高額なサービスを提供することが多い医療脱毛クリニックでは、顧客のニーズに応じた決済方法を用意することが重要です。
数十万円するコースを受けるにあたって、支払い方法が一括払いだけでは、患者に負担を与えかねません。
そこでクレジットカードの分割払い対応も必要になります。
本記事では、分割払いに対応させるメリット・デメリットを紹介します。
医療脱毛クリニックに導入すべきクレジットカード決済について気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
医療脱毛の支払い方法は4種類
医療脱毛の支払い方法はクリニックによって異なりますが、大きく分けて以下の4種類が存在します。
- 一括払い
- クレジット決済
- 医療ローン
- 都度払い
ここから、それぞれの支払方法の特徴をチェックしていきましょう。
一括払い
一括払いとは、その名の通り総額をまとめて一回で支払う方法のことです。
「現金一括払い」や「クレジットカード一括払い」などの種類があります。
その場の支払いだけで完結して、月々の負担がないことが特徴です。
手数料が発生しないというメリットもあるため、一番安く済ませたい場合には一括払いをおすすめします。
ただし、一括払いにはまとまったお金が必要であることから、学生や収入の少ない20代の方などには使いにくい決済方法です。
クレジット決済
クレジットカード決済とは、クレジットカードを使用した支払い方法です。
最近では現金以外にも多様な決済方法がありますが、その中でもクレジットカード決済は特に利用者の多い手段です。
クレジットカード払いの手続きをすると、クレジットカード会社が料金を一時的に立て替えます。
患者は保有しているカードを使って決済方法はさまざまですが、契約時に「一括」「分割」「リボ払い」など自由に選択可能です。
一括払いや2回まで分割決済であれば手数料はかかりませんが、3回以上になると金利手数料がかかります。
医療ローン
医療ローンとは、医療行為で利用できるローンのことです。
クリニックと提携しているローン会社から患者が治療費を借り入れして、分割で返済していく方法になります。
保険が適用する治療費はもちろん、保険が効かない医療脱毛や美容整形にも借り入れが可能です。
医療ローンを利用すれば、現時点で資金が足りない患者でも、すぐに施術をスタートできます。
ただし、医療ローンには審査があるので注意が必要です。
申し込み審査に通った患者だけが利用できる決済方法であり、誰でも選べるわけではありません。
都度払い
都度払いとは、施術1回分に対してその都度料金を支払う方法です。
患者はまとまったお金を用意する必要がなく、いつでも辞められるので、気軽に医療脱毛を始められます。
ただし、都度払いを利用する場合は、他の支払い方法に比べて割高になる傾向があります。
基本的に医療脱毛は、回数が多いコースを選択するほど、1回あたりの料金が安くなる設定です。
そのため、1回のみのプランである都度払いは、割高になってしまうでしょう。
医療脱毛で一括払いを取り入れるメリット
医療脱毛で一括払いを取り入れる大きなメリットは、「金利や手数料がかからない」ことです。
クレジット払いや医療ローンを利用する場合、追加でコストが発生する可能性があります。
一括払いは一度で支払いが完結するため、金利や分割手数料などの追加料金の発生がありません。
医療脱毛で一括払いは、一回で支払う金額は大きいものの、最終的に支払う総額で見ると一番安く済みます。
また、一括払いは「審査が不要」なこともメリットです。当然ですが、現金での一括払いは審査が不要になります。
医療ローンには審査が必要ですが、一括払いなら煩わしい審査に時間を取られることもありません。
医療脱毛で一括払いを取り入れるデメリット
医療脱毛を一括払いするデメリットは、患者はまとまった現金が手元に必要な点です。
特に全身脱毛コースは、10〜20万円と金額が高いので、一括で支払うとなるとある程度お金を用意する必要があります。
また、脱毛クリニックの契約時に、支払いプランで都度払い以外を選んだ場合は、解約や返金に関連するリスクがあります。
解約はクリニックによって条件が異なりますが、「未消化分の料金の返金はできない」「途中解約には解約手数料がかかる」といった内容を、患者側が納得した上で契約することが大切です。
医療脱毛でクレジットカード決済を導入するメリット
近年では、クレジットカード決済を利用したいというユーザーが増えているため、クレジットカード決済を導入すれば集客につながるでしょう。
ほかにも、医療脱毛クリニックでクレジットカード決済を導入するメリットは数多くあります。
ここから、医療脱毛でクレジットカード決済を導入するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
