矯正歯科治療の原因・症状とは?

矯正歯科治療(キョウセイシカチリョウ)の概要

矯正歯科治療とは、乱れた歯並びをきれいに整え、上下の歯列がきちんとかみ合うようにする歯科治療を指す。治療法は患者の年齢や口腔内の状態によって異なり、適切な検査・診断のもと患者の希望に沿った治療が行われる。歯並びが悪くなった原因が疾患によるものであれば保険適用となる場合もあるが、多くは自費診療によって治療が行われる。矯正治療で使用する装置はさまざまにあり、子どもの顎の成長に合わせて行う「床矯正」、ワイヤーを歯の表側に付ける「表側矯正」、歯の裏側に付ける「裏側(舌側)矯正」などのほか、透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」が適応になる場合もある。

【受診科目】

  • 矯正歯科

4人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
矯正歯科治療の原因・症状・治療方法

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効率的で目立たない成人矯正治療オプション

矯正治療は通常、装置(ブラケット)を2~3年かけて歯を動かしさらに歯の固定(保定)にそれと同じ年数以上(3~5年)の時間を要します。成人矯正においては子供などより動かした歯が元に戻りやすいので保定装置を一生使い続けるケースがほとんどです。しかし現実問題として成人、特に社会人にはいろいろな制約があるためそれは非常に難しいことです。成人矯正に対し当院では裏側からの矯正、透明な装置による方法などを行いできるだけ短期間の治療ですむよう心掛けております。また、目立たない矯正としてエステティックワイヤーを使用することがあります。白色セラミック製のブラケット(矯正装置)と、白色樹脂でコーティングされた形状記憶合金のワイヤーを組み合わせて使用することで、治療中であることがほとんどわかりません。ワイヤーだけでなく、歯の位置の調整にゴム(エラスティック)を使用することもあります。

小宮 政之 院長

九段北歯科

小宮 政之 院長

  • 千代田区/九段北/市ケ谷駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

骨格に合わせベストな状態に。動かした後もしっかり保定を

矯正とは、個性正常咬合を目指すものです。骨格のバランスは人それぞれ違い、模型のような噛み合わせになるとはかぎりませんが、その人の骨格の中でベストな状態に歯を動かしていくのが矯正治療になります。機能的なかみ合わせは身体も健康的になりますし、歯磨きもしやすくなりますので歯周病の予防にもなります。また見た目も美しくなりますので精神衛生上も有利ですね。目立ちにくい矯正装置や患者さんがご自身で取り外して管理できるマウスピース矯正もあります。昔ながらの表につけるワイヤー矯正も、細かいコントロールがしやすいという利点があり一番お勧めです。矯正治療が終了するまではおおおよそ2年ほど、人によっては6か月~1年ほど前後します。これはあくまでも装置をつけて歯を動かしている期間ですので、その後リテーナーという装置を使って保定させる期間が絶対に必要になります。これを怠るとあと戻りが起きる可能性が高くなってしまうので、保定の段階に入っても医師による定期的なチェックを受け、歯を安定させていくことが肝要です。

鈴木 茂行 院長

すずき歯科・矯正歯科医院

鈴木 茂行 院長

  • さいたま市大宮区/浅間町/大宮駅
  • 歯科 ●矯正歯科

将来のリスク軽減のためにも、小さい頃から歯医者さんに相談を

大人になって歯並びを治すとすると、一般的には歯を抜いて矯正することが少なくありません。成長段階にある小児のうちに矯正をスタートするメリットがそこにあります。骨の成長を利用し、かつ顎の骨を健全な発達に導くことで、将来、矯正が必要になった場合も抜歯をする必要がなくなったり、あるいは矯正をせずともきれいに歯並びが整えることが可能になるのです。

日本人は欧米に比べ、歯並びが悪い人が多いと言われます。歯並びが悪いと噛み合わせにも不具合が生じてきて、一部分に強く当たり過ぎることで歯が欠けてしまったり、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。また、歯と歯のスペースに余裕がないと、歯を支える骨が失われることがあり、これも歯周病が進んでしまう1つの要因となります。

矯正というと、「見た目の治療」とイメージされる方も多いかもしれませんが、しっかりと咀嚼ができ、後々のリスクを軽減するという意味でも非常に重要な治療と言えるでしょう。

田村 大 院長

たむら歯科

田村 大 院長

  • 茅ヶ崎市/幸町/茅ケ崎駅
  • 歯科 ●矯正歯科

大人世代にこそおすすめしたい「矯正歯科治療」のメリットとは

矯正歯科治療というと、「歯並びをきれいに整える治療」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、歯並びが整うことは、見た目の美しさだけでなく、噛む・話すといった機能面にもさまざまなメリットをもたらします。口元のコンプレックスが解消されることで笑顔に自信が持てるようになり、しっかり噛んで食事をすることで認知機能や心身の健康維持にもつながります。

最近では、矯正装置を付けているお子さんをよく見かけるようになりましたが、社会人の方の中には装置を付けることに抵抗のある方も多いでしょう。そのような場合には、取り外しができる透明なマウスピース型の矯正装置や、歯の裏側に装置を付ける方法で治療を行うことが可能です。むし歯や歯周病、さらに全身の健康維持の意味からも、矯正歯科治療は大人の方にこそおすすめしたい治療です。

鈴木 智久 院長

ゆうなぎ歯科・矯正歯科 志木

鈴木 智久 院長

  • 新座市/東北/志木駅
  • 歯科 ●矯正歯科
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