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診察券発行機のおすすめ10選!選び方も徹底解説

医療機関を受診する際に欠かせない診察券。

煩雑化しやすい受付業務効率化の一環として、診察券発行機を導入する病院やクリニックが増えています。

しかし、診察券発行機にもさまざまな種類があるため、何を基準に選べばいいか迷ってしまうでしょう。

そこで本記事では、診察券発行機のおすすめ10選と選び方について解説していきます。

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  • Na-001

    Na-001のホームページ画像

    レセコンや電子カルテと連動できる診察券発行機「Na-001」

    機能 診察券発行、来院受付、予約印字、バーコード印字、外部連携
    寸法 W:108mm D:260mm H:153.5mm
    カードの種類 リライトカード、サーマルカード

診察券発行機とは?

複数のクエスチョンマークを指差す白衣姿の人

診察券発行機は、自動で診察券を作成し発行するものです。

機械的に作成してくれるため、手書きによるミスはありません。電子カルテとの連携によりシームレスな情報共有が可能になります。

診察券発行機の選び方4つ

POINTの文字が書かれた木のブロックが並んでいる

では、診察券発行機の選び方を4つ紹介していきます。

  1. 診察券の種類を把握する
  2. 既存システムとの連携有無を確認する
  3. 導入価格が予算内であるかを考慮する
  4. 印字(打刻)タイプで選定する

診察券の種類を把握する

診察券発行機はメーカーや機種ごとに、対応する診察券の種類が異なります。

診察券のデザインは病院・クリニックのイメージと合っていることも重要です。

また、電話番号や受付時間・休診日など病院・クリニックの情報量は、患者さんにとっての使い勝手にも影響します。

診察券の種類 特徴
耐久性は低いが、低コストで作成可能で作り直しにもすぐ対応できる
PET 耐久性があり手頃な価格で導入できる
プラスチック 価格は高めだが、耐久性に優れている
リライトカード 約200回程度書き換えが可能。予約診療を行っている医院におすすめ
磁気カード 専用の読み取り機が必要だが、情報を正確に読み取ることができる

また、クリニックのイメージと合ったデザインにカスタマイズできるかどうかもポイントです。

診察券は、種類に応じて特徴が異なるので、自院に合ったものを導入しましょう。

既存システムとの連携有無を確認する

診察券発行機によっては、連携できるシステムが限られる場合があります。

電子カルテやレセコンなど既存システムと連携できなければ、受付業務効率化は図れないでしょう。

診察券発行機の導入前に、既存システムとの連携が可能であるかを確認してください。

導入価格が予算内であるかを考慮する

診察券発行機の価格は、十数万円〜100万円前後のものまでさまざまです。

機能が充実しているほど利便性は良くなりますが、価格も割高になるでしょう。

また、既存システムとの連携費用が発生する場合もあります。診察券発行機を選ぶ際は、導入価格と予算を確認してください。

印字(打刻)タイプで選定する

カードに患者名等を表示させる方法は以下の4つの方法があります。

  • エンボス(凹凸文字)
  • 熱転写印字
  • サーマル印字
  • リライト印字

診察券発行機のおすすめ10選

 

患者を診察する医師

それでは、診察券発行機のおすすめを10選紹介していきましょう。

  • Na-001 |株式会社ナテック
  • 診察券発行システム|エントラスト株式会社
  • 新型さっちゃん|中島紙工株式会社
  • DP-3000A|株式会社アルファシステム
  • R1-ORCA64|株式会社 ムーブ
  • Apteo(アプテオ)|カーデックス 株式会社
  • MS CARD-SHOT|ウィーメックス株式会社
  • 医療機関向けカード発行システム|株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス診察券発行システム
  • 医心伝診くん|東京メディコムホールディングス株式会社
  • TCP300Ⅱ|スター精密株式会社

Na-001

Na-001のホームページ画像

診察券の種類 リライトカード(書換可能)
サーマルカード(書換不可)
印字方式 ロイコ方式
サーマル方式
印字項目 患者氏名
フリガナ
患者番号
次回予約日
一次元バーコード
主な機能 リライト
次回来院日を印字
バーコード印刷
電子カルテ・レセコン連携
検体ラベルを同時発行可能
公式HP https://solution.natec-japan.co.jp/product/detail/4/

ナテックが提供するNa-001は、クリニックの業務効率を劇的に改善する診察券発行システムです。サーマルカードやリライトカードを使用した診察券を簡単に発行でき、電子カルテやレセコンともスムーズに連携できるので、診療の流れをよりスムーズにし、業務全体の効率化を実現します。

Na-001は、診察券を端末に挿入するだけでチェックインできる再来受付機能を搭載。来院時の受付を迅速化し、患者の待ち時間を短縮します。また、診察券のバーコードを読み取るだけで、レセコンや電子カルテ、自動精算機、検査機器などさまざまな外部機器とも簡単にデータ連携が可能です。

