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医療用リストバンドの人気メーカーおすすめ7選!選び方も紹介

入院可能な病院に必要な、患者さんがつける医療用リストバンド

 

入院患者がつけるため、長期間つけることを想定してかぶれ・湿疹防止のための通気性確保やアレルギーに配慮した品質が求められます。

 

また、装着して固いと感じるリストバンドはストレスになり、 クレーム発生の原因にもなりかねません。リストバンドの肌触り・柔らかさには配慮が必要です。

 

この記事では、医療用リストバンドの選び方やおすすめのリストバンドを7選紹介しています。医療用リストバンドの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

医療用リストバンドとは?

リストバンドの画像

医療用リストバンドとは、病院内で患者の識別を行うための手首用バンドです。

 

患者を取り違えてしまう医療事故をきっかけに、本人確認を正確に行う役割として急速に普及しました。

 

呼びかけだけの患者識別だと、間違えて本来と異なる医療行為をしてしまうリスクが高まりやすくなります。

 

なお医療用リストバンドは、入浴や着替えといった動作に耐えられる強度と患者のストレスにならないシームレスさの両立が必要です。

医療用リストバンドの選び方

医療用リストバンド

医療用リストバンドの選び方は、主に5つのポイントがあります。

  • 肌触り・通気性で選ぶ
  • 耐久性の強さで選ぶ
  • 新生児用なら少ない接触面・柔らかい素材で選ぶ
  • 価格で選ぶ
  • 文字の見やすさで選ぶ

肌触り・通気性で選ぶ

医療用リストバンドは、患者の肌に直接触れるため、肌に優しい素材でなければなりません。

 

通気性があり、かつアレルギーを引き起こしにくい素材を選ぶことが望まれます。一般的には、柔らかくて肌に刺激の少ない素材が好まれます。

 

バンドには、通気性を確保するための穴や通気孔があるといいでしょう。バンドが密着しすぎて蒸れることを防ぎ、患者の皮膚を健康な状態に保ちます。

耐久性の強さで選ぶ

医療用リストバンドには、耐久性も欠かせません。耐久性があるバンドは、患者が長時間使用しても劣化しづらく、情報が読み取りやすいまま保持されます。

 

医療現場では、手洗いや消毒をする場面が頻繁にあるため、バンドが水に強く耐化学性があれば水や薬品による劣化や変色を防げます。

 

医療用リストバンドは常に装着しているため、摩擦や擦れによる劣化が起こりやすいです。耐摩耗性が高い素材やコーティングが施されているバンドを選ぶと、長期間の使用に耐えられるでしょう。

 

引っ張りやねじれに対しての耐久性も確認します。

新生児用なら少ない接触面・柔らかい素材で選ぶ

新生児の肌は非常にデリケートで皮膚が敏感なため、接触面が少なく柔らかい素材を選びましょう。肌への刺激が少なくなるように配慮してください。

 

新生児の皮膚は非常に敏感で、長時間の接触が原因でかぶれや圧迫傷が起こりやすいです。
そこで極力小さな面積で必要な情報を表示できるデザインを選ぶと、新生児にとっての快適さを確保できます。

 

バンドの素材は柔らかく、肌に優しいものを選ぶことが大切です。一般的には、柔らかい布やシリコン素材が新生児の敏感な皮膚に向いています。柔軟性がある素材が理想的です。

 

また、新生児の皮膚はまだ発達途中で、アレルギー反応が起こりやすいです。よって、アレルギーを引き起こしにくい素材を選ぶことが重要です。

 

さらに、通気性のある素材やデザインを選ぶことで、蒸れや湿気を防ぎます。通気性があることで、バンドを長時間身につけていても不快感を軽減できるでしょう。

価格で選ぶ

利用可能な予算を踏まえて、その範囲内で選択肢を絞ります。

 

ただし、医療用リストバンドは患者の安全性やデータの正確性に関わるため、極端に低価格な製品は品質や安全性が保証されているか注意深く確認しましょう。

価格以上に品質や安全性を優先してください。

文字の見やすさで選ぶ

患者の安全性確保やスタッフのミス防止のため、医療用リストバンドは文字の見やすさも重要視してください。

 

