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  • 犬・猫の異物誤飲

死に繋がる恐れのあり!迅速な対応がカギとなる異物の誤飲

動物達が過ごす家の中には、誤飲してしまう可能性のあるものが沢山あります。これまで 私が経験したものは、梅干しの種・ボタン・ファスナー・マスク・ラグマットの端っこ・ 紐・糸・縫い針などです。誤飲したものは、時間が経つと胃から腸に流れてしまいます。そうなる前に処置をすることが大切です。対処が遅くなると最悪の場合死んでしまうこと もあるので気をつけてください。
誤飲した場合は”吐く”という症状が現れることがあります。胃から十二指腸への道が狭く なっているので、そこで詰まると、食べ物はもちろん、水を飲んだだけでも吐きます。ひ どい子だと1日何十回も吐くことがあります。内的疾患が原因の場合もありますが、誤飲 の可能性もありますので注意してください。ただ、誤飲してすぐ様子がおかしいことに気 づければ良いのですが、すぐにリアクションしてくれない場合もあります。もし誤飲の可 能性が考えられるなら、様子を見るということはせず、夜中でもすぐに病院を受診してください。時間にすると4、5時間が処置が出来る限界かなと思います。処置としては飲み薬を飲ませて吐かせたり、内視鏡手術をすることもあります。吐かせる処置を聞くことが多 いかと思いますが、釣り針や縫い針など、鋭利なものを飲み込んだもの吐かせることは危 険なものは内視鏡手術を行います。
また、飲み込むものが”食べ物”だからといって油断してはいけません。過去にはリンゴの 塊が食道に詰まって来院した子もいました。また、歯磨き用のガムも、ある程度かじって 小さくなるとそのまま飲み込んでしまうことがあります。小さくなってきたら捨てること をお勧めします。私は診察のたびに飼い主さんにお伝えするほど、誤飲には危機感を覚え ています。誤飲をして痛い思いをするのは動物たちです。飼い主さんしか動物たちを守ることが出来ないという事をどうか忘れないでください。

瀨⾕ 陽亮 院⻑
ペテモ動物病院 イオンモール川口
瀨⾕ 陽亮 院⻑
川口市/安行領根岸/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

犬の外耳炎は早期発見と適切な治療が大切

犬の外耳炎は、アレルギーや脂漏症(あぶら症)などの体質や耳道の構造が大きく影響します。犬種によって頭蓋骨の形が違うので外耳道の形も様々です。フレンチブルドック、パグ、キャバリアなどの犬種は耳道の奥が狭いことが多く、耳垢や毛がすぐに詰まってしまい、外耳炎が慢性化します。犬は外耳炎を繰り返すと中耳炎になることがあるため、外耳炎の段階ですぐに治してあげることが大切です。
外耳炎を発症している場合は、足で耳をかく、頭をふる、壁にこするという行動が見られます。耳介や耳道の入り口が赤く腫れる、耳垢が多くみられる、臭いが出ることもあります。治療としては、耳道をきれいに洗浄し、適切な抗菌薬や抗炎症薬を使用します。内視鏡を使った治療を行う行うことで外耳炎を早く治すことができます。
家で行う耳のケアは、1週間に1回ほどイヤークリーナーを使って耳を優しく拭いてあげましょう。ただし、毎日掃除をする、綿棒を使う、耳道に液体を入れてマッサージをすることなどは炎症を起こす可能性があるため控えましょう。指が届く範囲で優しく拭き、もし耳垢が出ている場合は、病院で診察を受けてください。

