マウスピース型矯正の原因・症状とは?

マウスピース型矯正(マウスピースガタキョウセイ)の治療

透明なマウスピース型の装置で歯を動かす方法。ブランケットを用いた一般的なワイヤー矯正に比べ、目立ちにくい特徴があり、痛みも少ないとされる。1日20時間以上装着する必要があり、一般的にはワイヤー矯正に比べて適用範囲が狭いとされるが、近年は改善されつつあるとされる。

【受診科目】

  • 矯正歯科

6人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
マウスピース型矯正の原因・症状・治療方法

6件中 1 ~6 件を表示

歯列治療から審美歯科まで。口元を整えるマウスピース矯正とは

マウスピース矯正というのは、ワイヤーではなく透明なマウスピースで歯並びを整えていく治療です。
実際には日中も食事の時以外は装着する必要があるため、アナウンサーや声優など声を商売にする方には難しいかも知れません。ワイヤー矯正に比べ痛みも少ないのでお子さんから治療することができますが、多いのは18歳〜20代くらいの方ですね。ただ年齢は関係ないので、年配の方ではじめられる方もおられます。
歯並びを整えたいという美容目的の方だけでなく、前歯で噛めない方など何らかの症状がある方も対象になります。とくに上下の噛み合わせのバランスが悪い方は将来的に歯を残すのが難しいという結果が出ているので、歯列を整えるマウスピース矯正もおすすめです。

波多野 康祐 院長

WITH DENTAL CLINIC(ウィズ デンタル クリニック)

波多野 康祐 院長

  • 渋谷区/代官山町/代官山駅
  • 歯科 ●矯正歯科

どちらが劣るという話ではなく、ワイヤー矯正とマウスピース矯正にはそれぞれに利点がある

矯正治療はワイヤー矯正とマウスピース矯正とに大別されます。2つの方法は症例によって得意不得意が分かれます。マウスピース矯正の場合、大臼歯の延伸移動がしやすいという利点があり、いわゆるすきっ歯に対しても有効です。一方で、マウスピース矯正は、「はめれば動く」と思われている方が多いのではないでしょうか。確かにその通りなのですけども、そのはめる時間は20から22時間。就寝時はもちろんのこと、ほぼ1日中着けていなければなりません。ですから、イメージほど容易なものではないのです。ワイヤー矯正の場合、自分で着脱が出来ないわけですけども、逆に言えば自分でやることは何もないわけですので、患者さんの負担は減ることになります。矯正治療の方法は、本来、症例によって使い分けるものであり、加えて、ご自身のライフスタイルを鑑みて選択されたほうがいいでしょう。

児島 梓 院長

あずさ歯科クリニック麹町

児島 梓 院長

  • 千代田区/麹町/麹町駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

マウスピース矯正の特徴を知り自分に合った効果的な矯正治療を。

歯列矯正には様々な方法があり、マウスピース矯正を希望される方も多くおられます。
見た目を重視する方に選ばれることが多いマウスピース矯正ですが、必ずしも全ての方に最適なわけではありません。もともと矯正治療は時間をかけて少しずつ歯列を整える治療であるため、着脱可能なマウスピース矯正はデメリットになる場合もあるのです。矯正器具を付け外しできるということは「付けたり外したりする手間が発生する」ということでもあります。親御さんの希望で矯正を始める場合で患者さん本人が矯正に積極的でないお子さんのケースなどは、着脱の手間がデメリットとなりマウスピースを使用しなくなる可能性も高いので、不向きかもしれません。矯正治療に求めることは患者さんにより様々ですから、インターネットや周囲の方の情報だけを頼りにせず、本当にご自分に合った方法で治療していただきたいですね。ご自分にとって最適な治療がわからない場合は、ぜひ歯科医師にご相談ください。

