いはずです。

そこで、本記事では眼科の広告における注意点眼科のオフライン広告・オンライン広告について解説します。

ぜひ参考にしていただき、オフライン広告・オンライン広告をうまく活用できるようにしていきましょう。

眼科の広告と医療広告ガイドライン

眼科の集客方法として有効なのがホームページを制作することです。ホームページからの集客は費用対効果が高いため非常に有効な集客方法です。しかし、ホームページ制作の際には医療広告ガイドラインを遵守して制作する必要があります。

厚生労働省は2012年9月28日付けで、医療機関のホームページ内容の適切なあり方に関する指標「医療機関ホームページガイドライン」という指標を公布しました。

その後2018年6月1日に医療法が改正になり新たな「医療広告ガイドライン」が制定されました。

眼科がホームページを制作する際は「医療広告ガイドライン」を遵守して制作しなければいけません

医療広告ガイドラインとは

医療法と医療広告の歴史は古く、医療情報が規制され始めたのは戦後間もない1948年からでした。その後2007年に旧医療広告ガイドラインが制定されます。

当時の医療機関のホームページは今のような集患ツールではなく、純粋な情報提供の場であり、ホームページは広告の対象とはされていませんでした。

時代は変わりインターネットの普及によりホームページを見て来院する患者が増えていきます

ホームページが広告規制に引っかからないと気づいた一部の医療機関と、ホームページ制作会社は故意に虚偽や信頼性の低いホームページを制作し始めます

その後、美容整形などの美容医療に関する相談が増えたことを受け、ホームページ上で誤解を招く広告表現を規制するため、医療広告ガイドラインは改正されてホームページも他の広告媒体と同様に規制の対象とし、是正命令や罰則等の対象になったのです。

禁止されている表現

医療広告ガイドラインで禁止されている広告は以下になります。

  • 虚偽広告
  • 比較優良広告
  • 誇大広告
  • 公序良俗違反広告
  • 治療の内容・体験談
  • 治療のビフォーアフター写真
  • 品位を損ねる広告

それぞれ詳しく見ていきましょう。

虚偽広告

「絶対安全な手術です」「どんなにむずかしい症例でも必ず成功します」など広告内容が虚偽で、事実と異なる情報だった場合不適切な医療を受けさせるおそれがあるため禁止されています。

比較優良広告

他の医院と比べ自院が他の医療機関よりも優良であるという広告は禁止されています。また、たとえ事実であったとしても「日本一」「NO.1」「最高」等の最上級を意味する表現も禁止されています。

誇大広告

必ずしも虚偽ではないが提供する医療の内容等について、事実を不当に誇張して表現したり人を誤認させたりする広告は禁止されています。

公序良俗違反広告

わいせつもしくは残虐な図画や映像、または差別的な表現をもちいた広告は公序良俗に反する広告として禁止されています。

治療の内容・体験談

体験談は個々の患者の状態等により当然その感想は異なるものであり、誤認を与えるおそれがあるため禁止されています。(条件を満たすと掲載は可能)

治療のビフォーアフター写真

ビフォーアフターの写真やイラスト等のみで説明が不十分なものは禁止されています。(条件を満たすと掲載は可能)

品位を損ねる広告

「ただ今キャンペーンを実施中」「期間限定で〇〇療法を50%OFFで提供しています」などの医療機関の医療内容の品位を損ねる、あるいはそのおそれのある広告は禁止されています。

広告可能事項の限定とは

  • 看板
  • チラシ
  • テレビCM

上記のものは従来から医療法で広告可能事項が定められ、医療法で認められた項目以外の事項については広告が禁止されています。

広告可能事項の限定解除とは

医療法の広告事項の限定を受けないためのホームページの条件は以下になります。

  • 電話番号やメールアドレスなどの問い合わせ先がホームページに記載されている

自由診療についての情報を記載する場合は以下のことを記載します。

  • 治療名称
  • 通常必要とされる治療内容
  • 公的医療保険が適用されない旨
  • 標準的な費用
  • 治療期間及び回数
  • この治療による主なリスクや副作用
  • 適切かつ十分な情報を提供する

医療広告ガイドラインについては以下で詳しく解説しています。

クリニックの広告禁止事項とは?病院で広告活用するポイントも解説!【医療法による広告規制】

眼科のオフライン広告

眼科のオフライン広告は以下のものがあります。

  • 交通インフラ広告
  • 看板
  • 紙媒体の広告

昔からの手法ではありますが、その効果はとても大きいので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

交通インフラ広告

交通インフラ広告とは、電車やバスに掲載する広告です。広告を出す際は交通量を考えて出しましょう。「交通量=広告を見てくれる人数」と考えます。交通量が多いところが良い場所になります。

