「最近、導入が相次いでいるWEB問診は紙の問診票の代わりになるのか?」
「WEB問診を使う際、どのシステムを使えば良いのか?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
本記事では、WEB問診システム導入のメリット・デメリット、WEB問診システムの選び方、おすすめのWEB問診システムを解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。
この記事の内容
WEB問診システム導入のメリットは?
WEB問診システムを導入するメリットは3つあります。
- 業務効率の改善
- 待ち時間の短縮
- 感染症対策
1つずつ解説します。
業務効率の改善
1つ目は業務効率の改善です。
紙の問診票を使っていると、受付や診察室にて内容をヒアリングしたり転記したりする工程が発生します。
しかし、WEB問診システムを導入すれば、その時間が必要なくなるので、診察効率の改善につながります。
待ち時間の短縮
2つ目は待ち時間の短縮です。
WEB問診システムでは、事前に内容を入力してもらう場合がほとんどであるため、受付にて問診票を記入する時間が少なくなります。
その結果、問診票を記入する時間・問診票の内容を確認する時間が削減されるので、待ち時間が短縮されます。
その結果、患者さんの満足度も向上するので、医院の評価アップにもつながるでしょう。
感染症対策
3つ目は感染症対策です。
ペンや紙の問診票に触れる必要がなくなるため、接触する回数が減ることで感染症対策につながります。
また、待ち時間が短縮されるので、待合室にて感染をする可能性が減ります。
WEB問診システム導入のデメリットは?
WEB問診システム導入のデメリットは2つあります。
- 高齢者には使いにくい
- コストがかかる
デメリットを理解した上で導入することが大切なので、きちんと理解しましょう。
高齢者には使いにくい
1つ目は高齢者には使いにくいことです。
WEB問診システムは、スマートフォンなどを利用して問診票に記入をすることになりますが、高齢者の中には、スマートフォンの操作に慣れていない方が多くいます。
最初は代行入力をするなどして対応する必要がありますが、2〜3ヶ月ほど一緒に操作方法を教えると、少しずつ一人でできるようになる方もいます。
そのため、サポートしながら少しずつWEB問診に慣れてもらうと良いでしょう。
コストがかかる
2つ目はコストがかかることです。
導入にもコストがかかりますし、運用にもコストがかかります。
また、電子カルテなどの他のシステムと連携させる場合にも追加でコストがかかることがあるので、注意しましょう。
しかし、WEB問診システムを導入するコストに比べて、得られるメリットの方が大きいため、そこまで気にする必要はありません。
WEB問診の選び方
WEB問診システムの選び方は、次の3つに着目することです。
- フォーマットの有無・カスタマイズ性
- 価格
- サポートの充実性
1つずつ解説します。
フォーマットの有無・カスタマイズ性
1つ目は、フォーマットの有無・カスタマイズ性です。
せっかくWEB問診システムを導入したのに、問診票の設定に時間がかかるようでは非常にもったいないといえます。
事前にフォーマットが用意されていれば、すぐに導入が可能なので、フォーマットがあるシステムを利用すると良いでしょう。
また、使用しているうちに、問診票の項目を変更する必要が出てくるでしょう。
その際に、カスタマイズがしやすいシステムを使っていれば、簡単に変更ができます。
フォーマットが用意されていて、カスタマイズがしやすいWEB問診システムを導入することをおすすめします。
価格
2つ目は、価格です。
基本料金とオプション料金に分かれていることが多いのですが、基本料金だけを見て判断しないようにしましょう。
オプション料金が高額に設定されており、見た目の料金=基本料金は安いけど、最終的には他のシステムの方が安い場合もあります。
必ずオプション料金も含めて、全体としてどの程度の価格になるのかを見定めましょう。
サポートの充実性
3つ目は、サポートの充実性です。
WEB問診システムは日常的に使うものですが、すべての機能を頭に入れることは困難です。
そのため、使用していると不明点や疑問点が出てくることが少なくありません。
その際に、迅速に対応できるサポートがついていると、安心して利用できます。
おすすめのWEB問診システム3選
ここでは、おすすめのWEB問診システムを3つ紹介します。
- SymView
- メルプWEB問診
- ユビーAI問診
1つずつ、どんな特徴があるのかを解説します。
SymView
1つ目は、SymViewです。
25年以上、全国の医療機関にデジタルサイネージや電話自動等システム等のサービスを提供している株式会社レイヤードが開発・提供しているWEB問診です。
SymViewは、保険診療中心の医科診療所で全国1,000件以上に導入されています。
電子カルテ、予約システム、オンライン診療など、周辺システムの各メーカと連携調整しているため、スムーズな導線とセキュリティ性の高さが評価されています。
また、質問ごとに詳細な出現条を設定できるため、熟練した医療者のような問診に近づけることができることはもちろん、患者ニーズを把握でき、マーケティングにも活用できます。
この技術はSymViewが特許を取得しています。(特許取得 第7072817号)
メルプWEB問診
2つ目は、メルプWEB問診です。
現役の内科医が自ら作成しているシステムになるため、医療の現場で使いやすいような設計になっています。
チャット形式での問診入力なので、高齢の方でも簡単に利用できるようになっているのも注目のポイントです。
ユビーAI問診
3つ目は、ユビーAI問診です。
初診時間を平均1/3にでき、年間で1,000時間削減できます。
すべての電子カルテと連携の相談が可能で、セキュリティも万全です。
まとめ
今回は、WEB問診システムを導入するメリット・デメリットについて解説しました。
WEB問診システムを導入することで、業務の効率化が図れ、患者さんからしても待合室で待たされる時間が減ります。
双方にとってメリットの大きいWEB問診システムをぜひ使ってみてください。