「シフト管理システムが便利って聞いたけど、具体的にどのようなことができるのだろう……」
「シフト管理システムを導入するメリットや注意点を知りたい……」
このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
シフト管理システムは、企業や店舗などの従業員の勤務スケジュールを作成したり調整したりするときに活躍してくれるシステムです。
一方で、シフト管理システムはさまざまな企業がサービスを提供しており、どのように選べばよいかわからないという方も多いでしょう。
そこで本記事では、店舗向けや医療機関向けのおすすめシフト管理システムと選び方について解説します。
導入するメリットや注意点を含めて紹介しているので、参考にしてみてください。
この記事の内容
シフト管理システムとは?
シフト管理システムとは、従業員の勤務スケジュール・シフトの作成・調整・共有に役立つツールです。
シフト作成の効率化に役立つだけでなく、労務管理の負担を軽減できる点から、多くの店舗・医療機関に利用されています。
「手軽にシフトを作成したい」「シフト管理の負担を減らしたい」と考えている方に向いています。
また、シフト管理システムは労働時間を可視化できるため、法定労働時間を遵守したシフトを組める点も魅力です。
多くのメリットがあるため、シフト管理システムの導入はさまざまな店舗・施設におすすめです。
シフト管理システムでできること
シフト管理システムでできることは、主に4つあります。
- シフト作成・管理
- 勤務状況の可視化
- 勤怠管理との連携
- スタッフとの情報共有
それぞれの内容について解説します。
シフト作成・管理
シフト管理システムは、管理者が従業員の希望や人数バランスを考慮しながらシフトを作成するサポートをしてくれます。
シフト管理システムのなかには、自動作成機能を備えたシステムもあり、条件を設定するだけで効率良くシフトを組むことが可能です。
たとえば、飲食店で「土日のランチタイムはホール4名・キッチン3名が必要」と設定することで、自動でスタッフを割り振ってくれます。
ほかにも、シフト変更希望があった際に、シフト管理システムを利用してスムーズに調整することもできます。
シフトの作成や管理を効率化したいと考えている方は、シフト管理システムの活用がおすすめです。
勤務状況の可視化
シフト管理システムを活用すると、勤務状況の可視化ができます。「誰がいつ働いているのか」「勤務が偏っていないか」などをリアルタイムで把握することが可能です。
また、人件費や労働時間の超過なども確認できるため、コストの削減や法定労働時間を遵守したシフトを組めます。
具体例を挙げると、週40時間を超えて働きそうなスタッフを自動でアラート表示できるシステムもあります。
勤務状況を把握したい場合や、人件費・労働時間を効率良く管理したい方にシフト管理システムはおすすめです。
勤怠管理との連携
勤務管理との連携は、シフト管理システムでできることの一つです。勤怠管理と連携することで、出退勤の打刻などができ、勤務実績を自動で記録します。
自動で記録された内容をもとに、給与計算や労働時間管理が行えるので、さまざまな業務の効率化を図れます。
たとえば、打刻データとシフト表を照らし合わせ、遅刻・早退・残業の状況を自動で集計することが可能です。
給与計算や労務時間の管理を効率化したい方は、シフト管理システムの活用が向いています。
スタッフとの情報共有
シフト管理システムを活用すると、スタッフとの情報共有をスムーズに行えます。スマホやPCから簡単にシフト表を確認ができるようになり、変更点も即時に通知されます。
ほかにも、シフト管理システムのなかには、チャット機能が備わっているシステムもあり、スムーズにコミュニケーションを取ることが可能です。
具体例を挙げると、新しいシフトが確定した際に、従業員のスマホにプッシュ通知で届けることができます。
スタッフとのシフト共有をスムーズ化したいと考えている方は、シフト管理システムの活用がおすすめです。
シフト管理システムの費用目安
シフト管理システムの費用目安は、ユーザー1人当たり100~300円程度です。
月額基本料金が発生する場合は、1つのシステムにつき月額2,000~5,000円程度である場合が多いです。
また、システム管理システムでも、勤怠管理や給与計算との連携、AI機能などの高度な機能が搭載されている場合は、追加費用が発生する場合があります。
そのため、必要な機能や従業員の人数を考慮してシフト管理システムを選ぶのがおすすめです。
シフト管理システムの選び方
シフト管理システムを選ぶ際に意識したいポイントは、主に4つあります。
- 対応する勤務形態・業種を確認する
