脱毛サロンを開業する上で、「初期費用を安く抑えたい」「お得に脱毛器を導入したい」と中古の業務用脱毛機の購入を検討している方もいるのではないしょうか。
そこで本記事では、中古で業務用脱毛器を導入しようと検討している方に、メリット・デメリットや脱毛器を選ぶポイントも解説します。
業務用脱毛機は高額な初期投資になりますので、最後までご覧いただき後悔しないように導入の参考にしてください。
中古の業務用脱毛器を購入するメリット
中古の業務用脱毛器を購入するメリットは、以下の3つです。
- 初期費用を抑えられる
- すぐに導入できる
- 投資にかかるリスクを軽減できる
1.初期費用を抑えられる
中古の業務用脱毛器を購入する一番のメリットは、初期費用にかかるコストをカットできる点です。
新機種の業務用脱毛器は、100〜500万円程度のコストがかかる一方で、中古なら数十万円〜購入できます。
また、次々と最新モデルの業務用脱毛器が発売されるため、比較的新しい製造年数の業務用脱毛器であれば、メンテナンス性が高く簡単に壊れることはありません。施術も心配なく行えます。
2.すぐに導入できる
中古で業務用脱毛器を購入するもう一つのメリットは、すぐに業務用脱毛器を導入できる点です。
新品の業務用脱毛器を購入する際は、メーカーに問い合わせやヒアリング、商談、見積もり、契約、講習、ローン審査などを行うため、導入までに時間がかかります。
その点、中古の業務用脱毛器の場合は、在庫次第ですぐに手元に届きます。
中古の業務用脱毛器は、初期費用を抑え短時間で業務用脱毛器を入手できるので、すぐにビジネスを始めることが可能です。
3.投資にかかるリスクを軽減できる
新しくサロンを開業する際に、「新メニューでの見込みを立てづらい」「大きく投資するのはリスクがある」と回収できないパターンを気にして勇気が出ない場合があります。
顧客ニーズを把握しながら事業内容を決めたい方や副業としてチャレンジしてみたいという時に、中古の業務用脱毛器を導入することは手段の一つです。
また、新品の業務用脱毛器を導入できるようになるまでの間で、活用するのもおすすめです。
中古の業務用脱毛器を購入するデメリット
中古の脱毛器を購入するデメリットは、以下の5つです。
- 安全性が保障されていない可能性がある
- メーカー保証やサポートに対応していない
- メンテナンスコストが大きくなる場合がある
- 最新の脱毛器よりも機能面で劣る
- 脱毛器の故障履歴がわからない
1.安全性が保障されていない可能性がある
中古品の業務用脱毛器は、故障トラブルが起こりやすいことがデメリットの一つです。
安い中古の業務用脱毛器は、製造から年月が経っていたり故障履歴が多く注意が必要です。
また個人間でやりとりしているネットオークションでは、故障だけでなく偽物や純正品でない場合もあります。
純正品ではない場合、脱毛器自体の効果が変わり火傷などのトラブルを引き起こす可能性があります。
トラブルが起きると営業停止やサロンの風評にもつながりますので、中古で業務用脱毛器を入手する際は十分に気を付けてください。
2.メーカー保証やサポートに対応していない
新品の業務用脱毛器を購入した場合は、ほとんどメーカー保証が付属します。
しかし、中古品だとメーカーの保証期間内であっても、所有者が変わったことで保証を受けられないケースが多いです。
また、メーカーが実施している無料の講習やアフターフォローも受けられません。
安く業務用脱毛器を導入できたとしても、その後のメンテナンスや講習等で高額の費用がかかるリスクがあります。
3.メンテナンスコストが大きくなる場合がある
業務用脱毛器を安全に使用するために、定期的なメンテナンスは欠かせません。
また中古品は、前オーナーがどのように管理していたか把握するのが困難です。そのため、使用する際に事前に専門業者に依頼しメンテナンスすることが大切です。
メンテナンスの際に、機械の状態に応じて部品の交換や修理が必要になり、その分コストがかかります。
他にもすでに廃盤となった業務用脱毛器だと、交換部品が見つからないケースもありますので注意が必要です。
4.最新の脱毛器よりも機能面で劣る
中古の業務用脱毛器は、最新モデルの脱毛器に比べて機能・性能が劣ります。
最新の業務用脱毛器は脱毛以外に、フェイシャルケアなども行える脱毛複合機も増えています。
日々技術が発展していく中で、最新の脱毛器よりもスピードや効果、メニューの幅などに制約が出る場合があるので、購入する際は十分に検討しましょう。
5.脱毛器の故障履歴がわからない
中古の業務用脱毛機は、「どのような不具合が起きたのか」「これまでどのような修理を行ったのか」といった故障履歴を把握できません。
安い価格で購入できたとしても、故障履歴が多くすぐに使えなくなる可能性もあります。
新品の業務用脱毛機であれば、故障の際交換や返品の対応をしてくれますが、中古品は返品が不可能です。
