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クリニック向けPOSレジのおすすめ8選!選び方もあわせて解説

クリニックで働く医療スタッフにとって、業務にかかる負担を軽減できるPOSレジ。会計を円滑に済ませられるため、患者にとってもメリットがあります。

とはいえ、クリニックや医院向けのPOSレジは豊富な種類があり、どれを導入すれば良いか迷うのではないでしょうか。

そこで本記事では、クリニック向けPOSレジのおすすめ8選を紹介していきます。選び方やメリットも紹介するのでぜひ参考にしてください。

POSレジとは?

POSレジ

POS(point of sales)レジとは、「誰が・いつ・どこで・何を販売したのか」を管理できるレジのこと。

クリニック向けPOSレジには販売状況を管理する以外にも、クリニック経営をサポートするさまざまな機能が搭載されています。

POSレジの主な機能

キャッシュレス決済をしている

では、POSレジの主な機能を紹介していきます。

  1. 電子カルテやレセコンなどの連携機能
  2. 予約状況の確認・管理機能
  3. 受付や会計処理機能
  4. キャッシュレス決済

電子カルテやレセコンなどの連携機能

昨今では電子カルテやレセコンを導入するクリニックも増えていますが、既存システムとの連携が可能なPOSレジも登場しています。

電子カルテやレセコンとの連携が可能であれば、それまでかかっていた受付業務の手間を省き業務効率化が図れるでしょう。

予約状況の確認・管理機能

クリニックには継続的に通院する患者さんが多いので、予約状況の確認や管理が欠かせません。

毎日のように多くの患者さんが来院するクリニックでは、受付の業務負担も大きくなるでしょう。

POSレジに予約状況の確認や管理機能が搭載されていれば、一括で管理できます。

受付や会計処理機能

POSレジに受付や会計処理機能があれば、患者さん自身が受付や会計ができます。

受付担当者の手が空いていなくても、患者さんを長時間待機させずに済みます。そのうえ、計算ミスもなくスピーディーに現金の受け渡しができるでしょう。

キャッシュレス決済

デジタル化の普及に伴い、現金を持ち歩かない患者さんも増えています。

POSレジにキャッシュレス決済機能があれば、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、多様な支払い方法にも対応可能です。

クリニック向けPOSレジを選ぶ際におさえておきたい4つのポイント

人差し指を立てている白衣姿の男性

続いて、クリニック向けPOSレジを選ぶポイントを5つ紹介していきます。

  1. 求める機能が搭載されているか
  2. 導入コストと予算感が合っているか
  3. 操作性にすぐれているか
  4. サポート体制が整備されているか
  5. 外部システムとの連携可能か

求める機能が搭載されているか

POSレジに搭載されている機能はメーカーや機種によって異なります。

クリニック向けのPOSであっても、自院が求める機能が搭載されているとは限りません

導入前に求める機能が搭載されているかをしっかりと確認してください。

導入コストと予算感が合っているか

POSレジを導入するにあたって発生する費用は、初期費用の他に月額費用やオプション費用、保守費用などがかかります。

そこで、導入するうえで発生するトータルのコストと、自院の予算感が合っているかの確認も重要です。

操作性にすぐれているか

POSレジの操作は、マニュアルを見ても使いこなすまでには時間がかかるでしょう。

導入前のスタッフ教育が欠かせませんが、それでも導入当初はミスやトラブルが発生する可能性があります。

また、受付が対応できないときは他のスタッフでも対応できるよう、直感的操作ができるものを選ぶといいでしょう。

サポート体制が整備されているか

直感的な操作ができるPOSレジならすぐにコツをつかめるものの、操作が複雑な機種は、マニュアルを見ても難しい場合があるでしょう。

そこで、サポート体制が整備されていれば、導入の仕方や操作方法を丁寧に教えてもらえます。

導入から実際の操作まで、安心して行えるでしょう。

外部システムとの連携可能か

POSレジと電子カルテやレセコンなど外部システムの連携により、計算ミスを防いだり受付業務の効率化を図ったりできるでしょう。

また、既存システム以外に導入予定のシステムがある場合は、POSレジとの連動性も確認してください。

クリニック向けPOSレジのおすすめ8選

スマホ決済している

それでは、クリニック向けPOSレジのおすすめ8選を紹介します。

  1. スマレジ
  2. POSCO
  3. ユビレジ
  4. 調剤薬局・クリニック向けPOSレジ
  5. 医療機関向けセミセルフPOSレジセット
  6. Clinic POS
  7. ハヤシレジ
  8. square

