運営:東京ドクターズ

開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

クリニックの待合室を快適にする10個のポイント!メリットも紹介

クリニックの待合室は、患者さんにとって快適な環境であることが大切です。

「クリニックの待合室を快適にしたいけどその方法がわからない……」
「患者さんが快適と思える待合室作りのコツを知りたい」

このように思う医師やクリニックスタッフも多いでしょう。

そこで本記事では、クリニックの待合室を快適にする10個のポイントを紹介していきます。待合室を改善するメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

クリニックの評価は待合室で大きく変わる!

白い床と茶色い椅子が横に並べられているクリニックの待合室

クリニックに来院する患者さんに、まず目に入るのは待合室です。

診察までの時間や会計を待つ間など、待合室は長い時間を過ごす場所でもあるため、居心地が悪ければクリニック評価を落とす恐れがあります。

待合室の居心地が悪ければ、ストレスを感じて行きたくないと思うでしょう。

クリニックの評価に影響する待合室は、患者さんにとって過ごしやすく居心地の良い場所であることが大切です。

クリニックの待合室を快適な空間にするポイント10個

優しい光のライトとゆったりと座れるソファーがあるクリニックの待合室

それでは、クリニックの待合室を快適な空間にする10個のポイントを紹介していきます。

  1. 入口は幅とバリアフリーと意識する
  2. ソファや椅子を十分に設置する
  3. 患者さん同士の視線が合わないレイアウトにする
  4. テレビや雑誌などを設置する
  5. Wi-Fiを取り入れる
  6. 程よい明るさと適温を維持する
  7. ウォーターサーバーやコーヒーメーカーを設置する
  8. 自動販売機を設置する
  9. 風通しの良さに配慮する
  10. 清掃を徹底する