- 操作性・使いやすさ
- 自動作成・調整機能が備わっているか
- 勤怠・給与システムと連携できるか
それぞれのポイントについて解説します。
対応する勤務形態・業種を確認する
シフト管理システムを選ぶときは、対応する勤務形態や業種を確認しましょう。業種・業界ごとにシフトの組み方や勤務形態が異なります。
たとえば、医療・介護業界は24時間シフトや夜勤などがあり、夜勤専用や日勤・夜勤を組み合わせた柔軟なシフト作成が必要です。
また、コールセンターなどはフレックス勤務や交代制が多いので、細かい勤務時間設定に対応しているシステムが良いでしょう。
勤務形態・業態にあったシステムを選ぶようにすると、導入後に後悔してしまう状態を避けられます。
操作性・使いやすさ
シフト管理システムを選ぶときは、操作性や使いやすさに注目しましょう。管理者だけでなく、従業員も簡単にシフトの確認や希望の申請ができるかが重要です。
操作が複雑だと、シフト管理システムを導入しても負担が減らない場合があります。
具体例を挙げると、スマホアプリでシフトを確認できたり、休み希望・シフト変更申請をワンタップで送信できたりすると、従業員も扱いやすいです。
ほかにも、シンプルな画面で色分けされていると、どの時間帯に誰が働くかを一目でわかりやすいです。
自動作成・調整機能が備わっているか
自動作成・調整機能が備わっているかは、シフト管理システムを選ぶ際に確認したいポイントです。自動作成や調整機能が備わっていると、シフト作成や管理による業務負担を減らせます。
たとえば、希望休や最低人数・労働時間条件などの条件を設定すると、自動でシフトの作成・調整してくれる機能が備わっていると便利です。
シフト作成・管理の業務負担を減らしたいときは、自動作成・調整機能が備わっているかチェックしてみてください。
勤怠・給与システムと連携できるか
シフト管理システムを選ぶ際には、勤怠・給与システムと連携できるかをチェックしましょう。出退勤の打刻や給与計算システムと連携できると、手入力のミスを防ぎ、管理工数を減らせます。
具体例を挙げると、給与システムと連携できると、タイムカードを確認しなくても、記録されたシフト表から従業員の給料を算出することが可能です。
ほかにも、勤怠管理ソフトと連携することで、残業超過や休日残日数を自動でチェックすることもできます。
人的ミスや管理工数を減らしたいときは、勤怠・給与システムと連携できるか確認してみてください。
【店舗向け】おすすめのシフト管理システム8選!
ここからは、店舗向けのおすすめシフト管理システムを8つ紹介します。
R-Shift
運営会社 | オーエムネットワーク株式会社 |
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価格 | 初期費用:要問い合わせ 利用料金:100,000円~ ※2024年2月時点 |
特徴 | ・AIでシフトを自動作成できる ・スキルを考慮した作業自動割当が可能 ・アプリで完結 |
公式サイト | https://www.rshift.jp/ |
R-Shiftは、AI機能が搭載されているシフト管理システムです。勤務時間や公休日数、従業員同士の組み合わせまで配慮し、最適なシフトを最短1分で自動作成します。
また、従業員の作業スキルや、過去の割当をもとに、平等な作業割当が可能です。
労基ルールが守られていない箇所は、警告マークで確認できるので、労働基準法を遵守したシフトを作成できます。
さらに、シフトの希望収集や完成後のシフト表の配布まで、専用のアプリ1つで完結します。
シェアフルシフト
運営会社 | シェアフル株式会社 |
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価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・シンプルなレイアウトで使いやすい ・労務アラート機能や人件費自動計算機能を搭載 ・複数店舗のシフトを管理できる |
公式サイト | https://www.sync-up.jp/ |
シェアフルシフトは、760社を超える企業が導入しているシフト管理システムです。シンプルなレイアウトが特徴で、初めてシフト管理システムを利用する方でもスムーズに扱えます。
従業員の希望シフトは自動で反映し、シフト表への転記が必要ありません。
また、労働基準法や入国管理法、就業規則などのシフト管理を作成するうえで守るべき制約範囲を超えている際には、アラートで知らせてくれます。
さらに、人手が足りていない人員募集状況を他の店舗にも共有でき、人での過剰・不足を調整しやすいです。
勤務シフト作成お助けマン
運営会社 | 鉄道情報システム株式会社 |
