オーラルフレイルの原因・症状とは?

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歯科医師に聞いた
オーラルフレイルの原因・症状・治療方法

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高齢者の咀嚼機能の低下が健康に及ぼす影響

奥歯(小臼歯・大臼歯)を多数歯抜いたまま、義歯・ブリッジなどを装着せずに前方(前歯)のみで食事摂取しているようなお口の状態で長年生活し続けると…どの様な全身への影響が起こりやすいのか? (必ず現れるという事ではありません)

大臼歯(前から6・7・8番目)を失ったままで日常も不自由に感じずに過ごしておられる方は多くおられます。歯周病やう蝕等で保存不可能となり抜歯し欠損となってもすぐに慣れてしまい『何でも食べられる…』という患者様も多く見受けます。実際、ご高齢でなければお口周りの筋肉も強く、舌による押しつぶす筋力と残っている嚙みやすい歯で柔らかい食物はある程度粉砕され味わうこともできるからです。但しビタミン豊富な生野菜などは前歯や小臼歯の様な尖った小さな形状の歯で嚙み砕くだけで奥歯の様な広い表面積の臼歯ですりつぶすことなく嚥下に至る状態では栄養摂取能力が悪く吸収も悪くなりがちです。奥歯に義歯等の歯科補綴物を装着して咀嚼する事が出来れば栄養の吸収が悪い「低栄養状態」を概ね防ぐことが可能です。
元々体力が低下している高齢者では咬合支持が無いことによる粉砕能力の低下は、即低栄養につながりやすく、またフレイルを呈していない世代でも咀嚼効率が悪い口腔状況では、その積み重ねにより非常にゆっくりと栄養状態が低下していきます。

〔低栄養が原因となる病態・症状〕
・貧血 ※めまい、立ちくらみ、頭痛などを来たしやすい
・褥瘡 ※圧迫を受けて皮膚の血流が滞り生じる皮膚病変
・骨塩量低下・骨折 ※骨に含まれるミネラル(カルシウム)の量が減少
・免疫力低下 ※低栄養ではリンパ球の減少、好中球遊走能の低下が生じる
・認知機能の低下 ※栄養以外にも脳への血流や刺激が低下し記銘力低下を来たしやすい
・ADL低下 ※アクティビティーズ・オブ・デイリー・リビング(日常生活動作)
・QOL低下 ※クオリティ・オブ・ライフ(心身ともに健康で輝くような状態)
・老人性筋力低下 ※低栄養になると体内の筋肉が栄養源として消費されてしまう

この様な全身状態がいくつか当てはまる。またはフレイルの予防に、『入れ歯が必要な口腔内状況でも作った事がない…』『以前作ったが使っていない入れ歯がある…』等の状況であればかかりつけ医に改めてよく診ていただく機会があると良いと思います。奥歯で食べる機能を失ったまま長く過ごしていた患者様に対しても、例えば避けていた根菜類や肉類等嚙みごたえのある食べ物でも、よく噛んで味覚も楽しんでいただけるようなきっかけとなって頂ければ幸いです。咀嚼機能を高め筋力を高める事が「むせ」などの誤嚥を予防する事にもつながります。

□ 長かったマスク生活で自分の表情が気になる…
□ お口の渇きが気になる…
□ お茶や汁物でむせやすくなった…
□ おいしく食事をしたい…
□ 固い物が食べにくくなった…
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小熊 路生 院長

小熊歯科医院

小熊 路生 院長

  • 世田谷区/経堂/千歳船橋駅
  • 歯科 ●小児歯科
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