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地域連携医療システムおすすめ14選!システムの基礎や導入のメリットも解説

地域連携医療システムの導入を考えているが、どんな製品が良いのか分からないという方はいらっしゃいませんか?

本記事では、地域連携医療システムを導入するメリットやおすすめのシステムについて解説していきます。

導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

地域連携医療システムとは

地域医療連携システムとは、同じ地域にある医療施設同士で、患者の情報を共有し合えるシステムのことです。

常に情報を共有することには、様々なメリットがあり、地域全体で提供する医療の質を上げることに繋がります。

地域連携医療システムを導入するメリット

地域連携医療システムを導入することで得られるメリットは以下の3つです。

  • 転院の際に患者の負担を軽くできる
  • 業務の効率化を図れる
  • 転院先の医療施設を迅速に見つけられる

ここでは、これらについてひとつずつ解説していきます。

転院の際に患者への負担を軽くできる

地域連携医療システムを導入することで、転院の際に患者にかかる負担を軽くすることができます。

転院をした際に、前の病院ですでに使われた薬を投与してしまったり、すでに行った検査を再度行ってしまうといった場合が少なからずあります。そういった病院同士の連携ミスは、患者の体にとって大きな負担になりかねません。

地域連携医療システムを利用すれば、病院同士で簡単に情報共有できるため、患者に負担をかけるようなミスを最小限に抑えることが可能です。

業務の効率化を図れる

通常、転院や他の病院への患者の紹介には、患者の情報や治療状況を細かく記入した書類を作る必要があります。

しかし地域連携医療システムを導入することで、いつでもスムーズに情報共有が可能となるため、書類を作る手間が省けて業務の効率化に繋がります。

転院先の医療施設を迅速に見つけられる

緊急時など急いで転院する必要がある場合などにも、地域連携医療システムは効果を発揮します。

システムを活用することで患者の情報を共有し、転院に対応できる病院を迅速に見つけて、患者に紹介することができます。

地域連携医療システムを選ぶポイント

地域連携医療システムを選ぶ際に見るべきポイントは、以下の3つです。

  • 費用対効果を高められそうか
  • 求めている機能が十分に搭載されているか
  • 操作性に優れているか

費用対効果を高められそうか

費用対効果を高められそうかは重要なポイントです。

高い導入費用を支払って地域連携医療システムを導入しても、思っていたような機能が備わっていないことがあります。その場合、システムを活かしきれず、十分に費用対効果を得られません。

求めている機能が十分に搭載されているか

求めている機能が搭載されているかも確認しておきましょう。

製品の種類やメーカーによって、搭載されている機能や特徴は様々です。そのため、「自院が健診予約システムに求めている機能は何なのか」や「どういう目的で導入するのか」を明確にし、機能面から製品を選ぶと良いでしょう。

操作性に優れているか

操作性に優れているかも重要です。

せっかく業務の効率化を図るために導入しても、操作性が悪く使いこなせなかったら、意味がありません。患者の情報共有や予約管理など、頻繁に使う操作が簡単かどうか確認しましょう。

おすすめの地域連携医療システム14選

メディグル

メディグル株式会社

初期費用 基本機能無料
月額費用 要問い合わせ
基本機能 紹介元顧客情報管理、患者用検索サイト、職員用検索サイト

メディグルは、地域連携医療を推進するために基本機能を無料で提供しているシステムです。

医療従事者専用の検索システムで、医療機関同士の情報共有を促進するだけでなく、患者に紹介できる医療機関を探すことができます。

メディグルと連携している医療機関を検索できる機能もあるため、患者側からも医師を探せる機能が備わっています。

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e連携

トスメディカル株式会社

初期費用 基本770,000円
月額費用 システム使用料:33,000円(税込)~
基本機能 新着情報更新
予約や締め切りの設定
医療システムの登録・検索
休診日の設定
タイムテーブル設定
予約日時の振替
予備質問の設定
予約票・診療情報提供書作成
バックアップ機能

e連携は、かかりつけ医が患者を中核病院へ紹介し、予約受付する所までクラウド上で完結できる地域連携医療システムです。

かかりつけ医の元で診療をした際に、他の病院に行く必要があれば、システム上からその場で予約し、予約票や紹介状を受け取ることができます。これにより、病院側は受付業務を行う手間が省け、効率化を図れます。

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MIO Karte

医療法人社団永生会

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 要問い合わせ

MIO Karteは、患者の投薬状況や検査結果を正しく共有し、患者への負担を抑えて紹介先に転院してもらえるシステムです。

情報の共有を徹底できるため、連携しているどの医療施設でも効率の良い安全な医療を提供できるようになります。

また医療機関の紹介に伴う様々な情報は、全てシステム上でやりとりできるため、病院側の負担も大きく減らすことができます。

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firstpass

株式会社ファーストブレス

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 地域連携システム、連携文書システム、医療相談システム、退院支援システム

firstpassは、地域連携医療に伴って生じる様々な課題に対応し、業務の効率化を図れる地域連携医療システムです。

地域と連携することだけでなく、多様かつ複雑化してきている医療相談や業務の負担の大きさから来るスタッフ不足など、病院を運営する上で改善しなければならない問題にも対応してくれます。

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メディマップ

株式会社メディネット

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 医療機関MAP検索、登録医WEB表示、登録医タッチパネル検索、登録医紹介サイネージ

