東京ドクターズ | 病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト
menu
login
この病気について1人の医師の見解があります。
1件中1~1件を表示
乳腺には「良性(がんではない)」のしこりや変化が起こることがあります。ここでは代表的な病気を、わかりやすくご説明します。・乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)乳腺の良性腫瘍の中で最もよく見られるタイプです。30代の方に多く、10代で見つかることもあります。しこりは「コロコロ動く」「卵のように丸い」形をしていて、痛みはほとんどありません。閉経後に大きくなることはほとんどありません。まれに大きく(4〜5cm以上)なる場合があります。そのようなときは手術で取り除くことを検討します。・葉状腫瘍(ようじょうしゅよう)乳腺の中にできる良性のしこりの一種で、急に大きくなるのが特徴です。30〜40代の方に多く見られます。ごくまれに皮膚を押し広げるほど大きくなることもあります。針生検で葉状腫瘍と診断された場合は、手術で切除することが必要です。多くは良性ですが、再発を繰り返すごとに「悪性葉状腫瘍」に変化することもあり、肺への転移を起こすようになるため、早めの治療が重要です。・乳腺症(にゅうせんしょう)閉経前の女性に多く見られます。女性ホルモンの影響で乳腺が張ったり、しこりのように硬く感じたり、痛みを伴うことがあります。超音波検査では「ひょう柄(豹紋様)」のような特徴的な映り方をします。通常は経過観察で問題ありません。ただし、乳がんと似た所見がある場合もあるため、必要に応じて針生検などの検査を行うことがあります。定期的に乳がん検診を受けることで、安心して経過を見守ることができます。・思春期乳腺症(ししゅんきにゅうせんしょう)思春期(10代)に見られる乳腺の変化です。乳房の発達に伴い、しこり・張り・痛みなどを感じることがあります。これは成長期のホルモンの影響によるもので、自然に落ち着くことがほとんどです。左右で大きさが違うときは、医師の診察を受けて確認することが大切です。[まとめ]良性の乳腺疾患は、多くが命に関わるものではありませんが、しこりの形や大きさは人によって異なります。「これくらい大丈夫」と自己判断せず、少しでも気になる変化があれば、早めに専門医へご相談ください。
乳腺良性疾患と類似した病気を探す
乳腺にみられる良性の病気(がんではない病気)
乳腺には「良性(がんではない)」のしこりや変化が起こることがあります。ここでは代表的な病気を、わかりやすくご説明します。
・乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)
乳腺の良性腫瘍の中で最もよく見られるタイプです。30代の方に多く、10代で見つかることもあります。しこりは「コロコロ動く」「卵のように丸い」形をしていて、痛みはほとんどありません。閉経後に大きくなることはほとんどありません。まれに大きく(4〜5cm以上)なる場合があります。そのようなときは手術で取り除くことを検討します。
・葉状腫瘍(ようじょうしゅよう)
乳腺の中にできる良性のしこりの一種で、急に大きくなるのが特徴です。30〜40代の方に多く見られます。ごくまれに皮膚を押し広げるほど大きくなることもあります。針生検で葉状腫瘍と診断された場合は、手術で切除することが必要です。多くは良性ですが、再発を繰り返すごとに「悪性葉状腫瘍」に変化することもあり、肺への転移を起こすようになるため、早めの治療が重要です。
・乳腺症(にゅうせんしょう)
閉経前の女性に多く見られます。女性ホルモンの影響で乳腺が張ったり、しこりのように硬く感じたり、痛みを伴うことがあります。超音波検査では「ひょう柄(豹紋様)」のような特徴的な映り方をします。通常は経過観察で問題ありません。ただし、乳がんと似た所見がある場合もあるため、必要に応じて針生検などの検査を行うことがあります。定期的に乳がん検診を受けることで、安心して経過を見守ることができます。
・思春期乳腺症(ししゅんきにゅうせんしょう)
思春期(10代)に見られる乳腺の変化です。乳房の発達に伴い、しこり・張り・痛みなどを感じることがあります。これは成長期のホルモンの影響によるもので、自然に落ち着くことがほとんどです。左右で大きさが違うときは、医師の診察を受けて確認することが大切です。
[まとめ]
良性の乳腺疾患は、多くが命に関わるものではありませんが、しこりの形や大きさは人によって異なります。
「これくらい大丈夫」と自己判断せず、少しでも気になる変化があれば、早めに専門医へご相談ください。