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薬局向けのセルフレジとは?おすすめ5選とメリット・デメリットを紹介

セルフレジは、幅広い店舗で導入されている非接触タイプのレジです。昨今では一部の薬局にも導入されており、薬局向けのレジも複数登場しています。

 

多くの薬局ではコンビニやスーパーと同じように食品や生活雑貨も販売しているため、セルフレジも同様に活用できます。

 

この記事では、薬局向けのセルフレジについて紹介します。薬局にセルフレジを導入するメリット・デメリット、セルフレジの種類なども詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

セルフレジとは?

セルフレジとは?

セルフレジとは、顧客が会計作業をするレジのことです。一部、または全ての会計作業をお客様が行うシステムで、導入によりスタッフの作業負担が少ない非接触の接客スタイルを実現できます。

 

昨今ではコンビニからスーパー、飲食店などの幅広い店舗に導入されており、店舗の利用者の認知度も高くなりました。特に人件費を削減したい店舗や、感染症対策を徹底したい店舗では重宝されています。

 

さらに、ほとんどの機種が現金だけでなく電子マネーやカード、QRコード決済などの幅広い支払い方法に対応しているのも特徴です。会計業務の効率化と顧客満足度の向上を期待できる、店舗にも顧客にもメリットの多いシステムといえます。

薬局向けのセルフレジは2種類

薬局向けのセルフレジは2種類

ここからは、薬局への導入に適したセルフレジ2種類を紹介します。それぞれに異なる特徴とメリットがあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

  1. セミセルフレジ
  2. フルセルフレジ

セミセルフレジ

セミセルフレジは、商品の登録はスタッフが行い、顧客自身が精算するレジシステムです。フルセルフレジより人手は必要になりますが、バーコードの読み取りやクーポン適用などの作業をスタッフが行うため会計がスムーズに完了します。

 

複数の精算機を導入すれば、複数の顧客が同時に精算することも可能です。

 

レジ作業は、アイテムの読み取りと精算機への案内のみになるので、多くの顧客の会計が速やかに進められます。混雑を緩和して会計を効率化したい薬局には特におすすめのシステムです。

フルセルフレジ

フルレジシステムは、商品の読み込みから精算まで顧客が行うレジシステムです。一般的な「セルフレジ」はこのフルセルフレジのことを指します。全ての会計作業がセルフ化されるため、少ないスタッフでの接客が可能になるのがポイントです。

 

一部のアパレル店舗では、商品に付けることでレジへの読み取りを簡易化する「RFIDタグ」という電子チップを導入しています。

 

RFIDタグ付きの商品をレジ付帯の機械の上に置くだけでレジに読み込めるので、より少ない手間と時間で会計を完了できるのが魅力です。

薬局にセルフレジを導入するメリット

薬局にセルフレジを導入するメリット

ここからは、薬局にセルフレジを導入するメリットを4つ紹介します。セルフレジが薬局でどのような会計業務をサポートできるかチェックしてみましょう。

 

  1. 会計業務を効率化できる
  2. 会計ミスを防止できる
  3. 感染症対策ができる
  4. キャッシュレス化を進められる

会計業務を効率化できる

セルフレジは顧客が一部、または全ての会計作業を行うレジシステムなので、会計業務を効率化できます。スタッフがレジ業務に時間を割く必要がなくなるため、少ないスタッフでも品出しや商品の案内などが十分に行えるようになります。

 

さらに、セルフレジの利用に慣れている顧客は、有人レジよりセルフレジの方が短時間で会計を完了できます。顧客の利便性の向上にも貢献できるのが魅力です。

 

また、セルフレジは有人レジよりもコンパクトなので、多くの台数を設置できます。多数設置することでレジの回転率を向上させれば、店舗の混雑の緩和効果も見込めるでしょう。

会計ミスを防止できる

セルフレジでは、お客様が精算機を利用して自動清算するため、人為的な会計ミスも防止できます。

 

現金の紛失や釣り銭の渡し間違いなどが発生しないため、会計の正確性を高められるのがポイントです。精算機を使うため、計算や割引のミスも防止できます。

 

また、会計ミスが減少するため、レジ締めがスムーズに行えるのも特徴です。レジ金が合わない、割引間違いがあるなどの状態が発生せず、レジ締めの作業も簡易化できます。

感染症対策ができる

セルフレジは、導入することでスタッフと顧客の接触を大幅に削減できるので、感染症対策としても有効です。

 

