乳幼児嘔吐下痢症の原因・症状とは?
乳幼児嘔吐下痢症(ニュウヨウジオウトゲリショウ)の原因
嘔吐下痢症をおこす代表的なものにロタウイルスとノロウイルスがある。ロタウイルスは、1~3日の潜伏期間を経て下痢が始まるといわれている。
乳幼児嘔吐下痢症(ニュウヨウジオウトゲリショウ)の症状
ロタウイルスに感染しておこるものが多く、嘔吐、米のとぎ汁のような水様便、発熱がみられる。冬季に多く発生する。
乳幼児嘔吐下痢症(ニュウヨウジオウトゲリショウ)の治療
激しい下痢をおこすものだが、下痢止めはウイルスの排泄を阻害するために有効ではない。水分を補い、脱水症状の予防に努めることが大切。合併症がなければ、嘔吐は1~2日、下痢も1週間程度でおさまることが多い。
【受診科目】
- 消化器内科
- 内科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
乳幼児嘔吐下痢症の原因・症状・治療方法
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「脱水を防ぎながら回復を待つ」ことが最も重要
乳幼児嘔吐下痢症は、いわゆる「お腹の風邪」で、小児科では非常によくみられる病気です。主な原因はウイルス感染で、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが代表的です。突然の嘔吐から始まり、その後に下痢や発熱を伴うことがあります。家族内で感染することも多く、特に乳幼児では注意が必要です。 多くは数日〜1週間ほどで自然に改善するため、治療の中心は「対症療法」となります。つまり、ウイルス自体を直接やっつける薬ではなく、「脱水を防ぎながら回復を待つ」ことが最も重要です。
特に気をつけたいのは脱水です。ぐったりしている、尿が少ない、水分が飲めない、顔色が悪い、何度も吐いてしまう場合などは、早めの受診が必要です。一方で、多少食欲が落ちていても、水分がとれて元気がある場合には、ご自宅で様子をみられることも少なくありません。
水分補給では、一度にたくさん飲ませるとかえって吐いてしまうため、少量ずつ頻回に飲ませることがポイントです。経口補水液が理想ですが、年齢や状況に応じて、飲めるものから少しずつ進めることもあります。嘔吐直後は無理に飲ませず、少し時間を空けることも大切です。
また、最近では漢方薬の「五苓散」が、嘔吐や水分バランスの乱れに有効な場合があることも知られてきました。
ロタウイルスは乳幼児で重症化しやすく、強い脱水から入院が必要になることもありますが、現在はワクチンによって重症化を大きく減らせることがわかっており、非常に重要な予防接種のひとつです。
「どの程度で受診すべきか」「点滴が必要か」など、不安になることも多い病気です。気になる症状がありましたら、早めにご相談ください。
朝日ケ丘にこにこKidsクリニック
小林 弘信 院長
- 千葉市花見川区/朝日ケ丘/新検見川駅
- 小児科