リストバンドには、患者の氏名や年齢をはじめ、さまざまな情報が記載されています。こうした文字が確認しづらい、印字ずれがあるなど、視認性が低いと目視やバーコードリーダーでの本人確認時にミスを起こしかねません。

 

また、印字スペースが広ければ、「文字サイズを大きくできる」「掲載情報を増やせる」などの対策ができます。印字が長期間消えないような耐性も求められます。

医療用リストバンドのおすすめメーカー7選

Doctor putting up index finger and red heart object

ここからは、医療用リストバンドのおすすめメーカーを7社紹介します。

  1. サトー
  2. イヴバンド
  3. E-ブレス
  4. 小林クリエイト
  5. Zebra
  6. 日本ブレイディ
  7. アイニックス

サトー

サトーヘルスケア株式会社

出典:サトーヘルスケア株式会社

製品名 RFIDリストバンド
リストバンドkoDakara
外来リストバンド 日帰りくん®
会社名 サトーヘルスケア株式会社
所在地 〒108-0023
東京都港区芝浦3丁目1番1号
msb Tamachi 田町ステーションタワーN
公式サイト https://www.sato.co.jp/

サトーヘルスケア株式会社の医療用リストバンドは、それぞれ異なる病棟や部門のニーズに合わせて開発されており、使い分けが可能です。

 

病棟用のRFIDリストバンドは、布団の上からでも患者IDを読み取れるため、就寝中の患者さんを起こさない三点認証ができるのが特徴です。

 

IDのバーコードを読み取り、注射や採血管との患者照合を行うリストバンドもあり、QRコードを導入している病院に人気です。

 

リストバンドkoDakaraは産科病棟用のリストバンドで、母子一体型で、新生児の2か所目の標識にも対応しています。

 

外来リストバンド 日帰りくん®は、外来、日帰り手術、健診、人間ドッグなど短期間の装着に適したリストバンドです。

 

1つのプリンタで使い分けられるので、用途が多岐にわたるクリニックにもおすすめです。

イヴバンド

イヴバンドの画像

出典:ホクユーメディックス株式会社

製品名 イヴバンド
会社名 ホクユーメディックス株式会社
所在地 〒530-6127
大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル27階
公式サイト http://www.hokuyu.co.jp

イヴバンドは、着脱時にハサミを一切使用する必要がなく、安全に使用できる医療用リストバンドです。

 

特殊粘着テープを使用して固定するため、ホックが不要で肌を傷つけず、患者に違和感を与えません。

 

素材の98%以上が安全性の高いポリウレタン樹脂でできており、アレルギーのリスクを軽減できます。

 

5色のカラーバリエーションがあり、転倒危険度の高い患者などの目視識別に効果的です。

 

耐水性と耐アルコール性も備えていて、入浴などがあっても1本で約1ヶ月程度利用できる耐久性があります。

 

プリンターがない場合は、手書きでも利用できるので手軽に導入できる医療用リストバンドです。

E-ブレス

Eブレス

出典:ホクユーメディックス株式会社

製品名 E-ブレス
会社名 ホクユーメディックス株式会社
所在地 〒530-6127
大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル27階
公式サイト http://www.hokuyu.co.jp

E-ブレスは、衛生面に配慮し長期間にわたり耐水性と耐アルコール性を実現した医療用リストバンドです。

 

高品質なポリウレタン素材を使用し、肌に優しく、アレルギーリスクが低い素材を採用しています。焼却処分してもダイオキシンは発生しない環境にやさしい素材で製造されています。

 

特殊な構造のホックを採用し、一度装着すると簡単には外れないようにしています。

 

また、1本で約1か月の使用が可能であり、コスト面でも良心的です。

 

カラーホックを使用することで、スピーディーな識別が可能です。幅広いプリンターに対応し、「プリンターなし」あるいは「手書き」でも導入可能です。

 

手書きでも使えて機能もシンプルなため、利用者の人数が比較的少ない小規模の施設におすすめです。

小林クリエイト

小林クリエイト

出典:小林クリエイト株式会社

製品名 Freeni(フリーニ)
会社名 小林クリエイト株式会社
所在地 〒448-8656
愛知県刈谷市小垣江町北高根115番地
公式サイト https://k-cr.jp/freeni/

