東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

527件中46~60件を表示

  • 片頭痛

4人にひとりが症状あり。正確な検査と診断が大切

頭痛という症状は多岐に渡り、その種類は300種類以上あります。片頭痛が人口の5~10%、緊張型頭痛が20%くらいと言われていますので、おおよそ4人にひとりは頭痛に悩まれている統計です。大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があり、二次性頭痛は脳出血やくも膜下出血、髄膜炎など命に関わるものです。そのほか頭痛をきたすものとして慢性副鼻腔炎や蓄膿症、緑内障などがあり、頭痛は脳以外の疾患でも引き起こされます。なので、どのタイプの頭痛であるのかを正確に診断することがまず肝要です。片頭痛や緊張型頭痛は特に動くと痛むので「横になって休まなければ」「予定をキャンセルしなければ」と生活の質が低下してしまいます。頭痛は様々な原因が提唱されており、原因がはっきりと特定できないものもあります。片頭痛であれば、CGRP関連の予防薬を1か月に1回程度注射をするなどの選択肢もありますので、投薬のほかご自身に合った治療法をよく医師と相談することが大切です。頭痛は市販薬で鎮静化できることもありますが、大病につながる恐れもありますので、脳神経外科を受診し正確な検査と診断を受けることをお勧めします。

上野 龍 院長
宮前平脳神経外科クリニック
上野 龍 院長
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
●脳神経外科 ●内科 ●外科
  • がん

なぜ「がん」になるの?気をつけるべきことは?

なぜ人は「がん」になるのでしょう?一説によれば、私たちの身体は、60兆個もの細胞でできていて、そのうち3000〜4000億個の細胞が毎日死んでいき、それとほぼ同じ数の細胞が生まれているといわれています。身体の中では日々新しい細胞が生まれているわけですが、なかには遺伝子異常などの要因によって、異常な細胞が生まれてくることがあります。たとえば、放射線を浴びることによって遺伝子の一部が傷つけられ、異常な細胞が生まれることがあります。これががん細胞です。健康な人でも毎日3000個から5000個のがん細胞が生まれているといわれていますが、誰もががんになるわけではありません。なぜなら私たちの身体の中には変化した遺伝子を監視する仕組みや、傷ついた遺伝子を修復する機能、異常な細胞が増えることを抑え、取り除く機能があるからです。しかし、異常な細胞がこの監視の目をすり抜けてしまうことがあり、異常細胞が増殖して悪性腫瘍(がん)となってしまうわけです。

さて、私たちの日常生活の中で食べ物や化学薬品などががんに関係することをどこかで聞いたことある方も多いでしょう。がんの発生には慢性炎症が絡んでいるといわれています。炎症を起こす原因として感染症、喫煙、アルコール、炭水化物の過剰摂取や高脂肪食(特に飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪)等の高カロリー食、紫外線や放射線の被爆などがあります。炎症を起こすような食べ物を食べ続けると、発がんのスイッチが入ってがんが生まれやすくなります。ですから、炭水化物や動物性脂肪をひかえ、植物性脂肪や魚類の脂肪等に多く含まれる不飽和脂肪酸や食物繊維を積極的に摂取する等の炎症を起こしにくいような食事にすることで、がんになりにくいカラダをつくり、がん予防につながるといえます。

佐藤 忍 院長
横浜サトウクリニック
佐藤 忍 院長
横浜市中区/山下町/日本大通り駅
●腫瘍内科
  • 腸活

酪酸菌が癌を含めたあらゆる難病からの回復をはかる鍵となる

「腸活」という言葉が一般的になって久しいですが、最近トピックになっているのが、酪酸産生菌(ラクサンサンセイキン)の存在です。現代の難病と言われる多発性硬化症、パーキンソン病、過敏性胃腸炎、レビー小体認知症、さらにREM睡眠行動障害といった疾患を抱えている方の大多数は、酪酸を作る菌を多く持ってないことが明らかになってきています。また酪酸産生菌が少ないと、腸のバリア機能も損なうということが言われています。様々な分野で話題になることの多い海洋プラスチックや化学化合物、細菌までもがバリア機能の低下した腸から体内に入っていくと推察されています。逆に、本来なら腸から漏れてはいけないタンパク質などが出ていってしまうという現象も起きています。酪酸産生菌は抗がん剤の効果を高めることがわかってきていますが、その過程で様々なことが明らかになってきたのです。
腸活で重視すべきなのは、便秘です。たかが便秘ですが、通常通りに排便をおこなえていないことが酪酸産生菌の増殖をはばむ1つの要因となっています。私は訪問診療においても、便秘の有無や程度、そして改善に力を入れて取り組んでいます。

坂田 隆夫 院長
アゴラ内科クリニック
坂田 隆夫 院長
文京区/湯島/湯島駅
●訪問診療 ●内科 ●循環器内科
  • 脳梗塞[脳血栓]

言葉が出にくい、手足の麻痺、顔がゆがむなどの症状を自覚されたら、一刻も早く病院に

急に手足の麻痺が起きたり、急に意識を失う症状があり、その原因が脳の血管にある場合、これを総称して脳卒中と言います。その脳卒中の原因の約7割を占めるのが、脳梗塞です。脳梗塞は脳の血管が詰まることによって起こります。手足の麻痺や意識の消失に加え、言葉が話しにくくなったり、顔がゆがむ、といった症状が顕著なサインです。特に、身体の片側だけに麻痺が起こることが多く、両手や両足にそれが及ぶのは違う疾患の可能性が考えられます。一旦、症状があれば、できる限り早く病院に行き、急性期治療を受けることが非常に大切です。