スマレジ

株式会社スマレジのホームページ画像

メーカー名 株式会社スマレジ
主な機能 レジ機能
顧客管理
キャッシュレス決済
外部システム連携
セルフレジなど
料金(税込) スタンダート:月額0円(1店舗のみ)
プレミアム:1店舗につき月額5,500円
プレミアムプラス:1店舗につき月額8,800円
公式HP https://smaregi.jp/lp/clinic01/

スマレジは、iPhoneやiPadなどのアプリを使う、クラウド型POSシステムです。

高機能でありながら使いやすく、1店舗のみという条件はありますが月額0円から始められるプランが用意されています。

業種や業態に合わせてアプリ機能を自由に購入できるのもポイントです。

また、外部システムとの連携も可能なので、クリニックにも最適と言えるでしょう。

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POSCO

株式会社ポスコのホームページ画像

メーカー名 株式会社ポスコ
主な機能 外部システム連携
自動釣銭機への接続
キャッシュレス決済
未収金管理
患者別集計など
料金 要問い合わせ
公式HP https://www.posco.co.jp/

POSCOが提供するクリニック・病院POSシステムは、電子カルテやレセコンとの連携の他、未収金管理などクリニックに適した機能が充実しています。

24時間バックアップなど、保守サービスに力を入れているのもポイントです。

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ユビレジ

株式会社ユビレジのホームページ画像

メーカー名 株式会社ユビレジ
主な機能 外部システムとの連携
顧客情報管理
レポート作成など
料金(税込) お試しプラン:0円/月
プレミアムプラン(レジ会計+管理・分析):7,590円~/月
公式HP https://ubiregi.jp/

ユビレジは、業種を問わず使用できるiPadPOSレジです。

データはリアルタイムでクラウドに保存されるため、インターネットに繋がる環境があれば場所を問わず集計や管理ができます。

タッチ操作で直感的に利用できるので誰でも使えますし、各種会計システムとの連携が可能です。

導入前に無料お試しプランでお試しでき、ユビレジの導入に合わせて周辺機器をリースすることもできます。

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調剤薬局・クリニック向けPOSレジ

日本リテイルシステム株式会社のホームページ画像

メーカー名 日本リテイルシステム株式会社
主な機能 レセコン連動
自動釣銭機連動
キャッシュレス決済連動
料金 要問い合わせ
公式HP https://www.alljrs.co.jp/

日本リテイルシステム株式会社では、業種別ソリューションとして、調剤薬局・クリニック向けのPOSレジシステムを提供しています。

レセコンとの連動により、正確なレジ打ちや未収金の管理なども一つに集約できるのがポイントです。

自動釣銭機との連動も可能なので、会計業務効率化と衛生的な現金管理が可能になるでしょう。

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医療機関向けセミセルフPOSレジセット

株式会社ビジコムのホームページ画像

メーカー名 株式会社ビジコム
主な機能 レセコン連携
キャッシュレス
セミセルフレジ
在庫管理
本部管理など
料金(税込) 1,049,400円
公式HP https://www.busicom.co.jp/

株式会社ビジコムは、クリニック・調剤薬局向けのセミセルフレジを提供しています。

セミセルフPOSレジセットは、自動釣銭機・タッチパネル・バーコードリーダー・POSレジアプリがセットされたオールインワンパックです。

POSレジアプリ「BCPOS」は、会計用バーコードリーダーやQRコードを読み取ります。データは連携しないため、セキュリティを保てるのがポイントです。

クレジットカードや電子マネーなど、多様な支払い方法にも対応しています。

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Clinic POS

メーカー名 株式会社新世紀
主な機能 電子カルテ・レセコン連携
キャッシュレス決済
領収書・明細書・お薬引換券発行
自動再来受付
自動釣銭機連携など
料金 要問い合わせ
公式HP https://www.shinseiki-j.com/lp/pos/

