歯科医院が認知拡大や集患を実現させるには、ホームページが欠かせません。
さらに、診療内容や院長・スタッフのプロフィールを紹介すれば、自院をよく知らない患者に安心感を与えられるでしょう。
しかし、ホームページはデザインによって、与える印象が異なる場合があります。
そこで本記事では、歯科医院の参考になるホームページデザイン20選を紹介します。作成時のポイントや作成方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
歯科医院のホームページでおしゃれなデザイン参考事例20選
では早速、歯科医院のホームページでおしゃれなデザインの参考事例を紹介します。
- おかもと歯科医院
- 矯正歯科クリニックBOSCO
- 東山デンタルクリニック
- 天神南矯正診療歯科
- みんなの歯医者さん
- クルミ歯科
- コマツ歯科
- 桜桃歯科
- YUZ DENTAL Tsukishima
- ハルイロ歯科クリニック
- 石神井公園の歯科と矯正歯科
- あだち歯科クリニック
- 内田歯科医院
- マリモ歯科・矯正
- 歯科エメラルド茅ヶ崎
- 平和台ファミリー歯科
- とりい歯科
- サニーデンタルクリニック
- はやし歯科医院
- さかもと歯科
おかもと歯科医院
おかもと歯科医院のホームページは、白を基調にしたデザインです。
アクセスすると、口の中のイラストが現れ、院内の様子を撮影した写真のスライドショーが展開されます。
右上にはハンバーガーメニューがありますが、スクロールでもコンテンツを確認できます。全体的に写真を多用し、視覚的要素が盛り込まれているのも特徴です。
矯正歯科クリニックBOSCO
矯正歯科クリニックBOSCOのホームページは、写真をふんだんに使用しています。
歯科医院の外観や診察の様子など、初めての人に自院のイメージを伝えやすいのが特徴です。
アクセスすると最初に外観の写真が表示されるので、初めて来院する人も目印があれば迷わず行けるでしょう。
東山デンタルクリニック
東山デンタルクリニックのホームページは、医師やスタッフの写真を活用しています。
どんな医師やスタッフが対応するのかがわかる他、医師とスタッフ全員のプロフィールも詳しく紹介されています。
白を基調に、ボタンやテキストにアースカラーを使用した、おしゃれで見やすいデザインです。
天神南矯正診療歯科
天神南矯正診療歯科のホームページにアクセスすると、子どもからお年寄りまでさまざまな年齢層の人を描いたイラストが目に入ります。
画面をクリックすると下にスクロールされ、診察の様子がわかる写真とメニューが表示されます。
診察内容は、科目ごとに最初に表示されたイラストを使用し、オリジナリティを演出しているのも特徴です。
みんなの歯医者さん
みんなの歯医者さんのホームページは、他院との差別化に成功した事例といっていいでしょう。
アクセスすると医師とスタッフが、ユニークな表情やポーズで出迎えてくれます。
ショッピングモール内にあるので、気軽に立ち寄れるというコンセプトを上手く表現しています。
淡いイエロー・クリーム・ブルーを使用しながら、見やすいデザインなのも魅力です。
クルミ歯科
クルミ歯科のホームページは、白と淡いピンクにブラウンのテキストを使用した優しい印象です。
ファーストビューでは、院内の様子を紹介するスライドショーと、メニューが表示されます。
スクロールでも各コンテンツに飛べる他、最下部にもメニューがあるのでストレスを感じることなく閲覧できるでしょう。
コマツ歯科
コマツ歯科のホームページは、白を基調にボタンや見出しにスモークグリーンを使用しています。
ヘッダーにはメニューが表示され、写真やイラストなど視覚的要素も盛り込まれています。
問い合わせやWeb予約などのCTAボタンも見やすい位置にあるので、見たいページや情報にすぐアクセスできるのも特徴です。
桜桃歯科
桜桃歯科のホームページは、インプラント治療に特化していることを効果的にアピールしています。
ブラウン系やオレンジ系など濃いめのカラーを使用していますが、テキストに白を採用し見やすくしているのもポイントです。
自院の強みを他院と比較表で紹介し、差別化にも成功しています。
YUZ DENTAL Tsukishima
YUZ DENTAL Tsukishimaのホームページは、ラグジュアリーな印象を演出しています。
訪問者への注意喚起には、黒い背景に白文字を使用してインパクトを与えています。
治療費用改正のお知らせや、初来院する患者に向けたメッセージには、ベージュの背景に黒文字を使用するなど、見せ方にもこだわりを感じます。
ハルイロ歯科クリニック
