運営:東京ドクターズ

開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

歯科医院のランディングページ(LP)とは?メリットやデザインのコツを解説!

ランディングページをご存知でしょうか?ランディングページはホームページとは違い、ページ単体でユーザーをコンバージョン(成約)まで誘導する縦長のレイアウトのページのことです。

ランディングページを歯科医院で活用することは非常にメリットが大きいといえるでしょう。本記事では歯科医院でのランディングページの活用方法を解説します。

ランディングページを導入することで、今まで訴求しきれていなかった潜在顧客まで訴求することができるようになります。ランディングページのメリットを活かして自院の集客を成功させましょう。

ランディングページ(LP)とは

ランディングページとは、検索結果や広告などを経由してサイト訪問者が最初にアクセスするページのことです。略してLPと呼ばれています。

ランディングページには「広義のランディングページ」と「狭義のランディングページ」が存在します。広義のランディングページでは訪問者が最初にWEBサイトのトップページを訪問した場合、トップページがランディングページになります。

WEBマーケティングで使われるのは狭義のランディングページのほうで、狭義ではCTA(行動喚起)に特化した縦長のレイアウトのWEBページを指します

ランディングページは、ページ単体でユーザーをコンバージョンまで誘導します。購買意欲を喚起させユーザーに商品の購入やお問い合わせまでのアクションを起こしてもらうまでの役割を担います。

ランディングページとWEBサイトの違い

ランディングページと混同されがちなのがWEBサイト(ホームページ)です。WEBサイトには企業に必要な多様なコンテンツを盛り込みますが、ランディングページはコンバージョンを目的とした、サービスや商品に特化したページのことです。

ランディングページは、サービスの購入、問い合わせなどなんらかのアクション(コンバージョン)を促すことを目的にしています。

  • レイアウトが縦長
  • ほかページへの遷移先が少ない
  • 購買意欲が高まる構成
  • コンテンツの中核は画像

レイアウトが縦長

ランディングページはレイアウトが縦長になります。ランディングページの役割は単一のページでコンバージョンを促すことになるため、縦長のページで情報を盛り込みます。

ユーザーにアクションを起こしてもらうことを目的に、ファーストビューで購買意欲を促し、メリットやベネフィット、使用方法、お客様の声などを紹介して徐々に購買意欲を高めていきます。最終的にコンバージョンへつながる仕組みになっているのです。

そのためランディングページは縦長のレイアウトになります。

ほかページへの遷移先が少ない

ランディングページでは、基本的にほかページへのリンクを設置しません。ランディングページの目標は単独のページでユーザーにコンバージョンしてもらうことです。ほかページへのリンクがあるとユーザーがリンク先に遷移してしまい本来の目的が達成できなくなるでしょう。
ランディングページにリンクを設置する場合は、リンクは最小限にとどめる必要があります。

購買意欲が高まる構成

ランディングページの構成は、ユーザーの購買意欲を自然に高めていきコンバージョンというアクションにつながるように工夫することが必要です。ランディングページの構成は次のようになります。

  1. メリットを訴求するファーストビュー
  2. 共感
  3. ベネフィット
  4. お客様の声
  5. FAQ
  6. クロージング

ランディングページは順序立てた構成が特徴です。

コンテンツの中核は画像

ランディングページは画像メインのコンテンツになります。画像は複数の文字情報を1枚の画像にまとめることができます。長い文章ばかりのページではユーザーが途中離脱してしまうため画像を使い情報を端的に伝えることが必要です。

画像を使うことでページからの離脱率を減らし、クロージングまで内容を完読してもらえる効果があります。

歯科医院がランディングページを活用するメリット

歯科医院がランディングページを活用するメリットは非常に大きいでしょう。以下で解説します。

  • コンバージョンへ結びつけやすい
  • ターゲットに合わせて適切な訴求ができる
  • インパクトを与えることができる

コンバージョンへ結びつけやすい

ランディングページを使うことで、コンバージョンへ結びつきやすいという大きなメリットを得ることができます。外部へのリンクボタンが設置されていないランディングページはユーザーの注意をそらさずスムーズにコンバージョンへつなげる可能性が高いといえるでしょう。

リスティング広告などで集客した見込み客を、ランディングページ単独で成果に結びつけやすいというのがランディングページの大きなメリットであり特徴です。

ターゲットに合わせて適切な訴求ができる

ランディングページは複数パターンのページを制作できます。例えば、リスティング広告で「10代の歯列矯正」と「30代の歯列矯正」のターケティングをおこなっている場合、10代に合うランディングページと30代に合うランディングページを用意しておくことで、サービスの訴求がターゲットに刺さりやすくなるでしょう。

