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API連携が可能な予約システムとは?おすすめシステム7選も紹介

予約システムとは、顧客からの予約をオンラインで対応できるシステムです。

予約システムにおいてAPI連携の機能を活用すると、他のシステムと容易に連携できます。他のシステムと予約システムの連携により、業務効率化や顧客満足度の向上が実現可能です。

この記事では、API連携のメリットや、API連携対応のおすすめの予約システムなどを紹介します。

API連携が可能な予約システムの導入を考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

API連携ができる予約システムとは?

木製の机の上に置かれたノートパソコン

予約システムは、予約の受付だけでなく、顧客管理や決済管理、スタッフ管理など、複数の業務をこなせる製品もあります。

しかし、予約システムと他のシステムとの連携が必要な場合、データを手動でやり取りするのは時間や手間がかかります。

そこで重要となるのが、API連携の活用です。APIとは「Application Programming Interface」を略した言葉で、異なるシステム同士を接続するプログラムを意味します。

APIは、外部システムのデータや機能の取り込みをする際に役立つ存在です。

予約システムの中には、API連携によって他のシステムとスムーズに連携できる機能を備えた製品もあります。

API連携を活用して予約システムを他のシステムと連携させると、予約に必要な情報を簡単に取得でき、業務効率化に貢献します。

予約システムでAPI連携するメリット

コンピューターの前の机に座っている女性

予約システムでAPI連携を実現すると、企業はさまざまなメリットを得られます。

予約システムでAPIが利用できるメリットは、以下の4つです。

  1. リアルタイムに情報を自動連携できる
  2. システム内の情報を有効活用できる
  3. 開発のコストや手間を削減できる
  4. セキュリティレベルや顧客満足度を向上できる

