開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

センサーマットのおすすめ10選!選び方や利用するうえでの注意点を解説

センサーマットは、介護移設や病院で患者さんがベッドから転落したり、ひとり歩きしたりしたときすぐ知らせてくれるものです。

患者さんの安全を守るために欠かせないものですが、種類が多いと何を基準に選べばいいか迷うでしょう。

そこで本記事では、センサーマットのおすすめ10選と、選び方や利用前におさえておきたい注意点、導入するメリットについて徹底解説していきます

センサーマットの基礎知識

 

センサーマット基礎知識

では始めに、センサーマットの基礎知識について見ていきましょう。

  • センサーマットとは?
  • センサーマットの目的・役割
  • センサーマットの種類

センサーマットとは?

センサーマットは離床センサーとも呼ばれており、ベッドの降り口や部屋の出入り口に設置します。

患者さんがマットを踏むと、センサーが検知して離床したことをナースコールで知らせるという仕組みです。

センサーマットの目的・役割

センサーマットの目的は、患者さんがベッドから落下したりベッドから降りるときに転倒したりするのを防止することです。

またひとり歩きによる転倒や、怪我を防ぐために用いられることもあります。

ひとり歩きする場合は、ベッド横の降り口や部屋の出入り口にセンサーマットを設置することにより、早い段階で気づけるのもメリットです。

センサーマットの種類

センサーマットには種類があり、それぞれに目的や役割が違います。これは対象者の状況によって、知らせるベストタイミングが異なるからです。

対象者の状況によっては、単体または複数のセンサーマットを組み合わせて使用する方法もあります。

いずれも、ベッドからの転落・転倒防止、ひとり歩き防止・寝返りによるベッドからの転落防止目的で使用します

主なセンサーマットの種類と設置場所は以下の通り。

種類 設置場所
マットセンサー マットレスの上
タッチセンサー ベッドの手すり
ベッドサイドセンサー マットレス
センサーマット ベッドの降り口
赤外線センサー フットボード
ピローセンサー 枕元
クリップセンサー ヘッドボード
車いすセンサー 車いす

種類ごとの設置位置は把握しておきましょう。

センサーマットを選ぶうえでのポイント3つ

センサーマットを選ぶポイント

センサーマットを選ぶ上で確認しておきたい3つのポイントについて解説していきます。

  1. ケーブルタイプかコードレスタイプか
  2. 設置場所に最適なサイズであるか
  3. 料金は予算感と合っているか

ケーブルタイプかコードレスタイプか

センサーマットには、ケーブルタイプとコードレスタイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況によって使いやすいと思えるタイプを選ぶといいでしょう。

タイプ メリット デメリット
ケーブルタイプ 電源供給が安定している ケーブルに足を引っ掛け転倒するリスクがある
コードレスタイプ ケーブルによる転倒や断線リスクを軽減できる 価格が高め

安定した電力供給を重視したい場合はケーブルタイプ転倒や断線リスクを防ぎたい場合はコードレスタイプの導入を検討しましょう。

設置場所に最適なサイズであるか

センサーマットは、メーカーによってサイズが異なります。

また同メーカーでもサイズのラインナップが豊富な場合は、設置場所に最適なサイズであるかの見極めが重要です。

設置したい場所に合うか、事前にサイズ感を確認しましょう。

料金は予算感と合っているか

センサーマットにはさまざまな種類があり、タイプでも料金は変わってきます。

コードレスタイプはケーブルに足を引っ掛けるリスクを軽減できる反面、料金が高めの傾向が見られます。

ただし料金だけで決めてしまうと、機能性や使い勝手が悪いと感じることもあるでしょう。

センサーマットを購入する際は、複数のメーカーや製品を比較して決めるのがおすすめです。

センサーマットのおすすめメーカー10選

 

では、センサーマットのおすすめメーカーを10選紹介していきます。

  1. 株式会社ケアコム
  2. 株式会社テクノスジャパン
  3. 株式会社ホトロン
  4. 株式会社プラッツ
  5. 積水化学工業株式会社
  6. 株式会社バイオシルバー
  7. トーテックアメニティ株式会社
  8. ハカルプラス株式会社
  9. 株式会社エクセルエンジニアリング
  10. シーホネンス株式会社