岡田 かおり 院長
アニマルクリニックらぶ
岡田 かおり 院長
狭山市/柏原/新狭山駅
●犬 ●猫
  • 猫の心筋症

肺水腫や突然死、実は原因は心筋症!? 定期検診を行って早期発見を心がけて

心筋症は猫で最も好発する心疾患であり、心筋症の中でも最も発生頻度が高いのが肥大型心筋症といわれています。肥大型心筋症は遺伝と言われていますが、原因はまだ特定されていません。そのため、遺伝子検査もありますが陰性でも発症しないとは言えず、検診による早期発見が重要です。
肥大型心筋症は1歳から罹ることもあり、日本では雑種猫にも多く見受けられます。症状が進むと肺水腫や大動脈血栓塞栓症になって最悪の場合は死に至ることもあるため、定期的検査をしたうえでの早期発見と適切なタイミングでの治療が望ましいとされています。ただし日常生活では初期症状に気づけないことが多く、
気づかずに進行した場合は、大動脈塞栓症となり、急に下半身麻痺や足の激しい痛みなどの症状が出て命を落とすこともありますし、突然死した猫の心臓を調べると心筋症が原因だったと後に判明したケースもあります。早期発見のポイントは定期検診をしっかりと行うこと。心臓の音を聴いたり(聴診)、超音波検査(心エコー)、血液検査を行うことで診断につながります。
この疾患は性格的に怖がりだったり、怯えやすい子の方が多く見受けられる様に思います。ストレスで血圧が上がりやすい子ですね。また食生活でも罹りやすくなるので、普段からびっくりさせたり、興奮させることをしないことと、過度な塩分を控えた食事を心がけることが悪化の予防につながります。診断がついた場合は定期的に心臓を検査したうえでの血栓予防や、心臓の血流を改善させる内服を行うなどの内科的な治療が可能です。

野村 徹 院長
ムスビ動物病院
野村 徹 院長
練馬区/錦/上板橋駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●フェレット ●その他
  • 猫の糖尿病

遊びや運動で肥満を解消することで糖尿病を予防

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンがうまく作用できていない病気です。インスリンの分泌が不足していたり、インスリンは作れても働きが不十分になったりします。そして、血糖値を下げることができず、おしっこの中に糖が出てしまう状態です。高血糖が続くと、毒性の物質が産生されてしまい、体調を崩してしまうかもしれません。
原因には、人と同様に肥満や運動不足、ストレスが挙げられます。特に可愛がってもらっている猫ちゃんや、お家でゴロゴロと寝てばかりいる猫ちゃんが糖尿病になりやすいと考えられています。
症状として、おしっこの量が多いことや水をたくさん飲むこと、脱水になり元気がないことなどがありますが、初期の発見は難しいといわれています。
糖尿病を予防するためには、まずは遊ぶ時間をしっかりと作ってあげることが大切です。放っておいたら寝てばかりになる猫ちゃんは、飼い主さんが遊んであげましょう。キャットタワーのような上下運動ができる場所を作ってあげることも予防の一つになります。また、定期的にかかりつけの動物病院で検診を受けて、早期に発見できるようにしましょう。

小野澤 優 院長
ペテモ動物病院 ピオニウォーク東松山
小野澤 優 院長
東松山市/あずま町/高坂駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎・中耳炎

犬種により対処や予防法が異なる。異常が見られる場合はすぐ受診を

犬の外耳炎・中耳炎は、耳のかゆみ、痛み、悪臭などが出る症状です。この原因は様々で、犬種により耳道の環境が違うことも関与しますし、アレルギー性によるものもあります。中耳炎に発展すると、触るだけでも噛みつくほどの激痛を伴います。そうなると診察もなかなか難しくなるので、ケースによっては暫定診断をして薬である程度症状を緩和させ、落ち着かせてから診療することもあります。治療法としては耳道を洗浄してから薬剤を入れる処置が一般的で、進行によっては内視鏡やレーザーを用いた治療が必要になります。できるだけ早期に発見することが望ましいものですが、犬種ごとに出てくる症状も変わりますので、日頃から犬の様子を見て正常な状態を把握しておうことが大切です。また犬種によって原因や予防策、対処法も違いますので、まずは耳が臭う、痛がったり痒がったりするような行動が見られる場合はすぐに獣医師にご相談ください。獣医師が原因をはっきりさせ、日頃のケアについてお伝えしますので、飼い主さんが日々実践することが予防になります。

塚越 篤 院長
オハナ動物病院
塚越 篤 院長
鎌倉市/材木座/和田塚駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ
  • 猫の糖尿病