ここからは、予約システムでAPI連携を行う主なメリットを紹介します。

リアルタイムに情報を自動連携できる

API連携が可能な予約システムは、APIの機能によって異なるシステム間でリアルタイムに情報を自動連携できます。

たとえば、予約システムと店舗のカレンダーを連携させると、予約の状況をリアルタイムで共有可能です。

また、顧客情報システムとの連携により、顧客データを自動的に取得でき、情報の再入力や更新漏れなどを防ぐ効果も期待できます。

システム内の情報を有効活用できる

予約システムでAPI連携すれば、予約システム内で管理している情報を、他のシステムと連携して有効活用できます。

たとえば、すでに顧客データ管理するシステムを使っている場合は、API連携によって情報を予約システムに共有させると、二重予約の防止が可能です。

また、予約システムと分析システムを連携させて、予約情報から分析した結果をマーケティングにも活用できます。

開発のコストや手間を削減できる

API連携が可能な予約システムの導入によって、システム開発にかかるコストや手間を削減できるのもメリットです。

一般的に、システムを開発するには多くの時間や費用がかかります。

しかし、API連携を活用すれば、使いたい機能を一から開発する必要がなくなるため、システム開発のコストや手間の削減が可能です。

セキュリティレベルや顧客満足度を向上できる

近年、システムの安全性の確保は重要な課題です。システム開発のすべてを自社で行った場合、セキュリティの専門的な知識を要します。

一方で、あらかじめセキュリティレベルの高いシステムを選定してAPI連携すると、自社のコストをかけずとも高いセキュリティ性が確保できます。

また、使いやすいシステムとのAPI連携によってユーザビリティが向上し、顧客満足度の向上も期待できます。

API連携できる予約システムの選び方

黒のクルーネックシャツを着た男性の隣に座っている黒のクルーネック長袖シャツの男性

API連携できる予約システムを選ぶ際は、取得できる情報やプラン内容の確認が重要です。

ここからは、API連携できる予約管理システムを選ぶ際のポイントについて3つ解説します。

  1. 自社が必要な情報を取得できるか
  2. システム連携は容易にできるか
  3. 追加料金を支払う必要があるか

自社が必要な情報を取得できるか

API連携できる予約システムを選ぶ際は、自社が必要な情報を取得できるか確認しましょう。

求める情報を取得できない場合、API連携できるシステムを導入してもニーズに合わないため、無駄なコストが発生する恐れがあります。

システムによって機能の内容は異なるため、自社が求める機能を得られるか確認しておかなければなりません。

自社に必要な機能を洗い出すためには、まず現状の課題や予約システムを導入する目的を明確にするとよいでしょう。

システム連携は容易にできるか

API連携できる予約システムを選ぶ際は、連携のしやすさも大切なチェックポイントです。

機能が煩雑だったり、管理画面が見にくかったりするシステムの場合は、担当者が操作しにくくなり、作業効率が落ちてしまう可能性もあります。

可能であれば、無料トライアルやお試しサービスを利用して、導入する前に連携や操作のしやすさを確認しておきましょう。

追加料金を支払う必要があるか

システムによっては、API連携に追加料金が必要な場合もあります。

API連携が標準搭載されている製品もありますが、オプションとして追加料金を支払わなければならないケースも少なくありません。

API連携に関する内容や料金について入念に確認したうえで、予約システムを選定しましょう。

API連携が可能な予約システムおすすめ7選

MacBook Proとコンピュータの言語コードの画像

ここからは、API連携できるおすすめの予約システムを7つ紹介します。

  1. STORES 予約
  2. ChoiceRESERVE
  3. Square
  4. SuperSaaS
  5. リザエン
  6. 秘書室システムOlive
  7. SimplyBook.me

機能や価格をチェックして、自社に合った製品を見つけてみてください。

STORES予約

主な機能 予約管理
メール自動配信
顧客管理機能
クレジットカード決済
集客・販促施策
LINE連携
メルマガ・SMS配信
料金(税込) 初期費用:無料

フリー:0円
スモール:月額9,790円
チーム:月額19,690円
ビジネス:月額28,600円
エンタープライズ:月額66,000円

運営会社 STORES株式会社
公式サイト https://stores.fun/reserve

STORES予約は、累計導入数15万社を超える実績豊富な予約管理システムです。店舗予約やイベント、会議室の予約など、さまざまな業種で導入されています。

API連携機能を活用すると、社内基幹システムや業務系ツールとSTORES予約を簡単に連携できます。

顧客管理や会計管理、営業活動、マーケティング施策などにおいて、業務負担を増やさずに予約システムを導入可能です。

STORES予約でAPI連携機能を利用するには、有料のビジネスプラン以上の契約が必要となります。

ChoiceRESERVE

主な機能 予約受付・管理
顧客管理
自動メール通知
クレジットカード決済
計測・分析
外部連携
料金(税込) 初期費用:33,000円
月額費用:22,000円~
運営会社 株式会社リザーブリンク
公式サイト https://yoyaku-package.com/

ChoiceRESERVEは、予約管理システム運営において15年の実績を誇ります。予約のプロが悩みに合わせた最適なパッケージを提案してくれるのが特徴です。

金融や保険、ブライダル、観光ツアーなど、4000件以上のあらゆる業種や規模の企業に導入されています。

API連携に関しては、予約日時や予約数、合計金額、管理メモなどのさまざまなデータをAPIで取得可能です。

社内基幹システムや業務系ツールなどと連携して、予約システムが持っている情報を顧客情報管理やマーケティングにも生かせます。

Square

主な機能 予約管理
リマインダー送信
キャッシュレス決済
POSレジ
顧客管理
在庫管理
スタッフ管理
料金(税込) 初期費用:0円
月額固定費用:無料から
決済端末料金:0円~84,980円
運営会社 Square株式会社
公式サイト https://squareup.com/jp/ja

Squareは、無料から利用できる予約管理システムです。美容室やネイルサロン、フィットネスジム、塾など幅広い業種で利用されています。

POSレジとの統合によって、タッチ決済や前払い機能をサポートするのが特徴。顧客やスタッフの情報を一元管理し、多店舗運営にも対応しています。

導入方法が簡単なのも魅力的なポイント。フォーマットに情報を入力するだけで、小規模であれば1時間で予約サイトの立ち上げが可能です。

シンプルな操作ですぐに使え、利用中の予約管理ツールからの移行も簡単。期間限定のキャンペーンの開催や、サービスのアップデートを積極的に行っているのも注目ポイントです。

