クリニックの集患施策として、ブログの作成があります。検索キーワードに沿ってユーザーが求める情報の発信、スタッフブログでの発信をすれば、インターネット経由でのアクセス増加が期待できるでしょう。
しかし、当然ただブログを作成すればいいというわけではありません。
そこでこの記事では、クリニックブログがブログを書くべき理由や書き方のポイント、注意点を徹底解説します。集患の課題感がある方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
クリニックがブログを書くべきつの4つの理由
それでは、クリニックがブログを書くべき4つの理由を紹介します。
- クリニックのブランディングにつながる
- 患者さんを集客ができる
- 新着情報を効率よく届けられる
- 人材のリクルーティングにも役立つ
クリニックのブランディングにつながる
クリニックブログは、クリニックのブランディングに役立ちます。
世の中には数え切れないほどのクリニックが存在します。かかりつけでもない限り、クリニックの名前を聞いただけではイメージが持てるわけではないでしょう。
ブログで院長やスタッフの人柄やクリニックの雰囲気が伝われば「気軽に行ける」「安心して通える」などと印象付けられます。
クリニックという漠然としたイメージを、ブログが明確にしてくれるのは最大のメリットです。
患者さんを集客ができる
クリニックのブランディングが確立されれば、クリニックが認知されて患者さんの共感を得やすくなります。そして集患にもつながります。
特に初めての来院は、不安も多く敷居が高いと感じる方も少なくありません。
ブログで院長やスタッフの人柄やクリニックの雰囲気が届けられれば、足を運んでみようと思ってもらえる可能性を高められるでしょう。
新着情報を効率よく届けられる
クリニックブログは、新着情報を患者さんに向けて効率よく届けられるのもメリットの一つでしょう。
例えば、学会で発表された最新情報やクリニックのプレスリリースの発信で、ユーザーに向けて有益な知識の発信ができます。
また、クリニックの設備やサービスが変わったときも、リアルタイムで新着情報を入手できるのも患者さんにとっては嬉しいポイントです。
人材のリクルーティングにも役立つ
クリニックブログには、「院長ブログ」の他に「スタッフブログ」というカテゴリーもあります。
スタッフブログは、クリニックで働くスタッフのプロフィールや働く環境を伝えるのが主な目的です。
働く環境は、実際に働いてみないとわかりません。そこでスタッフブログで職場の環境や雰囲気を届けられれば、人材のリクルーティングにも役立ちます。
クリニックがブログを活用するための4つのポイント
クリニックブログの必要性がわかっても、何をどう書けばいいかわからないと困ってしまうでしょう。
ここでは、クリニックがブログを活用するための4つのポイントを紹介します。
- 患者さんが知りたい情報を発信する
- クリニックの周辺情報も有効
- スタッフの人柄や日常を紹介して安心感を与える
- 患者さんからの質問と回答をシェアするのもおすすめ
患者さんが知りたい情報を発信する
ブログのコンテンツ作成でまず外せないポイントは、患者が知りたい情報を発信すること。患者が求める情報を発信すれば、顧客満足度を高められます。
知りたい情報は、人によってさまざまです。クリニックとは無関係の情報ばかりでは、閲覧する意味を見いだせません。
例えば、気になる症状が出ている場合、その原因を知りたい方は多いでしょう。そこで病院に行く前に考えられる原因や対処法を知りたいはずです。
最初からクリニックに足を運ぶことにハードルの高さを感じる方は、こうした情報をもとに意思決定を行う場合もあります。よって、患者が気になるであろう情報を発信しましょう。
クリニックの周辺情報も有効
クリニックを訪れる際、ブログに周辺情報があると初めての道でも迷わず行けるので安心できます。
クリニック周辺にあるお店や、飲食店を紹介するのも有効です。
この場合はフリーWi-Fiスポットがある、オーガニックやヘルシー食材を使っている、安くて美味しいなど具体例を挙げましょう。
ブログは患者が迷いなく、クリニックに足を運べるようなサポートコンテンツとしても有効です。
スタッフの人柄や日常を紹介して安心感を与える
クリニックブログは、患者が知りたい情報を発信するのが鉄則です。
しかしクリニックの認知を目的とするなら、スタッフの人柄や日常がわかるブログがあると安心感を与えられるでしょう。
例えば、入職○ヶ月の経過報告や誕生日のお祝い、新商品の告知、など明るい雰囲気を届けられるコンテンツも有益です。
出典:いりたに内科クリニック
スタッフからの発信も、できる限り積極的に実施していきましょう。
患者さんからの質問と回答をシェアするのもおすすめ
患者さんの中には、自分が抱えている症状で悩んでいる場合もあります。
クリニックブログで患者さんからの質問に回答しシェアされていれば、内容を見て安心できるのはメリットです。
回答を見たことがきっかけで「悩みを解決できるかもしれないから通ってみよう」と思ってもらえれば集患にもつながるでしょう。
クリニックでブログを書くうえでの注意点
クリニックブログはただ書けばいいというわけではありません。クリニックのイメージアップと集患のために、注意したいポイントを3つ紹介します。
- 更新は可能な限り続ける
- クリニックと関連しない情報は避ける
- 質問に対する回答は個人が特定されないよう注意する
更新は可能な限り続ける
クリニックブログは、可能な限り更新を続けてください。
クリニックの更新が停滞してしまうと、クリニックの活動における活発性が見えません。
例えば、記事の最終更新日が1年以上前だった場合。「なんで1年以上も更新されていないの…もうやっていないのだろうか?」とイメージを下げかねません。
毎日更新は難しくても、3日間に一度など定期的に更新しましょう。
クリニックと関連しない情報は避ける
そして、クリニックとは関連しない情報は避けましょう。そもそも患者さんがクリニックブログを見るのは、クリニックについてや自分に有益な情報を知りたいからです。
例えば、クリニックのブログで金融やビジネスの発信をすると、求められていないため離脱されかねません。
そこでクリニックでは、コラムでの有益情報やスタッフブログとして人柄や雰囲気の発信などが求められます。
発信するコンテンツは、患者が楽しめて満足できる内容を心がけましょう。
質問に対する回答は個人が特定されないよう注意する
クリニックブログでは、FAQのように患者さんの質問に回答するコンテンツも人気があります。ブログ内で悩みを解決できるので満足度向上にもつながるでしょう。
しかし質問に回答する際に、個人が特定されるような内容は不適切です。イニシャルや仮名でも、患者さん本人が自分のことを例に出しているとわかれば不信感に繋がりかねません。
場合によっては、守秘義務違反にあたる可能性もあるので注意しましょう。
まとめ:クリニックはブログを積極的に活用しよう!
今回はクリニックブログを書くべき理由や、メリット・注意点について解説しました。
クリニックブログは集患だけでなく、患者さんにとって有益な情報を発信したり院長やスタッフの人柄を知ってもらえたりします。
「院長ブログ」はクリニックのイメージアップにつながり、患者さんにとって親しみやすいクリニックと印象付けられるのがメリットです。
「スタッフブログ」は、働く環境やスタッフの人柄なども伝わるのでリクルートにも役立ちます。
継続的な発信で集患効果も期待できるので、ブログは積極的に活用しましょう。