肥満が原因で起こる「猫の糖尿病」栄養管理と運動不足の解消が予防のカギ

糖尿病は、身体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンを作り出す機能が低下し、血糖値を適切に下げることができなくなる病気です。
猫の糖尿病は増えており、原因は肥満によるものが多いですね。肥満の程度に比例して糖尿病になりますから、体重管理はとても大切です。
糖尿病の多くの猫に特徴的なのは「食欲は落ちず沢山食べるのに体重が落ちること」。多くの飼い主さんはこの段階で気づいて来院されますね。血液検査をしてみると多くは血糖値が上昇しています。治療は食餌療法とインスリン投与です。インスリンの量の調整が必要なので、はじめは入院して治療します。
退院後は自宅で血糖値を測定し、インスリンを投与し血糖値が安定してくると全身状態は回復します。猫の場合はインスリン投与が必要なくなるケースもありますが、血糖値の推移を継続的に見ていかなければいけません。インスリンの分泌が再び減少すると症状が再燃する場合も多いので、生涯にわたって上手にコントロールをしていく必要があります。

加藤 規  院長
ただす動物病院
加藤 規 院長
横浜市港南区/芹が谷/上永谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター
  • 犬の緑内障

片方の目が緑内障になると、もう片方の目もなりやすい

緑内障は「眼圧が上がること」によって視覚に障害をきたす病気です。遺伝的にも緑内障になりやすい犬種もいて、中でも柴犬はかかりやすい種類です。目に強い炎症が起こってしまい、眼圧が上昇するような目の病気があり他の疾患と付随して緑内障を続発させたり、原発性(遺伝的な素因で起る)で起ったりもします。また、白内障から強い炎症を起こすことで続発させることもあります。

緑内障になると「目の充血」「目をひどく痛がる」「目が大きく見える」といった症状が出ます。症状が出ている時点で、視力の異常が起きている可能性もあるため症状に気が付いたらすぐに動物病院へ受診してください。

治療法は兎に角、眼圧を下げるようにします。眼圧が高いと「失明」するので、なるべく早いうちに眼圧を下げます。眼圧を下げる方法は「目薬」であったり点滴などがありますが、やはり「手術」をしないと進行する病気です。なるべく早めに診断を告げて、眼圧を下げる治療を行っていきながら、眼科の専門医を紹介するという流れになります。

片方の目が緑内障になると、もう片方の目もなりやすいため、もう片方の目には「点眼薬」をつけて、予め眼圧を下げるように予防していきます。目の異変に気づいたらすぐに病院へ行き、早めの処置が大切です。

小泉 秀彦 院長
こいずみ動物病院 川口
小泉 秀彦 院長
川口市/芝中田/蕨駅
●犬 ●猫
  • 犬の肺水腫

寝ている時の呼吸に変化があれば早期に受診を

犬の肺水腫は、犬の肺に水が溜まる状態のことをいいます。主に、僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気が原因であることが多く、肺の圧力が高まることで引き起こされます。心臓の病気以外の原因として、ドライヤーのコードを噛んで感電したり、首や胸を強く抑えたりといった状況が挙げられます。そうすると、空気の通り道が悪くなり、肺水腫につながるのです。これは、陸にいるのにもかかわらず水の中にいるような状態になるでしょう。
肺水腫の治療では、利尿薬を使用します。利尿薬で体内の水分を排出することで、肺に溜まっている水分も引いていきます。
肺水腫は、元気で暴れ回る子や短頭種、心臓が悪い子が興奮すると引き起こしやすい病気です。特に、心臓が悪い子は発症のリスクが高いため、注意が必要です。飼い主さんは、ワンちゃんの寝ている時の呼吸をしっかりと観察し、呼吸が早く浅い場合は、肺水腫の可能性があるかもしれません。すぐに動物病院に受診し、レントゲンを撮るようにしましょう。肺水腫の予防としては、首を掴まないことや強く締め付けないこと、心臓が悪い子は興奮させないことが大切です。治療によって治る子は多いですが、重症化している場合は呼吸が止まるケースもあります。少しでも気になることがあれば、早期に受診してください。

原 光弘 院長
ペテモ動物病院 越谷レイクタウン
原 光弘 院長
越谷市/レイクタウン/越谷レイクタウン駅
●犬 ●猫
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