飯塚 千祥 院長
CHIAKI IITSUKA
負担が少ない“子宮頸がん日帰り手術”を柱に、あらゆる世代の女性に寄り添うレディースクリニック
昭和大学医学部卒業。がん研有明病院婦人科勤務。昭和大学病院産婦人科勤務を経て、2019年5月に『自由が丘ちあきレディースクリニック』を開院。2024年12月の移転・リニューアルを経て現在に至る。

飯塚 千祥 院長
自由が丘ちあきレディースクリニック
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
- ●婦人科
婦人科腫瘍(がん)の専門家として女性の健康をサポート

自分の専門に産婦人科を選んだのは、1人の患者さんを総合的に診られる点に魅力を感じたからです。生理が始まる思春期の頃からお付き合いが始まって、妊娠・出産をサポートしたり、婦人科がんの予防や治療に携わったり、更年期や老年期のお悩みに寄り添ったり。病気の診断から治療まで一貫して関われることが産婦人科医ならではのやりがいだと思っています。
昭和大学卒業後はがん研有明病院にて診療にあたり、婦人科系の腫瘍(がん)を中心に経験を積みました。その後母校の大学病院では、患者さんの診療に加えて後進の育成にも力を注ぎました。さまざまな症例を担当する中で直面したのは、どれだけ医学が進歩しても、がんになる患者さんを減らすことができない現実でした。医師として高度な医療技術を身につけ、それを実践するのはもちろん大事ですが、これからは患者さんにとってより身近な場所で病気の早期発見に努めたい……。そんなふうに考えてクリニックの開設を決めました。
あらゆる世代の女性に寄り添うレディースクリニック

私にとって馴染みのある町に、『自由が丘ちあきレディースクリニック』を開いたのは2019年5月でした。当初はここから少し離れた場所で診療していたのですが、ありがたいことにたくさんの患者さんにお越しいただくようになり、より快適な受診環境をご提供したいと考えて2024年12月に移転・リニューアルいたしました。自由が丘駅から徒歩2分の場所にゆとりのあるスペースを確保できたこと、常勤医師の数が増えたことで、よりいっそう充実した医療をご提供できるようになりました。
当院の大きな特徴は、それぞれに専門性をもった複数の医師が在籍し、あらゆる世代の女性のお悩みに対応していることです。院長の私と副院長の的田先生は、日本産婦人科学会と日本婦人科腫瘍学会の専門医資格を持つ、婦人科がんの専門家です。また施設のリニューアルを機に新しく加わった宮上医師は内分泌(ホルモン)の病気を専門にしているため、生理にまつわる症状などに対しても、よりきめ細かな対応ができるようになりました。このほか非常勤医師の田中先生は漢方療法に強みがあり、西洋医学と東洋医学を融合して患者さんに適した治療をご提案しています。
患者さんへの負担が少ない“子宮頸がん日帰り手術”

私は勤務医時代に数多くのがん診療を経験した婦人科腫瘍専門医であると同時に、他の医師を指導する立場にもあります(指導医)。地域のクリニックでありながら、がんセンターや大学病院と同等レベルの検査・診断を行えることは、当院ならではの強みと言えるでしょう。残念ながらクリニックには入院設備がないため、入院を要する手術には対応できませんけれど、経験豊富な医師だからこそ小さな異変を見逃さず、個々の患者さんに適した治療をご案内できると自負しています。
子宮頸がんや子宮体がんの多くは、がんになる前段階(前がん病変)を経てがんへ移行することが分かっています。おおむね10年とされるこの期間に定期的に検査を行うことにより、がんを未然に防ぐことができ、早期発見・早期治療が可能になるのです。当院では子宮頸がんの日帰り手術にも対応しており、患者さんの年齢、がんのステージ、将来妊娠を希望するか否かなどを踏まえて適切な治療法をご提案することが可能です。がんを早期に発見できればお腹を切らずに、当院にて日帰り手術(子宮頸部レーザー蒸散術/子宮頸部円錐切除術)を行うことができますので、ぜひ一人でも多くの方に検査を受けていただきたいと思っています。
医療の最初の窓口として、一人ひとりと丁寧に向き合っていく
診療の際には患者さんのお話に丁寧に耳を傾け、症状の背景になんらかの病気が隠れていないかどうか慎重に見極めるようにしています。たとえば更年期症状で受診される患者さんは、その多くが生理不順を訴えられます。生理不順を放っておくと子宮体がんにつながる恐れがありますし、リウマチや膠原病といった病気が更年期のような症状を引き起こしている可能性も否定できません。また、内科では原因が分からなかったけれど婦人科で検査をしてみたら更年期だった、更年期だと思っていたら実はがんだったというケースもありますから、あらゆる可能性を考慮しながら適切な診断に結びつける必要があると考えています。
私たち産婦人科医は女性の体の専門家であり、医療の最初の窓口としての役割を担います。レディースクリニックというと「若い女性が行くところ」とお考えの方も多いかもしれませんが、決してそうではありません。更年期や老年期といいわれる世代、小児科と婦人科のどちらを受診すべきか迷ってしまうような世代の女性たちに寄り添えるのが当院のようなレディースクリニックです。生理前後の不快な症状、更年期特有の症状など、どのようなお悩みも遠慮なくご相談ください。
これから受診される患者さんへ
当院では腫瘍(がん)の診療を柱に、あらゆる世代の女性の悩みを解決に導くお手伝いをしています。また子宮頸がんワクチンをはじめとした各種予防接種によって女性の健康を支えていきたいと考えています。子宮頸がんワクチンに対してはネガティブな報道もありましたが、子宮頸がんの予防に高い有効性があることは事実です。ぜひ性交渉をスタートする前の13~14歳頃までに接種を受けられることをおすすめします。このほか施設のリニューアルに伴い、新たに膣のアンチエイジング(モナリザタッチ)などの自費診療もご提供できるようになりましたので、膣のかゆみ・乾燥、性交痛、排尿障害などのお悩みも気軽にご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2025年1月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
飯塚 千祥 院長 MEMO
産婦人科専門医 /婦人科腫瘍専門医
- 出身地:茨城県
- 出身大学:昭和大学医学部
- 趣味:キャンプ
- 好きな映画:ジブリ作品/『フィールド・オブ・ドリームス』
- 好きな作家:海堂尊
- 好きなアーティスト:GReeeeN
- 好きな観光地:山梨、軽井沢、那須
- 好きな言葉・座右の銘:知らざるを知らずと為す是知るなり
飯塚 千祥 院長から聞いた
『過多月経』
「生理がつらい」を放置せず積極的な受診を心がけてほしい
過多月経を放置すると子宮体がんの発症リスクが高まるため、ご自分の状態を知って適切な治療を受けることが大事です。治療法としては、子宮内膜の増殖を抑制させるミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム)の挿入、黄体ホルモンのみを含み血栓症のリスクが少ないピルの服用など複数の選択肢があります。更年期(閉経期)を楽に過ごせる方法はいろいろありますから、つらい症状を1人で抱え込まずに専門家に相談なさることをおすすめします。
グラフで見る『飯塚 千祥 院長』のタイプ
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どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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