運営:東京ドクターズ

開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

病院向けデジタルサイネージおすすめ11選!導入のメリットや選び方も解説

病院向けのデジタルサイネージの導入を考えているけど、どんな製品が良いのか分からないという方はいらっしゃいませんか?

本記事では、おすすめのデジタルサイネージや導入するメリット、選ぶ際のポイントについて解説していきます。

導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージとは、ディスプレイやタブレットといった映像を映し出せる電子機器を通して、様々な情報を発信する機器のことです。

病院においては、待合室に設置しておくことで、病院の情報や患者に知ってもらいたい情報を発信できます。

導入には、機器の設置工事が必要で、ある程度手間やコストがかかりますが、自由に映像を流しておくことで常に自院の宣伝を行えます。そのため、宣伝のためにCMやポスターを利用するよりも、高い費用対効果が見込めるでしょう。

デジタルサイネージの4つのタイプ

デジタルサイネージには、表示に使う電子機器やデータの扱い方によって、以下の4つのタイプがあります。

  • プロジェクタータイプ
  • ネットワークタイプ
  • インタラクティブタイプ
  • スタンドアロンタイプ

プロジェクタータイプ

プロジェクタータイプとは、発信したい映像をプロジェクターを用いて映し出すデジタルサイネージです。このタイプだと、映像を映し出すためにスクリーンが必要となり、スペースに限りのあるクリニックだと扱いにくい場合があります。

ネットワークタイプ

ネットワークタイプは、Web上で映像を映し出すタイプのデジタルサイネージです。患者に向けて発信するためには、ディスプレイも一緒に導入し、接続した上で映像を映し出さなければなりません。

インタラクティブタイプ

インタラクティブタイプは、「対話型看板」などとも呼ばれ、タッチパネルによる操作やユーザーの動きによって、それぞれに合わせた情報を発信できます。

このタイプは様々な機能が搭載されており、カメラでユーザーを認識し年齢や性別に合った映像を流せる製品やAIが人の動きを分析し様々な映像を流せる製品など、多種多様です。

他のタイプとは異なり、情報を発信する側と受け取る側でコミュニケーションが取れるのが特徴となっています。

スタンドアロンタイプ

スタンドアロンタイプとは、ディスプレイなどの表示機器に外部の記録媒体を用いてデータを送り、情報を発信するデジタルサイネージです。

記録媒体にはUSBメモリーやSDカードを活用できるため、表示したい情報を簡単に記録できます。またネットワークに繋ぐ必要が無いため、特別な操作が必要なく、手軽に運用できるのが特徴です。

病院にデジタルサイネージを導入するメリット

病院にデジタルサイネージを導入するメリットは、主に以下の4つです。

  • 自院に関する情報を紹介できる
  • 待ち時間の負担を軽くできる
  • 感染症のリスクを軽減できる
  • プライバシーの保護にも繋がる

ここでは、これらについてひとつずつ解説していきます。

自院に関する情報を紹介できる

デジタルサイネージを導入すれば、自院に関する情報を自由に発信できます。診療科目や診療を行っている時間、院長先生の情報などを発信することで、患者に自院についてのPRを行えます。

また商品の販売も行っている場合には、商品の宣伝として利用することも可能です。商品の情報や実際に購入した人のレビューなどを紹介することで、自然と患者の目を引き、十分な宣伝効果を期待できるでしょう。

待ち時間の負担を軽くできる

大きな病院の場合や混雑している場合には、診察や会計までの待ち時間が長くなり、患者にとって大きな負担になってしまうことがあります。そういった際に、変化のある映像や天気予報、ニュースといった患者の気が紛れるようなコンテンツを配信することで、負担の軽減になるでしょう。

患者にとって役に立つ情報を発信することで、患者の満足度を高め、待ち時間の長さに関するクレームの削減にも繋がるでしょう。

感染症のリスクを軽減できる

デジタルサイネージは、感染症のリスクの軽減にも役立ちます。受付時に、患者一人ひとりに受付番号を付与しておくことで、表示機器に番号を写すだけで呼び出せます。それにより、職員が直接呼び出すことがなくなるため、飛沫感染のリスクを抑えられます。