- 患者が利用しやすくなる
- スタッフの負担が軽減できる
- 総額の費用は1番安い
- 衛生上のリスクを回避できる
患者が利用しやすくなる
クレジットカード決済を導入する大きなメリットは、患者が利用しやすくなり、クリニックの売上アップが期待できることです。
医療脱毛クリニックのメニューは、数十万円単位のものが多く、クレジットでの支払いを希望する患者がほとんどです。
患者が脱毛クリニックを選ぶポイントには、施術内容や接客のほかに、「クレジット払いができるかどうか」も入ります。
クレジットカード決済を導入することによって、患者に選ばれやすい脱毛クリニックになり、売上アップにつながるでしょう。
スタッフの負担が軽減できる
比較的高額なメニューを取り扱うことが多い医療脱毛クリニックでは、現金の数え間違いやおつりの受け渡しミスなど、ヒューマンエラーが起こるリスクがあります。
クレジットカード決済サービスを導入することによって、現金での支払いによるリスクを軽減することが可能です。
また、クレジットカード決済を導入すれば、釣銭の準備や売上金の振込など、クリニックの会計業務に割く時間を減らせます。
スタッフが現金を受け取って清算する時間を削減できると、そのほかの業務をする時間を確保できることもメリットです。
このように、クレジットカード決済サービスを導入することによって、スタッフの負担を軽減でき、労働環境の改善が期待できます。
総額の費用は1番安い
クレジットカードの一括払いの場合、金利や分割手数料は無料で、患者が払う総額の費用は1番安くなります。
クレジットカード会社にもよりますが、さまざまなポイントや特典などがついてくるので、患者側にとってクレジットカード一括払いは、実は一番お得な支払方法といえます。
衛生上のリスクを回避できる
衛生上のリスクを回避できることも、クレジットカード決済の大きなメリットです。
現金での支払いの場合、お札や小銭を受け渡す際に、接触機会が発生します。
クレジットカード払いの場合、患者とスタッフが現金に触れることなく決済を完了できるため、接触回数が減って衛生上のリスクを回避できます。
使用する端末の種類などによって異なりますが、専用端末に患者自身がクレジットカードをかざすタイプであれば、非接触で決済を完了することも可能です。
患者とスタッフが対面して会話する時間も減ることから、院内での感染拡大も防止できるでしょう。
医療脱毛でクレジットカード決済を導入するデメリット
医療脱毛クリニックでクレジットカード決済を導入するメリットは多いですが、気になるマイナス面もあります。
ここから、医療脱毛クリニックでクレジットカード決済を導入するデメリットについて見ていきましょう。
- クリニックはクレジットカード会社への利用手数料が発生する
- 患者は分割手数料が発生する
クリニックはクレジットカード会社への利用手数料が発生する
クレジットカード決済の導入をためらうクリニックの多くが懸念する点として、カード会社へ支払う「利用手数料」が挙げられます。
一般的に3〜10%の決済手数料が引かれますが、特に中小規模のクリニックにとって負担は少なくありません。
しかし、メリットの項目でも紹介したように、クレジットカード決済を導入することによって集客力が高まり、クリニックの売上アップが見込めます。
クレジットカードの利用手数料以上に、売上高が向上する見込みがあれば、導入する価値があると考えられるでしょう。
患者は分割手数料が発生する
クレジットカードを分割払いする場合、分割手数料が発生します。
分割回数を増やしていくと、患者が払う手数料はどんどん上がっていくため、なるべく少ない回数で支払うことをおすすめします。
医療脱毛でクレジット決済を導入するなら三井住友ビジネスカード
医療脱毛クリニックで法人カードを導入することによって、明細書の確認が簡略化され、経費処理がスムーズになります。
クレジットカードの使い方は個人カードと同様ですが、法人カードの決済口座は法人口座となります。急な接待や出張が入った場合でも、従業員がビジネスカードで支払えば立て替え清算が不要です。
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クラシックカード以外にも、「ゴールドカード」「プラチナカード」がありますので、会社の規模や内容を比べて、一番使いやすい1枚を選んでみてください。
まとめ:医療脱毛でも一括・分割払いどちらも活用しよう
クレジットカードは、多様化する決済方法の中でも特に利用率が高く、医療脱毛クリニックでも積極的に導入すべきものです。
一括払い・分割払い双方にメリットがあることから、どちらも活用することをおすすめします。
これまで現金以外の決済方法が選択できなかったクリニックの運営者様も、ぜひクレジットカードの導入を検討してみてください。