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  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

後ろ足の動きがおかしいと感じた場合は一度すぐに受診を

椎間板ヘルニアは脊骨の骨と骨の間にある椎間板が突出し、脊髄を圧迫して神経麻痺を起こしてしまう病気です。よく発生する部位は腰と首で、腰で発生した場合は後ろ足のふらつきから完全麻痺(立てなくなってしまう)、首の場合は強い痛みの症状から前足、後ろ足両方の機能障害などの症状が起こります。飼い主さんが抱き上げた際にキャンと泣く、飼い主の手からは餌を食べるのに床に置いた餌は食べない、などが挙げられます。犬が頭を下げて餌を食べられなくなったら、首に痛みがある可能性があるということです。椎間板ヘルニアは大きく分けてⅠ型とⅡ型というものに分かれます。Ⅰ型では犬種の特異性があり、よくダックスフンドがヘルニアになるというのはこちらのタイプで、そのほかトイプードルやフレンチブルドックなどを軟骨異栄養性犬種と呼んでいます。椎間板は正常では線維輪というゴムの輪のようなところにゼリー状の髄核というものが入っており、これが背骨のクッションのような働きをしています。軟骨異栄養犬種では若いうちから髄核の水分が抜けて石のようになり、線維輪が破れて石のようになった髄核が脊髄にぶつかる状態で、急に発症します。なので、昨日まで元気に歩いていた子がいきなり歩けなくなってしまうこともあります。2型の場合は、椎間板の線維輪が不安定性や椎間板が損傷したことにより肥厚し、慢性的にじわじわと脊髄を圧迫していく状態です。症状もじわじわと進行していき、こちらは高齢の犬に多いです。ヘルニアのタイプによって対処法も変わってきますし、急に悪化することもあります。足の動きがおかしい、どこか触るとキャンとなくなどの症状がみられましたら、一度すぐ病院で診てもらうことをお勧めします。

灰井 康佑 院長
とがさき動物病院
灰井 康佑 院長
三郷市/戸ケ崎/三郷中央駅
●犬 ●猫
  • 犬の甲状腺機能低下症

「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、ぜひ病院で検査を

・甲状腺機能低下症とは?
犬の病気の中でも比較的よく見られるホルモン異常の一つが「甲状腺機能低下症」です。この病気は高齢犬での発症が多く、甲状腺という喉の付近にある小さな臓器が正常にホルモンを分泌できなくなることで発症します。甲状腺ホルモンは、全身の代謝をコントロールする重要な役割を果たしており、不足すると様々な症状が現れます。

・どんな症状が出るの?
甲状腺機能低下症の典型的な症状は、「毛が薄くなってきた」「なんとなく元気がない」「太りやすくなった」等といったものです。ほかにも様々な変化が現れることがあります。
例えば、ある8歳のトイプードルの例を挙げましょう。この子は、以前は活発でよく走り回っていたのに、最近は被毛の量が減り、体重も徐々に増えていました。飼い主さんは「歳のせいかな?」と思われていたのですが、検査をしたところ、甲状腺ホルモンの数値が低く、甲状腺機能低下症であることがわかりました。
甲状腺機能低下症の診断には血液検査が必要です。特に「T4」や「TSH」と呼ばれるホルモンの値を測定し、低下しているかどうかを確認します。確定診断には追加の検査が必要になることもあります。
治療は比較的シンプルで、不足している甲状腺ホルモンを薬で補います。先ほどのトイプードルも、毎日決まった量の甲状腺ホルモンを服用することで数週間後には元気を取り戻し、以前のように活発に動けるようになりました。

・予防や注意点
甲状腺機能低下症は主に中高齢の犬に発症しやすいとされています。もし「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、年齢のせいと決めつけず、病院で検査を受けることをおすすめします。
適切な治療を受ければ、甲状腺機能低下症は十分にコントロールできる病気です。愛犬がいつまでも健康で元気に過ごせるよう、定期的な健康チェックを習慣にしましょう!

髙森 紀聡 院長
アニホック動物医療センター 新横浜病院
髙森 紀聡 院長
横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
●犬 ●猫
  • 猫の糖尿病

遊びや運動で肥満を解消することで糖尿病を予防

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンがうまく作用できていない病気です。インスリンの分泌が不足していたり、インスリンは作れても働きが不十分になったりします。そして、血糖値を下げることができず、おしっこの中に糖が出てしまう状態です。高血糖が続くと、毒性の物質が産生されてしまい、体調を崩してしまうかもしれません。
原因には、人と同様に肥満や運動不足、ストレスが挙げられます。特に可愛がってもらっている猫ちゃんや、お家でゴロゴロと寝てばかりいる猫ちゃんが糖尿病になりやすいと考えられています。
症状として、おしっこの量が多いことや水をたくさん飲むこと、脱水になり元気がないことなどがありますが、初期の発見は難しいといわれています。
糖尿病を予防するためには、まずは遊ぶ時間をしっかりと作ってあげることが大切です。放っておいたら寝てばかりになる猫ちゃんは、飼い主さんが遊んであげましょう。キャットタワーのような上下運動ができる場所を作ってあげることも予防の一つになります。また、定期的にかかりつけの動物病院で検診を受けて、早期に発見できるようにしましょう。