ハルイロ歯科クリニックのホームページは、全体的に白を使用した清潔感のある仕上がりです。
シンプルながら、診察室や外観、ロゴなども洗練されたおしゃれな印象にまとめられています。
トップページの下部には、院長紹介やフォトギャラリーを設置するなど、自院の様子を効果的にアピールしています。
石神井公園の歯科と矯正歯科
石神井公園の歯科と矯正歯科は、白を基調に緑や木など自然を感じさせるデザインです。
院内の様子を紹介する写真からも、白と木が使われているので統一感を上手く演出しています。
ヘッダーのメニューは英語で表示されていますが、カーソルを当てると日本語表記になるのもポイントです。
治療内容は、イラストと文字で表のように並べられており、見たいページに素早くアクセスできます。
あだち歯科クリニック
あだち歯科クリニックのホームページは、歯のモチーフを使用したデザインです。
アクセスするとスライドショーが展開され、外観や院内の様子がわかります。
トップページはシンプルな構成ですが、メニューにはアニメーションやマウスホバーエフェクトなど、遊び心があるのも特徴です。
内田歯科医院
内田歯科医院のホームページにアクセスすると、外観や院内の様子、医師やスタッフの写真がスライドショーで展開されます。
白とベージュを基調に、文字やボタンにはアースカラーを使用した、シンプルかつ見やすいデザインです。
スクロールしても、AIチャットや予約フォームへのCTAボタンは固定されているため、CVを獲得しやすいような工夫も見られました。
マリモ歯科・矯正
マリモ歯科・矯正のホームページは、白と青を基調に爽やかで清潔感のある印象です。
トップページには写真やイラストを使い、ホームページを見た人が知りたい情報に素早くアクセスできるように配慮されています。
矯正歯科ということもあり、症例を紹介しているのも特徴です。
歯科エメラルド茅ヶ崎
歯科エメラルド茅ヶ崎のホームページは、写真を効果的に活用しています。
はじめに待合室や院内の様子を確認できるので、初めての人にも安心感を与えられます。
白と淡い緑のテーマカラーや、文字サイズなども見やすいのが特徴です。
地元の情報誌やタウンニュースに掲載された記事を、サイト内で紹介するなど地域に根付いている様子もうかがえます。
平和台ファミリー歯科
平和台ファミリー歯科のホームページは、医院のロゴや院内の様子を紹介するなど、初めての人にもイメージしやすいようなデザインが特徴的です。
ファーストビューでは、スライドショーが展開され、下部にはメニューも表示されています。
診察の様子はYouTubeでも公開されており、動画で診察スタイルを確認できるのもポイントです。
とりい歯科
とりい歯科は、虫歯治療から矯正まで幅広い診療科目に対応していますが、ファーストビューでインビザラインについて効果的な訴求をしています。
マウスピース矯正について知りたい人も、知りたい情報に素早くアクセスできます
マウスピース矯正とインプラントは、それぞれ専門ページを用意して差別化を図っているのも特徴です。
サニーデンタルクリニック
サニーデンタルクリニックのホームページは、ロゴに使用している太陽をイメージさせる明るい色使いが特徴的です。
メニューにはイラストのアイコンを使用して、誰が見ても理解しやすいような工夫がされています。
- 子ども向けのイベント
- 小児歯科診療スペースを完備
- 無料託児完備・保育士在籍
- 無料送迎サービス
イラストや写真を使いながら、自院の特徴をアピールして差別化を図っています。
はやし歯科医院
はやし歯科医院のホームページにアクセスすると、外観や待合室、診察中の様子を紹介するスライドショーが展開されます。
白・水色・淡い緑を使用しつつ、シンプルに見やすいデザインにまとめられているのも特徴です。
テキストは文字のサイズを使い分け、効果的に訴求しています。
さかもと歯科
さかもと歯科のホームページは、白を基調に看板やロゴに使われている赤を差し色に使用しています。
リンクボタンにも赤を使用していますが、背景の白に映えるのでユーザビリティにも配慮されています。
診療科目を紹介するメニューにはイラストを使用して、わかりやすくまとめられているのも特徴です。
歯科医院のホームページデザインを決めるポイント
ホームページのデザインを決めるのは、以下に紹介する5つのポイントです。
- スマートフォンを意識したページ構成にする
- 視線の流れや導線を意識した構成にする
- 配色やデザインを意識した構成にする
- テキストのサイズや色合いを見やすくする