脳梗塞はいくつかのタイプに分かれます。このうち、動脈硬化が起きて、脳の血管自体が狭くなっていたところに小さな血の塊(血栓)が詰まって起こるものを血栓性脳梗塞と呼びます。血栓性の脳梗塞は再発のリスクが高いことが特徴です。問題が起こった血管だけではなく、他の部位の血管も動脈硬化による影響を強く受けていることが考えられますので、動脈硬化の治療や高血圧、高脂血症、糖尿病など、生活習慣病の治療をしっかり続けていかなくてはなりません。また、脳の病気全般に言えることですが、リハビリをすることで神経が活性化し、症状が改善するということがわかっていますので、治療と並行し、リハビリをしっかり行っていくことも大切です。

林 祥史 院長
けやき脳神経リハビリクリニック
林 祥史 院長
目黒区/下目黒/不動前駅
●脳神経外科 ●内科 ●リハビリテーション科 ●健診・検診
  • オスグッド・シュラッター病

成長期の子どもの膝の痛み、もしかしたら「オスグッド・シュラッター病」かも?

オスグッド・シュラッター病は成長期の子どもに多くみられる膝の痛みで、脛骨粗面(膝のお皿の下の骨のでっぱり)に炎症が起こる骨端症(こったんしょう)の一種です。特にスポーツを活発に行う10代の成長期に発症しやすいです。骨端症とは、骨の成長軟骨部分(骨端)が、繰り返し加わる負荷や外力によって炎症を起こしたり、損傷したりする疾患の総称です。成長期の脛骨粗面は、まだ骨が完全に硬くなっていないため、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が膝蓋腱(膝のお皿の下の腱)を介して引っ張る力が加わると、骨端が剥離したり、炎症を起こしたりして痛みが生じます。

オスグッド・シュラッター病をはじめとした骨端症は、成長期の一過性の病気で、成長期が過ぎ、軟骨組織が骨に変わることによって治癒が期待できます。症状が認められる時期は、スポーツによる過度な負荷を控えることで痛みが軽減します。応急処置はアイシングが最も有効で、疼痛には消炎鎮痛薬(外用内服)や超音波、低周波などの物理療法なども効果がみられます。予防には大腿四頭筋のストレッチングが最も重要で、オスグッド用の膝サポーターも有用です。
当院では、個々の症状やスポーツ競技種目に応じた適切な運動制限と競技復帰プログラム、リハビリテーションによる再発予防を提案させていただきます。

浅野 尚文 院長
深川ギャザリア整形外科
浅野 尚文 院長
江東区/木場/木場駅
●整形外科
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

便潜血検査で1回でも陽性を指摘された方は、必ず大腸内視鏡検査を

大腸の内視鏡検査は、ポリープが見つかった方は1年に1回というスパンでの検査が推奨されており、ポリープのない方の場合も2年、あるいは3年に1回の検査が推奨されます。私たちも万全を期して検査をしていますが、それでも検査で100パーセント、早期のがんを見つけられるわけではありません。また稀ではありますが、1年で進行がんが見つけるケースもないわけではなく、そのためにこの間隔での検査が推奨されるのです。

大腸がんの早期発見には上記した内視鏡検査が必須となりますが、その前段階として、健康診断等で行われる便潜血検査があります。しかし、便潜血検査で陽性と判定されても、内視鏡検査に進む方が少ないというのが現状です。もちろん検査そのものや、がんが発見されるかもしれないという怖さもそこにはあると思います。ただ、私の印象としては、便潜血で1回はプラスだったけど、もう1回はマイナスだったから大丈夫、と考えてしまう方が非常に多いのです。便潜血検査は、確実性を期しての2回法となっています。1回の検査で必ず引っかかるわけではありませんので、慎重を期しての2回法であり、そのうちの1回でも引っかかれば、それは大腸がんの疑いがあるということなのです。

端山 軍 院長
おなかとおしりのクリニック東京大塚
端山 軍 院長
豊島区/南大塚/大塚駅
●肛門科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●内科
  • 骨粗鬆症

身長が1~2cm縮む、背が曲がるのは危険な前兆

骨粗しょう症は、加齢とともに脆くなり、骨折しやすくなる病態です。特に女性の場合は閉経後に骨粗しょう症が急速に進行します。初期段階では自覚できる症状はほとんどありませんが、進行してくると背骨にひびが入って痛みを生じることがあります。特になにも症状がないと感じていても、身長が1~2cm縮む、背中が曲がってくるのが前兆ですので、そうした兆候があれば一度は受診されることをお勧めします。一番の診断は骨密度をDEXAという機器で計測することです。治療法は、内服薬の服用のほか、骨折のリスクが高い場合やすでに骨折している方は、副甲状腺ホルモンの注射での治療法などがあります。選択肢は他にもいくつかあり、治療は長く継続していくことになります。骨粗しょう症の予防は、骨密度のピークである20歳ぐらいまでは、過剰なダイエットをしないことです。それ以降は、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識した食事、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。1日5分ほどでも日光を浴びることでビタミンDを活性化させることができますので、少しだけでも太陽光を浴びることもお勧めですよ。

乗松 祐佐 院長
のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック
乗松 祐佐 院長
世田谷区/給田/仙川駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
1 PAGE 4/36 36