看板

看板を出す場合は「単純接触効果」を狙います。単純接触効果とは、最初は何も感じなくても何度も接しているうちに親しみが増して好意を持つ現象のことです。日常圏内や通勤圏内にある看板は、毎日接しているうちに自然に覚えてしまいます。いざ眼科に行こうと思ったときに「あそこに病院があったな」と思い出してもらえるでしょう。

紙媒体の広告

紙媒体の広告とは、チラシ、地域情報誌、新聞を指します。

紙媒体の広告は年配の方に向けて有効な広告手段です。チラシの効果は「チラシ1万枚で来院者10人」といわれています。

一般的にチラシの反応率は0.1%でチラシを撒く場合はこの数値を考えてチラシの枚数を決めると良いでしょう。
地域情報誌に記事を載せると「町の名医」の雰囲気を作ることができます。地域情報誌にはお役立ち情報を書くのがポイントです。

情報誌は公共性や客観性を重視しています。そこに売り込みを書くのはそぐわないため、眼科医院や院長自身のイメージ作りと割り切って患者の役に立つ情報を書くと好感度も上がるでしょう。

眼科のオンライン広告

眼科のオンライン広告は以下のものがあります。

  • ホームページ
  • リスティング広告
  • SNS
  • ポータルサイト
  • ポジショニングメディア

昔からの手法ではありますが、その効果はとても大きいので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

ホームページ

ホームページからの集客は現在では欠かせないもののひとつです。現代ではさまざまなサービスや商品を探す際にインターネットを検索するのが当たり前の時代です。眼科医院がホームページを持って集客するのも当たり前になりました。より魅力的なホームページを制作して患者に自院の強みをアピールしなければいけません。

医療広告ガイドラインを遵守しながら魅力的なホームページを制作することが重要です。

リスティング広告

リスティング広告とは検索エンジン(GoogleやYahoo!JAPAN)などでユーザーがキーワードで検索したときに、その検索結果に連動して表示される広告のことです。リスティング広告で重要なのはキーワードの選定です。眼科との掛け合わせで多いキーワードは以下になります。

  • 名医
  • コンタクト
  • 検査
  • 視力検査
  • カラコン
  • 処方箋

そこに地名などをプラスして検索します。「渋谷 コンタクト」と検索すると渋谷にある眼科の広告が表示される仕組みです。リスティング広告はSEOに頼らなくてもターゲットに簡単に訴求できるのがメリットです。

SNS

InstagramやTwitterなどのSNSを使いターゲットに訴求する方法もあります。特にTwitterは拡散力が非常に高いのが特徴です。また、Twitterは国内最大数の利用者を誇るSNSであり、Twitterアカウントを育てることはクリニックにとってメリットが非常に大きなものになるでしょう。Twitterでクリニックの様子やお役立ち情報を投稿していくことで、潜在的な顧客に対して訴求することができます。SNSを活用することは今後ますます重要になるでしょう。

ポータルサイト

ポータルサイトのポータルには「入口」や「玄関」といった意味があります。ポータルサイトは「インターネットに存在するさまざまなページにアクセスする際に入口になるサイト」のことです。具体的にはYahoo!JAPANのようなものを指します。

ポータルサイトに掲載するメリットは、クリニックの存在を知らない人に向けて情報発信ができることです。ポータルサイトには来院予定や目的がある人が集まります。目についての悩みがある人が集まっているため、すぐに集客へとつながるメリットがあるでしょう。

デメリットとしては月間使用料や成功報酬の支払いが発生するため、費用対効果を考えて利用することが必要です。

ポジショニングメディア

ポジショニングメディアを作ることも集客に有効な方法です。ポジショニングメディアでは患者の悩みや治療方法についての情報や、その治療に対応している競合クリニックも紹介しながら、自院の強みや他院との違いを客観的な視点で訴求をおこないます。

ポジショニングメディアを持ち自院をブランディングしていくことで、ホームページやポータルサイトではできない効率的な集客につなげることができるのです。

眼科の広告はオンラインが有効

集客を考える上でオンライン広告は外せないものになっています。オンライン広告を打つ際に重要なのがホームページの存在です。ホームページはインターネット上の自院の顔だと言っても過言ではありません。

ホームページの充実をはかり潜在顧客にアピールすることが、これからの集客の課題になるでしょう。

まとめ:眼科の集客はオンライン広告で他院と差をつけよう!

オンライン広告において、ホームページの持つ威力は凄まじいものがあります。

旧来のオフライン広告では計り知れないほどの影響力があるため、ホームページを育てていくことは必須だといえます。

ただ更新するだけでなく、分析や検証を繰り返すことで地道に伸ばしていくことが大切です。

また、ホームページだけでなく、SNSやリスティング広告などにも手を伸ばすと、より大きい効果が得られるでしょう。

ぜひ今回の内容を参考に、オンライン広告の活用をしてみましょう。