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  • 狭心症

禁煙を徹底し、ストレスをためないことが大事

心臓に血液を送る役割のある冠動脈に障害が起こり、胸の痛みなどが生じる狭心症は、高血圧・脂質代謝異常・糖尿病・喫煙などが原因で起こる労作性狭心症と、冠動脈の痙攣(けいれん)によって一時的な狭窄を生じる冠攣縮性狭心症の2つに大別されます。

労作性狭心症の治療では降圧剤のほか、コレステロールや血糖値をコントロールする薬が使用されることが一般的です。血管の狭窄がみられる場合には、抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)の使用が検討されることもあります。これらの薬物治療を行ったうえで、十分な効果がみられないときはカテーテル治療の適応となります。

かつては60代の患者さんに多くみられた狭心症ですが、最近は40代で発症するケースも珍しくありません。労作性狭心症は喫煙が大きなリスクファクターであることが分かっていますから、禁煙を徹底すると同時に生活習慣病を適切に管理することが大事です。また冠攣縮性狭心症はストレスが発症リスクを高めるとされていますから、良質な睡眠をとり、ストレスを上手に発散することを心がけるとよいでしょう。

戸頃 康男 院長
戸頃循環器内科クリニック
戸頃 康男 院長
越谷市/新越谷/新越谷駅
●循環器内科 ●内科 ●美容皮膚科 ●健診・検診
  • 変形性股関節症

日本人にとって身近で誰にでも起こりえる疾患

日本人は欧米人に比べて骨盤の発達が未熟で、変形性股関節症になるリスクを生まれながらにして持っている人種と言えます。実際、赤ちゃんの時から股関節が脱臼しているケースもあり(発育性股関節形成不全)、10代20代の若さで股関節が痛くなる人は一定数いるのです。ゆえに、家族歴等を鑑み、そのリスクがあることを自覚していることが大切になります。
変形性股関節症はリハビリテーションでも疼痛や進行予防のコントロール可能ですが、進行度や重症度によっては手術という選択肢が必要になることがあります。手術は様々なものがありますが、その代表的なものが人工股関節という選択です。近年、人工股関節は以前からの課題であった術後の脱臼というリスクが非常に少なくなり、より有用な選択肢となってきています。
日本人にとって身近な疾患であるということを皆さんに認識していただけたらと思います。また家族歴なども把握いただき、股関節に痛みを感じたら、その可能性を考慮し、早めに医療機関を受診ください。

西郷 峻瑛 理事長 & 品田 良太 院長
西郷整形外科リハビリクリニック越谷院
西郷 峻瑛 理事長 & 品田 良太 院長
越谷市/南越谷/新越谷駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 心筋梗塞

カテーテル治療が一般的。早期治療と生活習慣病の予防が大切

心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠動脈が詰まり心筋が壊死することによって、強い胸の痛みが出る症状です。胸の痛みがない無痛性心筋梗塞や、脈が落ちて目まいがする、ふらつく、人によっては奥歯が痛い、肩こりがひどいなど症状は様々です。冠動脈が血管の中枢で詰まってしまうと、いきなり心停止という状況もあり得ます。心筋梗塞の原因は様々で、高血圧、糖尿病、高脂血症などのほか、煙草や加齢などが挙げられます。治療法は、急性期であればカテーテル治療といって、詰まった血栓を取り除き、ステントという金属の筒を入れる方法が一般的です。生存率や予後は治療までの時間が大きく関係しており、6時間がゴールデンタイムと言われています。時間が経ちすぎると心筋の壊死が始まり、カテーテル治療を施しても心臓の動きの改善が見込めなくなってしまいます。心筋梗塞の予防は生活習慣病にならないこと、生活習慣病を治療することが一番で、適度な運動とバランスの良い食生活が大切です。持病がある方は投薬治療を続け、動脈硬化の進行を見ていくことも肝要ですよ。

若倉 真吾 院長
若倉診療所
若倉 真吾 院長
横浜市神奈川区/六角橋/岸根公園駅
●内科 ●循環器内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●小児科 ●美容皮膚科 ●訪問診療
  • 痛風