また番号を呼び出した後も継続的に映し出しておくことで、呼び出しに気がつかなかった場合にも、いつでも確認できます。

プライバシーの保護にも繋がる

番号を表示することでの呼び出しは、大声で名前を呼ぶ必要がなくなるため、プライバシーの保護にも繋がります。他の患者の前で名前を呼ばれることに抵抗がある人もいるため、そういった場合に対応できるのもメリットの1つです。

病院に導入するデジタルサイネージを選ぶ際のポイント

病院に導入するデジタルサイネージを選ぶ際に、見るべきポイントは以下の4つです。

  • 費用対効果を十分に得られそうか
  • 施設の広さに適したサイズか
  • チャンネルの数や質が十分か
  • 保証が充実しているか

これらについて、それぞれ解説していきます。

費用対効果を十分に得られそうか

導入コストは様々な条件によって変わりますが、ディスプレイと設置工事費用などを合わせると30万〜60万円ほどが相場です。また運用コストもどんなタイプの製品かによって様々で、月に数万〜数十万円ほどかかります。

こういった導入・運用にかかるコストや搭載された機能を考慮して、求めている効果が十分に得られるかを検討することが重要です。

施設の広さに適したサイズか

自院のスペースの広さに対して、適したサイズのディスプレイかどうかもポイントです。

一般的なサイズは40〜42インチですが、待合室の狭い病院・クリニックの場合には、さらに小さいサイズでも十分に満足できるでしょう。

一方で、患者の数が多く受付番号をたくさん映したいという場合には、大きいタイプの製品を選ぶと良いでしょう。

チャンネルの数や質が十分か

チャンネルの数や内容の質が十分かどうかも確認しておきましょう。いざ導入してみるとチャンネル数が物足りなかったり、求めていたコンテンツが搭載されていないこともあります。

製品によって対応しているコンテンツは多岐に渡っており、数百種類以上の中から選択できるものもあるため、コンテンツの内容から選んでいくと良いでしょう。

保証が充実しているか

保証の内容が充実しているかも見ておきましょう。一般的に保証期間は1〜3年ほどですが、運用の仕方によって保証期間内だとしても保証対応してくれないことがあります。どのような場合にどういう保証をしてくれるのかを詳しく把握しておくと、万が一の時に安心でしょう。

また追加で料金を払うと、保証期間が延びたり、より手厚くサポートしてくれる場合もあります。どういった保証を選ぶかは、導入のための予算や運用にかかる費用を踏まえて、検討しましょう。

デジタルサイネージ導入時に使える補助金

病院やクリニックなどの医療機関がデジタルサイネージを導入する際に、活用できる補助金には「IT導入補助金」という制度があります。

IT導入補助金を利用すると、中小企業や小規模事業者などに向けて、ITツールを導入するための費用を一部補助してくれます。この制度は、業務の効率化や客・患者を集めるためのサポートをすることが目的です。

IT導入補助金は主に2つの種類があり、「通常型(A類型・B類型)」と「デジタル化基盤導入類型」に分けられます。

通常型のA類型とB類型の異なる点は支給額であり、それぞれの支給額は以下のようになっています。

  • A類型:30万円以上150万円未満
  • B類型:150万円異常450万円未満

補助金額に違いはあるものの、どちらも補助率が50%で、導入費用の半分を補助してくれるということです。申請条件は、2種類で異なっている部分もあるので、申請の際にはよく確認しておきましょう。

デジタル化基盤導入類型は、中小企業や小規模事業者に向けて、インボイス制度の開始に伴ったデジタル化をサポートするために作られました。

会計や受注・発注などを行うITツールに加えて、PCやタブレットなどのハードウェアの導入にかかる費用を積極的に補助してくれます。新たにITツールの導入を検討している場合は、要件についてよく調べておくとよいでしょう。