小野澤 優 院長
ペテモ動物病院 ピオニウォーク東松山
小野澤 優 院長
東松山市/あずま町/高坂駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

犬の『外耳炎』原因や症状は多岐に及びます

【杉本 恵子 院長】 
症状は耳の中が赤くなり雑菌でちょっと汚れるというグレードから、そこに細菌感染を起こしてアレルギーが重なって、搔きまくって症状がさらに悪化して、精神的にもイライラして食欲もなくなるという外耳炎もあります。

原因や症状はいくつかあり、遺伝子にかかわるところから、犬の性格や反応によっても悪化の度合いもかかわってきます。性格によってはすごく気にしてしまう子もいるんです。耳の垂れている犬や立っている耳などによっても変わり、原因の特定は症状を診ながらでは判断できないくらい多岐に及びます。

治療については、治療薬があるものと炎症を抑えることしかできないものもあるんです。ステロイド等を使用することもありますが、ホメオパシー、医療用オイルを治療に取り入れています。ハーブなど自然療法を取り入れた治療法もあります。教科書に書いてあるのは1つのパターンであって「この子の場合はどうなんだろう?」と探していくことが原因の探求になるんですね。どうすればこの子にとって治療効果があるのか、といった治療計画立案をしていきます。

予防としては「どういう時に何をすれば起るのか」「どういうことをしなければ発生しないのか」と原因に戻って追究します。飼い主さんができる予防は「お耳が元気ですか?」とチェックすることから始まり、『ちょっと首をかしげているな』『痒がっているな』ということで気づくこともできます。

杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
南小岩ペットクリニック医療サポートセンター
杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
江戸川区/南小岩/小岩駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥
  • 犬の破折

気づきにくい犬の「破折」、歯を残すには早期発見がカギ

破折(はせつ)とは歯が折れたり、欠けていることを言います。

わんちゃんの場合は硬いおもちゃや硬い食べ物を噛むことによって奥歯(第4前臼歯)を折ることが多く、ネコちゃんは落下など外傷によって犬歯を折るケースが多いですね。破折そのものは病気ではありませんが、折れた歯が露髄(歯の神経がでている状態)している場合は感染症の原因となるため、抜歯や神経の治療などの外科的な処置が必要になります。


多くの場合、感染が進んだ段階で出てくる、目の下の頬の腫れや目やになどの症状で気づきます。

はじめは眼や皮膚の病気が疑われますが、実は歯が折れたことが原因で頬が腫れたり、膿が出ることも多いですね。そこまで感染が進行してしまうと、治療は抜歯しか選択できないことが多いです。


わんちゃんねこちゃんたちは痛みがあっても隠してしまう子が多いので、感染が進行する前に気づくためには歯磨きの習慣をつけて、歯の状態を観察することが有効です。歯磨きのときに痛がる部分があるときは、歯科が得意な獣医師を受診していただくことで、早期発見につながり歯を残す治療も可能です。

鈴木 憲人 獣医師
hanaペットクリニック
鈴木 憲人 獣医師
文京区/水道/江戸川橋駅
●犬 ●猫
  • 短頭種気道症候群

鼻の短いわんちゃんに多く見られる呼吸のトラブル

短頭種気道症候群は、鼻の骨が短いわんちゃんに起きやすい呼吸のトラブルです。鼻のまわりの柔らかい組織がうまく収まらず、鼻や喉の通り道が狭くなってしまうことがあります。そのため、空気の通りが悪くなって、息をするのがちょっと苦しくなってしまうのです。
わんちゃんによっては、「がぁがぁ」や「ぜぇぜぇ」といった音を立てて、一生懸命に息をしようとすることもあります。夜になると、寝ている間に呼吸が止まってしまうこともあるんです。ただ、初めのうちはわんちゃんががんばって呼吸しているので、周りが気づきにくいことがよくあります。飼い主さんも「苦しそう」ということに気づかないことがあるので、獣医師のアドバイスも大切になります。

治療としては、お鼻や喉の狭くなっているところを広げてあげる手術が一般的です。そうすることで、わんちゃんがもっとラクに呼吸できるようになります。
予防については「これをすれば安心」というものはありませんが、あえて言うなら、体重管理がとても大切です。太ってしまうと、呼吸がさらに苦しくなってしまうことがあります。また、症状が進んでしまう前に早めに対処することで、悪化を防ぐことにもつながります。
放っておくと、年単位でじわじわ進行して、最終的には呼吸の限界を迎えてしまうことも…。突然のことが起きてしまう可能性もあるので、早めのケアがとても大事です。

