「整形外科で広告を出すにはどんな種類があるのだろうか?」
「医療広告ガイドラインって具体的にどんな内容なのか?」
このような疑問を抱えてはいませんか?
整形外科の広告には多くの種類があり、また医療広告ガイドラインを守りながら運用しなければなりません。
そこで、今回は美容外科の広告に関して以下の内容を解説します。
- 医療広告ガイドライン
- オフライン広告
- オンライン広告
- ホームページ運用のポイント
最後までお読みいただき、美容外科の広告に関して正しい知識を身につけましょう。
この記事の内容
美容外科の広告で注意すべき医療広告ガイドライン
美容外科の広告では医療広告ガイドラインに注意する必要があります。
そこで、ここでは以下の内容を解説します。
- 医療広告ガイドラインとは
- 医療広告ガイドラインで禁止されている7つの表現
- 広告可能事項の限定とは
- 広告可能事項の限定解除とは
1つずつ解説します。
医療広告ガイドラインとは
美容外科の広告をする際に理解しなければならないのが「医療広告ガイドライン」。
美容のみならず医療現場での広告のあり方が議論され、2012年に「医療機関ホームページガイドライン」という指標が公表されました。
その後、医療法が改正となり、「医療広告ガイドライン」が制定され、美容外科で広告をする場合には「医療広告ガイドライン」を遵守しなければなりません。
以下で詳細を解説するので、きちんと理解しましょう。
禁止されている7つの表現
医療広告ガイドラインでは、以下の7つの表現が禁止されています。
- 虚偽広告
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 公序良俗違反広告
- 治療の内容・体験談
- 治療のビフォーアフター写真
- 品位を損ねる広告
1つずつ、詳しく解説します。
虚偽広告
1つ目は、虚偽広告です。
広告の内容が虚偽であると、患者にとって不利益である情報が流布し、不適切な治療を施される可能性があるため、禁止されています。
比較優良広告
2つ目は、比較優良広告です。
仮に事実であっても「日本一」「最高」など、他の医院よりも明らかに優れているとする表現は禁止されています。
誇大広告
3つ目は、誇大広告です。
虚偽とまではいかなくても、内容が誇張してあることで誤解を招く恐れがある広告は禁止されています。
あくまで正しく等身大の発信をすることが大切です。
公序良俗違反広告
4つ目は、公序良俗違反広告です。
例えば、わいせつな画像や残虐な画像、または差別的な表現の広告も禁止されています。
治療の内容・体験談
5つ目は、治療の内容・体験談です。
条件を満たすと掲載が可能ですが、基本的には個人差があるもので、誤解を招く恐れがあることから禁止されています。
治療のビフォーアフター写真
6つ目は、治療のビフォーアフター写真です。
こちらも条件を満たすと掲載が可能ですが、説明が不十分な状態でビフォーアフターの写真を掲載することは禁止されています。
品位を損ねる広告
7つ目は、品位を損ねる広告です。
医療機関の品位を損ねる広告、またはその恐れがある広告の掲載を禁止しています。
広告可能事項の限定とは
以下の3つの媒体は医療法において「広告可能事項」が定められており、「広告可能事項」に記されていない内容は広告してはいけないとされています。
- 看板
- チラシ
- テレビCM
これら3つの広告を出す際には十分注意しましょう。
広告可能事項の限定解除とは
医療法の広告事項の限定を受けないためのホームページの条件は以下になります。
- 電話番号やメールアドレスなどの問い合わせ先がホームページに記載されている
自由診療についての情報を記載する場合は以下のことを記載します。
- 治療名称
- 通常必要とされる治療内容
- 公的医療保険が適用されない旨
- 標準的な費用
- 治療期間及び回数
- この治療による主なリスクや副作用
- 適切かつ十分な情報を提供する
医療広告ガイドラインについては以下で詳しく解説しています。
美容外科のオフライン広告
ここでは、美容外科のオフライン広告について解説します。
- 電車・バスの車内広告
- 看板
- 紙媒体の広告
1つずつ解説します。
電車・バスの車内広告
1つ目は電車・バスの車内広告です。
日本は地方では車社会が浸透していますが、まだ都市部では電車やバスなどの公共交通機関が移動手段のメインとなっています。
そのため、電車やバスの車内に広告を掲示していると、単純に目にしてもらえる人数が増えるため、広告の掲載場所として適しているでしょう。
その際に、より多くの人が利用する電車やバスに掲載することが望ましいです。
看板
2つ目は看板です。
看板は同じところを通れば毎日同じ広告を見るため「単純接触効果」が狙いやすいのです。
何回も同じ広告を見ていると、初めは嫌悪感を感じていたのがだんだんと好きになっていくこともあります。