小林クリエイト株式会社のFreeni(フリーニ)は、バーコードリストバンド発行パッケージです。

 

リストバンドプリンター・ソフトウェア・リストバンドがセットになっていて、ソフトをインストールすれば5分でリストバンドが印刷できます。

 

シンプルな操作画面と簡単なデータの取り込みで、PCに詳しくない人でも安心して使えます。バーコードリーダーを使用して、デバイスでリストバンドのバーコードと患者IDが入った点滴などを照合できるのも特長です。

 

簡単操作ですぐに使えるので、少ないスタッフで運営している施設に向いている医療用リストバンドです。

Zebra

ゼブラの画像

出典:ゼブラ株式会社

製品名 Z-Bandシリーズ
会社名 ゼブラ株式会社
所在地 〒162-8562
東京都新宿区東五軒町2-9
公式サイト https://www.zebra.com/jp/ja/products/supplies/hospital-wristband-patient-id-wristband.html

Zebraは、医療用リストバンド・サーマルプリンタ・バーコードスキャナ・モバイルコンピュータを提供しています。

 

リストバンドは2018年に3億8,280万人以上が使用し、実績も十分です。

 

Zebraのサーマルまたはレーザーの医療リストバンドは、スキャンできないIDリストバンドと比べて、患者の安全とタイムリーな患者ケアの提供能力に大きな影響を与えません。

 

試験で実証済みの耐久性を有するリストバンドは、ハンドサニタイザーを使用してもスキャン可能であり、治療期間中に患者識別の精度を高め、正確な医療管理を保証します。

 

一般患者や分娩、新生児、外来患者など、幅広い製品ラインナップがあり、ニーズに合ったリストバンドを見つけられます。

 

視認性の良さや耐久性が保証されているので、シビアな環境でも耐えられるスペックを求める現場に向いています。

日本ブレイディ

日本ブレイディ

出典:日本ブレイディ株式会社

製品名 PDCリストバンド
会社名 日本ブレイディ株式会社
所在地 〒192-0043
東京都八王子市暁町1-31-16
公式サイト https://brady.co.jp/products/pdcwrist-health/

PDC(Precision Dynamics Corporation)は、アメリカを本拠地とするリストバンド専門メーカーです。ヘルスケア向けリストバンドは1956年にアメリカで誕生して以来、世界中の医療現場で広く利用されています。

 

医療用途に適した柔らかい素材を使用し、患者の肌に対して快適でありながらも耐久性があります。「長期入院用」「中期入院用」「短期入院用」「乳幼児・子供用」「母親&新生児」と細かく用途分けされているのが特徴です。

 

素材も「シリコン」「プラスチック」「ホログラム」「ビニール」「紙」など素材も豊富で、取り込みデータの拡張子も.eps、.ai、.psd、.tiff、.jpg形式から選べます。

 

今あるデータを活用できるので、すでに他のソリューションを活用して患者情報を電子化している病院におすすめです。

アイニックス

アイニックスの画像

出典:アイニックス株式会社

製品名 Z-Band UHF帯RFID
FamilyBand
StatBand
会社名 アイニックス株式会社
所在地 〒153-0044
東京都目黒区大橋1-6-2 池尻大橋ビルディング
公式サイト https://www.ainix.co.jp/products/biometric_authentication/wristband/

アイニックス株式会社は、自動認識技術とネットワーク技術を応用してさまざまな現場の負担を削減するソリューションを提供しているメーカーです。

 

アイニックス株式会社の医療用リストバンドは、感熱紙用・レーザープリンタ用・小型サーマルプリンタ用・抗菌モデルなど豊富なラインナップが特徴です。

 

バーコードリーダーと連携させれば、QR認証機能も添付でき、医療現場のミス防止と業務効率化を促進します。

 

同社のバーコードリーダー・プリンターと連携が必要なので、医療用リストバンドの導入が初めての病院に向いています。

まとめ:医療用リストバンドは患者目線で選ぼう

医者の画像

医療用リストバンドの選択には、患者の視点が欠かせません。

 

患者の安全性を確保するためには、外れにくく、かつ患者にとってストレスのない耐久性、視認性の高さ、付けやすさなどが求められます。

 

柔らかい素材で作られ、快適性も追求された医療用リストバンドを選んでください。