保存療法で改善がみられない場合には手術療法が検討されることも
変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減り、歩行時に痛みを伴うようになる病気です。主な原因は加齢によるものですが、膝の骨折や靭帯損傷などのけがによって生じることもあります。
治療法としては薬の内服や膝の注射、リハビリテーションなどによって症状を緩和させる方法(保存療法)と手術による方法(骨切り術、人工関節置換術など)の大きく2つがあります。基本的には保存療法を行っても生活に支障をきたすような痛みが続く場合に手術療法が検討されます。
なお最近は痛みに対する保存療法と手術療法の中間の選択肢として「PRP療法」が行われることが増えてきました。PRP療法は患者さんご自身の血液を利用した再生医療の一つです。保険が適用されない自費診療ではありますが、副作用の心配がなく日帰りで治療できるなどのメリットがあります。ただ、効果があるのは全体の6割程度の方で、効果が続くのが半年から1年ほどです。当院でもPRP療法を行っていますので、お気軽にご相談ください。
- 入谷整形外科
- 水落 裕 院長
- 台東区/下谷/入谷駅
- ●整形外科 ●リハビリテーション科