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価格 | 【勤務シフト作成お助けマンDay】 初期費用:無料 ・1~50名 月額払い:15,000円 年額払い:150,000円 ・51名~ 要問い合わせ【勤務シフト作成お助けマンTime】 初期費用:無料 ・1~20名 月額払い:6,000円 年額払い:60,000円 ・21~30名 月額払い:9,000円 年額払い:90,000円 ・31~40名 月額払い:12,000円 年額払い:120,000円 ・41~50名 月額払い:15,000円 年額払い:150,000円 ・51名~ 要問い合わせ |
特徴 | ・2種類のシフト表からサービスを選択できる ・スマホからの入力や管理も可能 ・2か月間の無料トライアルあり |
公式サイト | https://www.otasukeman.jp/ |
勤務シフト作成お助けマンは、早番・遅番・夜勤などの記号を割り当てるシフト表作成と、10:00~16:00など時間を指定するシフト表作成の2種類からサービスを選択できます。
業種・業界問わず利用可能で、設定した条件を元に、AIが複雑なシフト表を自動で作成してくれます。
満たせなかった条件がある場合はアラート機能で通知してくれるため、シフト作成の条件確認を行いやすいです。
また、スマホからの入力・管理ができるので、外出先からシフト作成・調整が可能です。
さらに、2か月間の無料トライアルが申し込めるため、事前に自社に合うか確認してから導入を検討できます。
AirSHIFT
運営会社 | 株式会社リクルート |
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価格(税込) | 初期費用:無料 サポート費用:無料 スタッフ1人あたり330円/月 |
特徴 | ・シンプルでわかりやすい画面 ・勤怠管理や給与計算ソフトと連携しやすい ・利用開始月と翌月は無料で利用できる |
公式サイト | https://airregi.jp/shift/ |
AirSHIFTは、シンプルでわかりやすい画面が特徴のシフト管理システムです。
初めてシフト管理システムを利用する方や、デジタル操作に不安がある方でも直感的に操作できます。
また、タイムカード打刻で勤怠データを記録でき、労務時間を管理できます。
さらに、シフト作成時には過不足や概算人件費を見ながら作成できる点も魅力です。
利用開始月と翌月は無料で利用でき、かつ初期費用も無料なため、初期導入コストを抑えたい方にも向いています。
oplus(オプラス)
運営会社 | Oplus株式会社 |
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価格 | スタンダードプラン:無料 Proプラン:100円/ユーザー Pro+勤怠プラン:200円/ユーザー 【オプション】 自動シフト作成機能:300円/ユーザー 有給休暇管理機能:50円/ユーザー oplus chat:100円/ユーザー |
特徴 | ・条件を設定して自動でシフト作成が可能 ・メガホン機能が備わっている ・打刻・勤怠管理機能が備わっている |
公式サイト | https://opluswork.com/ |
oplus(オプラス)は、20,000社以上が導入しているシフト・勤怠管理システムです。シンプルな操作性を実現し、直感的に扱うことができます。
シフト作成は条件を設定して自動作成ボタンを押すだけで作れるため、シフト作成にかかる負担を大幅に削減可能です。
また、ロジック設定や段階的割り当てもできるため、柔軟にシフトを作成できます。
さらに、決まった曜日や日付にメッセージを自動送信するメガホン機能が備わっており、スタッフへのリマインド連絡の手間が必要ありません。
ジョブカン勤怠管理
運営会社 | 株式会社DONUTS |
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価格(月額) | 初期費用:無料 サポート費用:無料 有料プラン:200~500円/ユーザー |
特徴 | ・LINEアプリと連携可能 ・多種多様な機能が備わっている ・30日間の無料お試し期間あり |
公式サイト | https://jobcan.ne.jp/ |
ジョブカン勤怠管理は、勤怠管理システムの中にシフト作成・管理機能が備わっています。
また、LINEと連携が可能で、直近7日間後までのシフトの確認がLINEから行えます。
さらに、人員の過不足判定や概算給与と比較しながらシフトが作成できる機能などが備わっており、豊富な機能を活かしながらシフト作成が可能です。
