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  • 肥満症

男性の約3割、女性の約2割が「肥満」に該当

肥満は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、脂肪が蓄積されることで引き起こされる疾患です。このほか、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の作用が低下する場合も原因となります。日本ではBMI25以上が肥満と定義され、男性の約3割、女性の約2割が該当するとされています。肥満は糖尿病、脂質異常症、高血圧症、心筋梗塞、非アルコール性肝炎、さらに一部のがんなど、多くの疾患との関係が深く、健康維持のためには適切な対策が必要です。治療法には食事管理があり、極端な糖質制限は避けつつ、炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂取することが重要です。有酸素運動の実践はもちろん、筋力トレーニングも推奨されています。特に女性の場合は、年齢とともに骨密度が低下していきますので、筋力トレーニングをおすすめしたいですね。昨年(2024年)から、重度肥満症に対する新しい治療法として、保険適用された注射薬「ウゴービ」が利用されるようになりました。決められた施設でしか使用できないのですが、こういった注射を使うことで体重を減らすという治療法も出てきています。専門医の指導のもと、安全に治療を進めることが求められます。美容目的での使用が社会問題となった過去を踏まえ、専門医療機関での適切な利用が重要です。

田丸 新一 院長
はごろも内科小児科
田丸 新一 院長
立川市/羽衣町/西国立駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●小児科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • 溶連菌感染症[猩紅熱]

子どもに多い溶連菌感染症は、解熱後も抗生物質を服用し合併症を防ぐ

A群溶血性連鎖球菌咽頭炎、略して溶連菌感染症は高熱と喉の痛みを伴う病気です。これは春から初夏、秋から初冬などの季節の変わり目に起こりやすく、小学生くらいまでのお子さんがかかりやすいものです。接触や飛沫から感染し、感染中してから2日から5日程度の潜伏期間があります。症状は38度以上の高熱と喉の痛み、首のリンパ節が腫れたり、舌が腫れてぼつぼつとしたものができたりします。1週間程度で熱や症状は落ち着きますが、まれに皮膚に小さく紅い発疹を伴うことがあります。溶連菌感染症の治療方法としては、抗生物質の服用が一般的です。しっかり菌を退治しないと、リウマチ熱や腎炎などの合併症を続発する可能性があるので、熱が下がった後も服用を続けることが大切です。治療中のご家庭での食事は、熱いものや味の濃いもの、酸味のあるものはなるべく避けて、水分を十分に取るようにしてください。溶連菌の感染予防策は、手洗いとうがいをする、タオルの共用はしないなど、衛生面に気をつけることです。看病する方もマスクをし、患者さんも周りにうつさないように手洗いとうがいをしてくださいね。

中村 真美子 院長
なかむら耳鼻咽喉科クリニック
中村 真美子 院長
さいたま市北区/土呂町/土呂駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
  • アクロコルドン

自分で無理に取ろうとすると、感染や炎症、出血のリスクが

アクロコルドンは、「スキンタッグ」や「軟性線維腫」とも呼ばれる、皮膚にできる良性の小さなできもの、いぼです。
肌色から褐色まで様々な色調で、直径数ミリ程度のドーム状や、根元が細い茎のようになった(有茎性)形をしています。首、脇の下、胸元、まぶたなど、皮膚の柔らかい部分や摩擦が多い場所にできやすいです。通常は痛みやかゆみはありませんが、衣類やアクセサリーとの摩擦によって痛みが生じたり、炎症を起こしたりすることがあります。正確な原因は完全には解明されていませんが、加齢や摩擦、遺伝的要因、肥満や糖尿病などの要因が関係していると考えられています。アクロコルドンは悪性腫瘍ではなく、放置しても健康上の問題はありません。ただし、見た目が気になる場合や、摩擦で痛みが生じる場合には除去を検討することがあります。
アクロコルドンの治療は、基本的に整容的な目的で行われます。ご自身で無理に取ろうとすると、感染や炎症、出血のリスクがあるため、必ず皮膚科を受診するようにしましょう。
当院での主な治療方法は ①液体窒素による冷凍凝固療法(保険診療)、②電気メスによる切除(自費診療)です。①液体窒素による冷凍凝固療法は-196℃の液体窒素を綿棒やピンセットに染み込ませて患部に当て、凍結させて細胞を壊死させます。保険適用となる一般的な治療法です。施術時に痛みを感じることがありますが、数日から1週間程度でかさぶたになって自然に剥がれ落ちます。複数回通院が必要な場合があります。治療後に炎症後色素沈着(シミ)が残ることがありますが、半年から1年で薄くなることが多いです。アクロコルドンの数が少ない場合に適しています。②電気メスによる切除は表面麻酔で疼痛を緩和し、電気メスで根本から切除する方法です。自費診療となりますが、1回で取り切ることができ通院回数も少なく、液体窒素に比べ色素沈着のリスクが少なく済みます。アクロコルドンの数が多い場合に適しています。
詳細、適応についてはご相談ください。

