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クリニックの受付のレイアウトはどうする?受付のレイアウトのポイントを解説

クリニックの受付は、クリニックの看板としての役割を果たすため、レイアウトが重要になります。
よいレイアウトにするには、どこに受付を設置すればよいのか、受付の周りはどのようなレイアウトにすればよいのか、を考える必要があるでしょう。
そこで、この記事では受付の設置場所や他のレイアウトについて、重要なポイントを解説します。
受付のレイアウトを考える際の参考にしてみてください。

受付の配置場所は出入り口の正面

クリニックの受付は「出入り口の正面」に配置すると良いです。
その理由は2つあります。

  • 人の出入りを把握
  • 診察の動線と被らない

それぞれの理由を以下で詳しく見てみましょう。

人の出入りを把握

受付で人の出入りを把握しておくことは大変重要です。
患者が来院したことがわかるだけでなく、患者でない人が来院してしまった際にも瞬時に気付けるからです。
受付では何か作業をしていることもあるかもしれませんが、ドアの開いた音や足音で来院したことがわかる位置、すなわち出入り口の正面に受付を配置しましょう。

診察の動線と被らない

患者が診察室と待合室の往復をする動線と院長からのカルテ等の受け渡しの動線が被るのは好ましくありません。
そのため、出入り口に近い場所でありながら診察室と中で繋がっているような構造にするのがおすすめです。
内部のことは内部で済ませ、患者からは見えないようにしましょう。

受付のレイアウトを決めるポイント

出入り口付近に受付を設置するということ以外にも受付のレイアウトを決めるポイントはあります。
ここでは、以下の4つのポイントについて見ていきましょう。

  • 十分なスペースを確保
  • 開放感を出す
  • カウンターの高さには注意
  • 自動受付機の設置場所を確保

十分なスペースを確保

まずは、十分なスペースを確保することが大切です。
スペースが狭いと仕事がしづらくなってしまうため、労働効率が下がってしまう可能性があります。
また、収納スペースも十分に確保できなくなってしまうので、書類や備品が患者に見える状態になってしまいます。
書類や備品が表に出ていると、整理がされていないと感じられてしまい、病院に必要な清潔感が不足していると捉えられてしまうでしょう。

開放感を出す

また、開放感を出すことも大切です。
閉塞感が漂う受付だと、「本当に入って大丈夫かな?」と患者を不安にさせてしまいます。
病気を患い、ただでさえ不安を抱えている患者には安心して来院できるようにする必要があります。
そのためには、オープンカウンターを採用するなどして、開放感を出すことがおすすめです。

カウンターの高さには注意

受付のカウンターの高さには注意が必要です。
多くの場合では「立ち」での受付が想定されているため、カウンターの高さは高くなっていることが多いでしょう。
しかし、医療機関は足腰の不自由な方や車いすでお越しの方も利用します。
もし高いカウンターしか用意していないと、座っての対応ができる別の場所まで移動しなければなりません。
毎度そのような対応をしなければならないのは、受付側の手間にもなってしまいます。来院される方、受付事務をされる方、双方のためにも、座って対応できるように低いカウンターも設けておくのが好ましいでしょう。

自動受付機の設置場所を確保

クリニックによっては自動受付機の導入をされていないかもしれません。
しかし、患者が増え、待ち時間が増えてしまった場合、受付の業務を効率化するためには、自動受付機の導入が必要になります。
その際に、自動受付機の設置場所がなければ、動線を潰して設置することになってしまう可能性があります
動線を潰してしまうと、患者の利便性を大きく損なうため、受付近くにあらかじめ自動受付機の設置場所を確保しておくようにしましょう。

まとめ

クリニックの受付は、出入り口の正面に設置するのがおすすめです。
患者の出入りが把握できるほか、スタッフと患者の動線を分けられるからです。
また、クリニックのレイアウトを設計する際にはスペースを十分確保しましょう。
仕事場所を広くするだけでなく、後から自動受付機を設置する際にも重宝するはずです。
ぜひ、今回の内容を参考にクリニックの受付レイアウトを考えてみてください。