小児の誤飲の原因・症状とは?

小児の誤飲(ショウニノゴイン)の原因

生後7、8ヶ月くらいから多くなり、3、4歳くらいまでは頻繁に見られる。成人では、食べ物が食道を通る時は気管の蓋が閉じるものが、未発達の乳幼児の場合、誤って気管に入ることがある。

小児の誤飲(ショウニノゴイン)の症状

字義どおり、子供が異物をのどに詰まらせたり、飲み込んだりすること。吐き気や嘔吐、咳き込みなどが見られる。

小児の誤飲(ショウニノゴイン)の治療

飲んだものによって、対処の方法が異なる。緊急性を要するものや、吐かせてはいけないものもあるため、専門機関に問い合わせることが推奨される。

【受診科目】

  • 小児科
  • 救急科

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医師に聞いた
小児の誤飲の原因・症状・治療方法

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乳幼児に関わるなら知っておきたい『小児の誤飲』

小児救急で診療していると何かを飲み込んでしまう「誤飲」や、こんなものを食べてしまった(または食べてしまったかもしれない)という「誤食」がよく起こります。事故は病気と違って突然起こり、非常に大きなダメージであると悪くなり、障害を残したり命を落としたりするケースもあります。そのため、乳幼児健診がある度に月齢に応じて「(赤ちゃんから)目を離したらダメだよ」とアドバイスしたり、歩くようになってきたら「高いところに手が届くから物の置き場所は考えてね」とお話ししたりしています。その効果かどうかはわかりませんが、当クリニックの患者さんには幸いにも酷い誤飲・誤食による大きな事故がありません。
注意すべきことを挙げれば正直切りがありません。ぶどうやプチトマト、アメを喉に詰まらせて窒息したり、食べものだけでなく500円玉を詰まらせたりと「なぜこんなものを食べるんだ?!」と驚くような行動を子どもはするので、大人が予防するしかありません。大学病院ではこのようなトラブルで重症化するケースを見てきたので、当クリニックでは予防できるように、乳幼児健診のときにはご相談などに乗った上で、月齢にあわせて事故の予防についても日頃から気をつけていただけるように注意を促しています。

宮下 理夫 院長

医療法人社団 宮下こどもクリニック

宮下 理夫 院長

  • 板橋区/成増/成増駅
  • 小児科 ●内科 ●アレルギー科
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