歯科用口腔内カメラの導入を考えているが、どんな製品がいいか分からないという方はいらっしゃいませんか?
本記事では、おすすめの口腔内カメラや選ぶ際のポイント、導入する上で必要な機材についても解説していきます。
導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
この記事の内容
歯科医院で使われる口腔内カメラとは?
口腔内カメラとは、患者の口腔内がどういった状態なのかを把握するために、近接して画像を撮影するためのカメラのことです。製品によっては、動画の撮影ができるものやより細部まで鮮明に撮影できるものもあります。
また口腔内の画像をモニターに映し出したり画像データをまとめておくことで、どういった治療が必要なのか、治療の進行状況がどうなのかについて共有することができます。
口腔内カメラを利用して、情報を詳しく共有できれば、患者さんに安心して治療に臨んでもらえるので満足度も上昇するでしょう。
口腔内カメラの種類や撮影に必要な機材
口腔内カメラにも種類があり、マイクロスコープを使うタイプやペンタイプの口腔内カメラが存在します。
マイクロスコープは厳密に言うと口腔内カメラではなく、歯科用の顕微鏡のことです。カメラ機能が搭載されたマイクロスコープで画像を撮影することで口腔内カメラのような使い方ができます。撮影をする際にミラーを使わないといけない場合もありますが、通常の口腔内カメラと違い、治療しながらの撮影が可能なのが特徴です。
ペンタイプの口腔内カメラは、より小型で扱いやすいですが口腔内全体というより、目的の箇所をピンポイントに撮影するのに向いています。そのため口腔内全体を鮮明に映し出すには、デジタルカメラや一眼レフといったカメラを別で用意する必要があります。
その他にも口腔内を拡大し撮影するためのレンズや明るく照らすための機材なども準備しないといけません。
デジタルカメラは、小型で軽量な製品や歯科向けの製品など多種多様なため、用途や導入コストなどを考慮して選ぶとよいでしょう。
口腔内カメラを選ぶ際に見るべきポイント
口腔内カメラを選ぶ際に見るべきポイントは以下の2つです。
- 接続方式がワイヤレスか有線か
- 求めているレベルの画質か
これらのポイントについて、それぞれ解説していきます。
接続方式がワイヤレスか有線か
口腔内カメラの接続方式には、有線でつなぐタイプとワイヤレスタイプの2種類あります。
多くの製品はカメラ本体とパソコンをケーブルで直接つなぐ有線タイプです。このタイプは直接ケーブルでつないでいるため、なめらかな動作が可能となっています。
それに対し、近年増加しているワイヤレスタイプは、スマホやiPadなどのタブレット端末と無線で連動します。このタイプは、物理的につないでいない分、持ち歩いたりなど扱う上での動きやすさが持ち味です。
自院が求めている機能やすでに導入しているシステムなども鑑みて検討しましょう。
求めているレベルの画質か
口腔内カメラが、求めているレベルの画質の画像を撮影できるかどうかも確認しておくべきです。
画素数が多ければ多いほど画質が良くなるというわけでもなく、むしろ画素数が上がりすぎるとノイズが生じやすくなり、逆効果になってしまうことがあります。
そのため、画素数だけでなくライトやセンサーサイズなど撮影に関わるさまざまな機能を複合的に見て判断しましょう。
歯科用口腔内カメラ・歯科用デジタルカメラおすすめ7選
歯科用口腔内カメラと歯科用デジタルカメラのおすすめ製品をそれぞれ紹介していきます。
歯科用口腔内カメラおすすめ5選
口腔内カメラ20K
価格 | 22,000円(税込) |
接続方式 | ワイヤレス |
口腔内カメラ20Kは、ワイヤレスタイプの口腔内カメラで専用受信機とつなぐことでパソコンやテレビの画像を映し出すことが可能です。
指一本で簡単に撮影ができ、バッテリーもセルフで交換できるので誰にでも扱いやすい仕様となっています。
コンパクトかつ2万円と安価なため、お手軽に導入できるでしょう。
ペンビュアー
価格 | 要問い合わせ |
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接続方式 | 有線(USB接続) |