メディマップは、病院と地域の医療機関の連携を強めることができる地域連携医療システムです。

医療機関同士の情報共有を密に行い、患者の体の状態に合わせた病院を逆紹介するサポートをしてくれます。

16万件以上ものデータを有しており、オリジナルのデータベースとして掲載できるので、日本全国で活用してもらえます。

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Karte window

Medical Information

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 要問い合わせ

Karte windowは、導入コストや更新費用を抑えて導入できる地域連携医療システムです。

体験版も用意されており、事前に機能や操作性を確かめた上で導入できるため失敗のリスクを抑えることができます。

また他者と比較して導入コストは割安ですが、機能性は高く、個人情報の管理などの安全面も高くなっています。

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K-MIX R

かがわ医療情報ネットワーク協議会

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 要問い合わせ

K-MIX Rは、香川県内の医療機関同士が連携し、医療情報を共有し合うことで高品質な医療を提供できる地域連携医療システムです。

システムで連携している人同士での、セキュアメールやファイル共有は、一般的なメールと近い操作性ながら高いセキュリティ性を誇っています。

密な情報共有で、医療機関ごとの余計な問診や検査、投薬などを最小限に抑え、患者の体にかかる負担を軽減することができます。

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ピカピカリンク

佐賀県診療情報地域連携システム協議会事務所

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 要問い合わせ

ピカピカリンクは、佐賀県内で利用されている地域連携医療システムで、複数の医療機関に通っている患者の情報を1つのカルテとして共有・閲覧が可能です。

システム上で、診療情報をいつでも確認できるため、どの医療機関を受診しても対応できるのが強みです。

また他の医療機関で患者に何度も同じ説明をする必要がなくなるため、利便性も高くなっています。

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ケアミル

株式会社ソフトウェア・サービス

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 フェイスシート機能、診療情報開示機能、診療情報開示管理機能、救急・広域災害支援機能

ケアミルは地域の人々の情報を各医療機関で共有し、医療の質を底上げすることで、患者の心身を守る地域包括ケアシステムです。また複数の医療機関で連携することで、医療費の削減も期待できます。

オプションには、救急時や災害時に迅速に患者の情報を検索・閲覧し治療に移れる機能もあるので切迫した医療現場でも効果を発揮できます。

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HumanBridge EHRソリューション

富士通

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 診療情報連携機能、地域連携室支援機能

HumanBridge EHRソリューションは、実績No.1の地域連携ノウハウを活かし、各医療機関と連携が取れる地域連携医療システムです。

地域医療ネットワークを広く形成することで、救急時にも他の医療機関の診療情報を瞬時に閲覧することができます。

また扱いやすいスマートデバイスを用いることで、連携している他の職種の方ともスムーズにコミュニケーションが取れます。

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トリニティケアクラウド 多職種連携モデル

キッセイコムテック株式会社

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 要問い合わせ

トリニティケアクラウドは、「自宅を安心・安全・快適な病室へ」というコンセプトの元、運営されている地域連携医療システムです。

多職種間で生じる情報共有やコミュニケーション、オンライン診療など在宅医療をより良くするための課題に対応してくれます。

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Attend Mysa

SOTシステムコミュニティ株式会社

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 台帳管理
総合案内
各種一覧
権利擁護
介護予防マネジメント
集計情報共有
委託向け簡易システム

Attend Mysaは、地域包括支援センターを中心に地域包括ケアを促進させるための機能や操作性を搭載したシステムです。

元から搭載されている標準機能に加えて、高い拡張性でシステムをカスタマイズできるため、それぞれの地域の事情に合わせて柔軟なシステムを提供してくれます。

また導入前の打ち合わせから運用開始後のサポートまで幅広く対応してくれるので、安心して利用することができます。

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Comlavie-aL

株式会社システム計画研究所

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 患者名寄せ、慢性腎臓病・糖尿病診療支援ビューア、患者紹介予約受付システム

Comlavie-aLは、連携している医療機関からの検査や診療の予約をネット上で受け付けられる患者紹介予約サービスです。

紹介する側の病院も予約を受ける側の病院も、ネット環境が整っていれば、導入できるため手軽に運用を開始できます。

また予約を申し込む際に、予約票を同時に印刷することができるため作業の効率化を図れます。

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KChart

倉敷中央病院

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
基本機能 処方内容・検査データ・バイタル情報の閲覧
CT・MRなどの画像データやレポート・各種サマリーの閲覧
倉敷中央病院の受診歴・予約情報の確認

KChartは、倉敷中央病院によって運営されている連携している医療機関向けの患者情報閲覧システムです。

治療状況や検査結果、予約状況など患者のあらゆる情報を、インターネット上で簡単に確認できます。

またKChartの画面に検査データやレポートを表示して治療方針などを説明することで、患者に安心感を与えながら、コミュニケーションを取ることができます。

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まとめ:地域連携医療システムで、効率的かつ患者に負担をかけない医療施設を目指そう!

本記事では、地域連携医療システムを導入するメリットやおすすめの製品について解説してきました。

地域連携医療システムを導入することで、忙しい医療現場での業務を効率化し、加えて患者の体への負担を抑えることにも繋がります。

システムの導入を検討する際には、ぜひ参考にしてみてください!