過多月経(カタゲッケイ)の原因
子宮筋腫や子宮頸管ポリープ、子宮がんなど、子宮に関わる病気や異常が原因でおこる器質性過多月経と、子宮にこれといった異常がみられないのにおこる機能性過多月経とがある。過多月経(カタゲッケイ)の症状
月経の持続日数が8日以上続く、もしくは月経の出血量が多い(150mlをこえる)。過多月経(カタゲッケイ)の治療
器質性過多月経の場合、原因となる病気の治療を優先する。機能性過多月経の場合、ホルモン剤やピル、あるいはプロゲステロンを用いて月経をコントロールする。- 受診科目
- 婦人科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
過多月経の対処(治療)方法
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ひと昔前に比べ、より効率的なコントロールが可能に
経血量が非常に多い病気で、頭痛や動悸、めまい、すぐ疲れる、などの貧血症状が見られます。また、氷が食べたくなる、という方もいらっしゃいますね。原因としては、ホルモンの異常によるものと、器質性と言いますが、子宮筋腫や子宮腺筋症など、子宮自体に病気があって起こるケースがあります。少し前であれば、鉄剤などのお薬による治療、あるいはオムツやベッドにビニールシートを敷くといった対策が取られていました。鉄剤で難しいようなら、手術によって子宮を取り除く、という選択肢しかなかった時代もあったのです。それが現在は、非常に効果的な内服薬が登場したことにより、貧血をコントロールできるようになりました。特に閉経世代の方については、この薬のおかげでコントロールが容易になり、QOL改善の大きな力となっています。