株式会社ケアコム

所在地 東京都調布市多摩川3-35-4
取扱製品 離床センサー/徘徊センサー
ナースコール
見守りカメラシステムなど
公式HP https://www.carecom.jp/

株式会社ケアコムは、1955年創業から情報・通信システムの専門メーカーとして、医療・福祉の分野をサポートしています。

現場で求められる革新的ソリューションを形にするために、グループ企業一体で取り組んでいるのも特徴です。

センサーマットはケーブルタイプとコードレスタイプの他にも、ベッド内蔵型やスマートベッドシステムと連動したタイプなどを展開しています。

公式サイトを見る

株式会社テクノスジャパン

所在地 兵庫県姫路市北条 1丁目 266番地
取扱製品 離床センサー
見守りケア
徘徊感知機器など
公式HP http://www.technosjapan.jp/index.html

株式会社テクノスジャパンでは、マットを踏むと知らせるタイプや、ベッドの端によると知らせるタイプなど、用途に合わせて複数のセンサーマットを展開しています。

殆どの製品がナースコールとの連携可能なのもポイントです。

携帯できる多機能受信器や固定タイプ受信器など、ナースコール設備なしで使用できるものも選べます。

2週間無料のデモ機貸し出しサービスがあるので、試してから導入を検討できるのも嬉しいポイントです。

公式サイトを見る

株式会社ホトロン

所在地 東京都新宿区百人町1-11-26
取扱製品 離床センサー
公式HP https://www.hotron.co.jp/index.html

株式会社ホトロンでは、たためる薄型のセンサーマット、ヘッドボードに設置するタイプ、置くだけのポール型の3タイプがあります

いずれもワイヤレスタイプなので、ケーブルに躓いたり断線したりするリスクもありません。

ワイヤレス送信機の設置が必要ですが、ナースコールとの連携が可能なのもポイントです。

ただし使用するには、本体・送信機・受信機をセットで使う必要があります。

公式サイトを見る

株式会社プラッツ

所在地 福岡県大野城市仲畑2-3-17
取扱製品 離床センサー
見守り支援機器
周辺機器など
公式HP https://www.platz-ltd.co.jp/

株式会社プラッツは、非接触タイプの離床センサー(DC電源タイプ/AC電源タイプ)を提供しています

受信機とセンサーマットをセットで使用しますが、DC電源タイプを使用する場合は、変換アダプター付電源コードが必要です。

ナースコールと連動できる、有線分岐ボックスセットも展開しています。

公式サイトを見る

積水化学工業株式会社

所在地 大阪本社:大阪市北区西天満2丁目4番4号
東京本社:東京都港区虎ノ門2丁目10番4号
取扱製品 見守りセンサーANSiEL(アンシエル)
公式HP https://www.s-ansiel.com/

積水化学工業株式会社は、マット下に置くだけの見守りセンサーANSiEL(アンシエル)を提供しています

独自に開発した高精度センサーを採用しているため、検知速度が早く誤情報もほとんどありません。

専用アプリを使えば、夜間の見回り効率化や患者さんのライフログの記録も可能です。

公式サイトを見る

株式会社バイオシルバー

所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-4
シルバービル1F
取扱製品 離床センサー
見守り介護ロボット
公式HP http://www.biosilver.co.jp/