この病気を説明するときによく使う例えに、「ストローにタピオカが詰まっているみたいな状態です。」と言うことがあります。タピオカを取り除かないとうまく飲めないのと同じで、呼吸の通り道を塞いでいる原因を取り除いてあげることが必要なんです。

見津 友啓 院長
パティ動物病院
見津 友啓 院長
文京区/大塚/茗荷谷駅
●犬 ●猫
  • 猫の膀胱炎

ストレスが要因で発症する特発性膀胱炎は、猫ちゃん目線で環境調整を行う

猫ちゃんの尿のトラブルの6割ほどは、特発性膀胱炎が原因であると言われています。一般的な膀胱炎はバイ菌が膀胱内にいる特徴がありますが、この特発性膀胱炎はバイ菌がいないことが特徴的です。最近は、ストレスと関係していると分かってきました。ストレスに弱い子やいじめられる子に多くみられる病気です。
診断としては、検査でバイ菌や尿石などの異常がないことを確認することになります。10日以内に自然に治ることが多い病気ですが、検査をせずに抗生物質を投与してしまうと余分な薬により耐性菌を作ることにもなります。繰り返す特発性膀胱炎は、トイレの問題を解決することも大切です。トイレの中でも2段システムのトイレは、飼い主さんにとって処理が楽であることから使用されますが、猫ちゃんにとってはストレスとなることもあります。トイレを変えてあげることで、特発性膀胱炎の再発を予防できることもあります。また、治療としての薬剤の投与は期待できません。そこで、サプリメントを飲ませることが選択されます。正しい診断と治療、そして予防することが大切であると言えるでしょう。

小林 良輔 院長
ライト動物病院
小林 良輔 院長
川口市/長蔵/戸塚安行駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●その他
  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬の骨折

小型犬を抱っこするときの落下事故、フローリングなど居住空間にご注意を

日本では住環境の制限などから小型犬が好まれる傾向があります。小型犬の中でもチワワやトイプードル、イタリアングレーハウンドなどはちょっとした弾みで骨折することがあるため、十分な注意が必要です。

骨折が発生するタイミングとして最も多いのは、わんちゃんを家族に迎えたばかりの時期です。ペットショップから初めて小さなわんちゃんを連れて帰り、慣れない抱っこをしたときに思いがけず落下させてしまうケースが多く、自宅に迎え入れた翌日に骨折し、入院生活となってしまったケースもあります。トイプードルなど小型犬の前肢の骨(橈骨とうこつ・尺骨しゃっこつ)は非常に細く、3~5mmほど。つまり、割り箸よりも細いです。落下事故のほかに「ご家族様の膝から飛び降りる」「フローリングで滑ってしまう」といったことでも簡単に折れてしまいます。

小型犬の前肢の骨(橈尺骨)は、折れやすく癒合しづらい骨です。初期治療をきちんと正確に行わなければ、癒合不全(ゆごうふぜん)を引き起こし、治療が非常に困難になります。骨折を未然に防ぐためには、滑りやすいフローリングをクッション性のある滑りにくい素材にすること、わんちゃんを抱っこするときは慎重に扱っていただくことが大切です。

有藤 翔平 院長
日本動物医療センター
有藤 翔平 院長
渋谷区/本町/幡ヶ谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット
  • 犬・猫の外耳炎

外耳炎は気温・湿度ともに高くなる夏場に注意が必要な病気

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜にかけて炎症が生じる病気です。ダックスフンドなどの耳が垂れた犬、耳が折れたようなスコティッシュなどの猫にみられる遺伝的な病気といえるものの、発症には暑さや蒸れなど環境的な要因が大きく影響することが分かっています。このため外耳炎は、気温・湿度ともに高くなる夏場に多くみられる病気の一つといえます。

外耳炎は、動物たちの耳に水やゴミが入ることで炎症が起こります。一般に命に関わる病気ではありませんが、なかなか症状が改善しない場合(難治性)は、異物が耳の奥深くに潜んでいたり、腫瘍が原因になっていたりする場合もあります。こうしたケースでは動物病院を受診していただき、耳鏡を使って耳の中を確認・原因を特定したうえで、適切な治療を行う必要があるでしょう

外耳炎の予防法としては、ペットの耳の周りを拭いてあげるなどの日常的なケアが挙げられます。ただし動物たちにも人間と同じように自浄作用が備わっており、耳の中の汚れは自然と外に排出されるようになっていますから、過度な心配はいりません。ペットたちとのスキンシップの中で彼らの全身状態をチェックして、もしも気になることがあれば早めの受診をおすすめします。

松尾 英治 院長
アステール動物病院
松尾 英治 院長
川口市/西青木/西川口駅
●犬 ●猫
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