SuperSaaS

主な機能 予約管理
オンライン決済
外部ツール連携
多言語対応
料金(税込) 初期費用:要問い合わせ
月額費用:無料~5,000円
運営会社 SuperSaaS B.V.
公式サイト https://www.supersaas.jp/

SuperSaaSは、多業種・多言語に対応したネット予約システムです。世界各国19万社以上の企業で利用されています。

SuperSaaSには、「ユーザーAPI」「アポイントメントAPI」「フォームAPI」「インフォメーションAPI」と4種類のAPIタイプがあるのが特徴です。

予約時のオンライン決済機能では、各国の通貨が選択できるため、国際的なビジネスにも適しています。

セキュリティが強固なのも強みで、データプライバシーに関するGDPR規制に準拠しているため、顧客情報が漏れるリスクも抑えられます。

リザエン

主な機能 予約管理
顧客管理
事前決済
メール自動送信
QRコード受付
API連携
Zoom連携
データ集計・分析
料金(税込) ビジネス版
初期費用:27,500円~
月額費用:16,500円~※エンタープライズ版は要問い合わせ
運営会社 株式会社インタークエスト
公式サイト https://www.riza-en.jp/

リザエンは、200業種以上のあらゆるビジネスシーンで活⽤できる多彩な機能を持っている予約管理システムです。

専門のエンジニアによるサポートによって、自社の運用に最適な予約システムでの業務効率化が叶います。

APIの利用については、会員情報や予約情報をAPI経由で外部システムに連携が可能です。

セキュリティを重視する⾃治体・官公庁にも導入実績があり、グローバル企業の要求基準を満たす高度なセキュリティを有しているため安心して導入できます。

秘書室システムOlive

主な機能 予約管理
顧客管理
スケジュール管理
配車管理
慶弔贈答管理
接待場所管理
来訪者管理
料金 要問い合わせ
運営会社 株式会社シーエーシー
公式サイト https://olive-cac.jp/

秘書室Oliveは、秘書が必要な機能を標準搭載しているシステムです。秘書業務の効率化とスムーズな役員サポートを実現します。

役員スケジュールや顧客との接待情報など、秘書が日々管理するさまざまな情報を一元管理できます。

秘書室Oliveでは、利用者の環境や条件に合わせた利便性を向上するため、外部システムとのAPI連携ができます。

マルチデバイスに標準対応しているのも魅力のひとつ。日・英2か国語に対応によりグローバルな環境でも利用できます。

SimplyBook.me

主な機能 予約管理
オンライン決済
クライアント管理
マーケティング
結合・API
料金 初期費用:要問い合わせ

フリー:無料
ベーシック:月額8.25ユーロ
スタンダード:月額24.9ユーロ
プレミアム:月額49.9ユーロ

運営会社 SimplyBook.me
公式サイト https://simplybook.me/ja/

Simplybook.meは、世界中の個人や企業が利用している海外発の予約システムです。海外版のサービスである強みを生かし、自由度のあるサイト運営が叶います。

SimplyBook.meの大きな特徴は、「プラグイン」を通して、必要な機能だけ外部から取り込める点です。プラグインとは、アプリケーションの機能を拡張するソフトウェアです。

シンプルな使いやすさと多彩な機能を備えており、幅広いニーズに対応しています。

APIの利用については、広範囲に渡って提供しており、すべての予約データにアクセス可能です。

まとめ:API連携できる予約管理システムで業務効率化を目指そう

ノートパソコンの前の椅子に座っている黒いシャツを着た女性

API連携できる予約システムは、外部システムを簡単に活用できるのがメリットです。自社で新たにシステム開発するコストや手間が削減できるのも大きな魅力といえます。

API連携できる予約管理システムを選ぶ際には、まず自社が必要な情報を取得できるか確認するのが大切です。

この記事を参考に、API連携できる予約管理システムを選択し、業務効率化を目指してみてください。