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レジ締めのやり方は?効率よくするコツや抱えやすい課題・対処法など解説

「レジ締めをしたいけど、どのようにしたら効率が良いだろう……」という悩みを抱えていませんか?

 

レジ締めは、一日の中でも大切な作業で、売上の詳細な情報を確認できます。店舗運営には欠かせない情報を確認できるレジ締めですが、作業に慣れるまでは時間がかかってしまうケースが多いです。

 

そこで本記事では、効率の良いレジ締めの方法について解説していきます。レジ締めで抱えやすい課題・対処法や、おすすめのPOSレジシステムを含めて紹介しているので、レジ締めで悩んでいる方は参考にしてみてください。

レジ締めの基本的なやり方・手順

レジ締めの基本的なやり方・手順

レジ締めの基本的なやり方・手順は、以下の6つの流れで進めます。

  1. レジ内に残す金額を決める
  2. 取引レポートを出力する
  3. 1日の売上金額を伝票やレシートを使って計算する
  4. レジ内の現金を数える
  5. レジ内の現金の合計と毎日残す金額を差し引き誤差がないか確認
  6. 翌日分の現金を金庫にしまう

それぞれの流れについて解説します。

1.レジ内に残す金額を決める

レジ締めをやりたい場合は、まずレジ内に残す金額を決めるようにしましょう。

 

翌日の営業に支障が出ないように、レジに必要な釣り銭を残しておく必要があります

 

釣り銭は毎日一定にしていることが望ましく、変化を付けないことで管理が楽になります。

 

たとえば、5千円札を5枚・千円札を20枚・500円玉を20枚など、お釣りが出た際に対応しやすいように細かく用意しておくのがおすすめです。

2.取引レポートを出力する

レジ内に残す金額を決めたあとは、取引レポートを出力しましょう。

 

取引レポートは、売上の詳細がわかる取引内容を記したもので、経営分析には欠かせません。POSレジやレシートプリンターから、Zレポートや日計レポートを出力するようにしてください。

 

店舗によっては、途中集計のXレポートを出力する場合もあります。

3.1日の売上金額を伝票やレシートを使って計算する

取引レポートを出力したあとは、帳簿と実際の取引内容が一致しているか確認しましょう。

 

帳簿と取引内容を確認する際には、取引レポートだけでなく、手書きの売上伝票や控えレシートなども確認してください。

 

とくに注意したいポイントは、キャンセル・返品があった際や、商品を誤って二度打ちしてしまったときに、取引削除が反映されているかです。

 

取引内容が取り消されていないと、金額に誤差が出てしまい、トラブルに発展してしまう可能性があります。

 

そのため、1日の売上金額を計算する際には、取引レポートを含めてレシートや伝票を入念にチェックしてください。

4.レジ内の現金を数える

1日の売上金額を計算したあとは、レジ内の現金を数えましょう。現金を数えるときは、紙幣と硬貨を種類ごとに分けるのがおすすめです。

 

ほかにも、お札カウンターやコインカウンターがあると、効率よく数えられます。

5.レジ内の現金の合計と毎日残す金額を差し引き誤差がないか確認

レジ内の現金を数えたあとは、レジ内の現金の合計と、毎日残す金額を差し引きましょう

 

売上金額と実際の金額に差がないかを確認すると、レジ業務にミスがあったかチェックできます。

 

万が一、売上金額と実際の金額が異なる場合は、再度レジの中を点検しましょう。少しの金額が合わない場合は、レジの隙間に挟まっていたり、レジ周辺に落下していたりする可能性があります。

 

小さなミスでも記録をして、上司や経理に報告するようにしましょう。

6.翌日分の現金を金庫にしまう

売上金額とレジ内のお金を確認したあとは、翌日分の現金を金庫にしまいましょう。

 

金庫に入れるお金は、翌日以降に使用する現金になるため、しっかりと安全な場所に保管する必要があります

 

翌日以降に使わない分の売上は、金庫に保管するか銀行への入金準備を行いましょう。

レジ締めを効率よくする5つのコツ

レジ締めを効率よくする5つのコツ

レジ締めを効率よくするコツは、5つあります。

  1. 硬化・紙幣をわかりやすくまとめる
  2. マニュアルを作成する
  3. 現金照合表を作成する
  4. 少しずつレジ締めの準備を進める
  5. POSレジを導入する

それぞれのコツについて解説します。

硬化・紙幣をわかりやすくまとめる

レジ締めを効率よく進めたいときは、硬貨と紙幣をわかりやすくまとめましょう。たとえば、お札は10枚ごとに束ねておくと、紙幣を計算する際に楽です。

 

