TCH(ティーシーエイチ)の原因
TCHは、日常生活において無意識のうちに上下の歯をかみしめてしまう癖を指す。TCHはスマホやパソコンを使用したり、テレビやゲームに集中したりしている時に現れやすい。また、緊張を伴う場面に遭遇したり、ストレスを感じたりすることも要因の一つと考えられる。TCH(ティーシーエイチ)の症状
本来、上下の歯が接触するのは食事や会話など1日数十分程度だとされる。TCHでは上下の歯列が長時間にわたって接触することによって顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症したり、症状の悪化を招くことがある。また、食いしばりによって歯の違和感や痛みを覚えることがある。TCH(ティーシーエイチ)の治療
TCHによって顎関節症を発症した場合は、それに対する治療を行う。顎関節症に対してはマウスピースを用いた治療が選択されることが一般的で、就寝中にマウスピースを装着することで上下の歯をかみしめることを回避し、顎関節や筋肉への負担を軽減する。このほか、生活習慣を見直すことによってTCHの改善が期待できるとされる。- 受診科目
- 歯科
この病気について6人の医師の見解があります。
歯科医師から聞いた
TCHの対処(治療)方法
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『ブラキシズム』とは?あなたも無意識にやっているかも?!
「ブラキシズム」とは、歯ぎしりや食いしばり、噛みしめなど口やその周辺器官にみられる習慣的な癖のことをいい、その習慣がある人をブラキサーといいます。「歯列接触癖」THO(Tooth Contact Habit)があると、顎関節症、歯周病、入れ歯、歯のひびによる虫歯、治療後の脱離など歯科全般にかかわる大元ともいえる、治療前の項目に影響すると思ってください。歯列接触癖というのは日中起きている間、歯が常に接触してしまっている状態のことです。普通は歯が離れていて、歯列接触癖のないノーマルな人を検査すると、24時間中に歯が接触している合計時間は17分といわれています。緊張したりストレスがあったりするとその癖はより強くなり、レントゲンを撮ると見た目からもわかる欠損です。歯科治療や歯ブラシ、歯磨き粉、歯の治療、セラミックという話以前に、まずはブラキシズムがなくならない限り、どんな治療も失敗します。ですから患者さんには、「歯医者に行くことや歯ブラシよりも重要なことがあります。まずはブラキシズムを治しましょう」と伝えています。電車に乗っている時、パソコンをしている時、スマホを見ている時、歯がくっついていませんか?ブラキシズムを治せるのは本人しかいません。くっついていることに気づいたら離しましょう。