顧客が商品をスキャンし、精算まで行うフルセルフレジであれば、スタッフが商品に触れることもありません。衛生的にも良い状態が作り出せます。

キャッシュレス化を進められる

ほとんどのセルフレジは、電子マネーやカードをはじめとする幅広いキャッシュレス決済に対応しています。速やかにレジをキャッシュレス化したい場合は、豊富な決済方法に対応したセルフレジを導入するのがおすすめです。

 

昨今では多くの顧客がキャッシュレス決済を利用しているため、ユーザーの期待に応えることにもつながります。

薬局向けセルフレジのデメリット・注意点

薬局向けセルフレジのデメリット・注意点

ここからは、薬局向けのセルフレジに伴うデメリットや注意点を紹介します。セルフレジの導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。

 

  1. 導入や保守にコストがかかる
  2. 設置スペースが必要になる
  3. 慣れていない顧客にはフォローが求められる

導入や保守にコストがかかる

セルフレジは、導入するときに初期費用がかかります。購入する場合は約100〜300万円程度の購入費が相場となります。比較的高額なので、導入する際は十分に検討する必要があります。

 

また、機械の運用やメンテナンス、修理などの保守費用も発生します。月額料金が発生するシステムは維持費も考慮する必要があります。

設置スペースが必要になる

セルフレジは、POSレジのようにコンパクトではないため、ある程度の設置スペースが必要になります。

 

限られたスペースでは設置することで通路が狭くなってしまうこともあるので、導入する前によく検討しましょう。

慣れていない顧客にはフォローが求められる

セルフレジを利用する際は、商品の読み取りや精算機の操作などが必要になります。そのため、操作に慣れていない顧客の利用においては細かいフォローが必要です。

 

導入初期は、人的リソースもかかる可能性があるので注意しましょう。

 

また、顧客を十分にサポートできるよう、スタッフはセルフレジの操作を学ぶ必要があります。セルフレジ導入後は、いかなるトラブルや質問にも対応できる状態を整えるために、スタッフ研修の実施も検討してください。

薬局向けセルフレジのおすすめ5選

薬局向けセルフレジのおすすめ5選

ここからは、薬局への導入に適したレジサービスを5つ紹介します。各サービスの特徴、メリットをまとめているのでぜひチェックしてみてください。

  1. スマレジ
  2. セルフレジJP
  3. CASHIER
  4. GooCoPOS
  5. ハヤレジ

セルフレジ1.スマレジ

sumaregi capture

提供会社 株式会社スマレジ
料金 スタンダード:無料
プレミアム:5,500円 / 店
プレミアム プラス:8,800円 / 店
フードビジネス:12,100円 / 店
リテールビジネス:15,400 / 店
重量 要問い合わせ(iPad・iPhone・iPod touch)
サイズ 要問い合わせ(iPad・iPhone・iPod touch)
レセコン・電子カルテ連携 ORCA
MRN
MAPs for CLINIC
CLIUS
BrainBox V Ⅲ
公式サイト https://smaregi.jp/

スマレジでは、注文・精算が行えるセルフレジ・精算が行えるセミセルフレジのサービスを提供しています。客が商品を読み取り、精算までを完了させるレジ体制を速やかに取り入れたい薬局には特におすすめのサービスです。

 

スマレジを顧客が操作して会計を済ませられるため、混雑時の会計業務を効率化できます。また、複数取引をまとめて精算したり、クーポン適用させたりする作業も簡単にできるため、利便性の高いレジシステムにこだわる薬局にもおすすめです。

 

また、iPadとレジ周辺機器の購入、またはレンタルで利用を始められるため、初期費用も抑えられます。複数のアプリを必要に応じて購入することで機能を充実させられるため、予算に合わせて機能を調整できるのも魅力です。

スマレジの詳細はこちら

セルフレジJP

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提供会社 株式会社 パルサー
料金 初期費用無料(月額料金要問い合わせ)
重量 要問い合わせ
サイズ セルフレジタイプ-1:幅約45cm・高さ約155cm
セルフレジタイプ-2〜4:要問い合わせ
レセコン・電子カルテ連携 要問い合わせ
公式サイト https://self-regi.jp/

セルフレジJPは、初期費用0円で業界別のセルフレジのリースを行っているレジサービスです。クリニック・薬局向けのセルフレジのリースも行っているため、薬局に最適化されたセルフレジを探している場合に適しています。

また、業種ごとに展開されているセルフレジにもさまざまな種類があるため、薬局の運営スタイルに合わせて選択可能です。キャッシュレス決済にも対応できるので、顧客満足度の向上を目指す薬局に適したレジが見つかります。