- メニューやボタンのデザインをわかりやすくする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマートフォンを意識したページ構成にする
これまでホームページの多くは、パソコン向けに構成されていました。しかし、近年ではスマートフォンでホームページを閲覧する人が増えています。
パソコン向けのサイトをスマートフォンで閲覧すると、レイアウトが崩れて見づらくなることに留意しましょう。
歯科医院がホームページを作成する際は、スマートフォンを意識したページ構成にする必要があります。
なお、レスポンシブデザインを採用すれば、使用するデバイスに合わせて自動で最適化されます。
視線の流れや導線を意識した構成にする
そして、視線の流れや導線を意識した構成も重要です。
視線の流れには、Z型・F型・N型の3パターンがあります。
タイプ | 視線の流れ |
---|---|
Z型 | 左上→右上→左下→右下 |
F型 | 左→右を下に向かって繰り返す |
N型 | 右上→右下~左上→左上~左下 |
Z型は、全体を把握しやすいのでトップページに適しています。F型は、テキストが多いページに適しており、N型は縦書きのページに最適です。
タイプで見やすさが変わるので、ユーザーの視線導線を意識しながらレイアウトを決めてください。
配色やデザインを意識した構成にする
ホームページは、配色やデザインで印象が変わります。
配色は見やすいことが大前提ですが、自院のイメージカラーやロゴに使用しているカラーを使用すると統一感が出ます。
小児歯科分野なら、子ども向けのイラストを多用するといいでしょう。
他院との差別化を図るには、オリジナリティも必要ですが、こだわりすぎると見づらくなる恐れがあります。
差別化を図る際は、見やすいことを意識してください。
テキストのサイズや色合いを見やすくする
さらに、テキストのサイズや色合いも大切なポイントです。
たとえば、優しい印象の淡いカラーを背景に使用する場合は、テキストは濃い色が適しています。
フォントサイズが小さすぎて見づらければ、途中で離脱されかねません。
誰が見ても見やすい色合いや、読みやすいフォントサイズを選ぶといいでしょう。
メニューやボタンのデザインをわかりやすくする
ホームページの案内図となるメニューは、見やすい位置に設置しましょう。
予約や問い合わせなどのフォームに誘導するCTAボタンが、背景に紛れていると気づいてもらえません。目立つ位置やカラーを意識してください。
さらに、文字以外にも画像や表・箇条書きなど、視覚的要素を盛り込むのも有効です。
歯科医院ホームページのデザイン作成方法3つ
歯科医院のホームページデザインを作成する方法は、自作と外注の2通りあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自院に適した方法を見極めてください。
- ツールで自作する
- ホームページ制作会社に依頼する
- フリーランスに依頼する
ツールで自作する
制作コストをおさえたいなら、ツールで自作する選択肢があります。
無料で使用できるツールはホームページに広告が入るものの、制作コストをおさえられるのがメリットです。
ただし、使える機能が限られるため、使い勝手が悪いと感じるかもしれません。
有料ツールなら機能も充実しています。無料トライアルで試せるかも、確認したいポイントです。
なお、ツールで自作する場合は、更新や修正なども自院で対応する必要があります。
ホームページ制作会社に依頼する
「デザイン性を重視したい」
「自院での制作が難しい」
このような悩みをお持ちなら、ホームページ制作会社に依頼するのがおすすめです。
ノウハウを持つプロが、クオリティの高いホームページを制作してくれます。
制作費用は会社によって異なりますが、相場は30~100万円です。機能やデザインによってコストが変わるので、予算にマッチしているかも確認しながら選びましょう。
なお、自院での運用が難しいなら、運用代行も提供している制作会社をおすすめします。
フリーランスに依頼する
外注したいが予算が足りない場合は、フリーランスに依頼するのも選択肢の一つです。
フリーランスの費用相場は、20~50万円なので、制作会社よりもコストをおさえられます。
ただし、フリーランスは制作のみで、運用には対応していない場合があるので注意してください。
まとめ:歯科医院のホームページデザインは使いやすさを意識しよう
歯科医院のホームページは、デザイン次第で与える印象が変わります。
自院のイメージを伝えることも大切ですが、ユーザビリティへの配慮も欠かせません。
本記事で紹介した情報を参考にしながら、使いやすい歯科医院のホームページデザインを実現してください。