株式会社バイオシルバーは、マットレスの下に設置する離床センサーを提供しています

心拍・呼吸・体動の生体信号を検知するので、離床やひとり歩きがあった場合もすぐに検知して知らせます。

マットレスの下に敷くので目につきにくく、センサーマットは患者さんに直接触れないので衛生的に使用できるのもポイントです。

各社ナースコールとの連携も可能で、持ち運びに便利で最大9名まで対応できる受信機も付属しています

公式サイトを見る

トーテックアメニティ株式会社

所在地 名古屋市西区名駅二丁目27番8号
取扱製品 見守りライフ
公式HP https://www.totec.jp/

トーテックアメニティ株式会社は、既存のベッドに取り付けて離床やひとり歩きをサポートする「見守りライフ」を提供しています

ベッド脚下の荷重センサーとメインユニットで構成されており、施設にあるパソコンからWebサイトに接続すれば使用可能です。

患者さんのデータを1分ごとに記録しグラフ化するので、取得したデータを看護や介護に活用できます

公式サイトを見る

ハカルプラス株式会社

所在地 大阪市淀川区田川3-5-11
取扱製品 コードレス離床センサー
公式HP https://hakaru.jp/

ハカルプラス株式会社が提供する、ふむふむセンサーはコードレスの薄型離床センサーです

ケーブルがないので足を引っ掛けて転倒や断線のリスクがなく、配線の設置に手間取ることもありません。

受信方法は、ナースコール連動・親機・携帯型受信機の3種類から選べます。介護保険適用製品なのも嬉しいポイントです。

公式サイトを見る

株式会社エクセルエンジニアリング

所在地 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル9階
取扱製品 フロアセンサー
ナースコール
在宅介護用品など
公式HP https://www.excel-jpn.com/

株式会社エクセルエンジニアリングが提供するフロアセンサーは、S/M/Lの3サイズを展開しています。

受信方法は、有線ナースコール・無線ナースコールの2通りから環境に合わせて選べるのもポイントです。

公式サイトを見る

シーホネンス株式会社

所在地 大阪府大阪市東成区深江北三丁目10番17号
取扱製品 ベッド内蔵型離床センサー
離床センサーマット
公式HP https://seahonence.co.jp/

シーホネンス株式会社では、ベッド内蔵型離床センサーと、マットレスの下に設置する2種類の離床センサーを提供しています

いずれも患者さんの状況をリアルタイムで確認できますし、パソコン以外にスマートフォンからの確認も可能です。

過去30日分の睡眠記録や帳票作成も可能なので、患者さんの家族に生活状況を伝えたいときに活躍します。

公式サイトを見る

センサーマットを利用するうえでの注意点

センサーマット導入の注意点

センサーマットの利用にあたっての注意点を見ていきましょう。

  1. 既存のナースコールと連携可能か確認する
  2. ケーブル断線に注意する

既存のナースコールと連携可能か確認する

センサーマットの通信方法には、ナースコールとの連携と、専用の受信機を使うものがあります。

ナースコールと連携させる前提で選ぶのであれば、既存のナースコールとの連携可能であることが必須です。

専用の受信機を使用する場合は、通信状況が悪いと使用できない可能性があるので注意しましょう。

ケーブル断線に注意する

センサーマットを導入するうえで注意したいのが、ケーブル断線による故障です。

設置場所にもよりますが、ベッドを移動させるときに断線したり、足を引っ掛けて断線したりする可能性はゼロではありません。

万一ケーブルが断線すると、肝心なときに役に立たない可能性があります

設置する環境や患者さんの状況によっては、コードレスタイプの方が適していることもあるでしょう。

センサーマットを導入する2つのメリット

センサーマットを利用するメリット

では最後に、センサーマットを導入することで得られるメリットについて見ていきましょう。

  1. 患者さんの転倒・転落防止に役立つ
  2. 従業員の業務効率化に役立つ

患者さんの転倒・転落防止に役立つ

センサーマットを導入することで、患者さんの動向を把握しやすくなります。

センサーが検知すると同時にナースコールで知らせるので、患者さんの転倒・転落防止に役立つのは大きなメリットと言えるでしょう

従業員の業務効率化に役立つ

センサーマットによって患者さんごとの行動パターンを把握できるので、事前に対策や予防につながるのもメリットです。

患者さんの行動パターンを予測できるようになれば、迅速な対応が可能になり、その結果業務効率化につながります

また、夜勤の場合もセンサーが反応すればすぐに気付けるので、職員の精神的負担や業務負担を減らせるのもメリットです。

まとめ:センサーマットは施設に適したものを選ぼう

 

センサーマットまとめ

センサーマットは、患者さんの安全確保だけでなく、職員の業務効率化にも役立ちます

メーカーや製品によって、サイズ・性能・料金は異なるので、状況に合う最適なセンサーマットを見極めることが大切です。

本記事で紹介した内容を参考に、施設に合う最適なセンサーマットを選びましょう。