また、リライトカードの場合は、次回の予約日時を診察券に自動印字することができます。印字された内容は予約システムとも連動しているため、予約管理が一層簡単になります。患者にとっては診察券を見るだけで次回の予約時間を確認できるので、予約日のうっかり忘れ、予約時間の間違いの防止に繋がります。受付スタッフにとっても予約日時を記入する手間や書き間違えを減らし、さらに電話での予約確認の問い合わせも大幅に減ることで、余計な受付業務の負担軽減が実現するでしょう。

受付スタッフ、患者共に待ち時間の長さや予約時間の認識ミスはクリニックにとって大きな負担を生みます。Na-001導入により、受付業務が格段にスムーズになることで、患者にとって快適な診療を提供するクリニックに進化していきましょう。

※再来受付機能と予約印字機能は、ご使用中のレセコンや電子カルテによって連携が出来ない場合が有ります。

公式サイトを見る

診察券発行システム|エントラスト株式会社

エントラスト株式会社のホームページ画像

診察券の種類 エンボスカード
印字方式
印字項目
主な機能 バーコード印刷
カラー/モノクロ印刷
両面/片面プリント
全面印刷
写真・ロゴ・グラフィック印刷
公式HP https://www.entrust.com/ja/medical/solutions/medical-exam-ticketing

エントラスト株式会社が提供する診察券発行システムは、既存のシステムに対応した診察券やリライト診察券の発行が可能です。

カードの種類は、標準診察券・リライト診察券から選べて、リライト診察券は約500回まで書き換えできます。

オンラインでの自動発行も可能なので、患者さんの待ち時間も短縮できるでしょう。

新型さっちゃん|中島紙工株式会社

中島紙工株式会社のホームページ画像

診察券の種類 磁気カード
印字方式 感熱印字方式
印字項目 患者番号
患者氏名
フリガナ
保険の種類
誕生日など
主な機能 レセコン連携
リライト
公式HP http://nakashima.com/computer_products/card-printer/

さっちゃんは、電子カルテやレセコン(Mediom-HRシリーズ、HRiシリーズ、HSシリーズ)との連携により診察券を自動発行できます。

簡単な操作で診察券の発行が可能になるので、業務効率化を図れるのがポイントです。

磁気カードは鮮明に印字できるだけでなく、画像ファイリングシステムやFCR(富士フイルムのデジタルX線画像診断システム)などにも活用できます。

DP-3000A|株式会社アルファシステム

株式会社アルファシステム・DP-3000Aのホームページ画像

診察券の種類
印字方式 特殊熱転写方式
印字項目 漢字
英数字
一次元バーコード
二次元コード
主な機能 最大100枚まで連続発行
Hi-Co、Lo-Co磁気エンコードの選択
公式HP http://www.alpha-sy.jp/pages/206/

DP-3000Mは、コンパクト設計なので置き場所を取らない診察券発行機です。

特殊熱転写方式により鮮明に印字するので見やすく、漢字・英数字・一次元バーコード・二次元コードなどを印字できます。

診察券発行システム R1-ORCA64|株式会社 ムーブ

株式会社 ムーブのホームページ画像

診察券の種類 磁気カード
印字方式
印字項目 患者番号
バーコード
予約情報または最終来院日
半角カナ
漢字氏名
生年月日
性別
主な機能 リライト
カード裏面への磁気エンコード
リライトカードでの予約情報の記入
JIS第三/第四水準への印字対応など
公式HP https://www.move-p.jp/orca/r1-orca64/

診察券発行システム R1-ORCA64は、日医標準レセプトソフト(ORCA)とLAN接続したムーブ社製のカードリーダライタを接続して使用します。

ハードウエアとソフトウェアをセットで使用するので、パソコンがなくても使用できるのがポイントです。

リライトカードには予約状況を記入できます。

Apteo(アプテオ)|カーデックス 株式会社

カーデックス 株式会社のホームページ画像

診察券の種類 PVCカード 0.5mm-0.76mm
印字方式
印字項目
主な機能 医療会計システムとの連携
ハイスピード印字
フォントサイズのカスタマイズ
複数のレイアウト登録など
公式HP https://www.cardex.jp/index.html

Apterは、上位システムとの連携により、窓口で即診察券を発行できるのが特徴です。

項目ごとにフォントサイズをカスタマイズしたり、複数のレイアウトを登録したりできます。

印字スピードも1枚あたり11秒と速く、漢字やカナ、数字以外にも、記号やバーコードなども印刷も可能です。

MS CARD-SHOT|ウィーメックス株式会社

ウィーメックス株式会社のホームページ画像

診察券の種類 リライトカード
印字方式
印字項目 患者氏名
フリガナ
患者番号
日付
QRコードなど
主な機能 次回来院日を印字
診察予約日・最終来院日の印字
公式HP https://www.phchd.com/jp/medicom