30日間は無料で試せるので、実際に使用してみて自社にあっているか判断できます。
HRMOS勤怠
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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価格(税抜) | 無料プラン:無料 有料プラン:月額100円/ユーザー【オプション】 有給休暇管理/届出申請機能:月額100円/ユーザー シフト管理機能:50円/ユーザー |
特徴 | ・必要な機能をピックアップしてプランを組める ・柔軟にシフトを組める ・勤怠レポートを抽出できる |
公式サイト | https://hrmos.co/kintai/ |
HRMOS勤怠は、勤怠管理システムの中に、オプション機能としてシフト管理機能が用意されています。多拠点へのヘルプ勤務や、勤務要請・変更依頼などを行いやすい点が魅力です。
シフト管理機能以外にも、有給休暇管理や届出申請機能なども選ぶことができ、必要な機能だけを選んでプランを組めます。
シフトは、従業員からの申請情報や事前に設定したパターンをもとにしながら組むことが可能です。
日次・月次・残業や有給などの勤怠レポートも用意できるので、状況を確認しながらシフトを作りたい・調整したい方に向いています。
調整さん
運営会社 | ミクステンド株式会社 |
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価格 | 無料 |
特徴 | ・ログイン不要で使える ・パソコンやスマホで使える ・シフト作成・調整だけに特化 |
公式サイト | https://chouseisan.com/l/shift/ |
調整さんは、シフトの出欠表を作成し、従業員にURLを送信して出欠を埋めてもらうシフト管理システムです。
ログイン不要で使えるため、専用システムやアプリを導入することに抵抗があるという方に向いています。
シフト作成・調整だけに特化しており、他の機能が不要という場合におすすめです。
コメント機能も備わっているので、従業員に伝えたい内容を添えてシフトの出欠を取ることもできます。
【医療機関向け】おすすめのシフト管理システム7選!
次は、医療機関向けのおすすめシフト管理システムを7つ紹介します。
ほすぴタッチ
運営会社 | シーライヴ株式会社 |
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価格 | 【初期費用】 30名以内:300,000円~ 【月額料金】 1,600円/ユーザー |
特徴 | ・組織独自の勤務ルールや複雑な条件に対応 ・スマホで個人間のシフト交換が可能 ・複数拠点もシフトを管理できる |
公式サイト | https://hospi.ai/ |
ほすぴタッチは、医療・介護福祉・ヘルスケア業界に向けて開発されたシフト管理システムです。組織独自の勤務ルールや複雑な条件に対応しています。
何千万・何億通りの勤務シフト表を、AIと高度な数理モデルの力を使って自動でシフト表を作成してくれます。
また、作成したシフト表は、スマホで個人間のシフト交換ができる点が魅力です。夜勤が入っていたものの急に入れなくなったから他の人と交代したい、といった場合にも対応しやすいです。
さらに、単一拠点だけでなく複数拠点のシフト管理もできるので、さまざまな場所に展開している病院・クリニックにも向いています。
Vicsell 勤怠管理Ⅱ
運営会社 | 株式会社SCP.SOFT |
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価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・9999通りのシフトマスタが作成可能 ・勤怠状況を確認しながらシフトを作成できる ・給与ソフトとの連携も可能 |
公式サイト | https://www.vicsell.jp/prg_kh.html |
Vicsell 勤怠管理Ⅱは、病院・介護施設向け勤怠管理システムで、勤怠管理と合わせてシフト作成機能が備わっています。9999通りのシフトマスタが作成可能で、シフトの組み合わせを細かく設定できます。
そのため、病院・クリニック独自のルールや、複雑な条件に対応したシフトを素早く作成可能です。
また、勤怠管理と連携しているため、勤務状況を確認しながらシフトを組めます。
さらに、給与ソフトとの連携もできるので、シフト表に応じた給与計算をスムーズに行うことができ、さまざまな業務負担を削減できます。
CAERU勤怠 医療
運営会社 | CAERU株式会社 |
