歯肉退縮の原因・症状とは？
【受診科目】
- 歯科
※3人の医師がこの病気について述べています
歯科医師に聞いた
歯肉退縮の原因・症状・治療方法
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歯ぐきが下がる症状にはいくつか理由がある
歯肉退縮とは、文字通り歯ぐきが下がってしまうものです。歯肉退縮にいたる原因はいくつか考えられますが、その大きな要因の1つが歯周病によるものです。歯を支えている骨がなくなり、それに伴って歯ぐきが引き締まると、歯ぐき自体が下がってきてしまうんですね。歯ぐきが下がることによって知覚過敏の症状が出たり、歯の根が露出してしまうことでむし歯になりやすくなると言われています。
歯周病が原因となると、歯肉退縮もある程度お年を召した方の現象と思われるかもしれませんが、若い人にも生じないわけではありません。若い世代では、ブラッシングで過度に力が加わった場合に起こることがありますし、矯正治療で歯が動いた際、その部分の歯ぐきが退縮してしまうことがあるのです。見た目の影響はもちろん、歯周病の時と同様、知覚過敏などの症状が見られることがあります。
治療法としては、骨がしっかりしているのであれば、歯ぐきを移植して下がった部分を再生する方法もあります。それ以前に、メンテナンス等で歯科医院を訪れ、ブラッシングが適正なものかどうかをチェックしてもらうことをお勧めします。
デンタルクリニック青木
青木 栄人 院長
- 渋谷区／代々木／代々木駅
- 歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科
歯ぐきを傷つけないよう、正しく・優しくブラッシングを
歯肉退縮とは歯の周りの組織（歯肉）が減り、歯の根が露出した状態をいいます。原因としては、歯磨きをする際のブラッシング圧が強い、食いしばり、歯ぎしり、矯正治療によるものなど、さまざまなものが考えられます。これにより歯ぐきが下がり、知覚過敏が起こったり、歯肉の炎症や歯磨き時に出血がみられたりします。
歯肉退縮の治療は、患者さんの年齢などによって異なり、歯肉の移植が選択されることもあります。歯肉退縮を予防することは難しいのですが、まずは正しいブラッシング法を身につけられるよう、専門家にご相談いただくとよいでしょう。
葛西駅前 あなたの歯医者さん 矯正歯科
久保田 達也 院長 ＆ 千 智博 先生
- 江戸川区／中葛西／葛西駅
- 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
歯肉退縮の最も有効な改善方法として、歯肉の移植がある
歯肉退縮には様々な原因がありますが、歯周病や加齢によって歯ぐきが下がりやすくなり、歯の根元が露出してしまうこともあります。部位や状態によっても違ってきますが、歯肉の移植は最も有効な方法の１つです。具体的には、上顎の裏側の歯肉を切除し、下がった歯ぐきの部分に移植していきます。その際、マイクロスコープを用いるとより精密な治療が可能になり、成功率は飛躍的に上がります。
生まれつき、歯ぐきの薄い方がおられます。歯ぐきの薄い方は加齢と共に歯ぐきが下がりやすい傾向がありますので、予防的に歯肉を移植する方法があることも知っていただきたいですね。
池袋デンタルクリニック
林 文昱 院長
- 豊島区／西池袋／池袋駅
- 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科