病院向けのデジタルサイネージおすすめ11選

Medicastar

株式会社レイヤード

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(オンプレミス)
ディスプレイサイズ 20~60インチほど
番組数 1400本以上
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

Medicastarは、自院を宣伝するオリジナルコンテンツを作成し、情報発信できるデジタルサイネージです。

デジタルサイネージで放映した映像は待合室の中だけでなく、ネットを通してホームページやSNSなどにも配信可能で、幅広くマーケティングを行えます。

またコンテンツ制作の支援に加えて、ディスプレイを設置する場所や効果的に活用するための方法など、導入から運用まで全面的にサポートしてくれます。

公式サイトを見る

らくちんサイネージ・掲示板NEXT・掲示板CLOUD

ELECOM株式会社

初期費用 要問い合わせ
月額費用 0円~
仕組み ネットワークタイプ(オンプレミス・クラウド)
ディスプレイサイズ 10~60インチほど
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

ELECOMのデジタルサイネージは、用途に合わせて3種類から選べるのが特徴です。楽ちんサイネージは、多店舗での小売業に向いていて、販促効果を得ながらも業務の効率化を図れます。運用代行サービスもついており、手軽に運用可能です。

掲示板CLOUDは、多拠点の掲示物を簡単に一元管理できるデジタルサイネージです。作成したコンテンツを管理PCから、自由に遠隔配信ができるのが強みです。

掲示板NEXTは、月額コスト0円で導入できるため、手軽に運用可能です。操作も簡単で、ネットワークにさえ接続してしまえば、スムーズに利用を始められます。

公式サイトを見る

病院・医療機関専用デジタルサイネージ

株式会社アイアンドシー

初期費用 約10万円
月額費用 10,000円~
仕組み ネットワークタイプ(オンプレミス)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 600番組以上
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

病院・医療機関専用デジタルサイネージは、オリジナルコンテンツの制作はもちろん、600本以上の幅広い医療番組を放映できるデジタルサイネージです。週ごとに多くの番組が更新されるため、見る人が飽きないような放送スケジュールを組むことができます。

また貸与される制御用のパソコンからあらゆる操作を行えるのに加えて、株式会社アイアンドシー側からも無料でサポートしてもらえるので、面倒な作業をすること無く運用可能です。

公式サイトを見る

デジタルサイネージ

株式会社アメイジングポケット

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(オンプレミス)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 屋内用デジタルサイネージ:3年保証

株式会社アメイジングポケットでは、プロのデザイナーがコンテンツの作成を行ってくれるのに加えて、様々なジャンルの番組が揃っており、自院の要望に添ったコンテンツを提供してくれます。

ハードウェアの選定やコンテンツ作成、配信管理など、導入から運用までの全てをバックアップしてくれるため、手軽に利用可能です。

またサポート体制も充実しており、運用中のトラブルに迅速に対応してくれるので、安心して運用できるのも魅力の1つとなっています。

公式サイトを見る

MNクラウド

株式会社メディアネットワークス

初期費用 平均15万円ほど(TVの費用と工事費用は除く)
月額費用 5,000円~18,000円
仕組み ネットワークタイプ(クラウド)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 約600本
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

MNクラウドは、月額5,000円〜と低価格な上に、充実したサポート内容で導入・運用にかかる負担を削減して利用できるデジタルサイネージです。

従来の製品とは異なり、Ipadとの連携や予約の登録、待ち番号の表示など、様々な機能を組み込むことが可能で、業務の大幅な効率化にも役立ちます。

また高いIT技術と自社開発のシステムを誇っており、故障や不具合といったトラブルがほとんど発生していないのも特徴の1つです。

公式サイトを見る

メディネットシステム

株式会社メディネット

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(オンプレミス)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 600本以上
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 総合メンテナンスサービスでディスプレイ・配信PCを6年間保証