小森 真樹 院長

こもり歯科クリニック

小森 真樹 院長

  • 世田谷区/桜新町/桜新町駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

取り外しが可能で、お口の中を清潔に保ちながら歯並びを整えていく

従来からある矯正治療は、歯の表面に装置を取り付けるブラケットタイプと言われるものです。また、装置を見えにくくしたいというニーズに応える形で開発されたのが歯の裏側に装置を取り付ける、いわゆる裏側矯正です。マウスピース型矯正はその後に誕生したもので、装置を取り外し出来ることが大きな特徴と言えます。従来の矯正治療は装置を外せないために歯みがきが難しくなりやすく、むし歯や歯周病の原因となってしまうデメリットがあります。それに対してマウスピース型矯正は取り外しが可能ですから、お食事も問題ありませんし、歯みがきやフロスもいつも通りできますので、お口の中を清潔に保ちながら歯並びを整えていけることになります。
また、マウスピース型矯正の利点としては、痛みが少ない点が挙げられます。付けた当初は締め付けられるような感じはありますが、そもそも痛みのコントロールが容易なのです。例えば、一回の装置で歯を動かす量を少なく調整することで、痛みをさらに軽減することが可能になります。
それからよく知られていることですけども、マウスピース型矯正はあらゆるケースに対応できるわけではありません。それぞれの装置に得意不得意はありますが、特に抜歯が必要な方については、一部にブラケットを用いることで矯正治療の期間を短くするといったことがおこなわれます。また、取り外しが出来るといっても、装着してなければ想定するような効果を得ることはできませんので、1日22時間以上、付けておくことが求められます。

髙橋 直子 院長

白金台パール矯正歯科こども歯科

髙橋 直子 院長

  • 港区/白金台/白金台駅
  • 矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科

その自由度の高さも魅力の1つ

最近では、過去にワイヤー矯正を経験されていて、2回目、3回目の矯正を「マウスピース型の装置で」とご希望される方が多い傾向が出てきました。もちろん初めての矯正でマウスピース型矯正を望まれる方もたくさんいらっしゃいますが、過去に矯正をしたけども、後戻りが少し気になる、といった方が部分的な矯正を望まれてマウスピースを選択される機会が増えていますね。例えば、前歯の気になる部分だけ動かしたい、ということであれば、期間も短くなりますし、使用するマウスピースの数も少なくなりますので、費用が抑えられるというメリットがあります。
マウスピース型矯正の大きなメリットは、「目立たない」ということでしょう。ご希望としてよくあるのが、大きなイベントやウェディングを控えた方の矯正です。マウスピースであれば、イベントやお式の間だけ装置を外すといったことも容易にできますし、その自由度は大きなメリットと言えるでしょう。この矯正装置が一般に普及したことによって、矯正治療自体の敷居が低くなったことは確かに言えることで、私が子どもの時からこれがあったら、迷わず初めからこれを選んでいたと思います。

村上 麻美 院長

エムデンタル矯正歯科・用賀

村上 麻美 院長

  • 世田谷区/用賀/用賀駅
  • 矯正歯科 ●歯科 ●小児歯科

治療に伴う負担が少ない「マウスピース型矯正」とは?

上下の歯列がうまく咬み合っていなかったり(不正咬合)、歯並びが乱れていたりすると汚れがたまりやすくなり、むし歯になるリスクが高まります。この状態を放置していると歯を失うことにつながるため、矯正治療によって咬み合わせや歯並びを整えることが推奨されます。

矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きく2つがあります。このうち透明なマウスピース型装置を付ける方法(マウスピース矯正)は、治療中であることを周囲に気付かれにくく、取り外しができることで治療中のむし歯リスクを軽減できることが特長です。

一方で、患者さんのお口の状態によってはマウスピース矯正が適応できないケースもあります。また、取り外しができるからといって「1日20時間以上の装着」を守っていただかないと十分な効果が得られないため注意が必要です。

後藤 健太 院長

西千葉歯科・矯正歯科

後藤 健太 院長

  • 千葉市中央区/春日/西千葉駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科
1 PAGE  11 1