ペンビュアーは、口腔内全体から歯1本まで幅広い範囲の撮影が可能な口腔内カメラです。
3種類の照明モードを搭載しており、撮りたい箇所や症状に合わせて使い分けることで、細部まで質の高い画像を撮影できます。
またモリタ統合画像処理ソフトと連携して使用することで、患者の情報とまとめて管理でき、いつでもレントゲン画像などと同時に確認ができます。
BONIDA DUAL Alpha
価格 | 要問い合わせ |
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接続方式 | ワイヤレス、有線両方あり |
BONIDA DUAL Alphaは、世界で初めて口腔内カメラと顔面カメラの両方の機能を搭載した口腔内カメラです。
動画と画像どちらの撮影も可能であり、質の高い鮮明な画像や動画を迅速に出力できます。
また自動でスリープ状態に移行する機能もあり、消費電力を抑えながら使用できるため訪問診療など院外でも使いやすい仕様になっています。
パットカムプレミアム
価格 | 65,780円(税込) |
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接続方式 | ワイヤレス |
パットカムプレミアムは、ワイヤレス接続でスマホやタブレット端末と連携することで、患者との情報共有がしやすい口腔内カメラです。
フルHDカメラの高い画質と手ぶれを抑えてくれる明るいLEDライトで、いつでも高水準の画像を撮影できます。
また防水性も十分に兼ね備えているため、水に濡れることによる故障の心配もほとんどありません。
WAVE PICT SDu
価格 | 要問い合わせ |
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接続方式 | 有線(USB接続) |
WAVE PICT SDuは、小型かつ軽量で誰にでも簡単に操作できるデザインの口腔内カメラです。
口腔内全体から細部までの幅広い撮影に対応していて、搭載された6つのLEDライトが口腔内全体を照らすことで高画質の画像撮影を実現させています。
また撮影したデータはTrophy Imagingによって、他のデータと一元的な管理が可能です。
歯科用デジタルカメラおすすめ2選
クリアファイバーⅣ
価格 | 350,000円 |
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重量 | 約1000g |
クリアファイバーⅣは、軽量でコンパクトなため女性にも扱いやすい口腔内撮影用デジタルカメラです。
光ファイバーを搭載することで口腔内にまんべんなく光を拡散させ、細かい部分まで見やすい画像の撮影が可能になります。
また1つのモードだけで口腔内の撮影をこなすことが可能で、手ぶれ防止機能も付いているので簡単な操作のみで使いこなせるでしょう。
ソニックテクノ
価格 | 要問い合わせ |
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重量 | 要問い合わせ |
ソニックテクノは、「簡単な操作に勝るものはない」という理念の元、初期設定のまま質の高い画像が撮影できる歯科用一眼レフデジタルカメラです。
撮影時に使用するフラッシュとして以下の2種類が用意されており、用途や好みに合わせて選べるようになっています。
- リングフラッシュシステム:スタンダードで扱いやすいタイプ
- サイドWフラッシュシステム:両側から光で照らし、細部をより鮮明にするタイプ
またカメラ本体にWi-Fiを搭載しているモデルであれば、すぐにパソコンに画像を送れるため、患者との情報共有もスムーズに行えるでしょう。
まとめ:歯科用口腔内カメラを導入して、よりよい治療を実現しよう!
本記事では、ここまでおすすめの歯科用口腔内カメラや選び方のポイント、必要な機材などについて解説してきました。
口腔内カメラで撮影された画像は、治療方法を考える上でも役立ち、経過観察や患者との情報共有にも利用できます。
歯科医にとっても患者にとっても、より良い治療を実現するために導入を検討してみてはいかがでしょうか。