メディネットシステムは、手厚い保証内容でディスプレイ・配信PCを6年間保証してくれるため安心して運用できるデジタルサイネージです。

お客様満足度調査において、9割強の方が導入・運用コストに納得していると回答しており、機能性や利便性の高さも特徴の1つとなっています。

またコンテンツ作成では、見やすさやわかりやすさにこだわっており、あらゆる人に楽しんでもらえる多種多様な番組を取りそろえています。

公式サイトを見る

MEDIP P Basic

株式会社医療情報基盤

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(クラウド)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

MEDIP P Basicは、専門医が監修した役立つ医療コンテンツやクイズなど豊富な番組を取りそろえたデジタルサイネージです。

コンテンツ作成の際には、誰でも扱いやすいテンプレートが用意されているため、苦手意識がある方でも簡単に作成可能です。

管理画面は直感的に扱いやすいレイアウトになっており、コンテンツをドラッグ&ドロップするだけで容易にコンテンツの管理ができるのも魅力の1つとなっています。

公式サイトを見る

屋内デジタルサイネージ

株式会社トリム

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み スタンドアロンタイプ、ネットワークタイプ(オンプレミス・クラウド)
ディスプレイサイズ 55インチ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

株式会社トリムの屋内デジタルサイネージは、洗練されたデザインで、どんな空間にも対応し様々な要望に応えてくれるデジタルサイネージです。

編集ソフトには、テンプレートが豊富に取りそろえられており、コンテンツ制作を手軽に行えるのが特徴の1つです。

またコンテンツ制作やシステムの提供だけでなく、運用のサポートまで丁寧にしてくれるので、安心して利用できるでしょう。

公式サイトを見る

admint SIGNAGE

デジタルクルーズ株式会社

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(クラウド)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

admint SIGNAGEは、インターネットを通してクラウドと接続し、運用するためサーバーなどの周辺機器を用意することなく、手軽に導入できるデジタルサイネージです。

クラウドを介して操作ができるため、パソコン一台で離れた場所にあるディスプレイのコンテンツ配信や配信スケジュール管理などの操作が行えます。

またサポート内容も充実しており、機器選びや設置工事などの導入サポートだけでなく、運用中のトラブルにも迅速に対応してくれます。

公式サイトを見る

Promsign

株式会社三電社

初期費用 要問い合わせ
月額費用 ・待合室システム

10,800円~

・チェアーサイド用システム

1台目 9,800円~

2台目以降1台 2,000円~

・表向きシステム

15,800円~

仕組み 要問い合わせ
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

Promsignは最適な場所に設置し、高画質な映像を流すことで、空間の雰囲気を一新できるデジタルサイネージです。

またそれぞれの要望に合わせたオリジナルコンテンツの作成を、完全オーダーメイドで行ってくれるため、質の高い映像を手軽に放映できます。

無料でコンテンツの更新も行っており、常に変化し新しい情報を発信できるので、視聴者のマンネリ化の防止になります。

公式サイトを見る

病院・クリニック向けデジタルサイネージ

株式会社シルバーアイ

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
仕組み ネットワークタイプ(クラウド)
ディスプレイサイズ 要問い合わせ
番組数 要問い合わせ
オリジナルコンテンツの作成 可能
保証内容 要問い合わせ

病院・クリニック向けデジタルサイネージは、総合案内や自院の情報、オリジナルコンテンツなどの様々な映像が放映可能で、待ち時間を有効活用できるデジタルサイネージです。

オリジナルコンテンツは、充実した無料テンプレートで手軽に作成できるのに加えて、依頼すればコンテンツの制作・更新・配信まで代行してくれるサービスもあります。

導入後のアフターサポートも充実しているので、疑問点や不安な点があっても丁寧に対応してくれます。

公式サイトを見る

まとめ:病院向けデジタルサイネージで快適な空間作りと情報発信をしよう!

本記事では、ここまで病院におすすめのデジタルサイネージや導入のメリット、選ぶポイントなどについて解説してきました。

デジタルサイネージの導入は、患者にとって快適な空間を作ると共に、自院の宣伝など様々な情報を発信できます。

導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!