結果、CVR(コンバージョン率)の改善が期待できて、適切な訴求がおこなえることもランディングページの特徴のひとつです。

インパクトを与えることができる

画像メインのコンテンツであるランディングページは、文字ばかりのページよりデザイン性が高くなります。ユーザーの視覚に訴えることでユーザーは具体的な利用シーンをイメージしやすいという特徴があります

画像は視覚に訴えるもので文字ばかりのページよりも、ユーザーに与えるインパクトは強くなるでしょう。

複雑な情報やデータを図やイラストで表現する手法はインフォグラフィックと呼ばれます。インフォグラフィックを活用することで、情報に対する読者の理解が深まります

歯科医院でのランディングページの役割

積極的な広告宣伝ができない歯科医院にとっては、自院の宣伝活動をランディングページが担ってくれるという役割があります。詳しく解説していきます。

  • 購買アクションへ誘導する
  • メリットをユーザーに知ってもらう
  • ランディングページは営業マン

購買アクションへ誘導する

歯科医院向けのランディングページは、問い合わせ、来院を目的に制作します。あらかじめ狙いたいターゲットのユーザーに対して来院までを誘導する役割を担うのがランディングページです。

例えば、歯列矯正に興味があるユーザーが広告からの誘導でランディングページを見たとします。その場合、ユーザーの知りたい情報が網羅されているランディングページであれば実際に問い合わせにつながる可能性が高くなるでしょう。

ランディングページは、ユーザーが問い合わせしたいと思うようにアクションを誘導することに優れたページです。

メリットをユーザーに知ってもらう

ランディングページでは直接的なメリットを訴求します。ユーザーにクリニックを利用するメリットを感じてもらい、ユーザーを問い合わせ、来院へと誘導していきます。具体的には以下のようなことを提示します。

  1. どのような治療をおこなっているか
  2. 歯列矯正実施の有無
  3. 治療に関して相談できるか

ユーザーが感じる疑問や不安に丁寧に応えるページが理想です。ユーザーが直接的に感じることができるメリットを提示することが重要になるでしょう。

ランディングページは営業マン

ランディングページはWEB上の優秀な営業マンとしての役割を担います。集客のできるランディングページを持つことは優秀な営業マンを持つことと同じで、自院の利益を向上させる役割があるのです。
また、ランディングページはネットをメインに利用するユーザーにアプローチしやすい特徴があります。スマートフォンが普及している現代では欠かすことのできない施策だといえるでしょう。

歯科医院がランディングページを作るときの基本要素

この章ではランディングページを作るときの基本要素を解説します。

  • ビジュアルにこだわる
  • コンテンツの内容
  • 訴求テーマに沿った設計
  • 強みの訴求・権威づけ
  • お客様の声
  • よくある質問(Q&A)
  • アクセスや受付時間

ビジュアルにこだわる

ランディングページのなかで特に重要なコンテンツは、ユーザーがはじめて目にするファーストビューになります。ファーストビューに盛り込むコンテンツは次のとおりです。

  1. クリニックの特徴を示すキャッチコピー
  2. コンバージョンまでの誘導ボタン
  3. クリニックの雰囲気がわかる写真
  4. 働いているスタッフの写真

画像を使いながら視覚に訴えかけユーザーの離脱を防ぎます。ファーストビューにコンバージョンまでの誘導ボタンを設置することは非常に重要になるため、ファーストビューには必ず誘導ボタンを設置しましょう。

コンテンツの内容

コンテンツの内容は自院で展開しているキャンペーンなどを軸にします。治療及び診察への案内がメインになりますが、クオカードや治療の割引券をプレゼントしたり、初回無料キャンペーンを実施したりして集客をはかることもあるでしょう。

他院と差別化するために自院独自のキャンペーンをおこなっている場合は、大きな強みになり、強みをアピールすることでユーザーはメリットを感じることができます

訴求テーマに沿った設計

歯科医院のランディングページはストーリー仕立てで設計するのがいいでしょう。以下のような内容を順を追って解説することでユーザーの離脱を防ぐことができます。

  1. どのような歯列矯正をおこなっているか
  2. 主な治療器具はなにか
  3. 施術後はどのようなケアが効果的か

ランディングページにおける上層部分のコンテンツは、訴求したいテーマを再確認した上でユーザーが来院したいと思える要素を盛り込んで作ることが重要です。ユーザーの興味にマッチしたストーリーであれば、最後までページを読み進めてもらえる可能性が高くなるでしょう。