Clinic POSは、クリニックに特化した便利な機能が充実しています。

電子カルテやレセコンとの連携はもちろんのこと、クレジットカード決済にも対応可能です。

自動釣銭機と連携により、会計時のヒューマンエラーも防止できます。

さらに、請求データ連携機能を活用すれば、レジ締め作業の負担も軽減できるでしょう。

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ハヤシレジ

ハヤシレジ株式会社のホームページ画像

メーカー名 ハヤレジ株式会社
主な機能 電子カルテ・レセコン連携
自動つり銭機連携
レシートプリンタなど
料金 要問い合わせ
公式HP https://hayaregi.com/

ハヤシレジ株式会社は、患者さんが精算するセミセルフレジ、スタッフが精算する自動つり銭機レジの2種類を提供しています。

さらに、電子カルテ・レセコン連動型と、バーコード運用(バーコードリーダーはオプション)の2パターンから自院に合った運用方法を選べるのも嬉しいポイントです。

画面も見やすく直感的操作が可能なので、ストレスなく使用できるでしょう。

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square

株式会社スクエアのホームページ画像

メーカー名 株式会社スクエア
主な機能 売上管理
顧客管理
勤怠管理
キャッシュレス決済など
料金(税込) POSレジアプリ無料
決済端末
Square リーダー(Bluetooth接続):4,980円
Square スタンド:29,980円
Square ターミナル(レシートプリンター内蔵):46,980円
公式HP https://squareup.com/jp/ja

株式会社スクエアは、業種や規模に関わらず使用できるPOSレジシステムを提供しています。

POSレジのみの場合は無料で利用できて、登録手数料や月額費用もかかりません。

ただし、キャッシュレス決済が発生したときのみ費用がかかります。業種を問わず手数料は一律で、追加料金もかからないクリアな料金体系が魅力です。

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クリニック向けPOSレジのメリット3つ

ナースの制服を着て人差し指を立てている女性

では最後に、クリニック向けPOSレジのメリットを3つ紹介します。

  1. 会計業務の効率化を図れる
  2. 未収金管理がしやすくなる
  3. 1つのレジで売上を集約できる

会計業務の効率化を図れる

最大のメリットは、会計業務の効率化を図れること。

クリニックの会計業務は煩雑化しやすいため、患者さんの数が多いほど時間も手間もかかります。

POSレジを導入すれば、従来よりも手間と時間が短縮されるので、会計業務の効率化を図れるでしょう。また、患者さんにとって待ち時間の短縮もメリットと言えます。

未収金管理がしやすくなる

クリニックでは、会計時に患者さんの持ち合わせが足りず請求金額を支払えないこともあるでしょう。

この場合は一時的に未収金として処理しますが、POSレジの導入により未収金管理もしやすくなります。

患者さんごとにデータを記録できるので、会計時に前回の未収金があった場合もすぐに状況を把握できます。

1つのレジで売上を集約できる

クリニック会計において、保険診療の他にも自費診療や物販など、さまざまな売り上げ区分があります。

それらの売上を区分ごとに集計すると手間と時間がかかりますし、ヒューマンエラーが発生する恐れもあるでしょう。

POSレジであれば、1台でさまざまな売上区分を集約できます。

まとめ:クリニック向けPOSレジを導入して業務効率化を図ろう

クリニックの受付

クリニックにPOSレジを導入することにより、煩雑化しやすい受付・会計業務の効率化が図れます。

スタッフの業務負担を軽減できるだけでなく、待ち時間の短縮や多様化する決済方法に対応できるので、患者さんにとってのメリットも大きいです。

自院にとって最適なPOSレジを選び、業務効率化を図りましょう。