松本 千夏 院長
ちなつスキンクリニック
松本 千夏 院長
世田谷区/経堂/経堂駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科 ●アレルギー科
  • 腹圧性尿失禁

お薬で改善が見られず、手術に抵抗のある方にとって新しい選択肢があることを知っていただきたい

重い物を持ったり、咳をした時など、お腹に不意に力が加わった時に尿もれの症状が見られるものです。主な原因は、骨盤底筋の筋力低下による緩みと考えられています。そのため、女性の多くは妊娠・出産を契機として症状が現れることが多いのです。
さらに細かく病態を見ていくと、様々なものがありますが、尿道自体が年齢と共に緩んでくることも原因の1つと言えるでしょう。尿道は周りの筋肉で締めているイメージですが、尿道の粘膜が退縮し、薄くなっていくことで失禁が起こりやすくなります。ホースの厚みが薄くなっていくイメージですね。尿道の緩みが原因の場合、お薬での改善は限定的で、保険適応の治療では尿道の周りにメッシュを入れ、尿道を締める手術が行われます。非常に効果的な治療ではあるのですが、異物が入ることへの違和感や手術そのものへの抵抗感がある方にとっては難しい選択となるでしょう。お薬での治療に限界が見られた場合、自費診療となりますが、レーザー治療や磁気治療器による治療が次の段階の選択肢となります。症状が重い方の場合、1日に尿パットを10枚使うですとか、オムツを5、6枚履き替える、という方もおられます。そうした方々にとって、レーザーや磁気治療器による治療は、コスト的に見ても歓迎される選択肢となってきています。

皆川 真吾 院長
皆川クリニック
皆川 真吾 院長
千葉市花見川区/宮野木台/新検見川駅
●泌尿器科 ●皮膚科
  • 帯状疱疹

免疫力を低下させない生活習慣で帯状疱疹の発症を予防

帯状疱疹は、人がもともと持っている水痘ウイルスが原因で発症します。小さい頃は、水疱瘡として発症する方が多いでしょう。この水痘ウイルスは、身体のどこに潜んでいるか分かりません。帯状疱疹は、ご高齢の方が罹る病気だと思われがちですが、若い方でもよく発症します。発症のきっかけとなるのは、疲労やストレスにより免疫力が低下することです。
症状としては、痛みや赤い発疹、水ぶくれの順で経過しますが、その逆の流れで症状が出現することもあります。湿疹がない場合もあり、診断が難しい病気でもあります。できるかぎり痛みの段階で気付いて治療を開始することが大切ですが、ただの頭痛だと間違えることもあるでしょう。発症部位は、神経の走行に沿っており、目も胸も足も帯状疱疹になります。
現在はワクチンが開発されており、50歳以上には「シングリックス」というワクチンが接種できるようになりました。これは接種することで、80~90%の予防効果が期待できます。ご高齢な方ほどこのワクチンを接種していただき、帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことが大切です。この帯状疱疹後神経痛に移行した場合でも、治療が可能です。
まずは、免疫力を低下させない生活として、十分な睡眠と食事、適度な運動を意識することが大切です。そして、十分な休息をとり、ストレスを溜めこまない生活とストレス発散方法を持って生活しましょう。もし、帯状疱疹が発症したと感じた場合は、すぐに病院に行き治療を受けることが重要となります。

田尻 友恵 院長
錦糸町皮膚科内科クリニック
田尻 友恵 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●皮膚科 ●内科 ●美容皮膚科 ●ペインクリニック内科 ●アレルギー科
  • むち打ち損傷[頸椎ねんざ]