入口は幅とバリアフリーと意識する

クリニックの待合室までのアプローチとなる入り口は、幅とバリアフリーを意識しましょう。

クリニックに来院する患者さんが車椅子を使用する場合、入り口の幅が狭いと通れない可能性があります。

十分な幅があれば車椅子でも通れますし、段差や階段がある場合はスロープの設置も検討してください。

段差がないバリアフリーであれば、杖を使う患者さんも利用しやすいでしょう。

ソファや椅子を十分に設置する

待合室には、ソファや椅子を十分に設置することが大切です。

ソファや椅子の数が足りていなければ、混雑時に患者さんの中で座れない方が現れるかもしれません。

一方、ソファや椅子が多すぎると、スペースを圧迫するので、狭く窮屈な印象を与える恐れがあります。

混雑時にどのくらいの患者さんが来院するかを想定して、最適な数量を見極めてください。

患者さんを長時間待たせてしまうようなら、座面の硬さや座り心地も考慮して選びましょう。

患者さん同士の視線が合わないレイアウトにする

待合室にソファや椅子を設置する際は、患者同士の視線が合わないレイアウトにしましょう。

例えば、壁に沿って椅子を置けば広々とした空間を確保できますが、患者さん同士の視線が合うため気まずい思いをする場合があります。

また、入り口に向いて座るようなレイアウトでは、入ってきた患者さんと目が合う可能性があるので注意が必要です。

椅子のレイアウトは、患者さん同士の目線が合わないよう、同じ方向に並べるといいでしょう。

テレビや雑誌などを設置する

クリニックの待合室には、テレビや雑誌などを設置するのも有効です。

待ち時間が長くても、テレビや雑誌があれば気が紛れるでしょう。

ただし、テレビは購入費用や受信料、設置のための工事費用がかかり、雑誌は定期的に買い替えるとランニングコストがかかります。

コストをおさえたいなら、受信料がかからないデジタルサイネージや動画広告の導入を検討しましょう。

Wi-Fiを取り入れる

クリニックの待合室には、Wi-Fiを取り入れるのもおすすめです。

患者さんによっては、待っている間インターネットを利用したい方もいるでしょう。

Wi-Fiを利用できる環境があれば、待っている間ニュースやSNS、動画を視聴できます。

程よい明るさと適温を維持する

待合室は、程よい明るさと適温を維持するのも大切です。

スペースが広くゆったりしていても、待合室が暗いと患者さんの気分も落ち込みやすくなります。

地下や隣接するビルがあるなど、待合室に窓がない場合は、明るさを調整できる照明を取り入れてみましょう。

大きい窓は日差しが入り明るいですが、季節によっては暑いと感じるかもしれません。

ロールカーテンやブラインドで日差しを遮り、空調で快適な温度を保ちましょう。

ウォーターサーバーやコーヒーメーカーを設置する

待合室には、ウォーターサーバーやコーヒーメーカーを設置しましょう。

待っている時間が長くなれば喉が渇くこともあります。想定外に混雑している場合は、飲み物を用意できないこともあるでしょう。

ウォーターサーバーは、暑い季節の熱中症や脱水症予防にも役立ちます。

自動販売機を設置する

患者さんによっては、コーヒーや水以外の飲み物を好む方もいるでしょう。

自動販売機を設置すれば、水やコーヒー以外の飲み物を用意できます

利用者が多ければ、電気代や手数料を引いても月に数千円の利益になるのもメリットです。

風通しの良さに配慮する

クリニックの待合室は、風通しの良さにも配慮が必要です。

風通しが悪いと空気が澱みます。湿気が多い季節は、ジメジメして居心地が悪いと感じるかもしれません。

窓があれば定期的に窓を開け換気しましょう。窓がない場合は、換気扇や空気清浄機できれいな空気を保てるよう工夫してください。

清掃を徹底する

待合室は清掃を徹底し、常に清潔に保つことも大切です。

床にゴミが落ちていたり、棚にホコリがたまっていたりすればそれだけで印象が悪くなります。

また、雑誌や展示物も定期的にチェックして、新しいものと入れ替えましょう。

待合室に植物を置く場合、手入れが行き届いていないと良い印象を与えません。患者さんによっては枯れた植物を見て気分が落ち込む場合もあります。

植物は枯らさないよう、こまめに手入れしてください。

クリニックの待合室を改善するメリット

MERITの文字が書かれた木のブロック

続いて、クリニックの待合室を改善する4つのメリットについて解説します。

  1. 患者さんの満足度向上が期待できる
  2. 患者さんが退屈せずに済む
  3. 再来数の増加が見込める
  4. クリニックの良い評判につながる

患者さんの満足度向上が期待できる

クリニックの待合室を改善すれば、患者さんの満足度向上効果が期待できます。

クリニックを利用する患者さんの不満で多いのは、待ち時間が長いことです。予約制でも時間帯や曜日によっては、1時間以上待たされることも少なくありません。

待合室の居心地がよければ、長い時間待たされても患者さんのストレスを軽減し、満足度向上につながるでしょう。

患者さんが退屈せずに済む

待合室が快適なら、患者さんが退屈せずに済みます。

テレビや雑誌があれば気が紛れますし、Wi-Fiがあればインターネットの利用や、メールやSNSのチェックも可能です。

待ち時間が長くなっても、退屈しなければ患者さんのストレスを軽減できます。

再来数の増加が見込める

クリニックの待合室を改善し、患者さんにとって居心地の良い空間を確保できれば再来数の増加が見込めます。

待合室の雰囲気が悪ければ、待ち時間が短くてもまた行きたいとは思ってもらえない可能性があります。

多少待ち時間が長くても快適に過ごせれば、クリニックの印象は良くなり、また来たいと思ってもらえるでしょう。

クリニックの良い評判につながる

クリニックの待合室が快適なら、多くの患者さんにポジティブな印象を持ってもらえるのもメリットです。

良い印象を持った患者さんが口コミを投稿すれば、その口コミを見た方が来院する可能性もあります。

口コミで広がれば、患者数が増える可能性もあるでしょう。

クリニックの待合室を改善する際の注意点

白を基調とした清潔感のあるクリニックの待合室

では最後に、クリニックの待合室を改善する際の注意点を紹介します。

  1. 大きなコストがかかる
  2. すべての患者さんを満足させられるとは限らない

大きなコストがかかる

待合室の改善に大々的なリフォームが必要な場合、大きなコストがかかるのが留意点です。

しかし、コストをかけても、患者さんにとって居心地が良い空間になれば、再来数や口コミから新患が増える可能性はあります。

すべての患者さんを満足させられるとは限らない

クリニックの待合室を改善しても、すべての患者さんを満足させられるとは限りません。

これからクリニックの待合室を改善するなら、患者さんが何を求めているかアンケートを実施して患者さんのニーズを確認するのも良いでしょう。

Webやスマホのアンケートなら、患者さんの負担も少なく集計しやすいのもポイントです。

まとめ:クリニックの待合室を快適な空間にして患者さんの満足度向上を目指そう

すりガラスで患者さんに配慮したクリニックの待合室

クリニックの待合室が快適で居心地が良ければなら、待ち時間が長くても患者さんのストレスを緩和できるでしょう。

本記事で紹介した内容を参考に、クリニックの待合室を快適な空間にして、患者さんの満足度向上を目指してください。