また、意識して目にしなくても、毎日通れば無意識に認識をしていて、認知度のアップにもつながります。
紙媒体の広告
3つ目は紙媒体の広告です。
具体的には、チラシ・地域情報誌・新聞のことですが、年配の方向けの広告におすすめです。
若い人はチラシや新聞ではなく、Web検索やSNSにて情報を探しますが、年配の方は依然として紙媒体の広告をよく見ています。
しかし、地域情報誌に載せる場合は、広告感を強めるのではなく、イメージづくりのためだと思って患者に役立つ情報を書くことがおすすめです。
美容外科のオンライン広告
ここでは、美容外科のオンライン広告について解説します。
- ホームページ
- リスティング広告
- SNS
- ポータルサイト
- ポジショニングメディア
1つずつ解説します。
ホームページ
1つ目はホームページです。
ホームページはオンラインでの集客においては欠かせないツールです。
Web検索に頼る割合が減ってはいますが、それでも強力なツールであることに変わりはありません。
ホームページを訪れてくれた方に魅力を感じてもらえるようなホームページを作ることが大切です。
もちろんホームページを運営する際には、先ほど紹介した「医療広告ガイドライン」を遵守する必要があります。
リスティング広告
2つ目はリスティング広告です。
リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジン上でユーザーが検索した際、検索されたキーワードに連動して表示される広告です。
その際、どのようなキーワードを選ぶかで効果が大きく変わります。
- 地名
- 駅名
- 「おすすめ」
- 「口コミ」
- 悩んでいること
以上のような内容のキーワードを選定すると効果が出やすくなるでしょう。
SNS
3つ目はSNSです。
Twitterやインスタグラム、フェイスブックなどのSNS利用者は年々増えているため、有効活用すると大きな効果をもたらします。
特にTwitterとインスタグラムに力を入れるべきです。
その理由は、Twitterは拡散力が非常に高いため、多くの方に知られやすいからで、インスタグラムは写真がメインなので、様子をそのまま届けられるため、自分が来院するイメージをしてもらいやすいからです。
ポータルサイト
4つ目はポータルサイトです。
美容系のポータルサイトに掲載しておくと、美容に関する悩みを抱えている方や美容外科を探す方が多く集まるため、集患につなげやすいといえます。
しかし、月間の使用料や成功報酬が発生する点はデメリットです。
ポジショニングメディア
5つ目はポジショニングメディアです。
ポジショニングメディアとは、自社・競合他社の市場内における立ち位置を明確にしたWebサイトです。
決して自社だけを推すのではなく、競合他社についても記載するため、客観的な視点から訴求できます。
美容外科のホームページ運用のポイント3つ
ここでは、美容外科の広告において特に重要なホームページ運用について深掘りします。
ホームページの運用において重要なポイントは以下の3つです。
- それぞれの部位における症状や対処法を解説する
- コンセプトに合致したデザインにする
- 定期的に情報を更新する
1つずつ解説します。
それぞれの部位における症状や対応法を解説する
1つ目はそれぞれの部位における症状や対処法を解説することです。
ユーザーがホームページに訪れる動機の1つに、「今の自分の悩みが解決できるのか?」を確認してきていることが挙げられます。
そこに、「この症状には、こうした治療法があります」と紹介されていると、「あ、自分の悩みは解決できるんだ!」と安心してもらうことができ、集患につながりやすくなります。
そのため、ホームページでそれぞれの部位における症状や対応法を解説することが大切です。
コンセプトに合致したデザインにする
2つ目はコンセプトに合致したデザインにすることです。
美容外科を開業するに決めたコンセプトがあれば、それに合致したデザインを選ぶことは難しくないでしょう。
テンプレートが用意されていることが多いため、コンセプトに合致したデザインにすることで、一貫性のある医院を作っていきましょう。
定期的に情報を更新する
3つ目は定期的に情報を更新することです。
発信した情報は時が経てば古くなってしまいます。
いつまでも古い情報のままだと信憑性が薄れてしまい、信頼されなくなってしまいます。
そのため、ネットを使う利点でもありますが、古くなった情報は定期的に更新しましょう。
まとめ:美容外科の集客はオンライン広告で他院と差をつけよう!
今回は美容外科の広告に関して解説しました。
美容外科の集客はオンライン広告の方が向いているといえます。
特にホームページやSNSを使うことが非常に重要です。
その際はもちろん、医療広告ガイドラインを守りながら運用することを忘れないようにしましょう。
今回の内容を参考に、美容外科の広告戦略を考えてみましょう。