ほかにも、硬貨ケースを活用すると、レジ内のお金を計算する際に活躍してくれます。集計ミスや釣り銭の混乱を防止できるため、レジ締め時間が短縮されやすいです。

マニュアルを作成する

レジ締めを効率よくしたいときは、レジ締めのマニュアルを作成しましょう。ベテランであれば流れがわかっているため、効率よくレジ締めができます。

 

しかし、レジ締めに慣れていない場合は、どのようにするべきなのかわからず、時間がかかってしまいやすいです。

 

たとえば、お金の束ね方や硬貨の仕分け方、照合方法などをフローチャート化しておくと良いでしょう。

 

また、マニュアルに注意点やチェックポイントを明確に記載しておくと、レジ締め時のミスを抑えられます。

現金照合表を作成する

レジ締めをするために、現金照合表を作成しましょう。

 

たとえば、ExcelやWordなどを活用し、硬貨、紙幣枚数、金額、キャッシュレス金額などの項目を分けて記録用紙を用意してください。

 

毎日現金照合表を記入することで、レジ内の金額に誤差がある場合、どこがおかしいのか判断しやすいでしょう。

 

集計の透明性とスピードアップを図れるため、レジ締めを効率よくしたい方にはおすすめです。

少しずつレジ締めの準備を進める

レジ締めの効率を良くしたいときは、少しずつレジ締めの準備を進めましょう。

 

たとえば、手が空いたタイミングで、お札や硬貨を束ねたり、数えたりすると良いでしょう。また、途中集計を定期的に行うと、レジ締めに必要な確認作業の負担を減らせます。

 

レジ締めを効率よくしたいときは、少しずつ準備を進めましょう。

POSレジを導入する

レジ締めを効率よくしたい場合は、POSレジを導入しましょう。

 

POSレジの中には自動集計機能が備わっているサービスもあり、売上やキャッシュレス内訳をボタン一つで取得可能です。

 

ほかにも、エラー検出やレジ履歴分析などができるため、精度や透明性が向上するでしょう。

 

集計ミスや手間が大幅に削減できるので、他の業務に集中ができて生産性を高められます。

レジ締めで抱えやすい課題と対処法

レジ締めで抱えやすい課題と対処法

レジ締めで抱えやすい課題は、3つあります。

  1. 作業者の負担が大きい
  2. 人為的なミス
  3. 作業工数が多い

それぞれの課題と対処法を解説します。

作業者の負担が大きい

レジ締めで抱えやすい課題として、作業者の負担が大きいという点があげられます。

 

レジ締めは、売上金額やレジ内のお金の確認、伝票整理など、多岐にわたる業務を短時間で正確に行う必要があります。

 

また、レジ締めのタイミングは閉店作業と重なるため、スタッフの疲労が蓄積している状態で行う必要があり、精神的・肉体的どちらにも負担が大きいです。

 

作業者の負担が大きい場合は、閉店時のスタッフ人数を増やしたり、POSレジなどを導入したりすると良いでしょう。

人為的なミス

レジ締めで抱えやすい課題として、人為的なミスもあげられます。

 

たとえば、人為的なミスでは金額の打ち間違いや集計ミス、レシートの取り違えなどが多いです。人為的なミスは原因がわかりにくく、トラブル対応に時間がかかってしまうケースが少なくありません。

 

POSレジを導入すると、各取引を即時記録・集計してくれるため、あとからの照合精度を高められます。

 

ほかにも、金銭の受け渡しやレジ締め時に、2人で作業・確認をするダブルチェック体制を導入すると良いでしょう。

作業工数が多い

レジ締めの課題として、作業工数が多いという点もあげられます。

 

レジ締めは、手作業での確認が多いため、作業時に時間がかかってしまうケースが少なくありません。

 

たとえば、レジの台数が多い場合、個別にレジを締めて別々に集計する必要があります。

 

タブレットなどのモバイル端末を活用し、どこでも作業が可能な状態にすると負担を削減しやすいです。

レジ締めを効率化できるPOSレジおすすめ5選

レジ締めを効率化できるPOSレジおすすめ5選

レジ締めを効率化できるおすすめのPOSレジは、以下の5社です。

  1. スマートレジ
  2. Airレジ
  3. CASHIER
  4. Square
  5. ユビレジ

それぞれの特徴を解説していきます。

スマートレジ

スマートレジ

運営会社 株式会社スマレジ
費用(税込) スタンダード:1店舗のみ0円
プレミアム:5,500円/月額
プレミアムプラス:8,800/月額
フードビジネス:12,100/月額
リテールビジネス:15,400/月額
特徴 ・50,000店舗以上で利用されている
・多種多様な機能を搭載
・365日対応の手厚いサポート
公式サイト https://smaregi.jp/