MS CARD-SHOTは、ウィーメックス株式会社のMedicom-HRシリーズに接続して使用します。直接接続により素早くきれいに印字できるのが特徴。

リライトカードは破けることもなく持ち歩きやすいです。予約日や最終来院日なども印字できます。

医療機関向けカード発行システム|株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス

株式会社ドッドウエル ビー・エム・エスのホームページ画像

診察券の種類 プラスチック
印字方式 卓上カードプリンタ DP-3000A:特殊熱転写方式
卓上カードプリンタ DP-3000M:特殊熱転写方式
オートエンコードエンボッサ NBS-9300EP:フルオートエンボス
オートエンコードエンボッサ NBS-9300E:エンボス/エンコード/ティッピング
デスクトップ エンコード/エンボス・システム NBS-8950E:エンコード・エンボッサ
印字項目 カルテ番号
患者氏名
ふりがな
日付
主な機能 Hi-Co、Lo-Co磁気エンコードの選択が可能
最大100枚までを連続発行
二次元コードをカード表面に直接印字 など
※詳細は機種をご確認ください
公式HP https://www.dodwellbms.co.jp/product/card/hospital/

株式会社ドッドウエル ビー・エム・エスは、5種類の診察券発行機を提供しています。自院での用途に合わせて最適な機種を選べます。

医心伝診くん|東京メディコムホールディングス株式会社

東京メディコムホールディングス株式会社・医心伝心のホームページ画像

診察券の種類 リライトカード
印字方式
印字項目
主な機能 漢字20文字まで対応
レイアウト自動変更
次回予約日印字など
公式HP https://www.tokyo-medicom.co.jp/hakkenki.html

医心伝診くんは、漢字20文字まで対応している診察券発行機です。長い名前では自動でレイアウトを変更するので、編集の手間もかかりません。

カードで電子カルテやレセコンの呼び出しができるので、入力ミスを防げるのもポイントです。

診察券以外にも、検診伝票や薬袋、漢字インプリンタと接続すればラベルシールにも印刷できます。

TCP300Ⅱ|スター精密株式会社

スター精密株式会社・TCP300Ⅱのホームページ画像

診察券の種類 リライトカード(PET、紙)
印字方式 サーマル方式
印字項目 最大半角40文字×13行
全角20文字×13行
主な機能 業界最速リライト3秒
全面印字
LAN環境への対応(オプション)
クリーニング時期を知らせる警告ランプなど
公式HP https://star-m.jp/products/cardread/index.html

TCP300Ⅱは、磁気ストライプに情報を書き込むため、システムとの連動が可能です。

次回来院時の印字が可能なため、患者さんにとっても見やすく扱いやすいと言えるでしょう。

拡張フォントが搭載されているので、正確に患者名を印字できます。

診察券発行機を導入する3つのメリット

クリニックの受付で診察券を受け取るスタッフ

では、診察券発行機を導入する3つのメリットを見ていきましょう。

  1. 患者さんの待ち時間を短縮できる
  2. 受け渡しミスの防止に役立つ
  3. 受付業務の負担を軽減できる

患者さんの待ち時間を短縮できる

診察券発行機があれば、初診時や診察券の再発行なども、全てその場で対応できます。

手書きの場合は、手間がかかるうえミスも起こりやすいでしょう。診察券発行機であれば、手間もかからずミスが起こる心配はありません。

また、患者さんの待ち時間短縮にもつながります。

受け渡しミスの防止に役立つ

診察券を患者さんに返す時に、受け渡しのミスが起きる可能性があります。

診察券発行機であれば受け渡しミスを防げるうえ、顔写真付きであれば同姓同名の患者さんの誤認防止にもつながります。

受付業務の負担を軽減できる

業務が煩雑化しやすい受付では、同時に複数の作業をこなさなければならない場面が多いでしょう。

診察券に手書きで患者さんの名前を書き込むよりも、発行機であれば即時発行できます。また、書き換えが可能な機種は、シールコストの削減にもつながるでしょう。

診察券発行機に関するよくある質問

Q&Aの文字が書かれた黒いブロック

では最後に、診察券発行機でよくある質問を紹介します。

  1. 診察券発行機の耐用年数は何年ですか?
  2. 自動精算機との連携方法を教えてください

診察券発行機の耐用年数は何年ですか?

診察券発行機の耐用年数は5年です。

診察券発行機を購入した場合は固定資産となりますが、レンタルやリースの場合は契約内容によって異なります。

  • レンタル:減価償却の対象外
  • リース:所有権移転契約の場合は耐用年数5年

中長期的の使用や節税対策も想定するなら「リース」中途解約の可能性や導入時の煩雑な事務手続きが面倒な場合は「レンタル」が良いでしょう。

自動精算機との連携方法を教えてください

自動精算機を導入する場合、精算データより患者を呼び出す際に診察券の「バーコード・QRコード・磁気カード」を読取りする事が多いです。
磁気カードに対応しているプリンタは比較的高額のため、対応しているプリンターが多いバーコード印字をお勧め致します。
テプラでの運用も最近増えておりますが、どうしても剥がれのリスクが高く読取できない場合がおおく貼る手間も考慮すると注意が必要です。

まとめ:診察券発行機を導入して業務効率化を目指そう

診察券を医師に渡す人

診察券発行機には、手書きによる書き損じや受け渡しミス、患者さんの待ち時間の削減といったメリットがあります。

電子カルテやレセコンとの連携が可能であれば、さらなる業務効率化を図れるでしょう。

カードの種類やデザインは実にさまざまですが、自院のイメージに合う最適な診察券発行機を選び業務効率化を目指してください。