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

湯澤 久徳 院長
湯澤整形外科リハビリクリニック
湯澤 久徳 院長
さいたま市西区/西遊馬/指扇駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • パーキンソン病

薬の服用が有効。少しでも症状があれば医師に相談を

パーキンソン病とは脳のドーパミンという神経伝達物質の働きが悪くなり、手が震える、体が動かしにくくなる、転びやすくなる、声が小さくなるなどの症状が出ます。声が小さくなるのは高齢者によく見られる症状ですが、若い方でもかかることはあります。神経難病と言われています、他の神経難病と違ってお薬が有効です。完全に治すことはできなくとも薬の服用で症状が軽減したり、進行を遅くしたりできます。パーキンソン病は現在かなり周知されてきている一方「もう歳だから」と手の震えなどを見過ごされている方も多く見受けられます。そういった方こそ受診し医師に相談してほしいですね。治療は薬が基本となり、進行状況によって薬も変わってきます。在宅医療でも、医師が薬剤調整をして医療機関と連携を取りながら対処することができます。発症前からの発見など、少しずつ研究も進んでいますので、今後はもっと治療法が発展していくと見られます。手が震える、転びやすいなど少しでもおかしいなと感じたら、医師に相談してください。

黒木 卓馬 院長
あすかホームケアクリニック
黒木 卓馬 院長
北区/十条仲原/十条駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
  • わきが[腋臭症]

気になったら脇の匂いも躊躇せず相談を

わきがは、40・50代までの、比較的アグレッシブに活動される世代の方に多く見られるものです。原因としては、汗自体が匂うというよりも、アポクリン腺から分泌される汗が細菌によって分解されて匂うものになります。わきがそのものに特化した治療として、保険治療だと手術、自由治療ですとミラドライなどがありますが、適応症例が限られること、また簡便な治療ではないという点があります。その他の選択肢ですと自費外用薬のみとなります。
一方、わきがに多汗症を併発されている方でしたら、多汗症の治療をすることでわきがの症状も軽減させることができます。先にも申しましたように、汗が分解されて匂いを生じさせるものになりますので、多汗症の治療として保険治療の塗り薬もありますし、ボトックスで汗を抑えることでわきがの症状も改善することが期待できます。
脇の匂いなどは、医療機関を含め、相談されることを躊躇される方が多いかもしれません。しかし、皮膚科はそうした人に言いづらい場所や物を診ることが仕事ですので、遠慮せず、しっかりと相談されることをお勧めします。

曽根 由美子 院長
大塚肌クリニック
曽根 由美子 院長
豊島区/南大塚/大塚駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科
  • 水頭症

認知症、歩行障害、尿失禁の3つ症状が同時に見られたら医療機関の受診を

水頭症というと子どもの病気、というイメージがあるかもしれませんが、正常圧水頭症はご高齢の方に多い疾患であり、症状としては認知症、歩行障害、尿失禁(排尿障害)が同時に発症するのが特徴です。脳は髄液に浮かんでいる形ですが、高齢化等によって髄液の吸収が悪くなり、例えば100出たものが99しか吸収されないようになると、1ずつ髄液が溜まっていき、脳がパンパンになってしまうことで先に挙げた症状が起こってしまうのです。
治療の流れとしては、まず頭部画像検査(CTもしくはMRI)を行い、水頭症の疑いがあれば腰椎穿刺と言い、腰から水を抜く処置が行われます。腰椎は頭とつながっていますから、そこから水を抜いて症状に改善が見られれば水頭症である可能性が非常に高い、ということになってくるのです。水頭症であることが強く疑われる場合(Probable NPH)は、シャント手術という治療が行われます。シャントとはバイパスのようなもので、違うルートから水の逃げ道を作り、余分な髄液を絶えず流すことで症状の改善を図っていくのです。
手術で治すことができる認知症として脳外科医として見逃してはならない病態です。しかしながら先に挙げた3つの症状は、「年のせい」と判断されるケースが少なくありません。歩行障害や認知症、尿失禁が3つ同時に起こることは他の疾患ではあまり見られないことですので、この3つの症状が進行性にみられた場合、一度画像診断が可能な医療機関を受診いただくことをお勧めいたします。

大宮 謙一 院長
東京ツナクリニック
大宮 謙一 院長
江東区/住吉/住吉駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経外科 ●脳神経内科 ●外科 ●循環器内科 ●精神科
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