スマレジは、多種多様な機能を搭載している高機能クラウドPOSレジです。

 

使いやすさに優れたデザインとなっており、業態・業種・規模問わず幅広く利用されています。

 

キャッシュレス決済やセルフレジ、自動釣銭機・自動精算機などもあり、人為的なミスを大幅に減らすことが可能です。人為的なミスを無くすことにより、レジ締め作業も効率良く行えるでしょう。

 

また、365日対応の手厚いサポート体制が整っているため、万が一トラブルが起きた場合でも電話やチャット、メールで対応してもらえます。

 

レジ締めの効率のほかに、さまざまな機能を利用したい方に向いているでしょう。

スマートレジの詳細はこちら

Airレジ

Airレジ

運営会社 株式会社リクルート
費用 無料
特徴 ・コストがかからない
・売上管理・分析、会計ソフトと連携
・シンプルなレイアウトで操作が簡単
公式サイト https://airregi.jp/

Airレジは、コストを少しでも抑えながらレジ締めの効率化を図りたい方におすすめのPOSレジです。

 

商品登録や会計などの基本的なレジ機能は無料となっており、月額費用や初期費用が発生しません。

 

また、管理・分析・会計ソフトとの連携機能を備えており、日々の売上を自動で帳簿入力することが可能です。

 

自動で帳簿に入力されることで、レジ締め業務の負担を削減できるでしょう。

Airレジの詳細はこちら

CASHIER

CASHIER

運営会社 株式会社ユニエイム
費用 0円~
特徴 ・レジ業務に特化した機能が豊富
・点検機能が備わっている
・使い方によって料金プランが選べる
公式サイト https://cashier-pos.com/

CASHIERは、さまざまなレジ業務を支える機能が豊富に搭載されているPOSレジです。

 

キャッシュレス決済との連動だけでなく、領収書とあわせてレシートがほしいと言われた場合の再出力機能、決済保留機能などがあります。

 

また、点検機能も備わっており、定期的に支払い別売上データを出力できるため、レジ金が合わないという状態を避けやすいです。

 

レジ金と売上高が合わないというという状況を防ぎやすい機能が豊富にあるので、レジ締めを効率よく行いたい方に向いているでしょう。

CASHIERの詳細はこちら

Square

Square

運営会社 Block, Inc.
費用 初期費用:0円
月額固定費:0円
特徴 ・低コストで導入できる
・キャッシュレス決済にも対応
・最短翌日営業日に入金
公式サイト https://squareup.com/jp/ja

Squareは、無料のレポート機能が備わっているPOSレジです。リアルタイムで売上情報を把握でき、レジの中に入っているお金と照らし合わせやすいでしょう。

 

キャッシュレス決済にも対応しているため、現金以外の支払いにも対応できます。

 

また、レシートプリンターを内蔵しているので、レシートなどを求められた場合でもスムーズに印刷可能です。最短翌営業日に入金してもらえるため、経営も安定しやすいでしょう。

Squareの詳細はこちら

ユビレジ

ユビレジ

運営会社 株式会社ユビレジ
費用 ユビレジプレミアムプラン:6,900円/月額
飲食業向けハンディ:8,400円/月額
飲食業向けQRオーダー&決済:15,000/月額
小売業向け在庫管理:11,400円/月額
特徴 ・操作性に優れている
・会計システムや売上システムなどと連携できる
・コンサルタントが丁寧にサポート
公式サイト https://ubiregi.jp/

ユビレジは、レジ機能から売上管理・顧客管理までシンプルな操作で扱えるPOSレジです。

 

「カンタンがいちばん」というコンセプトで設計製作されており、直感的な操作で扱えます。

 

売上管理機能や顧客管理機能と連携できるため、レジ内の現金と売上を照らし合わせてレジ締めを効率よくできます

 

また、導入コンサルタントが付いてくるので、ITが苦手な方でも導入しやすいでしょう。

ユビレジの詳細はこちら

まとめ:コツを押さえて効率良くレジ締めをやろう

まとめ:コツを押さえて効率良くレジ締めをやろう

レジ締めを効率よくやりたいときは、事前に入念な準備をしておくと良いでしょう。

 

たとえば硬貨や紙幣を空いた時間帯にまとめておくことで、現金を数える時間の短縮ができます。マニュアルを作成しておくと、作業効率が高まるだけでなく、慣れていない方がレジを締めても失敗しにくいです。

 

レジ締めを効率よくしたい方は、本記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。