強みの訴求・権威づけ

自院独自で実施している治療メニューや他院と明確に違う強みはユーザーの関心を惹きつける有力なコンテンツになるでしょう。例えば「インビザラインを用いた歯列矯正」などは、インビザラインが注目を集めている現在では有力なコンテンツとして訴求できます。

また、リピート率や顧客満足度を具体的な数値を交えて提示すると説得力のあるコンテンツとなりユーザーの不安を解消することにもつながります。提示できる数値があるなら積極的に利用することをおすすめします。

お客様の声

お客様の声を掲載することでランディングページからの成果率を高める効果があります。歯科医院の場合はインタビュー形式でコメントを掲載するとより効果的です。お客様の写真を掲載すると説得力が増し効果的に訴求することができます。

よくある質問(Q&A)

ランディングページの利便性を高めるには、Q&A形式のよくある質問コーナーを設置するといいでしょう。

問い合わせの多い項目に回答することや、訴求しきれていなかったメリットに触れることができれば情報の過不足を調節することができます。

アクセスや受付時間

歯科医院のランディングページで必ず必要なのが、医院へのアクセスや診療時間を入れることです。クリニックの紹介は来院を検討しているユーザーへのアプローチになる部分です。

駐車場の有無や、交通アクセスとしてバス、電車、徒歩などの複数のルートを所要時間とともに記載すると親切です。

歯科医院のランディングページ制作の費用相場

ランディングページの費用相場を紹介します。

  • 短めなランディングページ
  • 一般的なランディングページ
  • セールスコピー特化型

短めなランディングページ

ランディングページとして必要最低限なコンテンツを盛り込んだページを制作するのにかかる費用は以下のとおりです。

費用 内訳
約40〜50万円 パソコン向けページ
スマホ向けページ
お問合せフォーム

ランディングページとしては短めですが、自院の利益を向上させるという機能に問題はありません。ランディングページ制作の予算を抑えたいのであれば、情報量を調節してコンテンツを厳選させるといいでしょう。

一般的なランディングページ

一般的なランディングページはA4用紙換算で8枚分程度の情報を記載したものになります。費用は以下のとおりです。

費用 内訳
約70〜80万円 パソコン向けページ
スマホ向けページ
お問合せフォーム

短めなランディングページより情報量が増えるため、さまざまなメリットを訴求することができます。メリットを訴求して成果率を高めたい場合は70万円を目安に制作するといいでしょう。

セールスコピー特化型

セールスコピーライティングが付帯したランディングページ制作にかかる費用は以下のとおりです。

費用 内訳
約100〜120万円 パソコン向けページ
スマホ向けページ
お問合せフォーム
セールスコピーライティング

セールスコピーライティングの付帯には、訴求ポイントの整理やコンテンツの量の調整も含まれているため、成果率の高いランディングページを完成させたいのであれば、プロのセールスコピーライターに制作を依頼することをおすすめします。

歯科医院のランディングページ参考サイト

歯科医院のランディングページの参考サイトを紹介します。いずれもランディングページとして完成度の高い優れた設計なので参考にしてください。

  • キレイライン矯正
  • ホワイトニング東京

キレイライン矯正

画像引用元:キレイライン矯正

キレイライン矯正は、マウスピース矯正のランディングページです。ホワイトと淡いブルーを基調にして清潔感が感じられるページに仕上げています。写真や動画も豊富に掲載してクリニックの雰囲気を的確に伝えているところがポイントです。

ホワイトニング東京

画像引用元:ホワイトニング東京

ホワイトニング東京のランディングページは、ランディングページらしい設計がされています。ファーストビューにコンバージョンボタンを配置して金額の訴求をしたり、施術のメリットを訴求したりして権威付けをおこなっています。

アクション導線の配置や、コンバージョンコンテンツとしての無料カウンセリングキャンペーンの強調も上手くまとめられていて参考にしやすいランディングページです。

まとめ:ランディングページは集客の大きな武器!

成果率の高いランディングページを持つことは、集客の大きな武器になるといってもいいでしょう。ランディングページの目的は潜在顧客に対してダイレクトに問い合わせや、来院というアクションを起こしてもらうために制作します。

ランディングページからの集客は非常にコスパが良いといえます。ランディングページは優秀な営業マンを何人も雇うことと同じだからです。

歯科医院の場合は営業マンを雇うことは現実的ではありませんが、成果率の高いランディングページはインターネット上で自院の営業をおこなってくれるものです。

集客に悩まれているならランディングページの制作をおすすめします。その際は歯科医院のランディングページに特化した業者を選ぶことが重要になります。

専門の業者なら歯科医院の集客のノウハウを熟知していると考えられるからです。プロに任せて成果率の高いランディングページを制作し、他院との差別化をはかりましょう。