中古品の業務用脱毛器の導入はリスクが高いということを踏まえて検討してください。
中古の業務用脱毛器を選ぶときのポイント
中古の業務用脱毛機を検討するにあたって、必ず押さえておくべきポイントが下記の4つです。
- メーカー保証やアフターフォローの有無
- 前オーナーの使用状況
- メンテナンス履歴
- 脱毛器の部品
メーカー保証やアフターフォローの有無
中古の業務用脱毛器では、メーカーによる保証期間が残っているか、付属品・消耗品の生産を行っているかどうかも選ぶポイントの一つです。
中古品であっても、販売側がメーカーに引き継ぎをしてくれる場合もあります。
すでに製造・販売が中止になっている業務用脱毛機を購入する場合は、メーカーがまだその機種の修理やメンテナンスに対応しているか確認しましょう。
故障してしまった場合、修理ができないとそれ以降は使用ができません。
修理・メンテナンスに対応しているか確認し、その際必要になる費用も把握しておいてください。
前オーナーの使用状況
必ずマシンの状態を確認しましょう。
まず外装の状態を確認し、傷や汚れなどをチェックしておきましょう。
ネットオークションなどで探す場合、多くの写真を掲載し情報量が多い商品の方が信頼できます。
また、動作確認も必要です。搭載している機能について事前に調べておき、機械がきちんと作動するか必ず出品者に確認しましょう。
前のオーナーがその業務用脱毛機を手放す理由としてはいくつか考えられますが、確認しておくことも大切です。
買い換えが理由で出品している場合、業務用脱毛機の性能が良くなかった可能性があるので導入の判断材料としましょう。
メンテナンス履歴
中古脱毛器の状態やメンテナンス履歴は、性能に影響を与える重要な要素の一つです。実施状況を確認し問題がないかどうかを必ず確認しましょう。
また、メンテナンス履歴が不明の中古脱毛機での施術は、大変危険ですので注意が必要です。
中古品では、過去に何度も修理されていたり隠れた問題を抱えていたりする可能性があり、修理に高額な費用が発生する場合があります。
脱毛器の部品
メーカーが製造を終了している場合、脱毛器の本体に取り付けられている部品や消耗品が廃版となり、修理の保証対象外となっているケースも少なくありません。
脱毛器の修理ができなければ、再度買い直しが必要になります。
このようなリスクを回避するために、中古の業務用脱毛器がまだ製造しているものかを確認してから購入しましょう。
中古以外で業務用脱毛器を安く導入する方法
中古の業務用脱毛器を購入するメリット・デメリットについて紹介していきました。ここからは、中古以外で安く業務用脱毛器を導入できる方法を3つ紹介していきます。
- レンタル
- リース
- ビジネスクレジット
1.レンタル
レンタルは、メーカーから脱毛器を借りて毎月利用料金を支払い、期間が終了したら返却するシステムです。
自由に解約もできるため手軽に導入でき、導入を検討するにあたって機能や効果を確認する目的で活用するのもおすすめです。
最新機器も選べて、メーカーが適切にメンテナンスや管理しているので、安心して使用することができます。
レンタル制度は、主に下記のような方におすすめです。
- 新規開業やリース契約の審査が不安な方
- すぐに開業したい方
- 資金が貯まるまで代替機として使用したい方
- 顧客が安定するまで自院に合う脱毛器を探したい方
レンタルは、導入しやすい方法の一つです。
2. リース
リースは、専門の会社と契約を結び、代わりに購入してもらった業務用脱毛器の代金を毎月リース会社に返済していくシステムです。
リースの利用には、会社が行う審査に通過をしなければいけません。
レンタル制度と異なり、リース期間中の解約はできず、解約する場合は残りのリース料や違約金を支払う必要があります。
所有権はリース会社ですが、修理やメンテナンスは契約者がしなければなりません。
契約期間が満了した場合は、返却または再リース、名義変更が可能です。
3. ビジネスクレジット
ビジネスクレジットは、業務用脱毛器の購入をカード会社が建て替え、契約者がカード会社へ月々分割で支払うシステムです。
カード審査はあるものの、申し込み手続きが簡単で、リースで取り扱っていない最新の業務用脱毛器も購入できます。
分割支払いのためランニングコストの把握がしやすく、経営が安定したら一括返済で残りの支払いをまとめて行うこともできます。
なお、支払い完了後は、所有権が自動的に契約者に切り替わります。
まとめ:中古の業務用脱毛機は選ぶポイントやリスクを把握して検討しよう
中古の業務用脱毛器の購入は、初期費用を抑えられるメリットがあり、導入の検討をしている方もいるでしょう。
しかし、中古の業務用脱毛器は購入後のデメリットが多いため選ぶ際は注意が必要です。
結果として高額なメンテナンス費用がかかり、新品の業務用脱毛器よりも高くなる可能性もあります。
中古で購入する以外にもレンタルやリースなどの導入方法もあるため、比較した上で購入を検討してください。