尿酸が高い状態が続くと、より重大な結果を生む可能性がある

足の親指の付け根が腫れて痛みを持つのが典型的な症状で、人によっては肘や膝が腫れる方もいらっしゃいます。原因は尿酸です。尿酸とは、プリン体が肝臓で分解されることによって生じる最終代謝産物で、血中尿酸値という値で評価されます。この尿酸値ですが、男性は5前後、女性は4前後が平均なのですが、平均を超えていくと尿酸は結晶化します。道端で鳩のフンを見かけますよね。あの“白”は、結晶化した尿酸によって生じたものです。その結晶化した尿酸が親指の付け根の関節内などにでき、炎症を起こすのが痛風という疾患です。
痛いのは辛いですが、痛み止めで治すことができれば、見方によってはまだマシ、と言えるかもしれません。と言いますのも、尿酸が高い状況が続くと動脈硬化症の原因の1つとなると言われています。それは大きなリスクであり、だからこそ日頃から気をつけていただくことが大切です。具体的には魚卵やレバーなどのプリン体を多く含む食物を避けることがまず肝要になります。そしてもちろん、お酒もです。また、アルカリ性食品として生野菜を多く摂ることも大切ですね。

内田 俊也 院長
神田西口うちだ内科
内田 俊也 院長
千代田区/内神田/神田駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科 ●糖尿病内科 ●アレルギー科
  • 内痔核[いぼ痔]

内痔核の原因は排便時のいきみ。便秘・下痢をしないよう健康的な生活習慣を

肛門の内側には静脈叢(じょうみゃくそう)という大量の毛細血管が張り巡らされており、肛門をぴったり閉じるためのクッションのような役割を果たしています。排便時に強く・長時間いきむと肛門周辺に負担がかかり、静脈叢の血流が悪くなって内痔核(いぼ痔)が生じます。内痔核が発生する静脈叢には痛覚がないため、初期には出血がみられても痛みを感じることはほとんどありません。ただし進行して内痔核が脱出すると痛みを感じるようになります。

内痔核は[I度]肛門から脱出していない(排便時に出血がみられる)、[II度]排便時に内痔核が脱出するが自然と戻る、[III度]排便時に内痔核が脱出して手で戻さないと戻らない、[IV度]排便に関係なく内痔核が脱出したままの4つのタイプに分類され、重症度によって治療法が異なります。[I度]と[II度]は外用薬やフェノールアーモンドオイル(PAO)と呼ばれる効果のマイルドな注射治療(痔核硬化療法)が適応となります。[III度]の場合はジオン注射による治療が適応となり、[IV度]については切除手術が行われることが一般的です。

内痔核は便秘や下痢で長時間トイレに座り、肛門に負担がかかることによって生じます。そのため排便は3分を目安にし、長時間にわって強くいきむことは避けましょう。便が硬くならないように十分な水分摂取を心がけ、必要に応じて医療機関で便をやわらかくする薬を処方してもらうのもおすすめです。

星 加奈子 院長
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科
星 加奈子 院長
横浜市都筑区/中川中央/センター北駅
●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科 ●肛門外科
  • 片頭痛

片頭痛には専門的な治療が不可欠

片頭痛は、はっきりとした原因はわかっていませんが、脳の血管周囲にある三叉神経の炎症が原因であるという説が有力です。三叉神経末端から炎症物質が放出されて血管に影響を及ぼし痛みを引き起こすというものです。血管が収縮・拡張する際に拍動性の痛みが生じます。市販薬でカバーしている方もいらっしゃると思うのですが、片頭痛は市販薬の場合、効きが悪くなって頭痛薬の服用量が多くなってしまい、その結果、薬物使用過多による頭痛に変わってしまい、難治性になることがあります。また、片頭痛の多くは首や肩の痛みを伴うため、緊張型頭痛と間違われることもありますが、日常生活への支障のあるなしが診断の基準となります。片頭痛には専門的な治療が必要です。

治療法としては、片頭痛専用の頭痛薬や予防薬のほか、星状神経節ブロック療法やトリガーポイント注射が効果的です。これらの治療を繰り返すことで頭痛の頻度や強さを軽減し、薬に頼らず日常生活を送れる状態を目指します。

自分でできる予防法としては、頭痛のきっかけとなることを避けることです。例えば、ストレスや睡眠不足を避けることや、肩こりしないようにすることなど。片頭痛を誘発する食べ物がある人は、それを避けることも大切です。ワインやチーズなどが知られています。パソコンなどを使う仕事をされている場合は、仕事の合間のストレッチや、週2回程度の運動をするのもよいでしょう。筋肉がほぐれ、気分転換が図れます。意識してリラックスすることが大切です。ただし、片頭痛の治療には専門的な診療が不可欠です。長く片頭痛に悩んでいる方は、ぜひ専門医に相談してみてください。

河手 眞理子 院長
西荻ペインクリニック
河手 眞理子 院長
杉並区/松庵/西荻窪駅
●ペインクリニック内科 ●内科
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