「ホームページがないまま病院の経営を続けても大丈夫?」
「競合の病院にはホームページがあるけど自院では持っていない」
このような疑問や不安を抱えている方も少なくありません。
この記事では、ホームページのない病院はひどいと言われる理由や、制作のポイントについて紹介します。
病院にはホームページが必要なのか、ホームページを持つとどのような効果が期待できるのか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事の内容
ホームページがない病院が「ひどい」と言われる4つの理由
なぜホームページのない病院は、ひどいと言われるのでしょうか。
まずは、具体的な4つの理由を紹介します。
- 病院の情報が患者に伝わらない
- Web上の検索結果に表示されない
- うまく集患できない
- ホームページを持つ競合に勝てない
病院の情報が患者に伝わらない
ホームページがなければ、病院の情報を患者に届けられません。
具体的には、患者が診療科目や診療時間、院内の雰囲気などを事前に把握できず、来院の判断ができないでしょう。
患者は口コミに頼らざるを得ず、正確な情報を持てないため、受診するうえで不安に感じるおそれがあります。その結果、自院が患者から選ばれなくなるリスクが高まるでしょう。
Web上の検索結果に表示されない
ホームページがない以上、Webで病院名を検索しても、情報はほとんど表示されません。
多くの方は、インターネット上で病院を探して、受診するかどうか判断しています。
検索エンジンで表示されない病院は選択肢から外れてしまうため、顧客獲得の機会を大きく失ってしまいます。
うまく集患できない
ホームページがなければ、自院にいくら高い医療技術や豊富な知識があっても、その魅力を患者に届けられません。
もしホームページがなくても集患できている場合、それは来院理由が単純に「近かったから」という場合がほとんどです。
病院が望んでいる集患を叶えるためには、ホームページで症例や施術を紹介して、多くの人に向けて安心や信頼を訴求する必要があります。
そもそも存在を知る術がなく、地域住民からの来院数も伸ばせないでしょう。
ホームページを持つ競合に勝てない
競合の病院がホームページを活用している場合、Web上で患者に伝えられる情報量に大きな差が生じます。
ホームページがあれば、病院の診察内容や雰囲気が伝わりやすく、情報の得やすさが来院のきっかけにもつながります。
一方、ホームページのない病院は、患者自身で得られる情報量が少なく、新患獲得の機会損失になるのです。
病院にホームページがあるメリット5つ
ここでは、病院にホームページがあるメリットを5つ紹介します。
- 自院の情報を公式に打ち出せる
- 自院の強みをアピールできる
- 患者からの信頼度が高まる
- Web予約を通じて集患できる
- 人材募集にも活用できる
それぞれのメリットを確認して、ホームページを制作するときにお役に立てください。
自院の情報を公式に打ち出せる
病院のホームページがあると、治療内容や受付時間など、患者にとって必要な情報を適切に届けられます。
特に初診の患者からすれば「得意な診察は何だろうか」「設備は充実しているか」などの情報確認は非常に重要です。
ホームページに病院の情報を過不足なく掲載することで、患者はその医院が自分に合っているか判断でき、積極的に受診を検討しやすくなるでしょう。
自院の強みをアピールできる
病院独自のホームページでは情報量に制限がありません。
そのため、ホームページを持っておけば、サイト訪問者に自院の特徴をより詳細まで伝えられます。画像や動画などを活用して、よりわかりやすく魅力を伝えられます。
競合の中から自院を選んでもらうためにも、ホームページで自院の強みをアピールしましょう。
患者からの信頼度が高まる
ホームページ制作のメリットは、病院としての信頼度が高まる点も挙げられます。
患者が求めている情報や価値のある情報をホームページに掲載していれば、自院に寄せる信頼度が高まります。
担当医師のプロフィールや治療の実績を掲載するのも、患者からの信頼度向上に貢献してくれるでしょう。
Web予約を通じて集患できる
ホームページ内に予約システムを設置すると、患者は自分の好きなタイミングで予約が可能になります。