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価格 | 初期費用:無料 利用料金:7,500円/月 アプリ利用料:150円/1ID |
特徴 | ・医療業界に特化 ・多様な働き方のシフトを管理できる ・予実データをもとにシフト調整が可能 |
公式サイト | https://japanpt.org/medical/ |
CAERU勤怠 医療は、医療現場の多様な働き方に対応している勤怠管理システムです。シフト管理機能が備わっており、宿直や夜勤、深夜勤務など、日をまたぐ勤務も柔軟に管理できます。
任意の時間を境に、2日の勤務日数に分割することも可能です。
また、シフトと打刻を自動で照らし合わせてくれる予実管理が可能で、実際の勤務状況とシフト表を確認しながらシフト調整を行えます。
病院独自の勤務形態に柔軟に対応できるため、勤怠管理とシフト管理を組み合わせたサービスを利用したい方におすすめです。
RecoRu(レコル)
運営会社 | 中央システム株式会社 |
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価格 | 初期費用:無料 運用・サポート費用:無料 勤怠管理プラン:100円/人 勤怠管理+給与計算プラン:300円/人 |
特徴 | ・勤怠管理システムの中にシフト管理機能がある ・早番や遅番などの出勤者がわかりやすい ・時間外アラート機能などもある |
公式サイト | https://www.recoru.in/ |
RecoRu(レコル)は、誰でも迷わずに使える、シンプルなデザインのシフト管理機能が搭載されています。シフトパターンごとに勤務設定を作成し、勤務設定の割り当てを人や日ごとに行います。
日付に対して誰が早番なのか、誰が遅番なのかがわかりやすい画面レイアウトとなっており、出勤状況を把握しやすいです。
また、所属を細かく設定可能で、診療科別や部門別などに分けてシフトや勤怠状況を管理できます。
勤務分析機能も備わっているので、勤務時間を確認しながらシフトを調整しやすいです。
freee人事労務
運営会社 | フリー株式会社 |
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価格 | 【最小5名分(月払い)】 ミニマムプラン:2,600円/月 スタータープラン:3,900/月 スタンダードプラン:5,200/月 アドバンスプラン:7,150/月【6名以降1名ごとの料金】 ミニマムプラン:400円/月 スタータープラン:600/月 スタンダードプラン:800/月 アドバンスプラン:1,100/月 【勤怠管理(休憩計算機能なし)】 |
特徴 | ・人事労務機能がセットになっている ・勤務設定を細かく行える ・曜日毎のシフト表のテンプレートを作れる |
公式サイト | https://www.freee.co.jp/hr/fr-nv52bzccj/ |
freee人事労務は、シフト表作成機能やシフト管理機能が備わっている人事労務管理システムです。事前に作成した勤務パターンを、シフト表に割り当てるだけで作成できます。
また、早番や遅番などを設定でき、一緒に働く人の組み合わせに応じたシフト作成が可能です。
さらに、曜日ごとのテンプレートを作り、希望休に合わせて柔軟に調整してシフトを作成することもできます。
夜勤設定だけでなく明け勤務設定などもできるので、複雑な勤務体制になることが多い病院やクリニックのシフト作成・調整に活躍してくれます。
CSM 勤怠・シフト管理
運営会社 | 株式会社 ガルフネット |
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価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・細かな要望の調整をシステムで一元化できる ・所有資格や勤続年数を確認できる ・24時間365日体制でサポート |
公式サイト | https://www.gulfnet.co.jp/csm_kintai/caregiving-solutions/ |
CSM 勤怠・シフト管理は、介護業などの複雑な勤怠管理・シフト管理に対応しているシステムです。スタッフの希望収集を行い、出勤希望と休み希望などのスタッフの要望がうまくマッチングするシフト作成が可能です。
常勤や専従、非常勤や兼務など多種多様な勤務形態に対応しているため、介護業界だけでなく医療業界にも向いています。
シフト作成機能では、シフト表にスタッフごとの所有資格や勤続年数がわかるので、スキルに応じたシフトを組むことが可能です。
