たっぷりの泡でやさしく・十分に洗ったら、たっぷりの「保湿」をお忘れなく
乳児期の皮膚は非常に薄くてデリケートなため、ばい菌などが入り込みやすい状態だと言えます。そして、ばい菌や皮膚の汚れによって炎症が起こると、かゆみが出たり炎症が起こったりします。これが乳児湿疹です。
大人の湿疹では「洗わないように」と指導されることが一般的ですが、乳児湿疹では「よく洗う」ことが症状の改善につながります。石けんをよく泡立てて「泡」でやさしく洗ったら、十分に洗い流した後でしっかりと保湿をすることが大事です。
正しいスキンケアを心がけていただくことで、特別なお薬を使わなくても症状が改善することはよくあります。また、日頃からしっかりと保湿をしていれば、皮膚トラブルの予防にもつながります。
- すぎい小児科クリニック
- 杉井 京子 院長
- 八王子市/大和田町/京王八王子駅
- ●小児科