Web予約が利用できれば、患者は対面や電話による予約のストレスを感じなくなり、スムーズな来院につながるでしょう。
人材募集にも活用できる
慢性的な人手不足が問題となっている医療業界。採用をかけてもなかなか応募がなく、頭を抱えている病院関係者も少なくありません。
ホームページに求人情報を掲載しておくと、人材募集にも活用できます。不特定多数が見られるホームページは、より幅広い層への求人訴求が期待できます。
ホームページに採用情報があれば、問い合わせる側もフォームやメールなどで問い合わせしやすくなり、応募の心理的ハードルも低くなるのもポイントです。
求人誌への広告費やエージェントへの紹介手数料などのコスト削減になるのも、大きなメリットといえるでしょう。
病院がホームページ作成する時に重視すべき4つのポイント
病院がホームページを作成する際には、重視すべきポイントが4つあります。
- 医療広告ガイドラインを遵守する
- 写真を掲載してわかりやすく雰囲気を伝える
- 予約システムの導入を検討する
- 医療機関向けの制作実績がある会社に依頼する
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
医療広告ガイドラインを遵守する
医療関連の広告には「医療広告ガイドライン」が定められています。
医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が提示している医療広告に対する施策です。
医療広告ガイドラインでは、広告を見た人が誤った認識を与える可能性がある記載を禁止しています。患者の誤解を招かないよう、誇大や虚偽といった医療の品位を損ねる内容は避けるべきです。
以下を含む広告は罰則の対象になりますので注意が必要です。
- 虚偽広告
- 比較優良広告(他の医療機関と比較して優良と示す内容)
- 誇大広告
- 患者等の主観に基づく体験談
- 患者を誤認させる恐れのある広告
- 公序良俗に反する内容の広告
- 品位を損ねる内容の広告
また、医療広告ガイドラインや法律は更新されるため、常に最新情報を確認してホームページに反映しましょう。
写真を掲載してわかりやすく雰囲気を伝える
ホームページに医院の写真を掲載しておくと、テキストだけの場合よりわかりやすく雰囲気を伝えられます。
具体的には、医師やスタッフの写真や診察室、院内設備などの写真を掲載すると、初めての方でもイメージが湧きやすくなり来院のハードルが下がります。
ほかにも、キッズルームやバリアフリートイレといった患者の利便性につながる情報も安心感につながるため、積極的にホームページに写真を載せましょう。
予約システムの導入を検討する
Web上で予約できるように、予約システムをホームページに導入するのもおすすめです。
予約システムがホームページ内に構築されていれば、患者は自分の好きなタイミングで予約できます。
一方、病院側は受付時間内の予約に関する電話対応が不要になり、業務に集中しやすい環境が整うのも大きなメリットです。
予約の利便性を高め、患者満足度や業務効率を向上させるためにも、予約システムの導入を検討してみてください。
医療機関向けの制作実績がある会社に依頼する
ホームページ制作会社は多数存在しており、それぞれ強みや得意分野は異なります。
病院のホームページを制作会社に依頼する際は、医療機関向けの制作実績があるかどうかを確認しましょう。というのも、医療機関への豊富な制作実績がある会社であれば医療に関する知見もあり、病院のニーズに合った提案が期待できるからです。
特に前述の「医療広告ガイドライン」を遵守した制作ができるかも重要なポイントです。それぞれの制作会社の特徴を知り、予算も考慮したうえで最適な事業者を選びましょう。
まとめ:ホームページがない病院はひどい!?制作して患者に安心感を与えよう
ホームページのない病院は、患者自身で得られる情報量が少なく安心感が乏しいため、来院を避けられてしまう可能性があります。
ホームページを活用すれば、患者にとって必要な情報を適切に届けられ、初診のハードルも下がるのがメリットです。
ホームページは自由にボリュームを増やせるため、患者に知ってもらいたい自院の魅力や強みを細かく伝えられます。
クリニック経営に当たってホームページの存在は欠かせません。本記事を参考に、患者に安心感を与えるホームページを作成してみてください。