また、24時間365日体制でサポートできる状況を構築しているため、システムを利用していてわからない点があったら素早く聞くことができ、導入後にうまく扱えないというトラブルを防げます。
OLude
運営会社 | 株式会社東計電算 |
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価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・打刻や勤怠・シフト管理が一元管理できる ・シフト作成の負担を大幅に削減 ・1日複数勤務や応援勤務の登録も可能 |
公式サイト | https://tcc.olude.jp/ |
OLudeは、打刻や勤怠管理、シフト管理を一元管理できる医療業界向けシフト・勤怠管理システムです。400を超える施設で利用されており、シフト作成やシフト管理の業務負担を軽減できます。
夜勤やパートなどのさまざまな業態に対応しており、シフト入力は2クリックで行えます。
また、1日複数勤務や応援勤務の登録も可能で、柔軟性に優れている点が魅力です。
シフト表は、休日日数や出勤予定時間が一画面でわかるため、スタッフごとの状況を確認しながらシフトを作成できます。
さらに、作業や組織ごとにシフトを集計できるため、的確な人員配置が可能です。
シフト管理システムを導入するメリット
シフト管理システムを導入するメリットは、主に3つあります。
- 複雑なシフト表をスムーズに作れる
- 適切な人員配置でコスト削減が期待できる
- 勤怠管理や労務管理業務の負担を軽減できる
それぞれのメリットを解説します。
複雑なシフト表をスムーズに作れる
シフト管理システムを導入すると、複雑なシフト表をスムーズに作成できます。
自動シフト作成機能が備わっている場合、従業員の希望休や勤務条件、最低人数などの複雑な条件を設定すると、数分程度でシフトを作ることが可能です。
手作業だと数時間かかるシフト作成でも数分程度で作れるため、シフト作成に負担を感じている方におすすめです。
適切な人員配置でコスト削減が期待できる
シフト管理システムを導入するメリットでは、適切な人員配置でコスト削減が期待できる点が挙げられます。
必要な人数を適切に配置できるため、過不足や過剰な勤務状況を避けることが可能です。
過剰な残業や人手不足を防げるので、従業員の負担も軽減できます。
勤怠管理や労務管理業務の負担を軽減できる
勤務管理や労務管理業務の負担を軽減できる点は、シフト管理システムを活用するメリットです。出退勤データと連携し、勤怠管理や給与計算、労働時間の集計が自動化されるため、管理者の作業負担を軽減できます。
たとえば、出退勤の打刻が自動でシステムに反映されるため、月末の勤怠集計作業を削減することが可能です。
ほかにも、残業時間や休暇日数の自動計算ができるので、手入力によるミスを防止できます。
シフト管理システムを運用する際の注意点
シフト管理システムを運用する際の注意点は、主に2つあります。
- 法令・労務面の確認を行う
- スタッフへの周知が必要
それぞれの注意点について解説します。
法令・労務面の確認を行う
シフト管理システムを運用する際には、法令・労務面の確認を行いましょう。シフトをシステムで自動作成できても、労働基準法などの法令を守れていなければ問題になります。
また、勤務時間の上限や休憩時間、休日の取り扱いなどを確認して運用することが大切です。
たとえば、夜勤の連続シフトがある場合は、労働基準法上の休息「勤務間インターバル」が確保されているかチェックしましょう。
ほかにも、高校生アルバイトを雇用している場合、22時以降の深夜勤務を自動割り当てしないように設定しておくことが重要です。
シフト管理システムの中には、作成したシフトが法令を遵守しているか自動でチェックしてくれる機能も備わっています。
法令・労務面を遵守しているか心配な方は、シフト管理システムの活用を検討してみてください。
スタッフへの周知が必要
スタッフへの周知は、シフト管理システムを運用するうえで重要なポイントです。
システムを導入しても、従業員が使い方を理解していなければ、混乱が生じます。
導入時には丁寧に説明を行い、操作に不安がある人へのフォローが必要です。
従業員全員が迷わず使えるように、丁寧に周知・サポートを行いましょう。
まとめ:シフト管理システムで業務負担の軽減を行おう!
シフト管理システムは、従業員のシフトを作成したり、調整したりするときに活躍してくれるシステムです。
とくに、紙やExcelを使ってシフト作成・管理をしている企業や医療機関に向いています。
業務の効率化や負担軽減が期待できるため、シフト管理システムが気になっている方は本記事で紹介した選び方やおすすめシステムを参考にしてみてください。