毎月固定料金を支払うリーススタイルのサービスなので、レジにかかる費用がわかりやすいのもポイントです。そのため、管理コストを抑えながらセルフレジを長期的に利用したい場合にも重宝するサービスといえます。

セルフレジJPの詳細はこちら

CASHIER

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提供会社 株式会社 ユニエイム
料金 スターター:無料
プロフェッショナル:4,400円 / 台
モバイルオーダー:3,000 / 台
重量 要問い合わせ
サイズ 要問い合わせ
レセコン・電子カルテ連携 モバイル型決済端末 A920で可能(詳細要問い合わせ)
公式サイト https://cashier-pos.com/

CASHIERでは、セルフレジに対応したハードウェアセットを提供しています。バーコードスキャナーやレシートのプリンターなどが内蔵されたAndroid端末により、スムーズにレジをセルフ化できるのが魅力です。

 

キャッシュレス決済端末や自動精算機とも連携できるため、顧客の利便性の向上も目指せます。スムーズかつ非接触なレジシステムで会計を効率化することで、混雑しやすい薬局の回転率を高める効果が見込めるのもポイントです。

 

また、端末がコンパクトなので限られた空間にも設置しやすいのが特徴。複数台のセルフレジを導入したいと考えている場合も、空間に圧迫感を与えにくい設置を実現できます。そのため、レジスペースが限られている薬局や、利用者が多く混雑しやすい薬局へ導入するレジとしてもおすすめです。

CASHIERの詳細はこちら

GooCoPOS

GooCoPOS capture

提供会社 株式会社グッドサイクルシステム
料金 要問い合わせ
重量 要問い合わせ
サイズ 標準モデル:幅約38.2cm・奥行約26.5cm
小型モデル:幅約26.2cm・奥行約17.6cm
レセコン・電子カルテ連携 各社レセコンと自動連携
公式サイト https://goodcycle.net/service-list/goocopos/

GooCoPOSは、各社のレセコンと自動連携できるPOSレジシステムです。調剤薬局専用のPOSレジで、自動釣り銭機と患者用サブディスプレイを連携させることで、セルフレジとして利用できます。

 

感染予防を徹底できるセルフレジなので、さまざまな感染症の患者の対応も安心して行えるのが特徴です。薬局のスタッフや薬剤師が現金に触れることなく会計できるため、衛生的な薬局内の環境を保てます。

 

また、レセコンから金額を直接取り込めるので、会計業務の人為的ミスが発生しにくいのも嬉しいポイントです。人手の少ない薬局でも短時間でレジ締めが行えます。品出しや接客に割く時間も確保しやすくなるでしょう。

GooCoPOSの詳細はこちら

ハヤレジ

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提供会社 ハヤレジ株式会社
料金 要問い合わせ
重量 約89.8kg
サイズ 幅約53.6cm・奥行約49cm・高さ140cm
レセコン・電子カルテ連携 80%以上の電子カルテ・レセコン連携可能
公式サイト https://hayaregi-stand.com/

ハヤレジは、医科・歯科・調剤専用のPOSレジシステムです。クリニック・薬局の省力化にこだわったレジシステムなので、薬局に導入に適しています。金額確定後に顧客が精算するセミセルフレジのシステムを提供しており、接触をなるべく抑えた会計業務の実現に役立つのが魅力です。

自動釣り銭機と連動できるため会計ミスが起こりにくく、レジ業務の効率化も行えます。さらにスタッフや薬剤師が現金に触れる機会を抑制できるので、衛生的な接客にこだわれるのもポイントです。

また、業務負担が少なくなるだけでなく、会計の正確性が向上するのも特徴。電子カルテやレセコンと連動できるので、請求金額の間違いも予防できます。締め作業も簡単になるため、レジ関連の業務による残業も減らせます。

ハヤレジの詳細はこちら

まとめ:薬局の会計業務はセルフレジで効率化させよう

まとめ:薬局の会計業務はセルフレジで効率化させよう

薬局でセルフレジを導入すれば、スタッフの業務負担を減らしつつ、顧客の利便性向上も期待できます。

 

セルフレジを活用すれば、短時間かつ非接触の効率的な会計が実現します。顧客にとってもスタッフにとっても衛生的で、満足度の高いレジシステムです。

 

コンビニやスーパーと同じように薬局にもセルフレジを導入して、顧客とスタッフの両者にとって優れた会計環境を整えましょう。